« 電力会社の法令違反その2 | トップページ | 情報開示戦争、法廷へ »

2007年1月 9日 (火)

戦略アセスメント

昨年(06年)1116日に、戦略アセスメント制度のガイドライン作成を前提としたNGO・アセス実務者の意見交換会PDFです)があり、NGOの一員として出席しました。

いろいろな立場を持って使い分けをすることで悩むこともあるのですが、公共事業を実施するにあたり、早期段階で情報を公開し、住民が政策決定に参加するように制度を整えていくことは、1995年以来のライフワークでもあり、まさのあつこというペンネームではなく、オーフスネットの政野淳子ということで参加しました。

河川事業の観点から発言を行いました。

第一回(061116日)の議事録がこちらPDFです)に掲載されています。

第二回の予定・詳細はこちら (PDFです)。07111日です。

現在、学識経験者の研究会も環境省のもとで開かれており、現在第3回。1222日には「河川事業の計画段階における環境影響の分析方法の考え方について」(PDFです)国交省から説明が行われました。NGO/アセス実務者の意見交換会に先行して始まり、現在、並行/交差しながら開催されています。

ちなみみ、「アセス実務者」とは要するに、ゼネコンやコンサルですが、第一回の意見交換終了後に名刺交換をした際、仕事の(ジャーナリストの)名刺でしか持っていなかったので、それで交換させていただいたのですが、その際、お一人に「あっ。そうだったんですか。いつもお名前はあちこちで拝見しています。名簿の名前が漢字だったので気づきませんでした」と言われ、苦笑しました。あちこちと言われるほど、活躍できているとは思えていないので、このブログがその「あちこち」のひとつかしらん・・・と。

以下が、私が河川事業について発言した内容です(掲載された議事概要のまま)。

● 国交省では平成14年に「河川事業の計画段階における環境影響の分析方法の考え方」といこことで、戦略アセスを行う段階を「河川整備計画」という段階で定めている。しかし実際には、「河川整備計画」の上位にある「河川整備基本方針」で、ダム事業が具体的に見えてきた形になるので、基本方針の段階でSEAを入れるのが適当ではないかと思う。

●「河川整備基本方針」でもさらにまだ不十分とも言える。例えば、昨今の豪雨の被害などを見ていると、河川事業だけでは解決つかない、地域のまちづくりなど、地元に密着した検討が必要になってきている。従って、地域の中で洪水からどう身を守るかという根本的な政策の段階で行うことが、本来の戦略アセスではないかと思う。計画の抽象度が高いところ、あるいは不確実性が高いところで戦略アセスを行うことを、今回のガイドラインづくりで進めていただきたい。

100年規模の「河川整備基本方針」がつくられた後、100年分の事業メニューから、20年から30年規模の「河川整備計画」案を国土交通省が出してくる。その段階での戦略アセスでは遅過ぎる。

後述しますが、今年、私は「審議会」の発言者名入り議事録の公開を巡って国交省と戦うので、今回の経験がいろいろな意味で興味深いものとなっています。

まさのあつこ

|

« 電力会社の法令違反その2 | トップページ | 情報開示戦争、法廷へ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/82688/4854189

この記事へのトラックバック一覧です: 戦略アセスメント:

« 電力会社の法令違反その2 | トップページ | 情報開示戦争、法廷へ »