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2007年1月29日 (月)

利根川・江戸川パブコメ

国土交通省関東地方整備局が、利根川・江戸川河川整備計画の原案を作成する前(本当か?)の意見募集を行っています。私もたった今、出しました。社会資本重点計画、フルプランなど、彼らの「計画」倒れを指摘しながらの意見にしました。皆さんもいかがですか?締め切りは29日!

それから、流域の1都5県(東京都、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、埼玉県)の住民には公述の募集もあります。締め切りは1月31日!

【参考】

利根川・江戸川河川整備計画の策定に係る意見の募集について

参考資料「利根川・江戸川の現状と課題」(PDF)

社会資本整備重点計画(PDF)

以下、私が出した意見です===

河川事業の上位計画である社会資本重点計画に基づいて、利根川水系における河川整備計画の策定に係る意見(川づくりに期待すること、取り組んでほしいこと)を述べます。

第一に、環境についてです。

同計画では事業分野別の取り組みとして治水事業が明確に位置づけられており、美しい国土づくりの具体的な事業として「失われた自然の水辺のうち、回復可能な自然の水辺の中で再生した水辺の割合」として「平成19年までに約2割再生」、また、「失われた湿地や干潟のうち、回復可能な湿地や干潟の中で再生したものの割合」として「平成19年度までに約3割再生」としています。

利根川水系の流域面積全体においても、少なくともこの二つの数値の達成が期限までに可能な具体的計画を立てるべきです。またもしも数値を達成できないとすれば、それは何故か、原因と対策を明らかにし、住民の意見を反映しながら、この遅れを取り戻すための河川整備計画づくりをすべきだと思います。

第二に、利水についてです。

水需給の抜本的な見直しを行った上で整備計画を作るべきです。利根川荒川フルプランには、平成14年以来、計画の見直しの議論すら止まっています。目標期限が過ぎたフルプランに依拠する利水事業を背景に整備計画が作られることは適正ではありません。社会資本重点計画でうたわれる「より低コストで質の高い事業」に反しています。「より低コストで質の高い事業」を河川整備計画によって実現するためには、水需給の抜本的な見直しを、自治体のみならず住民誰もが検証可能な方法で行うことが必要だと考えます。

第三に、治水についてです。

社会資本重点計画では、「想定している計画を超えるような降雨等による被害を最小化するための危機管理施策を推進する」ことになっていますが、その方向性が明確になるよう整備計画を定めるべきです。昨今の異常気象を考慮することなく、旧来の工事実施計画をほぼ踏襲する治水計画を新規の河川整備計画として継続することはやめるべきです。堤防の点検結果などを元に、治水安全度を公開し、流域に住む住民の参加を促しながら実効性のある治水計画を策定していくべきだと思います。利根川水系河川整備基本方針に遡っての議論が必要ではないでしょうか。

以上、環境、治水、利水の3つを総合的に勘案し、「より低コストで質の高い事業」を可能にする河川整備計画を策定すべきであると考えています。

まさのあつこ

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