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2005年4月 6日 (水)

バイオントダム上映会

すっかり春です。DVD上映会を催します。
地質が悪いところにそうと分かってダムを作ったがために起きた大惨事の再現ドラマです。女性記者が出てくるのですが、彼女は、上司にもめげず、業界からの圧力にもめげず、信じるところを報道し続けます。

『八ッ場ダムは止まるか-首都圏最後の巨大ダム計画』(岩波書店 2005年2月)の第4章で地質のことを書いていたときに出会った方に、強く勧められたDVDでした。

八ッ場ダムも、実は、国交省(当時は建設省)が「ダムの基礎地盤としてはきわめて不安定」と認めています。私の中では八ッ場ダムとバイオントダムはどうしてもつながっています。ただし、先述の岩波ブックレットの中では、紙面がやや足りなかったので、二兎追うものは一兎も得ずということにならないように、地すべりのリスクの指摘に力を入れました。

でも、バイオントダムの危険性を告発し続けた記者であれば、ひょっとすると、地すべりの危険性以上に、人々の目を開かなければならない(リスクコミュニケーションしなければならない)のは、ダムに貯まる水の圧がかかるコンクリート壁を支える基盤の弱さの方だというかもしれない、と思いました。

そんなわけで、以下、転載歓迎です。
お近くの方は、是非、お仕事のあと、おたちよりください。
4月22日(金)、お目にかかれるのを楽しみにしています。

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【上映会】

■ プロジェクトV(バイオント)―史上最悪のダム災害」■
■ &現地調査者からの解説■

日時:4月22日(金)18:00~20:00

■18:00~19:30 DVD上映
■19:30~20:00 バイオント現地調査解説
■解説:井上公夫氏(東京農工大学・首都大学東京非常勤講師)

1963年10月9日、イタリア北部で起きたダム災害のリアルな再現ドラマです。

完成当時、世界一の高さ(264.6m)を誇ったバイオント・ダム建設を前に、エンジニア達は、ダム湖に接する山が地すべりを起こす危険性に気づいていました。しかし事業者はそのリスクから目を背けます。ダムは完成。水没予定地バイオントは地震に見舞われ、ついに予測された事態が…。

日本では、ダムと地震・ダムと地すべりの研究はタブー視されてきたと言われます。しかし、リスクから目を背けるわけにはいきません。バイオント・ダムの悲劇から40年余。バイオントですべり落ちた岩塊で起きたダム津波に突然人生を奪われた3千人の命が語りかけるものは何か?一緒に観て、一緒に考えましょう。

■参加■無料
■会場■環境パートナーシップオフィス(EPO)
TEL:03-3406-5180 渋谷区神宮前5-35-67コスモス青山B2F
国連大学の右奥のビルの地下。エレベータを降りて右へ。
■駅■地下鉄:表参道B2出口より徒歩5分(銀座線/半蔵門線/
千代田線)JR:渋谷駅東口より徒歩10分

■主催■ダムと地質研究会 
問い合わせ: atsukom@mrj.biglobe.ne.jp

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まさのあつこ atsukom@mrj.biglobe.ne.jp
ViVa!(ビバ!) はこちら

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