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2006年5月30日 (火)

環境基本計画と河川整備基本方針

知る人ぞ知る。環境基本法に基づく「第三次環境基本計画」が47日に閣議決定された。

環境基本計画は5年ごとに見直されるが、残念ながら、ほとんど誰も読まない、知らない、気にかけない・・・。しかし、河川行政と関わる人にとっては、必読の書になるべきものだ。

何故か?

河川法(河川整備基本方針)第十六条===

2  河川整備基本方針は、水害発生の状況、水資源の利用の現況及び開発並びに河川環境の状況を考慮し、かつ、国土形成計画及び環境基本計画との調整を図つて、政令で定めるところにより、水系ごとに、その水系に係る河川の総合的管理が確保できるように定められなければならない。

==================

(上記太字は私の加筆)

「環境基本計画との調整を図つて」作らねばならないのが、河川整備基本方針だということに、1997年の改正以降なったのだ。

たとえば、

(第三次環境基本計画)==============

(2)山間部

森林の公益的な機能の一つである水源涵養機能を今後とも維持、向上させるよう、森林の公益的な機能を評価して、その保全、育成や適切な管理を図る必要があります。このため、水源地対策を進めながら、水源かん養保安林等の計画的な指定及び保安林における転用規制や伐採規制の適正な運用を図るなど法制度の活用や治山施設の整備により森林を保全します。また、流域全体を通じて森林の適正な整備を推進するとともに、水源涵養機能等の発揮に対する要請が高く適正な整備が必要なものについては、治山事業など公的主体による森林の整備の推進を図ります。さらに、森林の公益的機能に着目した基金を地域の特性を踏まえて活用することやボランティア活動など流域の住民や事業者が参加した森林の保全・整備の取組を推進します。なお、森林整備に当たっては、地域の特性に応じ、伐採年齢の長期化、複層状態の森林の整備等の適正な森林整備を通じて保水能力の高い森林の育成に努めます。

=============================

こうしたことと「調整を図る」とはどういうことか?閣議決定されたからには、国交省もこれを具体的に施策に落とし込んでいく必要がある。上記はひとつの例であり、調整を図るべき多くの記述がある。

皆様、目を通されますようオススメです。

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2006年5月29日 (月)

不確かな基本高水と再現性の追及

 前項で書いたSLSCという指標を開発した京都大学防災研究所の寶馨氏の話を聞く機会があると教えてもらったので、52日行ってきた。帝国ホテルで行われた「京都大学防災研究所フォーラムin東京」 だ。

題目は 『「実務者向け:極値水文データの頻度解析」--- 大標本時代の水文頻度解析 ---

もちろん私は、実務者でもなんでもないので、行ってもチンプンカンプンかもしれないと思いつつ、“門前の小僧”という言葉もあることだし、と出かけていった。

 前項に絡めて、頭をひねりつつ、京都大学防災研究所の寶馨氏の概略をまとめて言えば、

現状:

いままでは基本高水流量(寶氏は、「確率水文量」という言葉を使われている)を求めるために、さまざまな確率分布を用いてきた。それは、これまではデータの蓄積がなかったからだ。しかし、これには問題があった。

問題点・留意点:

「小標本」30個未満

     データの蓄積量を考慮せずに、それらの確率分布が用いられてきたこと(たとえば10年、20年のデータしかなければ、せいぜい簡易推定ができると割り切るべきで、正確な推定はムリ。一時近似的な推定に過ぎないことを解析者もそれを利用するものも理解しておかねばならない)

「中標本」30個以上100未満

     たとえば、60年分のデータしかないのに100年確率を推定するのであれば、外挿推定(既知の資料から未知のことを推測・予測すること)になる。その際は、その標本に複数の確率分布モデルを当てはめて、良く適合する分布を選択しなければならない。(ここでSLSCが出てくる)

     しかしデータが蓄積して基本高水流量が大きく変わるようでは計画の変更や見直しが要請されかねない。

     そこで1)データ収集、2)モデルの候補を選ぶ、3)データにモデルを当てはめる、4)適合度を評価する(SLSC)、5)適合度のよいものを選ぶ、という5つのステップに、さらに新たに6)、ジャックナイフ法を適用して推定誤差の小さいモデルを選ぶことを推奨してきた

新しい提案

「大標本」100個以上

 ・ データ蓄積が100年を超えるところも出始め、これからも蓄積は進む。そこで、これまでのように解析的な方法(確率分布モデル)に依存し、どのモデルでやろうかと悩む必要はない。大標本データを直接プロットして、ブーストトラップ法で推定の精度を補正するという方法が取れるようになる。

以上が、実務者ではない私の理解の範囲です。

私なりのまとめ

つまり、推定は推定であることを前提に、いかに再現性を高めるか、ということを研究し、提案し続けてきた研究者が、それでも批判の多い確率分布モデルに対して、こんな方法も可能になってきたではないかというまた新しい提案を行ったフォーラムだったのだな、ということが、今、復習していてやっと頭の中に入った。

 翻って(ここからは寶氏の講座とは関係なく私の思考)、国交省は、基本高水を提案するとき、いかにそれが妥当かということは言うのだが(SLSC0.04以下とか適合度を低めた上で)、たとえば、基本高水を求める上で、その算定を行う「確率分布」モデルの中に入れることができていない要素がいっぱいあることについては、説明しない。

たとえば、森林の保水力や森に降った雨が川にどう流れてくるかが計算式になっていないから(科学がそこまで追いついていないから)入っていないだけの話。人間が知らないメカニズムなんて沢山ある。地形だって地質だって違えば当然色々違ってくる。こんなふうに、確率分布モデルは万全ではないのだということがスタート地点になっていない基本高水の出し方は、信頼性を自ら貶めることになっていると思う。

 

 上記、何か間違いに気づいた方は、ご教示ください。

まさのあつこ atsukom@mrj.biglobe.ne.jp

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基本高水が過大と言われるようになった背景のひとつ

やっと本質論の入り口です。お待たせしました(懺悔)

数学、いや数字が大の苦手な私にとって、もっとも触れたくない問題が「基本高水流量」である。「ムズカシイ物事をヤサシク表現する極限への挑戦」と言っても過言ではない。これを見て間違いやより適切な言い方を発見した方は、ぜひ、お知らせください(atsukom@mrj.biglobe.ne.jp)。

基本高水流量とは、あらゆる必要な言葉も含めてさっぴいて言うと、「降った雨が川に流れていく最大の量」(ダムなしの場合の)。それをある基準地点について考える。しかも、80年に1度とか100年に一度とか150年に一度の大きな雨が降ったときにどれくらい流れるだろうか考える。そういう数字である。

 正確に知りたい人は例えばこちら→http://wwwsoc.nii.ac.jp/jdf/Dambinran/binran/Jiten/Jiten_02.html#河道計画上の流量

(ここですでに、何十年に1回なら洪水に見舞われても仕方がないかと思えるかによって、基本高水流量が違うということを頭に入れておいて下さい。それからこのことについて流域住民が参加して決める仕組みがないことも覚えておいて下さい。)

この数字を巡り、「過大」だとか「妥当」だとかがダムの「反対」「賛成」という議論の際、どこの水系でも言われるようになってきた。

なぜ基本高水流量が過大とか妥当だとか言われるか?

1.11通りある推定の仕方(確率分布モデル)

降雨量や流量のデータは十分にないので、少ないデータを統計的に処理して「基本高水」を「推定」していくわけだけど、「国内で適用性が確認されている」と国交省が言う確率分布モデルは11通りある。そのモデルに当てはめて、例えば球磨川水系の場合、80年に1度の規模である「基本高水流量」が出てくるわけです。なんども繰り返しますが、あくまで統計的に求める(机上の計算で出てくる)「推定」です。

2.適合度の高い推定の仕方を選定するはずが・・・

11通りの中で、現実とかけ離れてしまうものがあるので、現実によく当てはまる推定の仕方を選ぶための方法が開発されている。ひとつは適合度を見るSLSCという方法。もうひとつはジャックナイフ法という方法。ところがです。

3.SLSCは小さいほどよく、0.03以下であれば適合度が良いはずが・・・

SLSCの方は、この方法を開発した本人が「適合度の指標であるSLSC(standard least-squares criterion)は,0.03 以下の場合、標本と理論値との適合度が良いことが知られている」(宝馨、京都大学防災研究所年報)といい、他の研究者によるさまざまな文献でも、小さければ小さいほどよく、0.03以下となれば適合度が高いと学会ではすでに定説とも言える指標であるにもかかわらず、国交省な何故か、「0.04以下」という学会の常識とは異なった指標で、学説的に言えば「適合度が低い」モデルも採用してしまっています。

そして、「適合度が低いモデルを使っています」と正直に言うのならまだしも、「ウソ」と指を指されてもおかしくない説明を審議会でも行っているのだ。

●たとえば●平成1827日の河川整備基本方針検討小委員会(那賀川水系の審議)で布村・河川計画課長は、「全国の実流量のデータから求められましたSLSCの最小値というものを、お調べになった論文を見ますと、大体最小値というのはSLSCが0.04以下ぐらいのところにほとんどのものがございます。ということで、ほかでこういうふうに分析をいたしましたものを、0.04以下のものというものを手法として採用しています。」

議事録はこちら→http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai/shakai/060207/060207-2.html

この説明は前述した通り、学界の常識やこのSLSCを開発した本人の説明とはことなっている。

●たとえば●(これから審議される)球磨川の場合でも、11通りのやり方の中で、常識はずれな0.04以下という適合度の低いでもOKにしているので7000トンを越える基本高水でも「ふさわしい」とされてしまい、それで「過大」だという批判につながてってきた。学界の常識通り、0.03以下に当てはまるモデルを採用すれば、7000トン以上の数値が出ているモデルはすべてはじかれるのだ。

もうひとつ、ジャックナイフ法といって、推定誤差によって使えるモデルかどうかを見る指標がある。これも小さければ小さいほどいい、という指標だ。

ところが国はこの指標を内部資料として持っていても、採用していないなどということがある。

学問の世界では確立されているこうした指標をクリアしていないモデルで算定されたものが、結局のところ、「基本高水流量」として採用されている。だから、「過大」であると批判されるようになった。

う~む。少しだけ、基本高水が過大、と言われる背景の雰囲気だけでも分かる人が増えてくれただろうか。

何か、上記で間違っている説明を発見された方は、どうぞ、ご連絡ください。

まさのあつこ atsukom@mrj.biglobe.ne.jp

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2006年5月27日 (土)

アンケートの効用?功罪?その3

社会資本整備河川分科会・河川整備基本方針検討小委員会の委員長の反応も同じことであった。

先ほど来のやり取りを隣で聴いてにわかに思い出したのか、「発言者も合わせて公表することを委員に諮っていただけませんか?」と言うと、「君は失礼だ」と言いながら、マスコミ陣に囲まれたまま階段を下りていった。

そこにタイミング悪くも私の携帯電話が鳴り、それを切る動作でタイミングを逸した上、他のマスコミ陣に遮られてしまい、それで終わった。彼らは審議の中身(森林の保水力)について、必死で聞いているので譲らざるを得ない。しかし空しい。

あとは、「不存在」という決定が、郵送で届くのを待つことになった。

ソフトランディングはないのだ。

ここまでが社会資本整備河川分科会・河川整備基本方針検討小委員会の発言者名を含む議事録公開を求めての、5月10日までのできごと。

さて本質論である。

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アンケートの効用?功罪?その2

「だいたい君は失礼じゃないか!」
驚いたことに、突如として、福岡センセは大きな声で怒り始めたのだ。
「専門家に対してあんなアンケートを送りつけるなんて!」
「は?」
「『基本高水の算定方法をソラでいえますか?』なんて質問、失礼だ」
「そりゃ、先生は当然ご存知でしょうけど、河川工学の専門家じゃない方もおられますから、一律に出させていただきました」
「それだって失礼だよ!」
「でしたら、『失礼じゃないか』とお寄せいただければよかったのであって」
「そんなことはせんよ!」

センセの声に、委員長と委員長を質問攻めにしていたマスコミ陣たちも、一瞬、こちらに目を向け、また何事もなかったかのように取材を続けていた。

「それは失礼しました。お詫び申し上げます。
それで質問ですが、発言者名も公開すべきではありませんか?」
「いいんじゃないですか?」
「公表してもいいと?」
「いや、しなくても。委員会全体としての意見が重要なんだから」
「そのプロセスでどなたが何を言ったからどのような結果が出たかということが重要では?」
「どうしてですか?」
「どのような議論がなされたからどのような結果となったかということが傍聴に来る人だけでなく、来られない人も後追いで見ることができるということ」
「私はそうは思いませんね。委員会全体としての意見が分かるんだからいいでしょ」

と、「失礼だオーラ」を発しながら、行ってしまわれた。
こりゃ、ダメだなと思った。失敗である。

『基本高水の算定方法をソラでいえますか?』 という質問項目をソラで言われるほど(^^;)、強烈な印象を与えて嫌われてしまった(^^;)。

委員名の公表までソフトランディングをと思っていたのに、墓穴を掘ってしまったのは私か(ため息)、みたいなショック。

後にある研究者に、この衝撃的な事件のことをぼやいたら
「研究者はプライド高いですからねぇ」と一般論を言う。
「高いですねぇ。びっくり」
「その上、子どもっぽいんですよ。研究ってのはある意味、純粋な心をもっていなければ出来ませんからね。すぐ感情的になるんですよ」
「いやもうびっくり」

一般的に研究者というのはそういうものだと聞いて、気が軽くなったが失敗は失敗である。

全委員の中で基本高水の算定方法をソラで言える人のは、2,3人だろうと思っていた。他の委員は、河川工学の「カ」の字も知らないに近い委員だ。

しかし、好むと好まざると、河川整備基本方針を策定する上での基礎、意義ぐらいは十分に分かってもらわないと、ハナシにならないはずで、アンケートのターゲットはそういう「素人委員」のつもりだった。

想定外の反応を、今頃になって知り、落ち込んだ。
てっきりちゃんと届いていないか、目も通さずゴミ箱いきかと思っていたのに。

「敗北」と思った。

でも、努力は続けなければならない。
振り返ることなく、委員長の方へと近寄っていった。(続く)

・・・はぁ、コシ辛いのでちょっと休憩。

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アンケートの効用?功罪?その1

発言者名入りの議事録の開示請求に対する不開示決定が出る前にやるべきことがまだあった。「発言者名入りで議事録を公表すべきではないか。委員に諮ってもらいたい」と、もう一度、委員長に直談判することだ。

人生やらないで後悔するよりやって後悔した方がいい。

510日、球磨川水系の基本方針策定の2回目の審議の後、委員長に聞きに言った。と、マスコミ陣に囲まれている。もちろん、彼らが浴びせているのは審議の中身についての質問である。ふと見ると、委員の一人の福岡捷二・工学博士(中央大学研究開発機構教授)が帰る準備をしている。

そこで一委員としてどう思うか聞いてみようと「ひとつ質問をしてもよいですか?」と聞いた。「どうぞ」「現在ネットで議事録を公表する際、発言者名のところだけ伏せられています。それも公表すべきものだと思っているんでけどいかがでしょう」そう言いながら、取材であることが分かるように、ジャーナリスト名刺を差し出して言った。

すると意外にも「あ。この名前はどこかで見たぞ」という。「え?そうですか?」「なんかメールをもらったぞ。アンケートだとかって」(実際にはFAXもしくは郵送だったと思う)

「あぁ」、と失礼にも自分で送りつけておいて忘れていたものを思い出した。

カナダ取材に出る前(18)に出し、帰国後(1月23日)までに受け取れるよう締め切りにして「えいやっ」と出していったアンケートだ。

5項目からなるもの。昨年(05年)秋以来、傍聴する中で、あまりに「基本高水」という重要な要素についての審議がないので「ヒドイ」と思い、その重要性や意味、審議できる “特権”と“責任”を自覚しているのか、意識喚起することを狙って出したのだ。

1.河川整備基本方針の肝は基本高水であると、知っていますか?

2.基本高水の算定方法をソラでいえますか?

3.住民参加は、河川整備計画の策定段階で、必要とあらばという条件つきでしかできず、そこでは基本高水の議論ができないとされていることは知っていますか?

4.国土交通省が提案する基本高水の是非を議論し、その是非がチェックできるのは、唯一、社会整備資本審議会でしかないと、お気づきでしたか?

5.基本高水が足かせとなって、川のあり方をゼロから地域住民が決められないことに苛立っている住民がいることに、お気づきですか?

回答欄には (はい  いいえ) その他: とした。

それのことだ。意識喚起が出来ればいい、とダメもとで出しておいた。しかし、不躾なアンケートであることは間違いなく、お願いの出だしは、「突然、不躾なアンケートをお送りすることをお許しください」だった。アンケートの主旨も丁寧に書いたつもりだ。

しかし、誰からも回答が得られなかったので、そのようにこちらでも公表させていただいた。その後、このことは、私の意識からはまったく消えていた。(ま、これはこれで失礼なことなんだが・・・・)

びっくりなのはここからだった。(続く)

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2006年5月26日 (金)

ギックリ腰

524日朝、拭き掃除の最中にギックリ腰になってしまった。寝ても座っても辛い。

しかし、締め切りと取材が重なっていてど~しよ~もないので、直接届けにいきたかった成果物のほうはファイナルタッチを加えた後、昼過ぎにクロネコヤマトのメール便で事なきを得た(取りに来てくれて便利である)。

変更のきかない取材の方は、勇気を出して北京原人風に歩いていった。歩幅は2歳児程度。ついでに鍼治療院にいったのだが、イマイチ。

524日午前、ウチに写真を撮りにきた来客がギックリ腰のとき腹ばいで原稿を書いたという話を聞き、どれどれとやってみた。同じ姿勢は辛いが、いろいろ姿勢を変えながら、なんとか原稿を書き上げた。

歩いても寝ても座っても何をしても、腰って大事なのだ。GW後半のある日、高校時代の友達で半身不随になってしまったサヨちゃんをコンサートに誘い出した。そのとき、彼女が言っていた“転ぶのが怖い”という気持ちが今になって分かる。

人ゴミも怖い。ぶつかってバランスを崩して倒れようものなら、腰なんか簡単に折れてしまいそう。ほんのちょっとの差で二歩足歩行ができているのだと人類の進化の凄さを実感。

夜にもう一件、ギックリ腰前に飛び込んできたお仕事を済ませて寝た。

526日。ギックリ腰になった原因を考えると(物書き以外の仕事が重なり、1ヶ月以上、机にかじりついて根をつめることが多かった)、じっとしていればいいとも思えないが、今日はとにかく身体を休ませてみた。

午後、515日付けで発送されていた例の開示請求に対する「行政文書不開示決定通知書」に対し(ここまでは想定内)、異議申し立てをすべく、異議の前提となる「文句」と「思いのたけ」のメモを打ち込み終わった。

腰が治ってすっきりしたら、こちらにもアップロードしてお知恵などお借りしたい。愚直に闘っていくしかない。

あ~、コシ辛い。これにて退散。

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2006年5月23日 (火)

相模川を歩く2

5月20日の「相模川・中津川ふれあい巡視」の続き。

各自持参したランチを八菅橋の近くで開く。それは、宮ヶ瀬ダムと相模川との合流地点の中間地点ぐらい。と、顔なじみのお仲間から「ちょっとちょっと」と紹介されたのが、その八菅橋から少し行ったところにある尾山耕地(おやまこうち)の田んぼを自然観察のフィールドにしている「あいかわ自然ネットワーク」の大木悦子さんだった。

Photo_8

守りたい河畔林

大木さんによれば、今、八菅山につながる河畔林をつぶしてしまう道路計画が愛川町にあるという。右写真、中津川の河原に立ってもらった。大木さんの向こうに見える見事な河畔林が道路計画が進むと、取っ払われてしまうという。周辺住民は快く思っていないが、推進している人の手前、反対できない土地柄だという。(日本はどこも・・・言いたいことを言わなければ人生は一回しかないのだが)広域の産業廃棄物処分場も近くにできる予定があると大木さんは言う。

ランチを食べながら、ぼ~と水面とその壊されて欲しくない河畔林を見ていると、なんどもトンビがその森の決まった枝に止まっては、水面に急降下を繰り返していた。セキレイは飛んでくるわ、鵜は飛んでくるは、名前の知らない鳥も飛ぶわ。なんともいい味わいの河畔である。水がぬるい。稚魚が泳いでいて、私も泳ぎたかった。(でも浅かった。水の透明度はまぁまぁ) 

もらった資料で場所を確認すると、なんのことはない。そこは「あいかわ景勝10選」に選ばれている風景ではないか。その向こうの八菅山と八菅神社もまた、それぞれ「あいかわ景勝10選」と「かながわ景勝50選」に選ばれている。3つの景勝地を一挙に台無しにする計画ではないか。

なんとも突っ込みどころ満載な「ふれあい巡視」になった。

そこで、ここでも県に渡すチェックシートに書いた。

「道路計画があるようだが、川から森へすぐつながっている河川環境は珍しい。昼食を食べている間、トンビが決まった枝から水面に飛来を繰り返していた。生物多様性の観点からも、こうした河畔林は残すべきではないか。」

Photo_9 その後、大正時代に出来た国の文化財登録されている平山橋を見たり、田代運動公園や、これまた中州に茂ったニセアカシなどをNPOが伐採した場所などを見たりして、第一回のふれあい巡視が一通り終わった。

厚木市役所の会議室で、参加者が3班に別れて、メモったことをそれぞれ共有。「環境や景観」「治水」「利水」と三色のポストイットに分けて意見を出した。

出たてきた意見は、表現に誤差はあるが、各班重なる部分が多かった。私の意見は他の班からも共通して出ていた。

ただし、たとえば、前半の堤防と道路の話や、河畔林の話などは、別に神奈川県が情報を与えてくれたわけではない。歩きながら気づいたことを元に資料を見ながら県職員などに質問したり、参加市民が自分の持っている情報を自主的に歩きながら共有しあったただけである。

Photo_11 県からは、資料はある程度配られたし、現地も連れまわしてくれたが、前のめりで参加しなければ、川べりを歩きましたというだけの「ふれあい巡視」になってしまうところだった。

その他でてきた意見として思い出すのは、

     実態と河川空間管理計画との関係がはっきりしない。河川空間管理計画は「施設利用ゾーン」「整備自然ゾーン」「自然利用ゾーン」「自然保全ゾーン」と4つに区分けされているのだが、イマイチその区分が、実態とあっていないのではないか、どうやって区分したのだろうかと疑問に思う箇所があったのだ。

     自然な河川環境を取り戻すため、ダムのフラッシュ放流をやって欲しい。これに対してはある班では、宮ケ瀬ダムの管理者(国交省からも参加があった)が、「ダムがあるから夏は渇水にならない、今の時期、ダムがなければ川の水は3分の1だ」という意見が出たという。(建設的な提案に対して的外れな(自己防衛的な)意見ではないか?)

     河川敷に花壇を作っているNPOがいるが、除草剤をまいているという。それは止めて欲しい。

     愛川町の道路計画の近くに産業廃棄物処理場も計画があるらしいが、水源地に作るのはやめて欲しい。道路や産廃など計画がドンドン進んでしまうものは、早いうちに対応をして欲しい。

     環境管理計画を、河川整備計画策定の際、一緒に見直すべきではないか。

     あちこちで労力とお金をつかってニセアカシなどの木を根っこごと伐採しているが、そのあとの処理がなされず、放置してあった。伐採までは市民の発意でできても、処理費までは負担できないので県に任せたいということだが、県も限られた予算でキューキューだとすれば、使っていない水がある限りにおいて(あるのだ)、定期的なり不定期的なり、可能な限り自然に近い形でのフラッシュ放流を行うべきではないか。

そして、最後に

     今日出てきた意見はどう扱われるのか、いいところ取りにならないよう、きちんと反映し、どんな理由で反映し、どんな理由でしなかったのかを明らかにしてほしい。

     多摩川では河川整備計画を2、3年かけてつくった、相模川も一回切りで終わらないで欲しい。

この日の私の感想:

●自然に手を入れると、かならずそのしっぺがえしはくる。そのしっぺ返しまでを社会的コストとして建設費などに算入すべきなのだ。川で適度におきる大水により、河川敷が健全に保たれきたることは言うまでもない。ダムの洪水調整機能は、ときに迷惑な結果をもたらす。

●道路や産廃の話を、河川の担当者は「自分とは関係ない」と思ってしまうかもしれない。しかし町づくりの中に川があるのであって、川だけで景観や治水や利水が成り立っているわけではないのだから、自分の担当なのだと考えてもらえたら、うれしいし、参加の意味があるというものだ。

●たとえば、これからダムをつくろうとしているところでは、川で適度におきている大水により、河川敷が健全に保たれていることをもう一度、それがどれだけ重要なことかを考えるべきだろう。今、相模川や他の多くの河川で起きている矛盾が新たに作り出されることにならないように。

Photo_10 帽子と雨具は必需品として持っていったのだが、長袖という必須アイテムを忘れ、たくましい二の腕にまっかっかな日焼けをしてしまった。写真の半袖さんは、相模川キャンプインシンポジウムの氏家さん。 

さて、そもそも何故、このような企画に参加しているか、それが書きたいのだが、そろそろ夕ご飯を作らねばならない。

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相模川を歩く

 この2年、ここに書けていないことの方が大半で、いよいよまとまりがつかなくなってきたので、逆トコロテン方式で新しいものから書いて、その行動を何故をとっているか、遡るような形をとって情報便秘を解消したい。

まず、520日(土)。神奈川県主催の『相模川・中津川「ふれあい巡視」』なるものに参加した。この催しの目的は「相模川・中津川のよりよい川づくりに反映させるため」、対象は「相模川・中津川の沿川にお住まいの皆様や相模川に関心を持たれている皆様」。そして「河川管理者・自治体が一緒に河川を歩き、河川に関しての感想・意見・提案等を頂くことを目的としている」。

まずは厚木市役所へ集合。上流から河口まで、4ブロックに分割して歩くのだ。20日はそのうち、相模川の支流である中津川が本流に合流するちょっと前の地点から、宮ヶ瀬ダムに向かって上流へと遡った。最初にチェックリストが配られて、「歩きながらなんでも気づいたことを書いてください」と言われる。書きっぱなしで忘れてしまうので、自分でも手持ちメモに残した。

国道246の中津川橋の下へ

Photo_4  宮ヶ瀬ダムができて以来、大水が出ないので、茂りに茂ってしまった河畔林を地元自治会が自分たちで重機や労力を出し合い伐採をし(その後の処理費は県が負担)、数本を残して整地されたところを見に行った。聞けば、かつては川にすぐ出られたのが河畔林で出にくくなったのが伐採の理由。ニセアカシアなど外来種が主。ダムの影響は上流中流下流に及ぶ。こうした費用はもちろん、ダム建設費には含まれていない。本来はダムの費用対効果の計算に算入させるべき(内在化させるべき)コストである。(あ。この意見を書いておくのを忘れた。このURLを知らせておこう)

川はゴミ捨て場じゃないが

Photo_5 橋の上、下から見ると、ホームレスのいなくなったホーム(ホームレスレスホームとでも言おうか)の残骸や巨大なゴミが打ち捨てられている。この日、数時間歩く中で、ゴミはあちこちに散乱しているのを目にすることになる。

1.7キロの堤防整備と中津川左岸道路計画は不要だと思う

Photo_6 そのまま歩いてたどり着いたのは、道満スポーツ広場周辺。この辺りの1.7キロ区間には築堤整備計画と中津川左岸道路計画があるのだ。川に直角に断面に切って左岸側を説明すると、今は、川→左岸の河川敷→厚木市の道路→堤防→田んぼ→家がポツポツという順番で並んでいる。

聞けば、道路ばたに不法投棄が激しいから、なんとか堤防の外に道路を出してしまいたいという。

道路は砂利道でダンプカーが時々通る程度。堤防は低いから高く、と言うが、写真で見るとおり、脇はすぐ田んぼ。河川敷の幅もスポーツ広場が設けられさらに道路があるくらいに広い。

河川敷を越えてさらに堤防を越えて、さらに田んぼにまで水が到達するとは思えない。何故か?この区間の一角には、何箇所か、親水性護岸がある。しかし、先述したのと同じ理由、つまり、宮ヶ瀬ダムができてから長い間、大水が来ないから、それまでは流されて根付かなかった植物が根付いて川にまったく近づくことが不可能になったヶ所がある。

ダムを作り(水は余っている)、親水性護岸をつくり、そして親水性護岸が意味をなさないぐらい大水がないのに堤防をさらに整備する。こういうのを過剰投資、もしくは無計画投資というのではないだろうか。

そこでさすがにこれは書いた。

Photo_7 1.7キロ区間の堤防整備も道路計画も不要だと思う。理由:

・歩いていてとてもきもちがいい(ウマなんかもいる。とにかくのどか)

・親水護岸の際まで木が生えていたということは、水が護岸のところにすら通常、達していない。ということは、堤防を高く、補強、強化する優先順序はとても低い。もしくはゼロに近い。

・宮ケ瀬ダムは150年に1度の洪水に対応するはずなので、このすぐ下流であふれる洪水は、それ以上の規模ということになるのではないか。宮ケ瀬ダムからの放流は2トンだけで支流からの流れ込みがあるというが、河川敷の広さやその向こうに広がる田んぼ、その向こうにようやく住宅があることを考えれば堤防を高くする優先順序は低いかゼロ。

・不法投棄対策として道路と堤防の位置づけをかえるとしても、その結果、不法投棄がなくなるとは限らない。不法投棄対策は他の道を模索すべきだ。

午前中の歩きは2時間。バスに乗り込み、次なる巡視場所へ向かった。

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2006年5月19日 (金)

花は植えない

Photo_1 GW前半、久々でベランダの掃除をした後、買い物に行ったら、野菜の苗を売っていたので、枝豆、ネギ、パセリ、タカノツメを買ってプランターや鉢に植えてみた。水やり係に相棒を任命。律儀に(?)時々「水やり忘れた」と出勤途中、駅に着いた頃に携帯メールが入る。

根を詰めてやる仕事がやっとすべて一段落。昨日、帰り道に歩きながら、TO-DO(やるべきこと)優先事項を携帯電話のタスクに入れてみたら23項目もあった。そのうち3項目(球磨川のこと、情報公開の話、利根川の話)は、ここに書きたいと思っていること。全部書くには飲まず食わずに48時間くらい要りそう。。。

今日、更新申請しっ放し(時間が取れずにとりにいけなかったのだ)になっていたパスポート(10年×3冊目で、ICがついたのは国と県に払う分で合計16千円もする。高すぎる!オマケに、有効期限6ヶ月を有するビザ申請のために、まだ4ヶ月も残っているのに申請しなきゃいけなかったんだから、実情にあってないぞ、外務省!4か月分返せ~!でも提出した写真は、目の周りクマができていた写真だったにもかかわらず、どう見てもクマが消えていて、修正してくれたのだろうか・・・うそ~^ ^)を取りに行くなど、3つを片付け、3つは先方つかまらず未遂。

その後も出てきた追加優先事項を入れたら30項目に増えている@@!「準」優先事項を入れ始めると天文学的な数になりそうなのでまずできることからコツコツと(の前にこうして現実逃避から。こういう一息が案外大事と信じていたりする。そのまま安心して寝てしまうこともあるが・・・)。

先日、あまりにもやるべきことが終わらないので、実直に終わるまでやってみたらどうだろうかとやってみたら、朝7時までやってもダメで、7時半からの予定をスッポカシてしまうことがあった。24時間しかないって・・・足りないよ。

明日、超大雨で中止にならなければ、相模川の「ふれあい巡視」なるものに参加することになった。これは31項目。晴れたり小雨だったりすると30項目に戻るだけ・・・。(中止になって欲しい願望90%。関係者さんスミマセン)

順不同で眠くなるまで手当たり次第、書いていくけど、中途半端なところで終わっていたら、あ~、そこで力が尽きたんだということで。

ゆんべちゃんがくれたハナレグミの「サヨナラColor」を聴きながら書くよ~。でも、ちょっとコーヒー飲んでから・・・・。

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2006年5月10日 (水)

テープは行政文書

おっと、寝る前に、録音テープは行政文書ですので、念のため、書いておきます。

各省庁には、「文書管理規則」というのがありまして、国交省の場合、ここのトップに「本省文書管理規則」というのが載っていて、その(用語の定義) 第3条の第一項に

==============

行政文書    国土交通省内部部局の職員が職務上作成し、又は取得した文書、図画及び電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式(以下「電子的方式」という。)で作られた記録をいう。以下同じ。)であって、国土交通省の職員が組織的に用いるものとして国土交通省が保有しているものをいう。ただし、官報、白書、新聞、雑誌、書籍その他不特定多数の者に販売することを目的として発行されるものを除く。

==============

となっており、この「電磁的記録」に「録音テープ」だろうが「ICレコーダー」だろうが入ります。

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抱腹絶倒的悲劇 

さらに続きです。

そもそも52日に電話をもらったのは、「テープを取っておいて」というこちらのリクエストに対し、最初は、担当上司が「不在」とかなんとかで、「回答が連休明けになります」という連絡のはずでした。

でも、前回に書いた「説教」をしているうちに、「ちょっと待ってください」となり、結局、連休明けを待たずに、テープの扱いは「国交省は持っていないので不存在」というワケのわからない判断に収まってしまった(なんだ、上司いるじゃん・・・)。

「テープも上司も、本当は存在するのに、不存在かよ」(内心の声)

それ以上にムッとして「ヒドイことをするんですね」と不快感をあらわにせざるを得なかったのは、発言者名入りの議事録を開示しなくて済むためにやったとしか思えない「今年度から」の河川計画課の「工夫」です。

通常、審議会の議事録をネット上などに公表する場合、審議会の事務局では(今回のハナシの場合、河川計画課が)、発言者にテープ起し議事録を送り、発言部分の確認を取る作業をします。○○委員と公表するには、一度入っていた発言者名を消す手間が余計にかかっていて無駄、と審議委員をやっている人から聞いています。

そこで、51日にこんなやり取りをしました。↓

== == ==

河川計画課君「議事録は最初から委員名を除いて作成しているのでありません」

私「テープ起しをする業者が除いて作成しても、事務局の方で名前を入れて委員たちに送りますよね」

河川計画課君「そうだったかもしれませんが、最近では業者に委託する際、最初から委員名は○○としてくれと依頼しているのでありません。」

== == ==

ここで、(まさか、今回から???)とワタシは直感的に感じていたことを書いておきました。それが、なんと、アタリだったんです。

実は、今回、怒りに任せてこのブログにぶちまけたことでさらに情報源が増え、読んだ知人から、この小委員会の場合として、一度は発言者名で入った形で議事録を作成しているという情報が入ったので、100%の確信をもって、「情報として持っていますから、ウソをつかないでください!」とピシっと言ったところ、河川計画課君、すんごく嬉しそうにこう言ったんです。

河川計画課君「それは前回までですよね!今回からは、委託先に委員名を取り除いてテープ起しをするよう依頼したんですっ!」

う。絶句。ピクピク@@;そして不快感。

「ヒドイことするんですね。開示請求をしたからですか」と私。

河川計画課君「いえ、今年度からがそうなんです」と嬉しそうな笑みが電話の向こうからこぼれる(テレビ電話でなくても表情は読めます・・・)。

私「ヒドイことするんですね。開示請求したからですね」

人のそういう意図に触れるとき、どよ~ん、と落ち込みます。

ヒドイなぁ。何故、そこまでやってしまうのか?

そりゃ、こちらも十分にスマートとはいえないかもしれないが、発言者名入り議事録の公表がソフトランディングできるよう、口頭での度々の指摘(課長)→要請書(委員長)→口頭でのフォロー(課長)と、数ヶ月の猶予を差し上げたつもり。挙句に開示請求を行った。この時間を使ってよい方向に転換してくれればいいものを、最後に「不存在」となるように策を練った。どよ~ん。

明日、近藤徹委員長に、もう一度、委員長から委員の皆さんにネットでの公表の仕方を諮ってくださいとリクエストしたい。しかし、だいたい、委員長宛に前回ワタシが出した要請書は、担当課長もしくは課長補佐のところで止まっているのではないのか?というのがワタシの推測である。

河川整備基本方針検討小委員会の運営に関しては、前回初傍聴を行った熊本県民からも、近藤徹委員長宛に要望が言っているようで、その要点は以下の通り(括弧内はワタシの勝手なコメント)。

①発言が聞こえるようにして(ボソボソと聞こえにくかったそうである)

②議事録は、次回の委員会までに公表して(そりゃ、そうである)

③出された意見書を小委員会に報告するように事務局に伝えて(当然である)

果たしてこれらがきちんと反映されていくのか、そしてそれと同等もしくはそれ以上に、前回、委員長自らが言った熊本で行われた住民討論集会の「追体験」を始めるのか、約8時間後にはまた次なる球磨川水系の河川整備基本方針を検討する小委員会を、ワタシは傍聴しているのである。

本質のこともちょっとは書きたかったのに、その余裕がなくなってしまった。明日は書けるだろうか。お休みなさい。

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テープ保管スペースはいかほど?

また続きです。

前回までのやり取りを読んだ方からは、「笑ってしまった。いや、笑いごとじゃないんだけど」とか「怒りを通り越して笑っていまいました」という種類のフィードバックを最も多くいただきました。

ことの本質(後日、ワタシも遅すぎないタイミングでおさらいしますが、すぐフォローしたい方は、熊本日々新聞のウェブサイトをご参考に)からズレ続けて恐縮ですが、「その後から本日」までの、抱腹絶倒を通り越して泣けてくる河川計画課君とのやり取りについて、不本意ながら報告しておきます。

5月2日、再び河川計画課君からお電話をいただきました。一つには、「録音テープを取っておくように委託業者に指示して」と言ったことに対する回答。

国交省河川局河川計画課君の判断では、ど~しても「録音テープは業者」のものということになるそうです。(そうそう。フィードバックの中に、「『委託』という性質を考えれば、テープは誰のものか分かりそうなものなのに・・・」というのもありました。ワタシもそう思います)

そこで、私は「あのですね」と、説教モードに突入。

クドクド言った内容を短く説明しますと・・・。

国交省は「情報」も「録音テープをどうするか」という判断もすべて握っている。開示をして欲しいという要請があったときに、それが業者のものだとか行政文書ではないと国交省が自分で判断するのは国交省の勝手である。しかし、情報も権限も、すべてを行政が握っているのは適切ではない、その判断が正しいかどうかを判断するのは第三者であって、あなた達(国交省)ではない。それが、情報公開法ができた意味ではないか。テープを取っておけと言ったのは、そういう意味である。

だから、とにかく、取っておいてくれるよう言ってくれ。判断を第三者に委ねるまでの間、テープ一本を、国交省であれ委託先であれ、取っておいてもらうことで誰が損をするのか?誰も損をしないでしょう?

ここまでなら、正論をぶつける気力がありました。

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こりゃ失礼

続きです。前回まで、やり取りした相手を「総務課君」と書いていたのですが、「河川局河川計画課総務係君」の誤りでした。訂正してお詫びします。

前回に引き続き、電話が5月2日にあった際、「河川計画課の」と強調してお電話をいただいたのですが、「前回、総務課って言ったもんな」と思っていたら、「総務係」でした。本日(5月9日)の電話で判明。「そりゃ失礼しました。すぐ今晩中に直しておきます」ということで、本家、総務課さんが迷惑したか、ひょっとして河川計画課さんに「困るじゃないか」と文句がいったりして肩身の狭い思いをさせたかがあったかもしれませんが、失礼しました。

というわけで、河川局の皆さん(?)もこのブログを読まれているようで、わっはっはですが、自然体でいこうかと思います。

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2006年5月 1日 (月)

あくまでことの本質に

それで、一体だいたいなんで、情報公開室ではなくて河川計画課からの電話なのかを聞きました。

すると、「正式には情報公開室から連絡が行きますが、今いったように『不存在』ということであれば、請求を取り下げるか、それとも請求をするかということを・・・」

私「取り下げません。まずテープについてはさっき言ったようにすぐに連絡をしてテープを取っておくように言ってください。委員名についてはとにかく文書で回答してください。」

河川計画課君「名前の入った議事録というように、今はそう書いてありませんから、変更をお願いするかもしれません。情報公開室の方から連絡がいきます」

嗚呼。情報公開室で請求をしたときに何度も言明して「委員名も入れてと、書いたほうがいいですか」と確認もし、「いいえ、いいです」と担当者が言ったのだから、よもや、いまさら、変更しろとは言わないだろう。別に変更しろというなら、どうせ明日、上京するから立ち寄ってあげてもいいですよ。

第一、今回、電話がわざわざ河川計画課から、「委員名」について、確認の「非」公式の、まぁ、言ってみれば、「よしなに」電話をくれたくらい、「委員名を入れて」という、こちらの真意が分かっているんだから、また、どう請求しようが、この調子では、黒塗りだか、白丸だかで、部分開示にするつもりか(それともこのやり取りの結果、考え直して、委員たちに再連絡して委員名を入れてくれるんだろうか)何かなんだろうから、「委員名を入れて」とこちらが変更しようがしまいが、同じことじゃないでしょうか?

嗚呼。 この件は、次に大きな進展がないかぎり、もう書きません。 審議される中身の方が重要ですから、とりあえず、こちらから撃ちたい弾は、撃ちました。どんな弾がきても、どこまでも、撃ち返しますよ。それだけは言っておきます。

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委員は何をする人ぞ?

続きです。(今にも、今度は情報公開室から電話がありそうですが)

私「二番目の点。委員の名前の公開ですが、審議委員に知人がいるので知っているんですけど、議事録を作成する際、発言者に確認してもらうために名前を入れて委員たちに送りますね。だから委員名を入れたものがあるはずです」

河川計画課君「議事録は最初から委員名を除いて作成しているのでありません」

私「テープ起しをする業者が除いて作成しても、事務局の方で名前を入れて委員たちに送りますよね」

河川計画課君「そうだったかもしれませんが、最近では業者に委託する際、最初から委員名は○○としてくれと委託しているのでありません。」(まさか、今回から???)

私「委員長が発言者を指名するときにも委員名を言いますよね。それをいちいち除いてテープ起しをすることはありえないですよね。」

河川計画課君「それも最初から委員名は○○としてくれと委託しているのでありません。」

私「社会資本整備審議会全部でそんなことをしているんですか」

河川計画課君「社会資本整備審議会全部でどうかは分かりませんが、河川分科会ではそのようにしています」

私(怒りで絶句)

・・・・信じられない。あなたが責任感あふれる、まがりなりにも、研究者・専門家だったとして、2時間を越える審議で自分の発言の確認を○○委員ということでできますか?やりますか?

「この○○が、たしか自分だ」と、そんな感覚で発言を確認するんですか?無責任過ぎませんか?河川整備基本方針の審議に参加できない影響住民に対して、あまりに不誠実だと思いませんか?

最低限、自分の名前が入った議事録で、発言を確認するのが筋ではないでしょうか?そんなことも国交省河川局はさせていないんですか?ありえないでしょう?もしそうなら、それだけで大問題です。

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録音テープは業者のものだって?

続きです。

テープが「ないわけがないじゃないですか」と言うと、

河川計画課君「確かに速記者は撮っているのですが、業者はテープを持っているのですが、国交省にはありません」

私「納入業者が持っていたとしても情報は国民のものです。開示請求があったのだから、取っておくべきでしょう。テープを消しちゃったということがないように当日開示請求をしたんですよ。その時点ではあったはずですよね。413日に開示請求をしたのに、私が知らせを受けるのが何故今日なんですか?」

河川計画課君「委員たちに開示請求があったことを聞いてお返事をいただいていたので」

(これはどうも、私のコワイ口調に、口をウッカリすべらせてくれたようです。委員たちと相談して、委員名は「ありません」ということにしたということになりますね。)

私「すぐに業者に連絡して、テープを消さないよう、取っておくよう言ってください。」

河川計画課君「テープが国交省のものであるという判断はありませんでした。」

私「情報は国民のものです。納税者のお金で会議を開いている。納税者のお金で業者にテープ起しを委託しているんでしょう。開示請求をしているんですから、テープが業者のものだと国交省が判断をするとしても、テープを消す前に判断するべきものでしょう。判断の時点でテープは取っておくべきもので、その時点で開示請求をした私に知らせるべきでしょう。業者はテープをまだ持っているはずです。すぐに連絡して、テープを消さないよう、取っておくよう言ってください。」

河川計画課君(納得のご様子)「すぐにこれは業者に連絡します」

私「二番目ですが・・・」

怒れば怒るほど、理屈っぽくなれるのは、どうしてですかね。

普段はボケボケな性格なんですけど(笑)。

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そう来ましたか?

続きです。

開示請求に対して連絡があったのは、情報公開室からではなく、河川局「河川計画課総務係(5月9日に「総務課」から訂正しました)」。連絡事項は二つ。用件は一つ。

河川計画課君「テープはありません」

河川計画課君「議事録は最初から委員名を除いて作成しているので(ありません)」

河川計画課君「だから開示請求を取り下げるか?」というのが要点だった。

私「取り下げません。文書で返事ください。しかし、その前に2つ。まず一つ目、テープは後になれば『不存在』と言ってくることもあろうかと審議会があったその日に請求をしました。ないわけがないじゃないですか」

私はめったに怒りませんが、怒ると怖いです(笑)。

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宣戦布告ですか?

仕事ノリノリの没頭中に、議事録の名前入り開示請求で国交省から宣戦布告が(笑)・・・。

41310:0012:00過ぎまで開催された「第37回河川整備基本方針検討小委員会」の議事録を13:00過ぎに開示請求にいった理由は、ただ一つ。

「テープ不存在」という面倒な回答を避けるためだった。

納税者である国民から、1時間弱前に開催されていた会議の開示請求を受けた。

「録音テープ」および「委員名入りの議事録」。

あなたが担当官僚なら、どうします?

それを開示するか、しないか。

この単純な判断しかなかったはずです。

他に選択の余地がないタイミングで開示請求をしてあげた。

そういうつもりだったのに、そう来ましたか!

私は怒ると怖いですよ。

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