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2006年12月 5日 (火)

大臣は脱法の10年を知らないのか?

河川法が改正されて整備計画を策定するに当たって、「住民の意見を反映させるために必要な措置を講じなければならない」とされ、来年で10年になる。この間、国交省は、旧法のまま「経過措置」というオブラートにつつんで、住民参加を排除する脱法行為を続けてきた。

ようやく霞ヶ関のお膝元で、9年前に行うべきだった「儀式」を執り行うのに、実にオソマツなやり方をしている。傍聴に行ったが、さすがに「有識者会議」に入れられたマスコミ関係者に冒頭から、「これでいいのか」と噛み付かれていた。 

その批判は、この「有識者会議」でシャンシャンと通すやり方が決まったときから、すでに始まっていた。以下、抜粋です。

冬柴大臣会見要旨(平成18年11月24日)

平成18年11月24日(金)参議院議員食堂

(問)       利根川水系の河川整備計画作成に当たっての有識者会議の委員が決まりまして、この委員の選定に当たって一部公募方式というものをとらなかったということで、住民団体は公共事業の住民参画の後退だということを批判しているのですけれども、この点についていかがでしょうか。

(答)       後退とは思いません。我々は住民から幅広く丁寧に意見を聞くというために、20カ所程度で公聴会を開催することとともに、インターネット等により意見を収集したいと。今回は河川に関する専門的なご意見を伺いたいということで有識者の会議を設置したわけでして、多くの意見を聞いた上でより良い河川整備を進めていきたいという考えにはいささかの後退もないと、私はそのように思っております。               

(問)       ただ、他の河川の流域委員会で行っていたような一部公募をしなかった、加えて先だっての淀川水系河川委員会の一時休止も併せて、河川行政の住民参画という点からも、後退という批判があるのは事実なのですけれども、それは関係はないのでしょうか。

(答)     それは関係ありません。淀川水系については、過日も詳しくお話し申し上げた通りでして、住民のご意見を聞くということについて、いろいろなやり方があると思うのですね。従来の淀川水系で行ったような方式もあれば、今利根川水系で申し上げたような方式もあります。専門家としてのご意見とともに、そこに住む住民の方々にはいろいろな考え方の方がいらっしゃいまして、そういう方々の意見を幅広に聞いて、最終的に責任を持つのは私ですから、そういう意味でいろいろな意見を聞きながら、民主的にかつ専門的な批判にも耐えられるような行政を進めていきたい。後退はありませんので、どうぞよろしくお願いします。

                

(問)       今の質問ですが、河川行政は、今、そういったダムの反対派であろうがなかろうが、住民と一緒に話し合うという姿勢が非常に後退していると感じます。川は利水者のものではありませんし、国土交通省のものでもありません。一番関係があるのは流域住民だと思いますが、その流域住民と一緒の土俵に立とうとしていない。専門家、あるいは一部のマスコミといった、いわばサロン的な中で議論しても、河川行政は決して前に進まないと思うのですが、その点についてどのようにお考えでしょうか。

(答)     そういう考え方もありましょうけれども、私が述べたような考え方もあるわけでして、いずれにしましても、河川というのは公物です。公の物です。したがいまして、それは専門家のものでもなければ、ただ単にそこに住む住民の方だけのものでもない。非常に広く治水、利水、安全という問題もありますし、いろいろな知恵を集めて、民主的にやっていかなければならないと、私はそう考えております。その民主的という方法について様々な考え方もあろうかと思いますけれども、その点についてご理解をいただきたい。

                

(問)       その点、大臣のお言葉を是非伝えていただきたいと思いますけれども、さらに技術的なことを言いますと、今回5地域ごとに全く別々に議論をするということなのですけれども、どこの流域でもそうなのですが上流から下流の問題には非常に重要な問題があります。上流の治水の問題、下流の利水の問題、これは全く別々に議論して果たしていいものかということも疑問に感じるのですが、それについてはいかがでしょうか。

(答)       そういう地域の持つ様々な問題を専門的に掘り下げていただいて、最終的には我々の方で判断させていただきます。もちろん川というものは上流から下流へ流れるわけでありまして、一体なものであります。ただ、一体として全体だけで議論するというのではなく、それぞれが持つ河川の意味、地域の住民の意思そういったものを踏まえて、総合的に判断をして、行政を進めていくべきではないかと思います。

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