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2009年2月28日 (土)

設楽町の不思議、日本の不思議

驚いたことに、国直轄の設楽ダム(愛知県)のご当地である設楽町は、

つい先月まで、ダム建設に同意をしていたわけではなかったんですね。

日本って本当に変な国だと思います。

事実上、町がたとえ推進していたとしても、その意思表示がないまま

アセス法が適用されたり

その後で特定多目的ダム法に基づく基本計画が変更になったり

自治体の同意が、なんと、最後ですか???という話です。

以下は住民投票を求めた住民の会が、その同意に対して送った抗議文です。

この住民投票自体は、昨年、設楽町議会が否決しています。

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設楽町長    加藤和年様

設楽町議会議長 山口伸彦様

  抗議および申し入れ書

 平成21126

設楽ダム建設の是非を問う住民投票を求める会 一同

代表者 伊藤幸義 関谷健 伊奈紘

 設楽ダム建設同意に係る7項目の確約事項の回答が昨年12月に国・県からあり、設楽町長は、今回その同意に調印することを決めました。

 我々、住民投票を求める会は、建設同意は設楽町の将来を左右する重大な岐路であり、同意決断の際には一人一人の住民の声を直接確認して、その多数の意見に従うべしと、昨年8月に住民投票条例制定に向けた直接請求を起こしました。しかし町長は、「今は住民投票をすべきタイミングでない」と言い、議会は「議会制民主主義の崩壊につながる」と言い、町民の4分の1以上の署名を無視し、11月の臨時議会で住民投票条例案の制定を否決してしまいました。

 一方、7項目の回答を受けた町長は、「住民の声を聞き、ダム対策協の了解を得、議会と相談して、同意の判断をする」と述べ、113日~16日に町内4会場で、「設楽ダム建設同意に係る確約事項の回答説明・住民意見聴取会」なる報告会を開催しました。しかし、残念なことにこの会は、住民の声を聞くことが目的でなく、会を開いたという実績づくりのみが目的で、はじめから「同意に調印する」という結論ありきの茶番劇でした。どの会場でも町長は「今回の回答は誠意ある、評価できる回答であると私は判断した」と言いきってきたことがそれを証明しています。また4会場の参加者総数が住民の数%にすぎず、さらに発言者は少なく、総勢でも30人弱とわずか(終了予定時刻を理由に、せっかくの発言を遮る場面さえあった)で、これで住民の多くが賛同していると言いきれるはずはありません。

また全員協議会においても、議員各位が住民の声を十分把握し、その声に沿った質疑や審議がなされたとは到底思えません。十分な審議がないまま、重要案件がこうして承認されてしまったことは許し難い暴挙としか言えません。

 私たちは、今回の暴挙に対し下記のような問題点を指摘し、抗議します。

1 今回の決断は、本人(住民)の了解を取らず、親(町長や議会)が勝手に決めた縁談のようなもので、民主主義のルールを全く無視している。よって無効である。

2 東三河は設楽ダム建設が計画された35年前と異なり、現在は、豊川総合用水事業の完成や、豊川用水2期工事の進捗で水供給量が大幅に増えており、設楽ダムは建設目的をすでに失っている。そのことをよく考え、ただちに建設同意を撤回すべきである。

3 世界的不況に見舞われ、税収減少の中、不要なダム建設に多くの税金を投入することの愚を改めるべきである。

4 設楽ダムは取り返しのつかない環境破壊を起こす事業であり、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の2010年愛知誘致では世界の笑いものになる。

5 ダム水源地整備計画やダム対策基金で設楽町や東三河の発展は望めない。ダムマネーを当てにしない雇用の創出、若者の定着、お年寄りが生きがいを持って暮らせる社会の構築など自然や地域の良さを生かした町おこしを真剣に考えるべきである。

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