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2009年10月27日 (火)

強制収用の手続中、大臣とは話がしたいらしい香川県知事

10月26日、香川県の小豆島に暮らす「寒霞渓の自然を守る連合会」の山西克明代表(おいしいお醤油を作っている会社の社長)からいつものようにFAXが届きました。重要な部分だけを抜粋します。

∞∞∞∞∞
(略)去る10月15日、前原国土交通大臣にお会いして、1)内海ダム再開血の再検討、2)そのための現地調査、3)金子前大臣が出した「事業認定」の取消をお願いしました。

これに対して前原大臣は「鳩山総理から聞き承知しています。寒霞渓には昨年後援会の旅行で行き、素晴らしい景色であることはよく知っています。大臣の権限内でできる範囲で努力します」とありがたい回答をいただきました。(略)
∞∞∞∞∞

山西さんのFAXによれば、「新内海ダム事業の見直しを求める会」が10月25日、寒霞渓の展望台で景観アンケート「新内海ダムが出来ると景観は?(「よくなる」「悪くなる」)を観光客にお願いしたところ、118人のうち全員が「悪くなる」と回答。同時に行った「見直しを求める署名」に148人が賛同したそうです。

一方で、今日は、こんなニュースが入ってきています。
●内海ダム再開発で知事、国交相に面会申し入れ
2009/10/27 09:43(四国新聞社)
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20091027000104 

しかし、県知事は、昔からの経緯を知る地権者の声を直接聴こうともしていなかった。その県知事が、彼らの土地を強制収用しようとしている最中に(法的手続を粛々と続けていればダムはできる権力を自分自身が持っているのに)、大臣に先に物を言うのは、どういう了見なのか。大臣に声を聞いて欲しいという知事としての思いと、県知事に声を聞いて欲しいという地権者の思いを比べて見てはどうか。

●小豆島の風景を掻き乱す内海ダム
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_daea.html
月刊環境情報誌グローバルネットに書いたものです。↑
http://www.gef.or.jp/activity/publication/globalnet/2008/200806.html 
2008年8月に書いたものですが、どんな事業かは分かるので、
ぜひ、読んでください。まさのあつこ

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2009年10月18日 (日)

八ツ場ダム報道、記録、目撃

10月9日、滅多にやらない取材コーディネート&通訳の出張から成田着。
一週間ぶりの日本。喜ばしいニュースが携帯で入り、
荷物を持ったまま「ひゃっほ~~~」と小躍りしたら、
グキっと足首をひねり、捻挫。
全治2週間の松葉杖生活も終わりに近づいてきた。

明日(もう本日)は、
●八ッ場ダムのウソorホント? 徹底検証!緊急集会
http://yanbachiba.blog102.fc2.com/blog-entry-134.html 
日時 10月18日(日)13:30~16:00
会場 コア・いけぶくろ(豊島区民センター:池袋駅徒歩5分)5階音楽室(100人)
資料代 500円 http://www.toshima-mirai.jp/center/a_kumin/
八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会・八ツ場ダムを考える1都5県議会議員の会共催

八ツ場ダム報道の雪崩現象。遅いが記録のために書いておく。

●前原国交相にケンカを売った“都幹部”は建設資材会社の役員
http://yanbachiba.blog102.fc2.com/blog-entry-133.html
日刊ゲンダイ2009年10月9日 ↑記事のあらすじが読める。
●週刊新潮10月22日号(2009/10/15発売)
「八ッ場ダム」中止の陰に「金のなる木」を育てた世人
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/newest/
●SPA! [ 2009年10月20日号]
元祖「脱ダム」田中康夫責任編集~マスコミが報じない八ッ場ダムの意外な真実
http://spa.fusosha.co.jp/weekly/weekly00008949.php 
●八ッ場ダムをストップさせる東京の会の会報№19
http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/tokyo/news19_tokyo.pdf 
この中の岡田幹治さんの寄稿、「政権交代で何を変えるのか」にご注目。
●長野原町を応援しよう!(グリーンピース・ジャパン事務局長のページ)
http://www.greenpeace.or.jp/info/staff/jun.hoshikawa/daylist_html?year=2009&month=9&day=24
●フライデー10/30号(10/16発売)
「総事業費1位はどこ?」「予算オーバー断トツは?」
ふざけるな!「血税食い潰しダム」ワースト39
http://www.bitway.ne.jp/kodansha/friday/scoopengine/index.html 

それから、
●10月9日日テレ「大田総理・・・」に出演した大熊孝新潟大学名誉教授(大熊河川研究室&NPO新潟水辺の会)が、テレビ慣れしていないせいか、実力を発揮していなかったように思います。ここにレポートしていますので、この河川工学者の一面をご参考ください。
○博士論文が八ツ場ダム住民訴訟で物語った真実
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-3f75.html 

それから、以下は、だいぶ前に書いたものですが、問い合わせなどあったものに関連して。古いのであくまでご参考まで。
●最近よくTVに出てくる嶋津暉之さんってどんな人か?
嶋津暉之さん 2004年9月13日
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2004/09/post_7ddb.html
●脱ダムを考える-中止後の処理2005年03月06日
http://www.viva.ne.jp/blog/wonwonatsuko/archives/000657.html 

他にも、今はまだ表に出て「中止万歳!」と叫べない人々、戸惑いつつ変化に対応しようとしている人々、一都五県で身を粉にしてこの問題に日本中に気づいてもらおうと努力してきた無名の人々をきちんと目撃し、書き残せるときに書き残せる形(メディア)で記録し続けたいと思います。

●そんな意味で、10月15日、泣く泣く目撃しそこねたのは、内海ダム(香川県営)を作らないで欲しいと願っている90歳のご婦人が、小豆島から夜行バスに乗って、前原誠司大臣に大臣室で面会した場面。歴史が変わる瞬間が好き。以下は報道。

新内海ダム:反対派、取り消し陳情 前原国交相は「対応検討」 /香川(毎日新聞 2009年10月16日 地方版)
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20091016ddlk37010560000c.html 
新内海ダム 国交相「十分審査する」 反対住民の陳情に回答 「主体は県、範囲内で努力」(2009年10月16日読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20091015-OYT8T01188.htm

歩けるようになったことだし、
来週は、東京、静岡、群馬、秋田、ガシガシ「目撃」「取材」に出かけますよ~。

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東門沖縄市長の政策転換×政策転換

毎日、歴史が作られていきますね。

2009年10月15日、「泡瀬干潟裁判」で福岡高裁が一審判決を支持し、
沖縄県・沖縄市の控訴を棄却、公金支出の差し止めを命じた。
「辺野古浜通信」を転送でいただいた。
(ボトムにリンクだけ抜粋させていただきます)。

八ツ場ダムと同様、ここでも沖縄県知事と沖縄市長の政策転換が重要になってくるが、ふと思い出した。

東門美津子沖縄市長は、国会議員時代、環境NGOに頼りにされていた議員さんだった。その記憶を頼りに、国会議事録で発言者名「東門」、キーワード「泡瀬」で検索したところ、10件がヒット。やはり、毎年のように泡瀬干潟について質問をされていた。

今は野党に転落した党籍の沖縄担当大臣に噛みつき、環境大臣に噛みつき、・・・、ある時は同じ日に、違う委員会に立って、果敢に両方の大臣に噛みついていた。

その中から、いくつかを抜粋します。東門市長の本来の姿は、こちらではないか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会平成17年3月17日
○東門委員(略)ジュゴンの保護、サンゴの保全は大事であると大臣は発言されて、「沖縄の自然環境は世界的に見ても非常に貴重であり、責任を持って守り育てていくべき財産である」と、これは私、きょうで二回目、引用しております。大臣の所信表明の中にある文言です。そのようにおっしゃる小池沖縄担当大臣ですが、泡瀬の干潟を埋め立てて、そこにホテルを建設する、辺野古の海を埋め立てて、環境破壊につながる軍事基地を建設して、どのようにして沖縄の自然環境を守り育てていかれるのか。大臣の御意見を伺いたいと思います。

○東門委員 (略) 大臣にぜひお願いしたいことは、辺野古においでいただきたい。(小池国務大臣「行きましたよ」と呼ぶ)いやいや、辺野古の皆さんとお話しなさいましたか。遠くから見ちゃだめなんですよ、キャンプ・シュワブからごらんになるだけじゃだめなんですよ。そこに座り込みをしている人と話をしてみてください。(略)、本土の皆さん、観光客もいらっしゃるとおっしゃることは、北部に来るといやされる、本当にいやしの場所だ、特にこの辺野古はという声がよくあるんです。ぜひおいでになって、あれがどうなるんだろうということを頭に浮かべながらごらんになって、そしてそこの人たちとまず話してみていただきたい、その声を聞いていただきたい。その後でまたお話ができたらと思います。

●衆議院環境委員会平成16年11月9日

○東門委員 (略)本年九月二日、環境省は、国際的に重要な湿地を保全するためのラムサール条約登録湿地候補地として、五百カ所の重要湿地から五十四カ所に絞り込みました。しかし、その中に沖縄市にあります泡瀬の干潟が含まれていないというのはすごく意外でした。あの干潟の大きさ、規模、それから価値、重要さを考えて、なぜこれが含まれないのだろうかというのは、もう本当に単純な疑問です。
 環境省が発行していますラムサール条約に関するパンフレットによりますと、「ラムサール条約に登録できる湿地」として、「湿原、湖沼、河川、干潟、藻場、地下水系等の中で、生物多様性の高い湿地、水鳥の渡来地として重要な湿地、希少種の生息する湿地、魚類の生息地として重要な湿地等、国際的な基準に合致する湿地」とされています。泡瀬干潟はそのすべてが合致するのではないでしょうか。

●衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会平成16年11月09日

○東門委員 (略)担当大臣なんですよ。沖縄北方担当大臣なんです。泡瀬の干潟の直接の担当者なんですよ。それはおわかりですよね。
 環境監視委員会とここの委員会は別々に行われていまして、それがどのように運営されているか御存じですか。それぞれの委員会がすべてうまくいっているとお思いでしょうか。ここで報告されて、これはどうなっているんだと聞くと、もう一つの委員会でやっていますというのが事実なんです。では、もう一つの委員会でこれはどうなっていますかと言うと、別のでやっていますと。こういう形がたまらなくて、委員の皆さんは今回こういう意見書を提出しているんです。ちゃんと運営されていないということなんですよ。

●衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会平成15年06月11日

○東門委員 (略) 新たに環境保全・創造委員会のもとに幾つかの専門部会が設置されると聞いております。しかし、「今後の泡瀬環境監視検討委員会体制について(案)」の方を見てみますと、専門部会については、「会議そのものの会場での公開はしないこととしたい。」「終了後速やかに議論の概要と使用された資料を公表する」と述べられています。会議を公開せず、議事録も公開しないということは大きな問題ではないでしょうか。
 この専門部会は、これまではワーキンググループとされてきたものと理解しておりますが、ワーキンググループは、当初非公開であったものが公開としたのではなかったでしょうか。それをまた非公開にするとは、情報公開の流れに明らかに逆行するものと言えます。
 また、日本はラムサール条約を批准し、自国の干潟や湿地保全に対して国際的な責務を負っています。ラムサール条約事務局やバードライフ・インターナショナルといった国際的な環境保全組織からも、泡瀬の埋立事業が生態系へ与える影響を懸念している書簡が出されているわけです。
 こうした国際的な懸念にこたえるためにも、泡瀬の埋立事業は今や国際的な関心を集めており、説明責任を果たす上でも、委員会は公開とし、議事録は速やかに公表することを強く求めたいと思うのですが、大臣、御見解をお願いいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これらは、膨大な質問量のうちの一部です。

以下は「辺野古浜通信」の中からリンクのみの抜粋で失礼します。

判決骨子・要旨
http://awase.net/pdf/20091015Kosshi_Youshi.pdf 
判決書
http://awase.net/pdf/20091015Hanketusyo.pdf 
泡瀬干潟を守る連絡会 声明文
http://awase.net/pdf/20091015V_seimei.pdf 
内閣府、沖縄担当大臣 前原誠司宛 要請文
http://awase.net/pdf/20091015V_yousei_kuni.pdf 
沖縄県知事 仲井真弘多宛 要請文
http://awase.net/pdf/20091015V_yousei_Okinawa.pdf 
沖縄市長 東門美津子宛 要請文
http://awase.net/pdf/20091015V_yousei_Okinawacity.pdf 

> http://awase.net/pdf/20091015Kosshi_Youshi.pdf 
のP.19の最後からP20にかけて読むと、
なるほど「予算執行の裁量権を逸脱」するから「違法」と
裁判所が言うのはこういうときかと、勉強になった。

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2009年10月12日 (月)

木頭(きとう)むらからのライブ

突然ですが、今、「ダム」を蹴飛ばしたきとうむらで、ライブ中継やっています。

http://yamanonpo.blogspot.com/2009/10/open.html 
〜きとうむら野外ステージからの生中継ライブ映像〜
★★★10/12(祝日)午後2時スタート!★★★
ライブをご覧の方は次からチャット(Twitter)でご参加下さい。
こちらからログインできます http://twitter.com/npokito

(上のURLにアクセスしていただき、左下の画面をクリックしていただくと
ライブが流れてきます。話題の(Twitter)にもちょっと挑戦してみました。)

旅先でこれ受け取ったことを、今、はっと思い出してアクセスしたところです(汗)。

こんな感じで「よってみんか市」の3日目のライブなんですね!
http://3.bp.blogspot.com/_eAthiBiqwkc/SsWka3bohwI/AAAAAAAAA1k/W3E9tH6P62A/s1600-h/yotteminka_B.jpg 

アクセスが遅すぎて終わってしまったかと思ったけれど、
まだやっています~。

★上記の「ダム」とは
建設省が進め、徳島県も進めていた細川内(ほそごうち)ダムです。

木頭村(きとうそん:現在は、那賀町)は、徳島県の県庁所在地から最も遠い高知県境にあり、東京オリンピックの年までは、県境の山にはトンネルすら通っておらず、牛車で越えていた村。また、「買うものと言えば、イリコと塩。現金はなかったけど豊かだった」と振り返って語られる村です。

林業と農業で暮らしていた村は、他の地域の村の例に漏れず、高度成長に伴って土建業者が増え、ダムを巡って親戚縁者が嫌な思いをしながらも、最後まで強固な反対を崩しませんでした。最終的に、亀井静香建設大臣(当時)の英断によってダム計画が中止されました。

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2009年10月 3日 (土)

ニセとかヤラセとか

八ツ場ダムのことが簡単に分かる記事が読みたいというのを、八ツ場のことをよく知らない方が言うのを小耳に挟み、そうだよなと思い、先日こちらに「八ツ場ダムの7不思議」を書いたら、回りまわってこちらに紹介されました。

●八ツ場ダム問題、推進派のデータはニセ情報紛れ込む(夕刊フジ10月2日)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20091002/plt0910021202000-n1.htm 

それからついでに、
●八ッ場ダム建設 自称「住民」町議が 中止反対を煽っていた(週刊金曜日10月2日)
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=815 

ここをスクロールダウンしていただくと記事が出てきます。ご当地・群馬県長野原町議会のマスコミで報道されてこなかった対照的な二人の町議、および県議の紹介です。要約しますと、

1.町議会が採択した「八ッ場ダム建設事業の継続を求める意見書」に村八分覚悟で異議申し立てをした町議さん
2.テレビ報道に登場し、「町議」と名乗らずテロップも出ず、あくまで「住民」として「ダム完成は住民の悲願」とコメントし続けている町議さん
.「住民」発議のダム早期完成を求める署名を発案した県議さん

の話。この号では、
「サンルダム「談合の島」北海道で全長8キロの魚道計画」
という記事も載っていますので、大きな書店で、ご参照ください。
http://www.kinyobi.co.jp/consider/consider_newest.php 
この原稿では、官僚OB談合の凄さと学者の利権を暴露しています。
エグイ話です。

まさのあつこ

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