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2008年11月 1日 (土)

淀川:国交省vs流域委vs土木学会

3つの読み比べて欲しい文章があります。

●平成20620日に公表された淀川水系河川整備計画案

http://www.yodogawa.kkr.mlit.go.jp/seibi/index.html

これは国交省が自ら定めた河川法改正に従って、住民参加、学識経験者の意見を聞いてから定めるとした規定に違反して、その意見を聞く前に、見切り発車して、8月中に、計画案を決定して、概算要求に間に合わせ、来年度予算をつけたいがために住民参加の精神をネグレクトして関係知事達に出したもの。貧しい前時代的な発想。

●淀川水系流域委員会が9月27日発表した「淀川水系河川整備計画策定に関する意見書」はこちらhttp://www.yodoriver.org/ikensho/ikensho_h20/081016_seikei_ikensho.pdf

「河川に集中させてきた洪水エネルギーの抑制と分散」、「堤防の強化」、「河川改修」を提言している。

これに対し、

●以下は近畿地整局が土木学会に委託した「耐越水堤防構築の技術的な実現性の見解」(1027日)です。http://www.yodogawa.kkr.mlit.go.jp/news/news_detail.php?id=397

よく読むと、今現在の堤防の弱点が書き連ねてあり、どう見ても、その弱点だらけの現在の堤防をしっかりさせることがまず何よりの最優先事項ではないかと、きっと誰もが思うだろうと思う。

次に、あくまで、その堤防は計画高水位(つまり国土交通省が「これくらいの雨が降ったと仮定するとこれぐらいまで水位が上がるという仮定:このダブルの仮定の中に細かいマイナー仮定がいっぱい詰まっていて「仮定の城」とも言えるのがこの計画高水位である」を想定したものであり、それ以上は責任をまったく持ちません、という現在の河川行政の欠点をも露わにしてくれているオモシロイ読み方ができる代物。

ところが、この見解を受けた国土交通省近畿地方整備局淀川事務所の見解は、そんなことをすっ飛ばして、とにかく耐越水堤防なんてダメと「結論づけられている」、と最後だけ強調している。まさに結論ありきで、オモシロイ。是非、上記3つを読み比べて見てください。

★「政策」とは正当性ではなく、力関係で決まるものであり、私たち市民が真実を読み解く力をつけない限り、市民が選ぶ民主的に正当な政策は実現しないのだ。

さて、ここに全国川のシンポのプログラムの最新バージョンがありました^^;。

http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=632

ぜひ、お楽しみに。

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