« 「ムダな公共事業の徹底見直しを実現する全国大会」 | トップページ | 行政文書の保存期間その2 »

2009年4月 4日 (土)

白昼堂々の公文書偽造~大戸川ダム「凍結」

■「淀川水系河川整備計画の策定について」ということで
http://www.kkr.mlit.go.jp/river/yodo_sui/pdf/090331issiki.pdf  
国土交通省近畿地方整備局河川部河川調査官名でプレスリリースが出ている。

その3頁目に、「3.大戸川ダムに関する考え方」としてこう書かれている。

①大戸川ダムの本体工事は当面実施しない(凍結する)。

大概の報道機関は、耳でレクを聞いて、概要を読んで、記事にする。
こんなふうに↓
■大戸川ダム建設を凍結=流域知事の反対を受け-国交省
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200903/2009033100394

ところが、これ(凍結)はウソなのだ。
171頁にもわたるカラフルな資料をドンと渡し、結局のところ、
48頁目にようやく、地味にホンモノが現れる。
そして、ず~っと我慢して我慢して読むと110頁目(計画58頁目)にこうある。

川上ダム、天ヶ瀬ダム再開発、大戸川ダム等の洪水調整施設の整備を行うこととする。

つまり、財務省の判断により「予算が付かなかった」
昨年12月末の2009年度予算原案を踏襲しただけ。
財務省の判断で「予算を付けなかった」だけ。
別に国土交通省が「凍結」「休止」したわけではない。

今年は進められなかっただけ。知事が反対していることを理由に財務省が「予算を凍結」したから。

それを「凍結する」と概要で説明し、本体では
大戸川ダム等の洪水調整施設の整備を行うこととする。
とした。
これは白昼堂々の公文書偽造だと言わずしてなんというのか。

騙されたと気づき
大戸川ダム、整備計画に掲載 嘉田知事が批判
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200904020004.html 
産経新聞は「二枚舌」との嘉田知事のコメント
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090401/lcl0904012049006-n1.htm

これが彼らの「情報公開」の典型例だ。
 大量の資料〔真実を埋め込んである〕
 1枚の概要〔ウソを埋め込んである〕
 そして概要を元にウソの説明を聞かせる
官僚の「政治家へのご説明」&「メディアワーク」のパターンである。

|

« 「ムダな公共事業の徹底見直しを実現する全国大会」 | トップページ | 行政文書の保存期間その2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/82688/28962515

この記事へのトラックバック一覧です: 白昼堂々の公文書偽造~大戸川ダム「凍結」:

« 「ムダな公共事業の徹底見直しを実現する全国大会」 | トップページ | 行政文書の保存期間その2 »