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2009年1月10日 (土)

逆算の逆算(八ツ場ダム工事入札)

上毛新聞の一面は八ツ場ダム本体工事の入札公告のニュースだそうだ。

ネットでも今なら読める。

 八ッ場ダム 予算案の審議入り前に本体工事の入札公告

 http://www.jomo-news.co.jp/news/a/10/news01.htm

 上毛新聞2009110() AM 07:11

国交省コメントで「二〇一五年度に完成させるために逆算すると、今、入札公告しなければ間に合わない」とあります。

勝手に「なぜ」逆算が必要か、「何に」間に合わないかと解説をつけます

●「間に合わない」の読み方

特定多目的ダム法に基づく基本計画で工期は2015年となっており、

2015年までに工事を終えなければ、再び工期延長の手続が必要となり

さすがに自治体議会はもたない。

国直轄事業負担金は淀川でもかなり問題になってきた。

全国的に自治体ももう黙ってはいられない。

総務省も黙ってみてはいまい。

こんな勧告http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/pdf/080807_2_3.pdfも出てしまった。

会計検査院だってある。国会もある。選挙も負けるだろう。

今、入札しておかなくてどうする。

せめて違約金をふんだくらせろという意味か?

ゼネコンももたない。

すると天下り先が減る。自分(官僚)たちの行く末があぶない。

●「間に合わない」の読み方(続き)

せめて入札公告だ。21年度予算も通っていないが、「平成21年度本予算が成立し、予算示達がなされることを条件とするものです」と入れておけばいいだろう。

官報によれば

http://kanpou.npb.go.jp/20090109/20090109c00002/20090109c000020096f.html

入札91812:00

開札92413:30

選挙のドサクサでとにかく入札して、既成事実化させて

引き返せなくさせる工夫ではないか。

 

●「間に合わない」の読み方(続き)

ただしこの「逆算」と「現実」の工事の手順にはギャップがある。

本体着工に到る前には以下のすべてが終わっていなければならない

1.付替国道、付替県道、付替鉄道の完成

2.代替地とそのインフラ整備の完成

3.住民移転の完了

4.旧国道、旧鉄道を廃止

(週刊金曜日081212731にも書きました)

1.2.3.4に取りかかれる進捗状況でないことは国交省が一番よく分かっているはずで、「逆算」が成り立たないことを分かっている国交省が「逆算」する意味を「逆算」すると、現地の人には申し訳ないが、「自分(官僚)たちの行く末(天下り先:ゼネコン、公益法人、コンサルタント企業)があぶない」という逆算から来る「逆算」だと思わざるをえません。

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