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2009年4月30日 (木)

公文書市民ネット・10の提案(意見)

5月14日は是非国会へ
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-037c.html

●公文書市民ネットとしてまとめた提案は以下の通り。

公文書市民ネット・10の提案(意見)

1.公文書は「公共財」、市民には「知る権利」が(第1条関係)
 政府案では、“現在及び将来の国民に説明する責務が全うされるようにすること”を目的としている。そのことは評価できるが、公文書は“公共財”であり、市民にはそれを“知る権利”があることが示されていない。
 目的に、公文書は“公共財(国民の共有財産)”であり、市民にはそれを“知る権利”がある、との記述を明記することを求める。

2.公文書等を広義に捉える(第2条関係など)
 政府案では、①行政文書、②法人文書、③特定歴史公文書等を「公文書等」とし、「行政文書」とは“行政機関の職員が職務上作成し、又は取得した文書であって、当該行政機関の職員が組織的に用いるものとして、当該行政機関が保有しているものをいう。”とされている。この定義は、行政機関情報公開法と同様の定めになっている。
 「公文書等」を広義に捉え、立法、司法、行政における政策立案・形成、業務等に関する資料、文書、記録等を位置づけることを求める。また、独立行政法人や特殊法人、認可法人など公的機関が民営化された場合においては、民営化される以前の政策立案・形成、業務等に関する資料、文書、記録等を位置づけることを求める。さらに、個人的なメモ(2人以上で回覧・閲覧したもの等)なども含めることも求める。

3.公文書管理機関を3条委員会に(第5章関係など)
 政府案では、内閣府に「公文書管理委員会」を置き政令事項などについて諮問しなければならない、としている。これは、内閣府設置法第37条の3項にもとづく機関(審議会と同等)であり、役割や権限について不十分であると思われる。
 公文書管理機関は、今後また将来の公文書管理のしくみを構築するうえで重要な組織であり、規則制定権等一定の権限のある“国家行政組織法第3条に基づく組織”とし、別の法律で定めることを求める。なお、その業務の遂行にあたっては、国立公文書館と連携協力(牽制も含む)のもとに進めることはいうまでもない。

4.作成義務は広範に(第4条関係など)
 政府案では、当該行政機関の“意思の決定”、“事務・事業の実績”について、文書を作成しなければならないものとしている。
 「作成義務」の範囲を、意思の決定、事務・事業の実績はもとより、事務・事業等における“意思の形成(政策形成)”などに関する資料、文書、記録等も含むよう求める。

5.取得義務の明記を
 政府案では、4のとおり作成の義務規定はあるが、「取得」についてはなんら示されていない。
 各機関の委託等による事業報告書等や、業務遂行において必要なものについては、その元となるデータ資料等についても取得の義務を法律で定めることを求める。

6.「政令事項」、「行政文書管理規則」へのチェック機能を(第4条から第10条関係など)
 政府案では、「第2章行政文書の管理」で、作成、保存、保存期間・延長、移管・廃棄などに関する内容(統一的なルールなど)については、公文書管理委員会に諮問し政令で定めることとしている。また、「行政文書管理規則」については、内閣総理大臣との協議、同意のもとに各行政機関の長が定める、こととしている。
 円滑な公文書の管理には統一的なルールが必要であり、その基本(基準)となる事項を法律で定め、それに基づき公文書管理機関の長が政令(規則)等で詳細な事項を定めるといった規定にすることを求める。また、各行政機関における「行政文書管理規則」については、(公文書管理機関の長の承認など)その作成過程で当該行政機関以外のチェック機能を定めることとするよう求める。

7.移管・廃棄権限を行政機関以外に(第5条、第8条関係など)
 政府案では、行政機関の長が、保存期間が満了した行政文書ファイル等を移管又は廃棄しなければならない、としている。
 移管・廃棄の決定に際しては、規則等で統一的なルールを定めることともに、公文書管理機関の長の承認のもとに行うなど、行政機関の長のみの権限ではないこととするよう求める。

8.保存期間の判断を行政機関以外に(第5条関係など)
 政府案では、行政機関の長が保存期間とその延長などを定めることとしている。
 保存期間や延長の決定については、規則等で統一的なルールを定めることともに、公文書管理機関の長の承認のもとに行うなど、行政機関の長のみの権限ではないこととするよう求める。

9.中間書庫の設置、機能を明確に(第6条関係など)
 政府案では、行政機関の長が適切な保存及び利用を確保するために“必要な場所”において、保存しなければならない、としており、「中間書庫」に関する明確な記述はなく、機能が不明確である。
 「中間書庫」に関する規定を明確にし、その設置、機能等を法文上明記することを求める。

10.国立公文書館を「特別の法人」に(第15条関係など)
 政府案では、特定歴史公文書等については「国立公文書館等」が管理、保存、利用等を行うこととしており、その役割は重要であるが、独立行政法人ではその任務を果たすことは困難ではないかと思われる。
 国立公文書館は、現在の独立行政法人ではなく、“特別の法律により設立された法人(特別の法人)”とし、その役割や権限などを明確にするよう求める。また、特定歴史公文書の利用制限や利用料なども明確にし、その策定段階での情報公開、市民参加等を明記することを求める。

11.その他の重要事項として(検討事項など)
○「法律の見直し」に関する規定を求める。
○立法、司法などにおける文書管理のしくみを検討し、立法上の措置を講じることを求める。
○「公文書館法 附則の2」を削除し、専門の職員の人材養成等に関する規定を求める。
○必要な罰則に関する規定を求める。

PDF版
http://www008.upp.so-net.ne.jp/h-sebata/koubunsyo/shiminnet.pdf

●その他の捕捉意見などはこちら
http://kobunsyo.exblog.jp/10929397/
●上記の一つだけれど、私自身も上記に沿いながらこのようにまとめた
「公文書管理・政府法案への意見」(まさのあつこ)
http://www008.upp.so-net.ne.jp/h-sebata/koubunsyo/masano.pdf

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公文書管理法についてもっと知りたい人のために

以下は、公文書管理法についてもっと知りたい人のためのブログ
●情報公開法クリアリングハウス
 http://www.clearing-house.org/
●源清流清 ―瀬畑源ブログ―
 http://h-sebata.blog.so-net.ne.jp/
●戦争被害調査会法を実現する市民会議の調査会法情報
 http://blogs.yahoo.co.jp/siminkjp
●公文書管理法案の関係資料
 http://kobunsyo.exblog.jp/10805558/
●市民のための公文書管理法制定を求めるネットワーク 
 http://kobunsyo.exblog.jp/
●公文書管理のあり方(日本計画行政学会 行政手続研究専門部会)
 http://japa.agbi.tsukuba.ac.jp/pdf/ikensyo_081016.pdf

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第2回 公文書管理フォーラム

国会も終盤。
公文書管理法案をテーマに、第2回フォーラムを開催します。
情報公開法は、この法律とセットで初めて機能します。
ぜひ、ご注目を。
========================
第2回 公文書管理フォーラム
テーマ(仮):市民のための公文書管理 -国会審議に向けて
日時:5月14日(木)12:30~14:00
会場:衆議院第2議員会館第1会議室
プログラム:①政府案の課題整理
      ②各党(・懇談会)等の主張
      ③参加者からの意見
主催:市民のための公文書管理法の制定を求めるネットワーク(公文書市民ネット)
========================
詳しくはこちら → http://kobunsyo.exblog.jp/10929439/ 

第一回のフォーラムについては、
日経新聞のコラムで紹介された他、こちらにも紹介があり。
↓↓
公文書市民ネット発足、法案を検証
http://www.npoweb.jp/modules/news1/article.php?storyid=3110

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カラーユニバーサルデザイン

これも番外。
友だちが頑張って、書籍「カラーユニバーサルデザイン」を発刊した。
http://blog.cudo.jp/?eid=834304
3年かかりだそうだ。
NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)著
ハート出版 発行
2009.04.29 発行日  
ISBN 978-4-89295-565-5 C3055
A5変形・176頁・定価:3990円(本体3800円)

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小児医療

このブログには通常ない番外です

「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/
が最高裁の上告受理を求めて署名活動しています。

一度、記事を書いたご縁で、情報を送り続けてくださっている。
署名活動への応援メッセージをとのことで、以下のように送った。

~~~~~~~~~~~~~~~
働き盛りだった小児科医・中原利郎さんは、2つのメッセージを残して、疲労困
憊の中で自らの命を絶った。「経済大国日本の首都で行われているあまりに貧弱
な小児医療」を吐露した遺書と、育児休暇後に復帰しようとして宿直ができない
ことを理由にリストラされた同僚医師が病院に残れるよう、病院に提案した稟議
書のコピーだ。東京地裁で「労災」が確定したのに、その労災を引き起こした病
院の責任が否定されたままではおかしい。中原さんが残したメッセージへの裁判
所からの正しい答えが欲しい。(まさのあつこ・ジャーナリスト)
~~~~~~~~~~~~~~~

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軽んじられる政権

次の政権は「社会資本整備重点計画」を廃止すべき
と書いたら、埼玉のかわとさんから「驚きましたね」と
フィードバックをいただいた。

転載許可をもらったのでそのままカット&ペーストさせていただく。
==============================
この「社会資本整備重点計画」の内容の問題とは別に、
閣議決定の前日に、一介の国交省課長補佐名で
「この計画が明日閣議決定される予定」と国交省の報道発表として
公表することは許されてはならないと思います。
政府自民党はここまで官僚になめられている・・・
裏返して言えば官僚はそこまで思い上がっている?

それを当の国交省も閣僚たちも政党もマスコミも国民も問題視しない?
やはり「政権交替」は必要最低条件です。
==============================

いや、ほんと。

閣議決定なんて、もともと、官僚トップの事務次官会議が終われば
あとは不勉強な「閣僚」がハンコを押すだけの儀式と皆わかっている。
皆、分かっているけど、最後の一線というか、流儀というか礼儀というか。
実際に閣議決定がなされるまでは、
こんな軽率な形で発表されることは無かったのではないか。
実際に閣議が終わるまで何があるか分からないというのが本当のあり方ではないか。
官僚にとっては番狂わせで、閣僚が独自にまともに勉強していて
国民の視点に立って問題視をして首を縦に振らない事案があってもおかしくはない。
それがまったくないと、見限られている政権だ。

いままで、こんなことはなかったと思う。
それだけ、「閣議決定」が、もしくは「政権」が軽んじられ、
重みのないものになっていっている。

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2009年4月26日 (日)

ムダな公共事業の徹底見直し会議 ダイジェスト

昨日いってきたイベントのダイジェストを作ってみた。
感想は別途述べることにしてとりあえずこんな感じだった。

「ムダな公共事業の徹底見直しを実現する全国会議」4月25日ダイジェスト

司会 稲村和美 兵庫県議会議員/村上稔 徳島市議会議員

開会挨拶
●谷脇和仁弁護士 (環境法律家連盟・高知県弁護士会)
裁判を通して取り組んできているが政治の力も必要。
意義ある会にしていきたい。

基調講演
●青山貞一 東京都市大学教授、環境行政改革フォーラム 代表幹事
「現状追認と既得権益を超える市民の環境戦略」
・政権交代こそが最大の構造改革。
・自民党の約半分が世襲制。
・現状追認のペンタゴン(政官業に学と報道は霞ヶ関のいいなりに)。
・必要性、妥当性、正当性3つから評価をする
・公共事業の第三者評価がない。事業の自作自演になっている
・たとえば八ッ場ダム森田が役人に聞いたら必要だというので必要だと。
・ここに来ていない人に言いたい「客観民主主義からの脱却」「中央集権政治からの脱却」
 
緊急報告 
●千代延(ちよのぶ)明憲  (淀川水系流域委員会副委員長)
「淀川水系河川整備計画策定・公表の問題点」
・3月31日1時に淀川水系河川整備計画が公表された。
・4知事が反対した大戸川ダム「本体工事は当面実施しない(凍結する)」
 ダム本体工事に着手する場合は改めて知事などの意見を聞き、
 河川整備計画を変更するとあった。
・12時過ぎにマスコミに事前配布、2時夕刊締め切りで
「凍結」「中止」と報道され、賞賛され、知事も評価コメントも出した
・乾いたスポンジが水を吸うように、この情報が世の中を制してしまった。
・しかし、実際に本文には「順次整備」、
 ダム本体工事については「実施する可否を検討」とあった。
・大戸川ダム以外は粛々進めるという内容。
・10年先、手をつないでの反対をした知事がどうなるのかと。
・県道の付け替え工事はダム予算をもって継続。
・周辺整備が進められ、ここまでやってきたのに
 もったいないということで進めることになるのではないか。
・流域委員会の意見は無視し、知事意見も基本は反映していない。

●民主党 菅直人代表代行
・先日、蒲島知事から川辺川ダム中止の経緯を聞いた。
・知事が変わると何が起きるかわからないという警戒心も必要。
・霞ヶ関の官僚組織は自己完結型の構図を作り、必要なのは作る、
 政治家など邪魔な要素がなくなるのを待ち、また進める。
・政権公約の中に二つ入れたい。
・(事業の)大部分を地方自治体に移す。問題は残ると思うが、地方分権が重要。
・中央政府がやるべき仕事の範囲を限定し、国の形を根本から変えることが必要。
・平行して「官僚内閣制」といわれる仕組みを変えていく。

●日本共産党 塩川鉄也衆議院議員
・額は減らしながら特定の大型開発に重点投資するという実体が生み出されてきた。
・過去最大規模の予算といわれる中で経費対策を錦の御旗に無駄な事業を拡大しようとしている。
・自然環境への影響評価だけでなく、生活環境、地域環境のアセスの必要性がある。
・群馬県渋川で福祉施設の火事があった。都会に施設がなく赤城山の麓までいかなければならない。環状道路や中枢港湾などを作るのに福祉施設の建設を怠ってきた。ゆがみを作っている企業献金、天下りを禁止し、政官財の癒着を断ち切ることが必要。

●社会民主党 福島みずほ党首
・公共事業チェックをしていく機運を作っていきたい
・佐世保道路1キロ200億円。米軍住宅建設に8棟、28億円をかけている。
・東京の環状線が1メートル1億円。ダイアモンドでも埋まっているのか。
・東京オリンピック招致に反対をした。招致の費用明細をだせない事業は賛成ができない。
・脱原子力。「六ヶ所村」再処理事業、公共事業ではないというが19兆円も出している。
・1ワットも生み出していないのに300億円かけている「もんじゅ」
・「柏崎原発」と合わせこの3つは危ない。
・50年以上国に頼る業界は倒れている。つっかえ棒(税金投入)を取るべきだ。
・二大政党ではなく、国会の中にも生物多様性が必要。
・企業団体献金やめる法案を野党は2002年に提出している。
・大規模公共事業から福祉へシフトすべき。

●新党日本 田中康夫代表
・熊本は、国が作る川辺川ダムは猛反対といっても荒瀬ダムの廃ダムはお金がかかるから止めるとか、路木ダムは県営だから造るという。
・地方分権はとても大事。しかし、かつては文部省がふりわけていた学校図書館費が補助金から、地方交付税化となり、何が起きたか。
・ひも付きの補助金から一般財源化したら、学校図書購入費は75%の自治体で減っている。
・規制強化や規制緩和は、消費者の視点に立って、メリハリをつけなければならない。
・淀川について国土交通委員会で質問した。作る場合は河川整備計画は作り直すと質問主意書の回答で得ている。
・金融工学と河川工学は一緒だ。歴史現象ですからというが二度とおきない。河川工学も同様。こうなるから基本高水が必要だと。(ある川で)100年確率の大雨が降ったが、6分の1しか流れてこなかった。どうしたのかと聞くと、24時間の雨の振り方が違ったからという。これが河川工学だ。
・ダムを壊すこと、遊水池を作ることも公共事業。新しいリーダシップが必要だ。

●国民新党幹事長 亀井久興氏からのメッセージ読み上げ

●田口康夫(渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える)
「砂防ダムの問題」 
・日本には8万6千基の砂防ダムがある。整備率は20%、40%にあげるとあと100年かかる。コンクリートで作るので壊れていってまた作る。壊れる。

●嶋津暉之(水源開発問題全国連絡会)
「日本のダム問題」  
・計画中のダムは180基
・水余りは顕著 新しいダムは必要ないことは明らか
・治水面でもダム建設の必要性は希薄。治水効果は誤差程度のもの。
・ダム建設に巨額の費用を投じているため、河道整備、堤防補強など優先すべき事業がおろそかになり、災害ももたらしている
・1997年河川法改正で意図されたのは住民意見を反映して河川行政を進めることだった
・新規ダム計画を中止し、既存ダムの見直しが必要。

●懸樋哲夫(全国自然保護連合)
「巨大なムダと環境破壊の『リニア中央新幹線』」
・リニア中央新幹線(東京-大阪)。東京名古屋間を2025年をめどに完成させる計画。
・JR東海が自己負担でやるというが、国のお金を当てにしているフシが見える。
・県議会議員が誘致運動をしている。疑問の声をあげない。
・5兆1千億円。2倍、3倍になると言われる。
・エネルギー消費は新幹線の10倍。推進派は3倍だと言うが、ピークだと40倍にのぼる。
・試算によると原発5基分必要だという。
・電磁波被爆も問題で、経産省で電磁波の基準作りを進めている。国際基準として1000ミリガウスを使う予定だが、3~4ミリガウスでリスクを生じるとも言われる。
・トンネルが多く(80%)、大深度地下になれば費用も膨大になる。南アルプスを貫くともいう。

●坂本博之(たたかう住民とともにごみ問題の解決を目指す弁護士連絡会)
・略称「ゴミ弁連」
・福島県二本松市で明日、あさって総会を行う。
・ゴミ焼却場処分場建設を推進する行政の立場に立たないことがモットー。
・現代のゴミは有害物質の固まり。
・焼却場で焼いて処分場に処理すれば、安全で有害物質は出ないと建設を進めるが間違っている。
・建設にあたり、一切住民に情報を知らせず、作ることが決まってから知らされる。
・千葉県笠間で第三セクターでもそう
・「君たちはゴミは誰でも出すだろう。どこかに必要だという」
・しかし、大量生産、大量消費、大量廃棄を改め、処分場をドンドン作るとそれを維持することになる。出口から止めることが必要だ。

●高尾山の天狗と奥田靖二(高尾山をまもる市民の会、道路公害反対運動全国連絡会)
「高尾山トンネル工事反対運動の現状」
・高尾山の圏央道(トンネル2本)事業に24年半闘ってきた。
・1200メートルのうち650メートルできた。
・裁判中であるにもかかわらずトンネルを掘り進んでいる。
・たくさんの観光客が来るが、工事現場は目に触れない。
・300万人の登山客が来る。富士山でも10数万人。
・日本の観光ガイドミシュランでは、最高ランクは2つ。
・一つは富士山、もう一つは高尾山。
・都市近郊にあり、生物多様性1332種。昆虫5000種類。研究者にとっては宝の山。
・貴重な自然を壊して道路計画。
・昨年8月に50メートルの大崩落。死者3人出た
・八王子城跡が壊され、自然の滝が枯れ、井戸枯れもしている。

●伊藤昌尚(日本湿地ネットワーク)
「東京湾三番瀬からの報告」
・三番瀬は埋め立て計画が中止になったのではないかと思っている方もいると思うが、開発の危機が迫っている。
・三番瀬は4市に囲まれた1800ヘクタール。
・1999年740ha埋め立て計画から101haに縮小され、2001年3月堂本知事が白紙撤回に。
・2009年、森田健作が知事になりどうなるか。
・焦点は「猫実川河口域」
・浦安市では陸地側に道路建設を始め、片側4車線用地が確保された。
・あと10年頑張れば高速道路計画は止まる

●金井塚務(広島フィールドミュージアム、日本森林生態系保護ネットワーク)
「旧大規模林道と生物多様性」
・めでたく緑資源機構がつぶれたが、大規模林道事業が(地方から国へ)復活する可能性もある。
・大規模林道問題全国ネットワークだったが、森林問題全部を扱おうと「日本森林生態系保護ネットワーク」に。
・旧大規模林道問題は2000年ぐらいに計画が具体化する中で、反対運動が高まった。
・広島では渓畔林林に大規模林道を通す計画だった。民有林に課せられる負担金を行政が肩代わりしていることがわかった。私有財産に無駄な公共事業の推進のエンジンとなっている可能性がある。監査請求、住民訴訟もおもしろいやり方ができる。

●陣内隆之 (ラムサールCOP10のための日本NGOネットワーク)
「諫早湾干拓事業と泡瀬干潟埋立に見る湿地での公共事業問題」
・ラムサール条約第10回締約国会議のために、時限組織として「ラムサールCOP10のための日本NGOネットワーク(略称:ラムネット)を結成したが、恒久的組織に。
・諫早干拓、泡瀬干潟埋立は無駄な事業の典型。ずさんなアワスメント。
・どちらも裁判で買った。
・諫早は費用対効果は1を切っている。昨年、開門調査をしろという判決が出た。
・泡瀬は経済効果がない、経済的合理性がないと地裁で2004年8月に公金支出を差し止める裁判が出た。
・しかし行政は無視している。
・止まらない事業から止まる公共事業へと活動する。

●渡辺瑛莉(国際環境NGO FoE Japan、RWESA-JAPAN(東・東南アジア河川ウォッチ・ジャパン) 
「パハン・スランゴール導水事業」
・マレーシアのケラウ川で、1171億円の事業。日本が案件形成に関わった。特別円借款(アジア経済危機に対応するために優遇金利)。
・入札作業は進められている。日本のゼネコン3社が残っている。誰のための事業家。
・事業なしでは2007年に深刻な水不足に直面するとされたが、起きていない。
・この地域では漏水が多い
・先住民族は、移転の選択権を知らない83%
・選択権があるなら移転したくないのは63%
・同意のときに強制だと考えていた人が8割。
・27人で裁判になっている。
・森林保護地域でもある。
・事業の必要性を検証し、移転の選択権を知らせ、選択してもらう、補償計画に住民意見を反映することを提言している。

来場議員紹介
●大河原雅子参議院議員、
国幹会議が27日にある。会議成立は3分の1出席。4人いれば通ってしまう。
現政権にもきっちりアプローチする必要がある。
●秘書出席(長島昭久議員、保坂展人議員)

集会宣言 閉会挨拶 遠藤保男(水源連)
「総選挙に臨む政党・候補者に対し、公共事業の徹底見直しを重点公約として掲げるよう、強く求める。公共事業の見直しに当たっては次の「3原則」を基本とすべきである。
一、聖域なき情報公開
二、住民参加の徹底
三、見直し中の工事凍結」

短期間の準備期間だったが、分厚い資料ができた。活用を。

以上、ダイジェストでした。敬称一部略です。

まさのあつこ

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2009年4月21日 (火)

オーラルヒストリーと公文書

友人の山本まりさんが「公文書」とは全然関係のない
メーリングリストでこんな考えを書き込んでくれた。
 彼女が読んだ2つの書き物
  オーラルヒストリーの本と
私が週刊ダイヤモンドで先日書かせてもらった
 「官僚による隠蔽、改ざんが横行!知られざる日本の恥部
 「公文書管理」が危ない」
を読んでの感想です。
とても興味深いので転載許可をもらった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
昨日、「オーラルヒストリー」中公新書 御厨貴著
を読み終えて、今日、週刊ダイヤモンドのまさのさん
の書かれた記事を読みました。

御厨氏はオーラルヒストリーを「公人の、専門家による
万民のための口述記録」と定義していて、もっぱら、
官僚や政治家を対象にしたオーラルヒストリーの実施
と蓄積を組織的に行っているということです。

御厨氏の経験談として、オーラルヒストリーを依頼して
もガンとして受け付けない官僚の話が出てきます。 
「自分は言わず語らずで死ぬつもりだ。自分が持っ
ていた在職中の資料はほとんど焼却してしまった。今なお
持っているものについても、自分が死んだら即焼却して
もらう手筈になっている」 と徹底して自分の足跡を
消すことにこだわりをもっている官僚もいる、という
ことです。 そういう官僚にとっては、公文書の管理
を第三者に委ねるなどということは耐えがたいことなの
だろうと思います。 こういう人が今のところ日本の
官僚では多数派なのだろうな、と思いました。

結局政権交代を経験してないということの弊害という
ことになるのでしょうか? 欧米のような訴訟社会では
文書は裁判の行方を左右する重要な材料だから、
中立的な立場の機関に文書を管理してもらうという
ことにエネルギーを注ぐのは公正さを確保するために
必要不可欠なんだ、と思いますが、日本の
すべて自分が抱え込んで黙って死ぬことで、誰にも
迷惑をかけないようにすることが組織人としての美学。
みたいな文化の元では、文書管理を公正に・・・と言って
もなかなか難しい所があるのだと思いました。

こういうエリート意識に裏打ちされた美学?に凝り固まって
いる人に、「説明責任」とか「健全な民主主義のための
情報公開」とか言ってもなかなか素直にコトは運ばない
でしょうね。 

オーラルヒストリーはこれまで、公文書として残されて
こなかった、様々な政策の決定過程などを関係者に対す
る組織的なインタビューという形で残して行こうとして
いるわけで、行政文書の管理の問題とは密接に関連して 
いる分野と言えそうです。
オーラルヒストリーの場合は、内容の公開の可否や
時間的な制約を語り手自身が決めるわけで、
全てを全面的に最初から公開。というわけにいかない
ことが多いようですが、タイムカプセルに入れてしまう
にしろ、後世に残すことができること、
一人が語ることを拒んでも、他の関係者が応じればある程度コトの経緯
を再構成することが可能な場合もある。というのが救いと言えるのでは
ないかと思いました。

それにしても、「官僚の恣意」をどうコントロールする
のかって、難しい問題ですね。
                     やまもと
===

以上転載でした。まさのあつこ

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お金の本の紹介

書くべきことが追いつかない。
本をいただき、紹介してねと言われる。
いつになるか分からないですよ、といって、やはり時間が経ってしまう。
というわけで、今回は「借金」で括ります。

●『過払い金を取り戻せ!!~キミにも簡単にできる、
返しすぎた借金の奪還術 実録ドキュメント付き~』
明石 昇二郎(著)  ¥ 1,000 集英社

オイオイ、そんなに借金していたのか、と思いながら読みましたが
彼の強み「こわいものなし」「度胸」「徹底」が全面に押し出され
同じお悩みを持っている方には超オススメ。

●『「お金」崩壊』
青木 秀和 (著) ¥ 756 集英社

こちらは公の借金の話。若干取っつきにくいですが
公的債務についていろいろな視点を提供しています。

どちらの著者も、共通しているのは、
世のため人のためになるなら
自分にできることをなんでもやってやろうじゃないかという姿勢。

前者でお困りの方も、後者で憂えている方も
ぜひ、ご一読を。

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2009年4月20日 (月)

足羽川(あすわがわ)ダムの環境影響評価

●足羽川ダムの準備書がでていることに、先日気がつきました。
http://www.env.go.jp/policy/assess/index.html
ところが、他の事業は、オンライン縦覧のリンクが張ってあるのに
足羽川ダムのオンライン縦覧は載っていませんでした。

そこで、足羽川ダム工事事務所に電話し、
「オンライン縦覧させてください」といったら「載せています」といいます。

しかし、見ると、「あらまし」は載っていましたが、全体はリンク切れしていて、
載っていない状態でした。電話のやり取りでそれが明らかになると「申し訳あり
ません。すぐに載せます」とのことで、載せたことの連絡もいただきありがたかった。

そこで、http://www.env.go.jp/policy/assess/index.htmlの連絡先にも「足羽
川ダムもオンライン縦覧しているからリンクを張ってください」とメールをして
おいたら、本日見ると、載っていました。

それぞれ誠実に対応してくれたのは嬉しいと思いました。

でも、一生懸命、意見を寄せてもらおう、と思って仕事をしていれば
忙しくても、もう一歩、踏み込んだ配慮が欲しいところだと思いました。

私も山のようなケアレス・ミスをしながら生きている人間ではあるので、自戒を
込めてではありますが、そう思います。

●今現在、環境影響評価法改正を視野にいれて、検討会が行われていますが、議
事録を追っていると、オンライン縦覧を義務化することに反対する意見も見受け
られます。http://www.env.go.jp/policy/assess/5-3synthesis/index.html

実に不思議です。

実態として、こうして、オンライン縦覧させることを、あの国交省ですら(失礼!?)、なん
の抵抗もなく行っていることを思えば、多少のマスキングが必要になる場合はあったとしても、もはや、常識であり、オンライン縦覧させるところと、させないところで格差が出てくることの方が問題ではないかと思います。

●足羽川ダムについて意見が寄せられるのは5月14日までです

今、★印をつけたものだけをみて意見を書きました。

環境影響評価準備書のあらまし  ★
http://www.kkr.mlit.go.jp/asuwa/pdf/iinkai_pdf/houhou_pdf/pamphlet.pdf
九頭竜川水系足羽川ダム建設事業環境影響評価準備書(要約書)
http://www.kkr.mlit.go.jp/asuwa/public_data/iinkai/hyoukajunyo.html
九頭竜川水系足羽川ダム建設事業環境影響評価準備書1/2★
http://www.kkr.mlit.go.jp/asuwa/public_data/iinkai/junbisyo1.html
九頭竜川水系足羽川ダム建設事業環境影響評価準備書2/2
http://www.kkr.mlit.go.jp/asuwa/public_data/iinkai/junbisyo2.html

私は、これについてさらなる時間がとれなければ、未完成ではあっても、そのままを意見書として出そうと思っています。

●それにしても一方的に意見書を出すだけなんて、環境アセスとは実にむなしい
ものだと思いました。

ご参考まで。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

九頭竜川水系足羽川ダム建設事業環境影響評価準備書への意見書(未完成)
まさのあつこ

主な論点
A.水循環、物質循環、生態系に最も影響を与える構造である「常用洪水吐き」、
「河床部放流設備」の構造を「検討中」としており(2-6)、「工作物の新設等
の事業を行う事業者がその事業の実施に当たりあらかじめ環境影響評価を行う」
と定めた環境影響評価法に違反している。この準備書を撤回、破棄し、「常用洪
水吐き」、「河床部放流設備」の構造の「検討」が終了し、「実施に当たり」、
再度、手続を開始すべきである。

B.これまで行われたダム事業の大半は、環境影響評価法成立前にできたもので
あり、ダム建設によりどれだけの環境影響が及んだか、またその環境影響による
経済的な損失などについては、国民に対して明らかにされているとは言えない。
また、足羽川ダムは、先行例の乏しい「穴あきダム」となり、その環境影響評価
であるため、穴あきダムによる環境影響評価のモデルケースとして、現時点まで
に確認されたすべての動植物種、土砂移動の状況、海岸線および沿岸域に生息す
る動植物への影響について、徹底的に事前・事後調査を行い、一つのダム建設に
よって引き起こされる環境影響の全体像を把握すべきである。

これにつづいて33点の指摘をしましたが、長いのでここでは略。

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次の政権は「社会資本整備重点計画」を廃止すべき

「社会資本整備重点計画」が3月31日に閣議決定されていた。
(実際には3月30日に、閣議決定の予定です、との発表が国交省からあった。
「閣議」を行う閣僚は完璧に手玉にとられている)

http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo08_hh_000010.html

政府は、平成15年まで公共事業ごとにバラバラに長期計画をたてていた。
その予算確保のスキームを「ムダ」の元凶と批判され
その批判逃れのためにも一本の計画にまとめたものだが、
地方分権、税源移譲が叫ばれる今日、
まったく時代遅れ、ピントはずれな計画となってしまった。

次の政権は、その根拠法である社会資本整備重点計画法を廃止して
国の「社会基盤整備」という戦後のお役目に終止符を打つべきではないか?

その税源を地方に移譲、事業も分権へと向かわせて
責任を明確化しなければ、誰が「悪政」を行っているのかが
いつまでも分からない。

知事は国のせいにし、国は地方のせいにして
責任を取らされ、戸惑うのは、
先日もこちらで紹介した成瀬ダムのような↓
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-d7f2.html
なんのための借金なのかと尋ねても答えをもらえない納税者だ。

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八ツ場ダム推進の政治家の発言と「公文書管理」の関係

引き続き、「公文書管理法案」の話の続きです。

たとえば、これは行政文書として残るか。

4月10日、「八ツ場(やんば)ダム推進議連1都5県の会の設立総会」の取材にいった。

267名の都県議員たちの会が八ツ場ダム推進のために会を設立。報道せねばと駆けつけたが、出席者の発言を聞いているうちにだんだん気持ちが萎えた。

こんな発言だ。

●石原・東京都知事
造りかけたものを今さら止めようというのは、暴論に近いと思うし、まず造っておいて結果をみるのが一番肝要だと思います。10年、20年先を見据えて、このダムを着実に造ってゆこうじゃありませんか。

●大沢・群馬県知事
 最近、全国各地でダム建設事業に関する議論がなされておりまして、八ッ場ダムを中止すべきだという意見もあるようですが、これは地元の声やこれまでダム事業の歴史を一切顧みないものであり、怒りすら覚えるところであります。

●森田・千葉県知事
知事選のその争点に八ッ場ダム、ありました。反対の大合唱でござました。でもね、皆さんね、これね、やっぱりたとえば千葉県だけで考えたとしても、治水利水の両面から考えて、やらなきゃダメですよ!皆さん!私はですね、それを基本的な姿勢として訴えてまいりました。

● 金子恭之・国交省副大臣
首都圏を貫流いたします利根川は、首都圏の貴重な水源である一方で、カスリーン台風に代表されるように、一度氾濫を起こしますと大災害を起こす暴れ川でございます。

●笹川尭衆院議員
今日は奇しくも天皇皇后両陛下ご成婚五十周年記念の式典を午後2時から開始をする、しかも地元の八ッ場ダムの推進に関して皆様方に長い間お待たせをし、あるいはまた水没する皆様方にも多大なご迷惑をかけながら、どうしてもこれは推進をしなければならない。

●小渕優子衆議院議員
八ッ場ダムの地元の国会議員であります小渕優子でございます。色々なところで、報道などで反対の声が挙がっているとのこと、そんな声を聞くたびに本当に不安な思い、心配な思いであるということであります。

●山本一太参院議員
どっかの政党が八ッ場ダムの中止をマニフェストに盛り込むようですから、次の選挙は絶対に負けられない、都議会選挙も国政選挙も絶対に勝たなければいけない。皆さんと力を合わせて八ッ場ダムを推進していきたい。

● 南波和憲県議・自民党群馬県連幹事長
昭和39年の東京オリンピックの年はたいへんな水不足の年であったと記憶しております。そして2016年の東京オリンピックでは八ツ場ダムができている。それで水は大丈夫という中で東京オリンピックを迎えたいというふうに思うわけでございます

次々と発される時代錯誤発言。

報道する気を失ってしまった。(根性なし→ワタシ)

・・・というわけで、国土交通省からは副大臣を頂点に、河川局長、関東地方整備局長、会場には随行者の席が設けられ、ぞろぞろと職員が座っていた。国土交通省職員もいただろう。私も取材メモを取ったが、彼らも「メモ」を取っただろう。

アメリカの公文書管理の制度では、職員が職務時間内に、職務に関連してとったメモは、たとえ何処にいようと、Public Records(公文書)。そのように「行政文書」が定義されているからだ。

一方で、日本の現在の情報公開法(および、現在、政府が提出している公文書管理法案)では、こうした「メモ」は、たとえ随行した職員が作っていたとしても、そしてそれを国民が開示請求したとしても、「個人メモ」としてかたづけられる可能性が高い。

疑問に思う人は、「4月10日に八ツ場ダム推進議連1都5県の会の設立総会の、国土交通省河川局職員による会議記録メモ」という開示請求を行ってみては?

ただし、与党議員と国交省職員がズラリと並んだ「接触した」会議だから、以下の法律が機能している場合は、出てくるかもしれない、とふと思う。

納税者が払う国家公務員の給料の職務時間に出席した会議だから、この法律が機能していれば、当然、開示されなければならない情報となるのではないか。どう思いますか?

== == ==
★国家公務員制度改革基本法 
(議院内閣制の下での国家公務員の役割等)
第5条  3項1
職員が国会議員と接触した場合における当該接触に関する記録の作成、保存その他の管理をし、及びその情報を適切に公開するために必要な措置を講ずるものとすること。この場合において、当該接触が個別の事務又は事業の決定又は執行に係るものであるときは、当該接触に関する記録の適正な管理及びその情報の公開の徹底に特に留意するものとすること。
== == ==

いずれにせよ、八ツ場ダムが完成したとしても必ず水はその分だけ余る。なぜなら、すでに保有水源は使用実績を上回っているから。推進根拠のなくなった八ツ場ダムを推進した「責任者」(政治家)の責任は明確に記録され、残されていかなければならない。余った水もタダではない。結局は「それを使わない1都5県の人々」が水道料金として払わされ、負担金も払わされ続ける。

その責任は、最低でもその負担を払わされる末期の代の人間が、あの政治家の責任だった、と言えるよう、こうした公的記録は残されるべきなのだ。

また、その政治判断を誤らせるだけの不的確な行政情報を与え続けた黒幕としての官僚の責任も問えるよう、過程の情報が開示されるよう、そのために保存管理されるよう、そのためにまず作成されるように制度設計をしなければ。

それが抑止力となって、的確な情報、的確な判断がやがて行われるようになるはず。これすらも理想論でしかないが、今提出されている公文書管理法案は、その理想論すら語れない惨めな制度設計になっている。

まさのあつこ

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八ツ場ダム判決5月11日

案内が来ました。

八ッ場(やんば)監査請求・住民訴訟にご協力下さった皆様へ

まばゆい初夏の季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私たちは東京地裁において4年間、総力を挙げて、八ッ場ダムの不要性、危険性を立証してきました。昨年11月末結審を迎えましたが、その判決がついに連休明けに出されることになりました。

期 日: 2009年5月11日(月)14時から
法 廷: 103法廷(大法廷、傍聴席90人)
      判決後、15時頃から説明会を開催します
              (会場:弁護士会館502AB)

1都5県で始まった八ツ場ダム裁判、その他5県の裁判スケジュールは以下で。
http://www.yamba.jpn.org/schedule.htm

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石木ダム(長崎)の動画

あっと言う間に更新が滞ってしまう。

少し前(2ヶ月前)のニュースだけれど、
いろいろなことを思いだして泣けてきたサイト

2月24日のながさきニュース 長崎新聞
【動画】絶対反対同盟が知事に「帰れ!」 石木ダム問題で10年ぶり接触
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20090224/01.shtml

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2009年4月 9日 (木)

余野川ダム「中止」と「整備計画」位置づけ、同日発表

予算が一回止まれば復活は難しいのが今日の財政状況。
だから、整備計画に位置づけても、
大臣が「凍結」と言えばだいたい止まるよと思うのが「大人」の世界。
だから
●大戸川ダム、整備計画に掲載 嘉田知事が批判(朝日新聞)
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200904020004.html
しても
● 国の大戸川ダム凍結方針 知事「政治的には了」評価再修正(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20090407-OYT8T01093.htm
となる。しかし、それすらも知事交代となればどうなるか分からないのは
長野県を見れば分かること。大臣だって一時期のお飾りだしね。

それとは別の筋から国交省資料を見ていて、
顔が歪むほど、分からなくなって、ムカムカしてきた。

平成21年3月31日
国土交通省大臣官房 技術調査課 公共事業調査室の発表資料で
http://www.mlit.go.jp/tec/hyouka/public/kisha/0903/pdf/11.pdf 
これの一番上は、どうみても「余野川ダム」。
はっきり「中止事業」になっています。
事業評価で「中止」と判断された。

でも、淀川水系河川整備計画では
http://www.kkr.mlit.go.jp/river/yodo_sui/pdf/090331issiki.pdf 

●これのP.46/171
「余野川ダム
・必要性に変わりはないが当面実施しない」
●これのP.125/171 地図 そして
●これのP.132/171
「余野川ダム等洪水調整施設の整備については、他の支川との治水安全度のバランスをふまえ、実施時期を検討する」

同じ平成21年3月31日の発表なのに、微妙な言い回しではあるが、明らかに、余野川ダムを位置づけてしまっている。

はっきり「中止」と発表した事業を堂々と、同日、
近畿地整で発表した20~30年計画にビミョーに書き込んでいる。
同日発表の同じ省の「行政文書」でなぜ、こんなことが起きるのか。

猪名川総合開発工事事務所を見ても
http://www.kkr.mlit.go.jp/inaso/ 
中止になったともウンともすんとも書いていない。
ところが、工事事務所そのものを直ちにたたむべき事態だ!っと、
電話をしてみたら、「現在使われていません」アナウンス。

どっと疲れて、情けなくてお腹が空いてきました。

まさのあつこ

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行政文書の保存期間その3 「行政文書」の定義

行政文書の保存期間その2の続きです。

重要な問題として「中間書庫」のことが瀬畑さんのブログに載っていることをお知らせしました。これはとても重要なのですが、実は「中間書庫」があっても入っていくべきものが「存在しない」という「落とし穴」が、今、政府が提出している公文書管理法案には埋め込まれています。

保存期間を理由に「不存在」になってしまうことは一度書きました。
今度はそれと同様に問題になっている「行政文書」の定義が狭すぎて「不存在」になることにご注目いただきたいと思っています。

行政文書とは何か?

★政府提出の「公文書管理法案」による「行政文書の定義(2条)」は
1.行政機関の職員が作成、取得、
2.行政機関の職員が組織的に用いる、
3.行政機関が保有
の3要件が重なるものだけ。
これは現在の情報公開法による定義を踏襲したもの。

たとえば、以前、こちらでも報告をしましたが、この定義では
●審議会の議事録の発言者名の情報は
・あったとしても「個人メモ」です
●その審議会を録音したテープは
・「業務を委託した民間会社の所有物」ですと
開示請求をしても出てきませんでした。裁判をやっても負けました。

公文書管理でございます、と法律ができても、
この点では、今のままではまったく「一歩前進」にはなりません。

★もう一つ。今回の法律案には「作成義務」(4条)が書き込まれました。
しかし、その対象は以下のように「結果」だけ。
1.行政機関の意思決定
2.行政機関の事務及び事業の実績
3.軽微なものである場合を除き、政令で定める
とあって、何が「軽微」なのかを判断するのは官僚様。政令を作るのも官僚様。

どのようなプロセスでその「決定」や「実績」が生み出されたかは
そもそも作成しなくてもいいことになってしまう。
もちろん、作成しないわけはないのですが、この法律案が通れば、
作成していたとしても、作成する義務はありませんから、存在しません
という理屈が法律上、通ってしまう。

裁判官が常識で考えて、おかしな話だな、と思っても、度胸のない裁判官は
法律に基づけば、やっぱり存在しませんね、という判断しかできない。

とにかくこのままでは、国民にとってすごく迷惑なものになる。
第一野党である民主党はもちろん、野党全党こぞって、そして、
このことに実は気づいていなかった与党議員もこぞって一緒に
ちゃんとしたものを作って欲しい。

どうしようもなく不十分な政府案はこちら↓
http://www.cao.go.jp/houan/171/171-2anbun.pdf

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八ッ場ダムによる吾妻渓谷の景観改善(事業評価の問題点)

 4月7日、八ッ場あしたの会が、八ッ場ダム計画の事業評価について異議あり、の記者会見を行ったとのこと。公表内容はすべてブログにある。

冒頭を抜粋すると
***
八ッ場ダム建設事業の費用便益比計算の問題点について(その1)
 2月24日の関東地方整備局事業監視評価監視委員会で八ッ場ダム建設事業の再評価が行われ、継続妥当という結論になりました。その根拠となったのは、八ッ場ダムの費用便益比の新計算値が3.4となり、1を大きく上回っているということでした。2007年12月の評価監視委員会〔注〕で示された費用便益比は2.9でしたから、0.5も上がりました。再評価の資料はこちらをご覧下さい。↓
http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/office2/jigyohyoka/pdf/h20/03siryo/siryo1-2.pdf
***

ということで、続きはこちらへ!
http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=738

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2009年4月 6日 (月)

行政文書の保存期間その2

歴史研究者の瀬畑源さんが、
土曜日に書いた「2008年国会審議で明らかになった行政文書の保存期間」
に面白い!とリンクを張ってくれた。

あれこれ書いているうちに下の方へ押し流されて言ってしまったのでありがたい。
ぜひ、どなたさまも、そこに入れたエクセルデータ「2008年国会審議で明らかになった行政文書の保存期間」をダウンロードして一読してみてください。

ついでに言うと、瀬畑さんのブログには、重要な問題として「中間書庫」のことが書かれている。これは重要なことで、かつこの中では書けなかったので、渡りに船で、
ぜひ、近日中にでもちょっとした補足を書きたいと思っています。

実は、中間書庫(政府提出法案ではすっかりしぼんでしまった考え方)がたとえできても、いまのままの「行政文書」の定義では、道路事業の根拠となっているさまざまなデータは「行政文書」と見なされない可能性が残る。

少なくともこれまではそうでした、ということ、そして「行政文書」の定義はこれまでとまったく同じですということを、時間ができ次第、こちらにまた書きたいと思っています。眠る時間を確保しながら。

まさのあつこ

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2009年4月 4日 (土)

白昼堂々の公文書偽造~大戸川ダム「凍結」

■「淀川水系河川整備計画の策定について」ということで
http://www.kkr.mlit.go.jp/river/yodo_sui/pdf/090331issiki.pdf  
国土交通省近畿地方整備局河川部河川調査官名でプレスリリースが出ている。

その3頁目に、「3.大戸川ダムに関する考え方」としてこう書かれている。

①大戸川ダムの本体工事は当面実施しない(凍結する)。

大概の報道機関は、耳でレクを聞いて、概要を読んで、記事にする。
こんなふうに↓
■大戸川ダム建設を凍結=流域知事の反対を受け-国交省
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200903/2009033100394

ところが、これ(凍結)はウソなのだ。
171頁にもわたるカラフルな資料をドンと渡し、結局のところ、
48頁目にようやく、地味にホンモノが現れる。
そして、ず~っと我慢して我慢して読むと110頁目(計画58頁目)にこうある。

川上ダム、天ヶ瀬ダム再開発、大戸川ダム等の洪水調整施設の整備を行うこととする。

つまり、財務省の判断により「予算が付かなかった」
昨年12月末の2009年度予算原案を踏襲しただけ。
財務省の判断で「予算を付けなかった」だけ。
別に国土交通省が「凍結」「休止」したわけではない。

今年は進められなかっただけ。知事が反対していることを理由に財務省が「予算を凍結」したから。

それを「凍結する」と概要で説明し、本体では
大戸川ダム等の洪水調整施設の整備を行うこととする。
とした。
これは白昼堂々の公文書偽造だと言わずしてなんというのか。

騙されたと気づき
大戸川ダム、整備計画に掲載 嘉田知事が批判
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200904020004.html 
産経新聞は「二枚舌」との嘉田知事のコメント
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090401/lcl0904012049006-n1.htm

これが彼らの「情報公開」の典型例だ。
 大量の資料〔真実を埋め込んである〕
 1枚の概要〔ウソを埋め込んである〕
 そして概要を元にウソの説明を聞かせる
官僚の「政治家へのご説明」&「メディアワーク」のパターンである。

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「ムダな公共事業の徹底見直しを実現する全国大会」

■4月25日(土曜)は東京・竹橋へGO!

ダム・砂防・治山・道路・林道・農道・空港・港・埋立・処分場・ハコモノ…
わたしたちの税金は、どれだけ消えているのか?
ムダな公共事業の徹底見直しを実現する全国大会

日時:2009年4月25日《土》14:00~16:00
場所:日本教育会館8階第一会議室(300名収容)
   地下鉄「神保町」駅・「九段下」駅・「竹橋」駅徒歩5分
参加費: 500円 チラシはこちら↓
http://www7b.biglobe.ne.jp/~yakkun/suigenrennnope-zi2/home/hazimeni/chirashi.pdf

■野党各党のリーダーもやってくる
思いを国会に届けたい人は、ぜひ大会に参加してください
■徹底見直しを実現する3原則
 聖域なき情報公開
 住民参加の徹底
 見直し中の工事凍結

主催: ムダな公共事業の徹底見直しを実現する全国大会実行委員会
環境行政改革フォーラム・渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える全国自然保護連合・たたかう住民とともにゴミ問題の解決をめざす弁護士連絡会・道路公害反対運動全国連絡会
日本森林生態系保護ネットワーク・日本環境法律家連盟・日本湿地ネットワーク・日本消費者連盟・東・東南アジア河川ウォッチ・ジャパン・ラムネット・水源開発問題全国連絡会
【賛同団体募集中】 詳しくは
HP:http://www7b.biglobe.ne.jp/~yakkun/suigenrennnope-zi2/suigenrennope-zi2.htm

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やんばは明るい未来への折り返し地点

You Tubeが使えるようになったらいいなぁと、
日頃から思っていた。
いきなり「輝くビデオジャーナリスト!」は無理でも、
練習を兼ねて、ビデオを撮って流せたら、
下手な文書をウンウン唸ってひねっているより
当事者の声、顔、心で直に訴えてもらった方が、
より説得力があるのではないか。
風景や、風や、音や、香りは無理でも、楽じゃないか(コラコラ)?!
いや、下手な文書より下手な映像の方が(レベルの低い比較)。。。

それで、「マエキタミヤコさんのやんばワークショップ」で
You Tube使い方講座?があると目の片隅で捉えて、行ってきた。

詳しくは、他力本願で
八ツ場ダムをストップさせる埼玉の会のひさごんさんのレポートを見ていただくとして
http://yambasaitama.blog38.fc2.com/blog-entry-2.html 
チャーミング・アプローチ(上記ブログに張ってある)を聞いていて
だんだん落ち込んできた。
やっちゃいけないことばかり、やってきたじゃん→ワタシ
●責めない→国交省をすぐ責める
●目立つ→問題は目立たせたいが、可能な限り目立ちたくない
●説教臭くない→取材していて説教になってしまうことがある(^^;)
●押し付けがましくない→や、押し付けているな(^^;)。
●ダサくない→肝心なことは直球でダサイ(^^;)。

You Tubeはいきなり実践で各自実演(載せる術だけ知りたかったんだけど^^;ワガママも言えないので仕方なく)ということになっていたので、顔を隠して(別にやましくはないのだが、できるだけ面が割れたくないのだ)出ることに。。。。しかし、用意した秘策にNGが出て、「それを演技せよ」とマエキタさんに10秒でコーチングされ、「え~~、そんな~」と恥ずかしがる年でもないし、終了時間も迫るしでやってしまいました。Before/Afterを使ってもいいかと後で問いあわせがあり、いや、その演技が・・・とシノゴノいって・・・国交省に見られないで~~と懇願したりしたのだが、ま、そんなに自意識過剰にならなくていいか。。。てなわけで、あしたの会の皆々さま、どうかテキトウにご活用ください^^;。

それよりも、八ツ場ダム問題が、全世界に放映されました。
■アルジャジーラ・イングリッシュ放送(2009年3月3日)
http://www.yamba-net.org/ の下の方。

ということで、目指せ!10年後ぐらいか?!ビデオジャーナリスト?!
You Tubeの載せ方が分かっただけで何を言うか(と突っ込んで!)

やんばは明るい未来への折り返し地点
が何かは、ひさごんさんのレポートをみてね。

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小豆島からFAXが届いていた。

内海ダム再開発「即時中止を求める」
県庁前イベントがあるそうだ。
■4月6日(月)12時
■県庁東館(旧館)ロビー

「寒霞渓の自然を守る連合会」の山西克明さんからだ。

今どき、ダム事業を進めるために「必要ない」と行っている地権者が15名もいるのに
香川県が無理矢理すすめようと「土地収用法」を適用したからだ。

こちらで一度レポートさせていただいた。
名勝「寒霞渓」に行かれたことがある方は、ぜひ、応援をお願いします。

■小豆島の風景を掻き乱す内海ダム
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_daea.html

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2008年国会審議で明らかになった行政文書の保存期間

引き続き、公文書管理法案の問題です。行政による行政文書の抱え込みは、「個人」対「行政」、「国会」対「行政」、「司法」対「行政」、「公文書館」対「行政」で起きていますが、

2008年国会審議で明らかになった行政文書の保存期間によって公文書が消えてしまう問題をピックアップしてみました。これをダウンロードして見てください。自民党から民主、共産、社民、国民新党、全政党がこの問題に気づいています。公明党以外・・・。
↓↓↓

「2008_public_records_issues_in_the_japanese_diet.xls」をダウンロード

↑↑↑ 
ありとあらゆる文書が、「え?そんなものがそんな期間でなくなるの?」「え?そんなものが保存されていないの?」という状況にあることが分かります。

それにも関わらず、今度の公文書管理法案(http://www.cao.go.jp/houan/171/171-2anbun.pdf)で、また、
何を作成・保存するか(法案第4条)
どれくらい保存するか(法案第11条2)は
最終的に行政任せです。

内閣総理大臣に協議とあっても結局のところ、それは内閣府に設ける一部署を意味する。同じ穴のムジナさんです。

省庁横断の統一管理規則(現在は情報公開法16条に基づく施行令)や
各省ごとの文書管理規則(現在は単なる各省の規則、今回も規則)任せ、
また、単なる「国会答弁」では、監視できない。

以下は、上記をダウンロードする時間がない方のための「政府答弁」の一部をご覧頂くための抜粋です。(資料にはつけなかった解説も少しだけ付けました)

【「2008年国会審議における行政文書の保存期間問題」より
政府答弁抜粋(肩書きは当時)】
●福田康夫首相
国土交通省の契約書は、国土交通省の文書管理規則で、竣工後五年間保存するものとなっているようであります。これは、その五年間というのが適切かどうかということについて、昨年の十二月の関係省庁連絡会議で検討して、国土交通省においては、必要に応じて保存期間を延長するとかいったような検討をするということになっております。それと別に、私、施政方針演説でも申し上げたんですけれども、行政文書の管理のあり方、これは基本から見直して、そして法制化をすることを検討しようということで、今その検討会議が開催されて、どのような文書をどれだけの期間保存するかといったようなことについてきちんとした法律にしようということで、作業を進めておるところでございます。

★まさの解説:福田さんはかなり本気でこの法案を考えていたはずだが・・・。

●村木裕隆総務省行政管理局長 
行政文書の管理につきましては、先生御指摘のとおり、情報公開法、それから同法施行令、それに行政文書の管理方策に関するガイドライン、こういうものを設けておりまして、これで文書の作成、保存、移管、廃棄の基準等を定めているということでございます。各省庁におきましては、これらの基準を受けまして、それぞれの責任で文書管理規則を制定し、行政文書の管理を実施している、こういう現状にございます。
 
★まさの解説:政府は情報公開法施行令16条(政府横断の統一ルール)の問題を十分に認識しているのに、またも「政府横断の統一ルール」(法案第4~7条などに基づく政令)を作ります、と公文書管理法案の利点として宣伝を行っているが、これで改革法案だ!と騙されてしまう人もいる。行政の隠れ蓑である「審議会」を間に挟むだけで、今と変わらないのに。

●井出道雄林野庁長官
この費用対効果分析の結果の総括表等の資料と同様、保存期間三年の事業評価に関する文書として保存することが適切であると考え、保存をしているところでございます。

★まさの解説:長期に渡る公共事業の根拠資料の保存期間が3年と定めてきたことをよしとする答弁。公文書管理法案はまたもこの部分を最終的に各省の文書管理規則に委ねる(これは現在と全く同じ)

●若林正俊農水大臣
公式の文書の保存期間、一般的にいえば十年というような期間を過ぎますと、公式の文書というのはないわけであります。

★まさの解説:農水省に文書管理規則を作らせたら、今後も・・・・

●国際機関に対しまして今申し上げましたように出資金、拠出金、分担金、義務的拠出金、いろんな種類の経費があるわけでございます。この出資金につきましては、これは出資ということでございますので、例えば国際開発協会につきましては設立以来の拠出累計が三・七兆円、それから国際通貨基金につきましては設立以来の拠出累計が二・二兆円等々、あるいはアジア開発銀行につきましては設立以来の拠出累計一・四兆円ということで、これは把握を財務省の方でされているわけでございますが、毎年毎年拠出をしてそこで使ってしまうものにつきましては、先ほど御答弁申し上げましたように、この文書保存期間が満了したものもございますし、機関によっては戦前から入っている機関もございまして、そういうものについては、今の御指摘ではございますが、これまで毎年毎年の拠出を累計したものは、そういうものは把握できないものもあると、こういうことでございます。

★まさの解説:外務省に規則を作らせたら、今後も国際機関にいくら血税をつぎ込んだのかは、すぐに分からなくなる。

●小野正博警察庁長官官房審議官
過去の報告につきましては、これは保存期間が一年未満というものでございますものですから、現時点で集計することは、まことに申しわけございませんが、十分にできない可能性があると思っております。

★まさの解説:脱走米兵の話だったんですが、警察庁に任せたら、今後も、保存期間はたった1年未満??

行政文書の廃棄か保存かの判断、および、保存期間の設定には第三者の目が必要であることを、喚起したいと思います。

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まさのあつこ

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