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2007年9月30日 (日)

国土交通大臣は川辺川ダム中止に政治決断を

冬柴鐵三国土交通大臣は、川辺川ダム中止にそろそろ政治決断を下すときがやってきたと思う。

川辺川ダム計画の水没予定地は五木村(いつきむら)、そしてダム本体は熊本県相良村(さがらむら)とあります。

  五木村

五木村は、ダム推進の先頭に立ってきた西村久徳村長(71歳)が、先頃、公職選挙法違反の連座制が適用されて失職しました。057月の村長選について裁判で争われていたのですが、96日、最高裁が西村元村長の上告を棄却し、失職したのです。

  相良村

相良村は利水、治水両面で、ダムは要らないと関係省庁に提出したのは昨年12

http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/7_c513.html

そして、919日、今度は河川法改正をもとめて上京されました。

参照 

相良村議会:河川整備計画策定時に協議機関設置義務づけを 法改正求め決議 /熊本

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070915ddlk43010603000c.html 

 人吉市

今年の春、現地取材に入り、週刊金曜日第657 20070608 の「脱!「脱脱」ダム  熊本県・川辺川 ついにはじまった推進派の内部崩壊」で地元状況をルポしましたが、ここには書ききれなかったことを少し書いておきます。

国交省が川辺川ダムによって洪水を防ごうと想定している対象地・人吉市は、本流球磨川と支流川辺川の合流地点にあります。盆地にあり、「川が溢れようと溢れまいと、ちょっと雨が降ると家が浸かる。そういう地形です」と土建業者の方にお話をうかがいました。取材では、“推進派”の話をじっくり聴くと最も真実が見えてきます。

どんどん雨が集まって、それをポンプで川へと汲み出す作業は土建業者がやっています。自治会が持っているポンプでは足りずに、自前のポンプも持ち込んで、雨風の中、社員を駆り出し、家が浸からないようにやっている。

ところが、ほとんどの住民はそんなことを知らない。浸からないのが当たり前になっていて、浸からないために誰が何をやっているのかはきちんと知られていない。それどころか自分たちが守っているはずの住民からは冷たい言葉を投げつけられることがあるという。

ポンプで川へと汲み出す活動を見ている人でも、「でも、カネもらってやってるんだろう」と思い込みで言葉をぶつけてくる。確かに微々たるお金が行政から出る。でもそれでは足りないから人も機材も持ち出しでやっている。他の公共事業を受注している立場からも「お互い様」の気持ちでやっている。地元密着の土建屋さんとしての気持ちもある。でも、それは評価されない。他の公共事業の方が減ってきているから、これからは持ち出しばかりになることが見えている。「もうええたい。やらんばい」と悔しげに気持ちを発散したあと、「といってもやるよ。やるけどね」とむなしさをにじませた。

地域住民がお互い様で暮らしていくために本当に必要な「情報」と本当に必要な「お金」がフェアに流されていなかった。100年に一度来るか来ないか分からないダム計画に何千億円と使い、「普段の雨」のためには半ばボランティアで仕事をさせてきた。「情報」と「お金」、つまりお金の使い道は間違っていたのではないか。

国土交通大臣はそろそろ、自分の足で見聞きし、政治決断を下すときが来ていると思います。

以下のサイトも是非、ご参照を。

「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会」 の取組はこちら↓

http://kawabegawa.jp/kasenseibi/kasen_index.html

●田中康夫議員が川辺川を視察(同行取材) 川辺川ダム問題の今(17)須藤久仁恵

http://www.news.janjan.jp/area/0709/0709252915/1.php 

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