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2010年7月13日 (火)

ダム見直しの失敗(その23)

第五の教訓 ダム事業はどうやって見直してきたのか
【ダム見直しの失敗~歴史編~】に入ります。

なぜか?

非公開で続けてきた「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」が出してきたダム見直しのやり方(タタキ台) を見る限り、その検証のやり方は、今まで失敗してきたやり方を踏襲しているからです。歴史から学ぶ必要があります。

国交省から見れば、「こういう見直しをやれば、絶対に見直しに失敗する」と太鼓判を押せる、そんなやり方です。

それは、簡単に言えば、ダム事業を推進してきた本人たちが見直しの主体となり、ダム事業を疑問視してきた人々に「意見は伺いますよ」といって、一方的に意見を言わせる場を設けたり、「パブリックコメントを募集します」と文書で出させたりするが、事実上、見直しの場から排除しながら、そう思われないようにアリバイ的に意見表明の場を設けてガス抜きをする(この有識者会議がそうであったように)やり方だ。

●第三者性がない。
●意見が違うもの同士の双方向の議論(学びや気づき)の場がない。
●本来、なぜ、いままでダムを推進してきたのか、という説明責任を果たすべき自治体や独法水資源機構や国交省地方整備局が、ダム見直しの主体となっている。

このやり方はこれまでにもやったことがあり、失敗したことが分かっている。

しかも、このやり方(タタキ台)が書かれたのは、
議事録しか残さない非公開の会議の場ですらない。

実は、議事録すら残さない「奥の間」(ワーキンググループ)で、
「有識者の先生のご意見の通り」と持ち上げながら国交省が書いている。

だから、公開されている議事録を読んでも
どのように議論されてこれが書かれたのかは、実はさっぱり分からない。
有識者会議が完全な「隠れ蓑」になって、
国交省河川官僚の思いのままの見直し方法が可能になってしまっている。

どうやっても、どう見直しても
「やっぱり、ダム推進」という答えしかでないでしょう?
というのが、今、ダムを疑問視している人々から、大臣に対して出ている意見である。

一体、大臣はこの忠告をどう受け止めるのか?

ここまで読んでくださった方なら、じっくり読めば、分かるはずなので、
ぜひ、読んでみてください。↓

●115団体から「緊急提言」、
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/files/urgent_proposal_on_dam_review_20100705.pdf 
●八ツ場あしたの会が「八ッ場ダム等の再検証に関する緊急提言」
http://yamba-net.org/modules/page/index.php?content_id=4

次のコマで、ざっと、過去のダム見直しの経緯をまとめてみます。

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