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2005年12月 5日 (月)

研究者の役割(第二ラウンド)

 さらなる続きです。第二ラウンドは今回の研究会「河川管理と住民参加 ~研究者の役割~」のサブタイトルである「研究会の役割」はなんでしょう?という司会の蔵治先生からの質問でした。
 私からの提起は「住民が意思決定をするためのアドバイサーの役割に過ぎないのではないでしょうか?」ということです。しかし、それが今は自他ともに過大評価されている。

 流域委員会でも審議会でも鎮座ましましておられるが、実際は今の社会資本整備審議会河川分科会河川整備基本方針検討小委員会のように、とてもではないが、責任を持って審議できないようなスピードで科学的検証もなく通していく。
 私が望みたいのは、All or Nothingです。関わるなら、一生懸命かかわって欲しい。それができないなら関わらないで欲しい。

 将来的な理想は、あくまで、意思決定(合意形成)の主役は住民で、住民が必要な専門知識を、ここが分からない、あそこが分からないとなったときに提供する役割を研究者が果たすこと。でも、現状では、過大な役割を負わされているのが現状。しかし、負う限りは命がけで関わって欲しい。
 利根川の例のように、基本高水の科学的な検証ができないのに関わるのは無責任だ。

 もう一つ望みたいのは、研究者が外部から、第三者として、肱川流域委員会の事例研究のように分析の結果、おかしければ、おかしいと、また良い事例があれば良い例を分析して、ドンドン情報として出していって欲しい。それによってよりよい河川行政(合意形成のあり方と言った方が良かったかな)を実現することにもつながるのではないでしょうか。

 そんなことをお話しました。
 
 ちなみに、「審議会」でも「流域委員会」でも、学識経験者からは、ほとんど発言もなく、発言をするとしても、事務局である国交省への質問や確認や感想が一言三言であること、また、「専門家」は自分の専門の狭い範囲でしか、発言をしないことなど、その関わりの問題点が、さまざまな発言者によって共有されました。

 研究会終了後、「事例発表はなんだか悪い事例の方が注目を浴びてしまいましたねぇ」「この研究会の目的は、合意形成を上手くやっている流域委員会を見つけて褒めて、広めていこうということだったんだけどね」と、学生さんたちとボソボソ話しながら、懇親会に向かいました。
 
まさのあつこ atsukom@mrj.biglobe.ne.jp
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