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2008年5月15日 (木)

路木(ろぎ)ダム通信1

日々いろいろ相談が来ます。乗れない相談にはまったくのれませんが、今回来た相談には「自分で書いては?ポイと載せてあげますから」と。書くコツを言い始めたら「素人だからそんなぁ」というので「では、タイトルを『海に生きる男の不器用な路木ダム通信』にしよう。じゃ、そういうことで」と。するとアっと言う間に来まして、私が3日もホールドしてしまって面目ない!

そんなわけで、松本基督さんの『路木ダム通信』が新しいカテゴリーに加わりました。次回からは私のゴタクなしにささっと掲載します。

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松本基督さんの「路木ダム通信」①

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2008511日(日)

みなさん、はじめまして。

この度、この場を間借りして、「路木ダム通信」を始めさせていただくことになりました。私は熊本県天草市の「羊角湾」という所で真珠養殖を営むものです。

さて、熊本県のダムといえば川辺川ダムを思い起こす「ダム日記2」の読者の方々も多いことでしょう。

「路木ダム」は計画貯水容量229t、事業費90億円(1995年計画策定時)と規模も事業費も巨大な川辺川ダムに比べて小さなものです。税金のムダ使い公共事業である点では全く同じです。危機的な状態にある自治体の財政状態をさらに圧迫する、清流を破壊する、海の環境悪化を引き起こすという点でも、同様です。

ところで私の真珠漁場がある羊角湾には、やはり規模は小さいですが、諫早と同じような干拓事業計画がありました。しかし、この事業は、長い中断の後、国営干拓事業としては初めて中止されました。奇しくも諫早のギロチンが落ちた1997年でした。

ほとんど大規模な開発事業が行なわれてこなかったせいか、羊角湾の干潟には80種を超える絶滅危惧種の貝類、甲殻類、塩性湿地植物などが群生しています。日本で他に例を見ない貴重な干潟が残り、日本の南限のアマモ群生場は、魚介類の産卵と稚魚を育むゆりかごとして天草灘の沿岸漁業を支えています。

干拓事業中止後、「地域振興」という名目で、全く不必要な別の埋立て計画が持ち上がりましたが、それもつぶしました。

羊角湾の恵みを受けて生きてきた住民として「今さら事業目的が破綻したダムなんか造られてたまるか」という気持ちで建設阻止のための運動を展開しつつあります。

財政力指数が市として県下最低の天草市の市民としても「この事業はしてはならない」と考えます。

ブログの大家さんであるまさのさんからは『文章は分かりやすく、簡潔に、そしてメリハリをつけて』と言われましたが、海の仕事に携わり「物書き」ではない私にはなかなか難しいかも知れません。

九州の一過疎地・天草からの発信を目に留めていただければ幸いです。

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コメント

専門知識は無いので偉そうな事は言えませんが、自分はダム建設には反対です。
現状あるダムでも、水不足が起きてるのに、はたして呂木ダムを建設して水不足が解消出来るのでしょうか。
ダムを建設するより、海水を飲料水に出来る装置を取り入れる方が金額的にも、自然を壊さないと言う面でも良いと思うのですが。
自分は水不足とか経験した事無いので、勝手な事を言ってすみません。

投稿: 智博 | 2009年9月25日 (金) 19時15分

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