« 満身創痍で法令遵守が危うい川辺川ダム計画 | トップページ | 福田さん、謙虚に八ツ場ダム訴訟を傍聴したら? »

2007年9月 6日 (木)

発言者名入り議事録公開、義務づけ訴訟

9月4日、東京地裁で、国交省を相手に始めた行政文書不開示処分取消訴訟の判決を受けました。結果は「却下」と「棄却」。

私が求めていたのは、社会資本整備審議会河川分科会河川整備基本方針検討小委員会の一連の球磨川水系の審議のときの発言者名入りの議事録と、録音テープの公開。

開示請求をしたときに「不存在」という行政処分が出たので、「不存在のわけがあるまい」と取消および、公開の義務づけを求めたもの。

却下・棄却の理由は、私の現時点での理解が正しければ、おおざっぱにいうと、

・ 発言者名入りの議事録は作っていない、ことを覆す証拠がない。

・ 議事録の発言者へ(誰が何をいったか)の確認を記憶で行っているとは考えがたく、メモが存在すると考えられるが、それは個人的なメモであり、組織的に共有を行っていないとみなす(このことについての不都合や問題も指摘してはいるものの)

・(国交省に管理権があるはずの)録音テープは、議事録作成業者に提出しろとした契約書がないから、国交省のものではない。(だから不存在)

しかし

業務として官僚が作ったメモは、業務のため、組織のためにあるんだから「行政文書」だろうに。

議事録を作る業者が録音したテープには守秘義務がかかっているんだから国交省に管理権があるに決まっているじゃないか。

というわけで、ひどい結果でした。

これで、ようやく、行政、国会、司法、第四権と言われるジャーナリズムまで、一通り、使ってみたことになります。(この件ではまだ行政と司法しか使っていませんが、今回が生まれて初めての原告体験でした)

今回の件、もともとの目的は、「審議会の議事録なんて発言者名つきで公開して当然でしょ?」という感覚が、行政に対して通じないために始めた裁判です。

しかし、司法も司法で、まだ、「行政文書とは何か」、「それが誰のものなのか」という判断がまともにできないものなのだ、ということに、改めて気づきました。

忙しすぎて途中経過の報告がまったくできませんでしたが、とりいそぎ報告です。

|

« 満身創痍で法令遵守が危うい川辺川ダム計画 | トップページ | 福田さん、謙虚に八ツ場ダム訴訟を傍聴したら? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/82688/7823650

この記事へのトラックバック一覧です: 発言者名入り議事録公開、義務づけ訴訟:

« 満身創痍で法令遵守が危うい川辺川ダム計画 | トップページ | 福田さん、謙虚に八ツ場ダム訴訟を傍聴したら? »