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2010年8月30日 (月)

事業仕分け(再仕分け)をする人は読むべき

これは皆さん読むべき
近藤ゆり子さんの「徳山ダム建設中止を求める会事務局長ブログ」

丹生ダム 4知事視察に思う-1
http://tokuyamad.exblog.jp/14492628/

丹生ダム 4知事視察に思う-2
http://tokuyamad.exblog.jp/14494332/

勝手に注釈をすると
近藤さんが問題視してきた「徳山ダム」もまた「丹生ダム」と同様、
独立行政法人水資源機構の事業であるため、
彼女は他の人が見過ごしてしまうことが見える。

そして、以下のような重要な切り口をすべて網羅している。

・「撤退ルール」
・水資源開発促進法に基づく「水資源開発基本計画(フルプラン) 」にすでに位置づけられていない事業であること
・河川法に基づく淀川水系河川整備計画にも位置づけられていないこと
・大阪府(35.43%)、兵庫県(9.20%)、京都府(2.07%)の「治水」分は
すべて「異常渇水対策」分であること

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2010年8月29日 (日)

石原知事プチバトルII(政治と行政)

二回にわたって都庁の会見に行き、
その他取材した模様を週刊金曜日の短信(金曜アンテナ)で書いた↓

八ッ場ダムは必要!?  石原都知事が“逆ギレ”
水需要予測見直し拒絶(2010/8/27)
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=1319 

その元の二回目の会見緑が出てきていました。
前回と同様、再び、該当箇所だけ、転載をさせていただいます。(太字はワタシ加筆)

石原知事定例記者会見録
平成22(2010)年8月20日(金曜)15時01分~15時26分
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/kako22.htm
→2010/8/20 [ 録画映像 / テキスト版 ]

【記者】前回、需要予測の見直し(公営企業委員会で水需要予測の見直しに関する請願が出されていること)について……。

【知事】私もさっき聞きましたが、詳しく分からないので、担当の局長に聞いてください。それで、1つ申し上げたいことは、あなた、どうも八ツ場の反対の方らしいけれど、それはそれで色々な意見があって結構ですが、ちなみに、渇水に対する安全度で、ほかの木曽川、淀川、筑後川、そういった水域、大都市あります。そういう所の、安全度の指数は、10年に1度の渇水というものを想定しているんですけれど、利根川、荒川の周辺の首都圏の渇水に対する安全度というのは5年に1度という想定で、非常に低いんです。こういうことを勘案してもらいたいのと、あなたが物を論ずるために、ちなみに申し上げておきますけれども、世界の大都市の中で、人口1人当たりのダムの貯水量というのは、サンフランシスコは527トン、1人当たりです。ソウルが392トン、ニューヨークが285トン、台北が118トン、ロンドンが35トン、かなり少ないんで、首都圏は、1人当たり30トンしかないんです。こういったものを考えても、近い過去に、渇水が百十何日と続いたこともありますし、そういった問題を想定して、あなたのご意見と、私違って、八ツ場に対しては、首都圏の将来のために絶対必要だと思っておりますから。これ、ご参考に物を考えてください。

【記者】八ツ場の件ではなくて、今日伺いたかったのは……。

【知事】ちなみに申し上げた。あなたも反対のようだから、こういうこと認識しておいてちょうだいよ。

【記者】それは、情報としては、既に知っています。

【知事】そうですか。みんな知っていた?

【記者】はい。日本が一番水を効率よく使っている国です。今日、伺いたかったのは、政治と行政の役割についてなのですけれども。

【知事】政治と行政って何。行政というのは政治じゃないのか。

【記者】行政というのは、執行機関であり。

【知事】ああ、政治はね。

【記者】実際に聞こうと思っていますのは、都民なりの1票によって選ばれた議員さん、あるいは政治家のスタンスについて、どのようにお考えかというのを聞きたいのですが、その例として、議会で採択されたということを1つの例に挙げたんですが。

 知事、御存じなかったということで、当局に聞けということだったので、当局に実際聞いてみましたところ、知事にやはり報告を上げていなかったのです。実際に、公営企業委員会のほうでは……。

【知事】何を上げてなかったの?

【記者】採択をされたということを、実際に特別には報告に行かなかったと。請願というのは採択すると、何十件もありますので、本会議のときに一気にその議決をすると。その時に、知事はいらっしゃったけれども、何件もあるので、実際に見ていない可能性もあると。重要なものについては、議会部局なり、財務部局なりというのが……。

【知事】いや、あなたの言うことわかってるよ。
 だけど、行政というのは行政の立場があるわけだ。政治と違って、選挙を一々意識して、右顧左眄(うこさべん)する必要はない、してはいけない行政案件もあるわけだ。水の問題もそれだと思います。ですから、私は、八ツ場については、私の姿勢を維持するつもりでおりますし。

【記者】八ツ場というのは1つの問題でしかなく、要するに伺いたいのは、議会の構成が、変わりました。そして、そこで採択をされる、その前の議会の構成であれば採択されなかったものが採択をされたと。それについて、行政が、議会で既に見直さないというスタンスで答弁をされていたと。その上で、知事にも報告を特別には上げていなかったと。議会の構成の状況が変わったにも関わらず、行政が裁量によって、政治的意思を持って執行機関が決断をしてしまうと。それは問題があるのではないかと。

【知事】そんなことないでしょう。選挙で選ばれた知事ですから。
 本当言うと、都議会の選挙と知事の選挙、一緒にやったら一番好ましいんだ。その結果、私は別に、どの政党にも属しておりませんけれども、どの政党が1位なのか、2位なのか分かりませんが、それも1つの争点になり得ると思いますけれども、いずれにしろ、ちょっと2年のギャップがあるわけだから、2つの選挙の間に。

 ただ、私は選ばれた者として、私の所信で、行政の最高責任者として、自分の信じたことをやるしかない。そのために、緻密なデータを集めて、科学的な冷静な判断をして事を決めます。

 請願は請願で結構でしょう。それは何万人も何百人も、たくさんの人がいるんだから、そういう意見があるでしょうけれども。八ツ場を進めるべきだという請願があるかもしれない、ないかもしれない。そういったものに、一々振り回されるわけにいかない、行政というのは。だから、首長というのは選ばれて出てくるわけで。

【記者】ただ、一方で、議会と首長というのは、チェック・アンド・バランスの関係があってしかるべきだと思います。

【知事】そうですよ。議会はチェック・アンド・バランスの機関ですよ。

【記者】その時にフィルターとなって、行政が裁量によって、委員会の中で既にスタンスを決めていたというのは、問題ではないかと思うのです。

 たとえ、そういったことが継続的に行われてきたとしても、少なくとも知事には、議会の構成が変わったということを勘案して、その重大性というものを勘案した上で知事に報告を上げるべきだったのではないかと思うのですが。

【知事】それは、請願を受けた理事者の判断の問題でしょうけども、羅列された何十項目の請願を一々、目通すわけにいきませんし。議会で、それがどういう形で問題になるか、これも、重要な案件によって、条例が変わってくることもあり得るでしょう。民主党も第一党になりましたが、あくまでも是々非々でいくと言っているから、それでいいんじゃないですか、是々非々でやったら。

【記者】請願についても、今後も、もう少し考えを、都民もですが、行政も政治家も考えていく必要があるのではないかなというふうに、ちょっと今回の件で思ったのですが。つまり、国会では、請願は審議さえしないんです。都議会ではしっかりと審議がされていたと。そのことは非常にいいなと思ったのですが、その請願の扱いというのは、やはり請願の署名を……。

【知事】断っておくけれど、請願は請願で1つの価値観にのっとったあるグループの意思表示でしょう。それを採択した政党が第一党であろうと、それを全てもって、私は、都民全体の意思とは思いません。決めるのは、議会であり、そこの討論であり、最後にそういったものを判断するのは、首長の責任じゃないでしょうか。そういうもんです、政治家というのは。

【記者】最後の1点……。

【知事】もういいよ。君のキャンペーン聞いてもしようがない。
 はい、ほかの質問、どうぞ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

以上、関係箇所のみ抜粋。
(感想)1.キャンペーンねぇ。。。政治と行政の関係を真剣に問いたかったんですが。

知事にも噛みついた(?)が、これは八ツ場ダムの問題に限らない。民主主義を含め、いかなる「制度」にも限界と欠点があり、それを誰がどう補完するのか、できるのかは重要な問題である。

「請願」とはその補完手段であり、それを疎かにすることは、民主主義の「制度」に胡座をかくことでもあり、税金の使い方を決める中で、何に使うことが合理的であり、合理的でないのかは、きちんと検証しながらあくまで合理的に議論の末に決定がなされるべきものだと思う。

ある人に聞くと、石原知事が八ツ場ダムにこだわるのは、他のダムを中止したときに、その代わりに八ツ場ダムは進めますと約束をしたからだという。もし、それが本当だとしたら、「政治的な約束を知事として守ること」と「合理的な税金の使い道」は違う。そのどちらが優先されるべきかは、言うまでもない。合理的な判断が行われたのかを住民は知ることができるべきだ。

(感想)2.当方の再質問に待ちかまえた回答があり、少々驚いた。担当部局に寝掘り葉掘り話しを聞いたから、担当部局が先手を打ったということか?

ところで、私の質問の前に別の記者が八ツ場ダムについて次のようなやり取りをしています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

【記者】八ツ場ダムに関連して1点お尋ねいたします。来週24日に予定されている(八ツ場ダム視察について)……。

【知事】これ、延ばしました。今の内閣がどうなるか分からないし。関係の知事さん3人も、都合があって出席できない。それから、担当の大臣は外国に行っていない。そんな時に、やがてやってくる、民主党の代表選挙で、誰が総裁になって、どんな内閣になるか分からない時に、何を決議しても、「豆腐にかすがい」みたいなことになってはつまらないので、政権というものの推移を見て、それが決まってから、この問題の担当大臣が前原さんになるのか、分かりませんし、それがはっきりしてからにしようということで、延ばしました。

【記者】ということは、民主党代表選が終わった後に、改めて新大臣と議論する場を持とうということ……。

【知事】そうです、はい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~

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ツイッターとiphone インタラクティブ取材メモ?

(9月19日になり、タイトルが「ツイッターとipod」となっていたのに気づいてiphoneに直しました~(冷や汗)

大概の場合、何を取材しているか、誰を取材しているかは、
発行物に委ねて、それが出たときに宣伝させてもらうぐらいで終わる。
本当に伝えたいことは、案外ブログに書いていない。
ブログはダラダラと書き捨ての独り言(=汗みたいなもの)である場合が多い。

そこへ行くと、取材対象が「自然物」で、
しかも、文字で伝えていく予定で、
かつ企画もどこへも売り込んでおらず、
自分の一存で出かけていった場合、
ipodでのツイッターは、自分のためのメモ代わりと同時に
限定的ではあっても人にもほぼリアルタイムで
写真と共に伝えることができるのでいい。

以下は、先日、日本自然保護協会の吉野川の河口干潟から14.5キロ地点までを
カバーした「いきものバンザイツアー」に参加したときの「ツイット(つぶやき)」です。
(日頃、私はこういう「ツアー」ものは参加しないのだが
 吉野川河口干潟に「上陸」できる機会はそうないので、エイヤっと参加した)
クリックすると写真です。(抜粋)

●吉野川バンザイツアー中。
海岸環境整備事業の歩道が海亀の産卵を邪魔する
http://twitpic.com/2gpoqq  3:14 PM Aug 21st
●徳島市内で唯一残った自然海岸だが。
http://twitpic.com/2gppi8   3:17 PM Aug 21s
●シオマネキの宝庫、葦原から吉野川河口を臨む。県道の橋が塞ぐ形で建設中。吉野川バンザイツアー中 http://twitpic.com/2gpvei 3:35 PM Aug 21st
●シジミの宝庫 吉野川のわんど
http://twitpic.com/2gpxr5 3:43 PM Aug 21st
●吉野川河川敷 かつての食糧調達の場はスポーツ公園とのせめぎあい http://twitpic.com/2gpz6b 3:48 PM Aug 21st
●吉野川第十堰の上堰 バンザイツアー http://twitpic.com/2gqik5
●吉野川の海域でとってくださった海老をいただきながら、漁師さんのお話を聴く http://twitpic.com/2gr1dz 
●綺麗じゃろ~(^o^)。海老もウマウマ。今はハモの話。海の中、獲れる魚が、変わって来ている。何故か分からないと、漁師さんRT @kawagaki @masanoatsuko 綺麗~>第十堰
●今日、いつも滔々と流れている第十堰の下堰は水が少なく、藻が繁茂していた。RT @ishihen 第十堰は、江戸時代にできた固定堰。RT @masanoatsuko: 吉野川第十堰の上堰 http://twitpic.com/2gqik5 
●ですね。もっと安く美味しいものが食べられるはず。流通の問題か。友達にタイ一匹あげたら米一俵届いた。儲けたよな。それぐらい、漁師と魚を買う人の値段の感覚が違う、と漁師さんRT @2010chura @masanoatsuko こういうところをずっと、残していくのが、大切ですね
●阪神の高度成長のため、川砂利が取られて吉野川河口の砂州、干潟が消えた、と九大の清野聡子先生。写真右側。 http://twitpic.com/2grfvr
●徳島県民に愛されている風景のひとつかと。今は吉野川河口をでたところで獲れていたアオギスが90年代に獲れなくなった、漁師さんと清野先生の話に。RT @peacesarada @masanoatsuko 吉野川第十堰の上堰 バンザイツアー 、きれいないい写真ですね。
●川の話、中南米の放浪話になっちゃいますよ^_^;RT @murakami_m 明日のユーストリーム、ジャーナリストまさのさんの川へのこだわり聞いてみよ→http://bit.ly/dnhgtx RT @masanoatsuko http://twitpic.com/2gr1dz 
●干潟特性スコップ http://twitpic.com/2gzpp4
●おかひじき。食べると塩味 http://twitpic.com/2gzqx9
●吉野川河口干潟についた。動画ぐるり。建設中の県道も見える http://yfrog.us/jvxqkz
●ナルトサワギク、新種だと名付けて登録したら、外来種と5.6年前に分かったと。 http://twitpic.com/2gzx6q
●コメツキガニの食事あと http://twitpic.com/2gzyyq
●研究者スタイル http://twitpic.com/2h05di →(訂正:助手スタイル^^;)
●弘法麦 弘法太子ならこれでも書けると。 http://twitpic.com/2h06vj
●ヨシ http://twitpic.com/2h09y8
●さざなみが作る風紋 http://twitpic.com/2h0bms

これはオマケ↓
●ゆるいトーク始まるらしい、いや始まってるみたい http://ustre.am/mSIc
●wRT @yunikayama @masanoatsuko 見てます。動くまさのさん初。
●吉野川バンザイツアーは終了。鮎喰川に遊びに来た http://twitpic.com/2ha06v
●昨日、送れていなかった→子ども達の楽園。川はイイ。 http://twitpic.com/2ha19l
●一人分の役割を果たせるときは果したい。吉野川には、その広大な河口を横切る高速道路計画がある。今建設中の県道と別に。徳島県内では大きな話題にはならない。要るのか?この風景と引き換えでと思い、懸念の場所だった。
●仕分けで一回、政権与党にこんな所にもう一本橋が要るのかと直截に問うた。生き物バンザイツアーで、ここは大切な場所だよと表現した。
●基礎自治体の色々な市議さんらがツィッターとユーストリームで有権者と双方向で議論するツールにしたら、政治が足下から変わるかも。RT @murakami_m 徳島新聞3面に取り上げていただきました。 http://tweetphoto.com/40779246
●こんな所が徳島駅からも遠くない。毎度移住したくなりますRT @yukikonene 気持ち良さそう~!川遊びしたくなった!笑 RT @masanoatsuko 昨日、送れていなかった→子ども達の楽園。川はイイ。 http://twitpic.com/2ha19l
●私にとりメインイベントだった方も写真入りで。徳島新聞。吉野川河口や第十堰を見学 自然保護協全国ツアー   http://www.topics.or.jp/localNews/news/2010/08/2010_128243889523.html 

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2010年8月21日 (土)

「請願」ってなんだろう?石原知事に問う

前回の石原都知事定例記者会見後、
必要な人々に取材をした結果を念頭に
二度目の質問に挑んだ。

私が考える限り、
「請願」(*)が議会(委員会および本会議)で採択されるということは
重大な意味を持つ。

一度は議会人であった石原都知事ならば
その重みを知っているはずであると思い、

「単なる執行機関」である行政が
議会の多数によって採択された要請を疎かに扱い
「単なる執行機関」である行政が
政治的意志を持ち「行政裁量」でそれを無視すること

それは問題だと考えるのではないかと思い、問うた。

これは「八ツ場ダム」という問題の切り口から出てきた
「政治と行政の関係」の膿だ。

それを正すこともまた、行政トップの役割ではないかと思った。

間接民主主義制度の中で、
国民や都民の一票で選ばれた政治家が、
その補完措置としてさまざま設けられている制度を活かさずして
民主主義は理想に近づかない。

しかし、石原知事の認識は、私の予想以上に浅く、愕然とした。
「『政治』と『行政』の役割について伺いたい」と問うと
「行政ってのは政治じゃないの?」と聞き返されたのだ。

多くのマスコミ(ニュース・キャスターなど)が
「行政」と「政治」を混同し、区別すらできていない。
また、「行政」が「政治的」に振る舞うことも日常茶飯事だ。

そして、それを正すことができるのは「政治家」でなければならないはずだが、
「都知事」という立場に上り詰めた人でも
その2つを混同しているという、とてつもない事実に直面し、
ただただ、呆然とするばかりだ。

これではどんな事業であっても(八ツ場ダムはその一つでしかない)
冷静に見直すことなど無理だろう。

石原知事記者会見
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/kako22.htm 
→2010/8/20 録画映像 開始後12分あたりから約8分間をご覧いただければ幸い。

ちなみに8月24日はタケコプターが必要なくなった。
代表選によって前原大臣を含めてどうなるかが分からないので
八ツ場ダム関係知事の集いは延期するそうだ。

まさのあつこ

*請願
=========================
日本国憲法 第十六条  何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。
=========================

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2010年8月19日 (木)

八ツ場ダム必要性の情報操作の解説

情報をフィードしてくれる人々がいるおかげ、
それを裏トリする形で、日々の取材が可能になっている。
毎度「想定外」の反応が得られるので、
ビックリし、「何故???」と考える。その連続だ。

こちらを見ると
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=972
水需要予測見直しを求める都議会請願が採択された後、
元々の請願者が
「東京都水道局は 水道に関する水需要予測をすみやかに実施してください」と
改めて要望書も出したのに
回り回って返ってきた反応が
「水道ニュース」(東京都水道局 2010年7月1日発行)の4ページ目
http://yamba-net.org/doc/201007tokyosuido.pdf
「八ツ場ダムは、子ども世代の安定給水のためにも必要です」
という宣伝だったと憤慨している。借金こそが子ども世代にいくのに。
そりゃ、怒るわな。見直しもせず。

この点につき、不勉強だった私。
知っていたら、もう少し、突っ込めた。
石原知事が知らなかったとビックリしている場合ではなかった。

議会と都行政でキャッチボールができていない。
議会と行政のチェック&バランス力を高めないと。
国会だけが国を悪くしているわけではない。

さて、そして、上記の水道ニュース「八ッ場必要」宣伝記事は
「非常に恣意的」であるとし、どんな情報操作が行われているのかを
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=972
この後半で解説してあります。
市民の発信の方が「調査報道」の体をなしている。

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石原知事会見録(八ツ場ダム関係抜粋)

石原知事が「知らなかった」話の続きです。
映像だけでなく、会見録が公表されました。↓
該当箇所だけ、転載をさせていただいます。(太字はワタシ加筆)

http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/TEXT/2010/100806.htm  
石原知事定例記者会見録
平成22(2010)年8月6日(金) 15時09分~15時38分

【記者】6月の議会で、公営企業委員会の方で、水需要予測の実施に関する請願ということで、水需要予測の見直しを実施していただきたいということが東京都水道局に求められていますけれども、知事としては、これはどのように、いつ、水需要予測の見直しをするように、指示を出されますでしょうか。
【知事】僕、知らない、その話。初めて聞いた。申しわけない。

【記者】つまり、水需要予測に基づいて水道施設をつくるようにということになっておりますので、例えば、埼玉県は40万立方メートル下方修正をして予測をし直しました。東京都は、まだ、これまで見直しを行っていませんで、実績と予測の乖離が100万立方、埼玉の約2倍以上あるんです。これをやってくださいということを公営企業委員会のほうで、6月の委員会で多数で採択をされています。これをやることによって、例えば、無駄な水道事業、八ツ場ダムはその1つになりますけれども、そういった見直しが可能になってくると思うのですが。
【知事】それは八ツ場の問題に当然関係あることですから。
 ただ、数年前に東京では、二百十何日ですか、取水制限したんです。それ1回のことで、それで済んで、当分ないだろうという予測で済むのか済まないのか。あの時は、学校のプールも使えなくなったし、東京のビール会社も生産を停止した。もし八ツ場が仮にあったとしたなら、17日で済んだ取水制限が、117日、続いたんです。こういうものも、1つの公の水路に対する大事な前提条件じゃないかと私は思いますけれども。
 あなたはどういう立場なの。

【記者】ダム問題をずっと報道しているダムジャーナリストですが、いつもビールの工場が停止されたということをおっしゃるのですけれども、確認しましたところ、知事がおっしゃっていたその時期に、ビールで生産ができなくなったというところは、ほとんど見つからなかったということ……。
【知事】そう。僕は東京で2つの会社が、製造を停止じゃないけれども、生産量を従来よりも低めたという話は聞きましたけれど。

【記者】はい。あと、プールにしても、それで人命が失われるというようなことではなかった……。
【知事】もちろんそうです。

【記者】飲み水、あるいは生きていくための最低限のものという、ナショナルミニマム(最低限度の生活水準)、あるいはローカルミニマム(極小値)というものは、見直し……。
【知事】ただ、八ツ場の場合、行ってみて分かるでしょうけれど、あそこまで事業が進んでいるわけです。しかも、利水の問題だけじゃない。治水の問題もあって、埼玉(県知事)の上田(清司)君の話なんか聞いたらいいと思うけれども、堤防が非常に老朽化して、どうどうと浸水してきて、結局、それに対する対策というのは、堤防をつくり直すということで、べらぼうにお金がかかるから、その度に、地元の消防団が出て、ここはまずい、危ないということで土嚢を積んだりなんかしているらしいけれども、堤防の決壊もさることながら、前提となる浸水というのでしょうか、それが堤防の反対側に、わき上がってくるような状況というのはあるみたいだから、これまた八ツ場について考える1つの条件じゃないでしょうか。

【記者】その堤防についてはボーリング調査で、どこが危ないかということが、おおよそ分かっている部分もありますので、そういった部分を、人命を、防災をするという意味で優先させるということは必要だと思うのですけれども。きょうお伺いしたのは、治水という観点も議論はたくさんあると思うのですが、利水について絞って、ぜひ伺いたかったのですが。
【知事】その話、初めて聞きましたんでね。

【記者】ぜひ、予測を見直すというような、議会からの要請ですので、釈迦に説法ですが、三権分立ということでいえば、議会からの要請というのは、やはり行政として受けとめて。
【知事】それはそうですね。

【記者】それを行うということは必要な……。
【知事】ええ。当然だと思います。

【記者】はい。何時ぐらいに……。
【知事】それは分かりません。当局に聞いてください。

【記者】これから国の方が見直しを要請されてくると思うのですけれども、その場合に、そういった見直しがきちんと行われたかどうかということも、おそらく国としては見るのじゃないかと思うのです。
【知事】八ツ場についての論争がかまびすしいけれど、八ツ場の問題、是とするか非とするかということも1つ大事な要件になると思いますから。それは、速やかにやったらいいと思います。まずは、専門家とお会いして。

【記者】知事としては、八ツ場ありきということではなく、粛々と予測を見直すところは見直すというお考え……。
【知事】八ツ場について、あそこまで形が進んでしまったものを、東京都は色々な負担しているわけだ。前提は、あそこにダムができて、東京の利水にもおかげがあるということで、ほかの県は治水の問題もあるでしょうけれども。だから、とにかく政府は検証するすると言っているので、一向に何をどういうふうにするか、さっぱり分からないけれども、そのための前提条件として必要なら、速やかに事を進め、やるかやらないか。やらないんだったら、東京、金返してもらいますから。今まで出したものを。その為にも、さっさとした作業で、検証のための条件というのを整備するということは結構だと思います。

【記者】先の話ですが、もしお金が返ってきた場合に、水没する予定で、苦しい生活をしてきた方々のために、その返ってきたお金を使うとか。
【知事】そんなのは出来ないね。

【記者】堤防、あるいは東京関係の堤防を強化するほうに回すとか、そういったこともお考えでしょうか。
【知事】その用途については、ここでみだりに言えませんけれど。その現地の人たちのために、私たちが、そのお金を用立てるということは、それは行政の中であり得ないことです。それは国の責任でしょう。そんなものは。

~~~~
以上、該当箇所のみ。

<自意識過剰なコメント>
石原知事が、「埼玉の上田君の話なんか聞いたらいいと思うけれども」というので、思わず、「ご紹介いただけます?」と聞き返したかったですが、心の中にとどめ、会見にでかけていかなければと思ったら、8月18日埼玉新聞記事「目玉事業を集中広報」で定例記者会見の模様と八ツ場ダムについての見解が書かれており・・・。最後のところに「知事会見は週に1回、県政記者会見の主催で行われ、幹事社を中心に加盟社記者が質問するものです」と釘が刺されていた、と感じた。う~む。埼玉新聞って県の広報誌?

<自意識過剰な弁解>
まったく本質と関係ない、重要ではない、自意識過剰な弁解ですが
「ダム問題をずっと報道しているダムジャーナリストですが」について^^;。
「あなた誰?」と聞かれるかなと思ってはいたのですが、
あなたはどういう立場なの?」と聞かれたので、咄嗟に
「ダム問題をずっと報道している・・・」と言いかけ、
拙い言い方になってしまったと焦って言い直そうと思って
「ダム」と言いかけ、いや、そんな説明要らないや、
「ジャーナリストです」と次の質問に入ったつもりが
一瞬の判断なので、確かに聞くと「ダムジャーナリストです」
と答えたように聞こえる。あ~、はずかしい。

燃費が悪いだけで、他のことも書いています~。
たとえば、調査捕鯨のことも以前に一度だけ書いたので、こんなところにも、
うわ~、写真は勘弁して(;0;)~、と思いながら
往生際が悪いのもよくないので使われてしまうことをヨシとしました。
9月3日「ニュースの深層・番外編」上杉隆さんの話も、きっと面白いです。

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媒介者(ミディアム)

物事を書く上で、「現象」だけを追っていても、
世の中は良くならないので、常に勉強をする。

どこが物事の根元で始まりなのかを掘っていく作業は果てしない。
98%は勉強と取材。
1%はこういう記事を書きたいという営業。
最後の1%で書く。燃費が悪い。

できていく人とのつながりをさらにつないで、
ネットワークで世の中を変えていく。
編んで編んで、編みに編んで、えいっと投網にかけて
悪いところをとらまえて、分解し、皆で吟味する。
その作業の媒介者がジャーナリストなんじゃないかと勝手に思っている。

*****

えいっと投網にかけると、想定外の「悪いところ」が掛かってきて
「これも一緒に」と取りかかれるときと、
「無理、網が重すぎて上がらない」と海に投げ返すときがある。
そんなときが一番辛い。
もっと力をつけて、たくさん持ち上げられるようにしなければ。

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2010年8月17日 (火)

8月24日は竹コプターが欲しい

未施行の公文書管理法政令づくりの作業が進む中、 
情報公開法も改正作業が進んでいる。↓

●行政透明化検討チーム
http://www.cao.go.jp/sasshin/hatomimi/shokuin/shokuin-joho-kokai/summary.html 

●平成22年8月24日(火) 傍聴登録受け付け中《登録期間》8月13日~8月19日
情報公開制度の改正に関する大臣案(修正案)の提示、とりまとめ
http://www.cao.go.jp/sasshin/hatomimi/shokuin/shokuin-joho-kokai/summary.html 

以下は、マイナー誌(と私が言っちゃいかんか)で書いたもの
改正案を苦心して要約したのでご参考まで。
本文は買って読んでください↓(と勝手に宣伝)
http://www3.plala.or.jp/rdsyupan/manabu/manabu.html 

一般紙がほとんど報じないので、
清く貧しく(気持ちは豊か!)美しく(?)提供します。
最終案が以下の案とどう変わっていくのかが短期的な注目点です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
働くものの月刊学習誌「まなぶ」7月号
「『隠蔽意識』を持たせない改正を」 まさのあつこ より

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情報公開法改正のたたき台・枝野案(要約)
=====================

1.目的の改正「知る権利」を明記

2.開示・不開示の範囲等に関する改正
(1)個人情報、(2)法人情報、(3)国の安全、(4)審議検討、(5)部分開示に関する情報で、それぞれ、不開示事由が幅広くとってある規定を削除もしくは改正する。

3.開示請求から実施までの手続きに関する改正
迅速かつ安易な開示手続ができるよう、
(1)不開示決定の通知に根拠条項やその理由を示す。
(2)全部不開示決定については内閣総理大臣へ報告し、内閣総理大臣は必要と認めるときは、不開示決定の取消を求めることができる。
(3)開示決定の期限は現在の30日から14日以内に行う。また開示決定の放置や引き延ばしを防ぐために、開示決定の期限の特例では、開示決定をした日から60日以内に残りの行政文書について開示決定等をしなければならない。
(5)期限内に開示決定を行わない場合は、それを不開示決定とみなす。
(6)手数料を原則廃止し、開示実施手数料を引き下げる。

4.情報公開・個人情報保護審査会の諮問に関する改正
開示決定への不服申立を、14日以内にし、審査会を採決機関とする。

5.訴訟に関する改正
(1)訴訟を原告が住む地域の地方裁判所にも提起できるようにする。
(2)不開示決定に関する裁判では、裁判所が行政に対して、開示決定に関する行政文書の標目や、開示しない部分を特定できる事項やその理由が分かる書面の作成・提出を求めることができるようにする。
(3)裁判所は公正な判断ができないときには、行政に不開示文書の提出を求めることができるようにする。

6.適用対象の範囲等に関する改正
国民の知る権利を保障する観点から、情報公開法と同等の制度の導入の検討を(1)国会と(2)裁判所に促し、(3)国からの出資、交付される補助金等が年間収入に占める割合、業務内容の公共性等の視点から、「独立行政法人等」に含む対象法人を拡大する。

7.情報公開法の所管に関する改正
総務省が所管する情報公開法と独立行政法人公開法を総務省から内閣府に移管する。

8.情報公開条例の扱い
 「5.訴訟に関する改正」を地方公共団体の情報公開条例でも準用する措置を講ずる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

しかし、重要なことをメジャー紙が報じない中、
有料メルマガを発行しようかなと考える今日この頃。

24日は
石原知事ら八ツ場ダム関係知事が集う日
ラムサール条約湿地候補地検討会がある日でもある。
竹コプターが欲しい。

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2010年8月15日 (日)

それとも絶縁状なるか?

前原大臣へのラブレターで人々のパブコメにリンクを張らせていただきましたが、私自身、一歩手前まで書いていたパブコメをやっと書き、最終的にこれ「masano_comment.doc」をダウンロード を今出しました。

新たに加えたところは以下のようなところ。

全体的プロセスについて
【意見】
・ 全国民に関わり、また関心が高い「治水対策のあり方」を議論する場を非公開で行うことをよしとした委員長はじめ委員に「有識者」としての自省を促したい。
・ 70頁近い「中間とりまとめ(案)」の要旨すら作成せず、国民には要旨を要求する姿勢はいかがなものか。
会議を公開し、パブコメ募集には要旨をつけ、国民の参加や理解を促そうという姿勢を示すべき。

委員の明記について
【意見】中間とりまとめ(案)を誰が議論し、誰がその論に責任を持つのかを記録すべきであり、「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の構成員を明記すべきである。「委員以外からのヒアリング」の二名も明記すべきである。

文言の定義の欠如、論理性の欠如
【意見】「「できるだけダムにたよらない治水」への政策転換を進める~治水理念を構築していくこととなった」とあるが、中間とりまとめ案全体を通して、利水、環境についても不十分に記述してある。中途半端な理念ですべてにおいて文言の明解な定義すらなく、まったく論理性に欠けた委員構成、会議構成、とりまとめであるゼロからの仕切り直しが必要である。環境については討議すら行われていないに等しく、この点では河川法とすら整合性がない。

責任の所在
【意見】『このため、「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」が平成21 年12 月3 日に発足し』とあるが、誰がどこに設置したのか、責任の所在が不明である前原政治国土交通大臣の私的諮問機関であればそのように明記すべきである。

<討議の経緯>の記述
【意見】2~3頁にかかれた<討議の経緯>以外に、さらなる非公開の限定メンバーによるとりまとめる作業を行ったことが会議議事録から分かるその経緯、メンバーも明記すべきである

あとは先日とこちらでダラダラっと書いたのとだいたい変わりません。さて、

【個人情報保護意識の欠如】
以下は書かなかったけれど、今どき「ご意見」くださいというパブコメで、無闇に個人情報を取得する神経が分からない。ここまで書かせるのはいかがなものか?


①氏名②住所③電話番号又はメールアドレス④職業⑤年齢⑥性別

個人情報保護法では次のようにある。
==================================
(利用目的による制限)
第十六条  個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人の同意を得ないで、前条の規定により特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えて、個人情報を取り扱ってはならない。
==================================

いくら、国がこの法律の適用除外を受けているからといって、
治水のあり方に意見をする人から見てなんの関係もない
性別や年齢、職業までを書かせるのはやりすぎだ。

愛読書の一つ「日経コンストラクション」では「匿名」の投書が多い。
関係者こそ、問題点を理解しており、建設的な意見を持っているはずである。
だから、こうしたパブコメでまったく不必要に個人情報をさらけ出させることについては
国交省だけでなく、政府全体が再考した方がいい。
妙な抑止効果が働くであろうことを指摘しておく。
なんせ、公益通報者保護法もまったく機能していない国なのだから。

社会が「変革」されるさまざまなスキームのすべてに欠陥がある。

私は氏名、住所、電話、メルアドと名刺に書いてある範囲でしか
個人情報を書き込みませんでした。これで無効になったらやりきれない。
ま、「必須」の記入事項であるとは書いていないところがミソか?

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前原大臣へのラブレター

本日(8月15日『終戦記念日』)が締め切りの
今後の治水対策のあり方に関する有識者会議パブコメ
に真摯に取り組んだ個人個人の意見書で
水源開発問題全国連絡会にも寄せられたものがこちら
に掲載されている。

読むと、一つひとつが勉強になる。
政権交代に期待をかけ、「裏切られた」と思ってなお、
良くなることに賭けて、
読みにくい中間とりまとめ案を読み解き、意見している。

「この国を良くしたい」という人々の愛国心に満ちた、
国土交通大臣に託した愛憎に満ちたラブレターだ。

本来は前政権が打ち捨ててきたこうした人々の声を
拾うことが「現政権」の役割だったのではないか?

ところが、前原国交相私的諮問機関 ダム事業の検証方法 十数年前と瓜二つ!?http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=1247

だったのだ。

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2010年8月13日 (金)

公文書管理もパブコメ今日締め切り!

お知らせが遅れましたが、
今日は、「情報公開」にとって重要な締め切り日です!!

昨年成立した「公文書管理法」ですが、
政令の策定段階に来ており、現在、素案のパブコメ中です。
(8月13日金 必着 400字の制限あり)

http://www8.cao.go.jp/koubuniinkai/oshirase/goiken1.html 
 公文書等の管理に関する法律施行令の検討素案
 行政文書の管理に関するガイドラインの検討素案

国民から見た行政文書(公文書の一部)のライフサイクルで言えば以下の2つはセット
○公文書管理法「作成・取得→保管→移管・廃棄」
○情報公開法「開示請求→利用」

情報公開法を使って開示請求をしても
「不存在」「保存期間が切れた」などさまざまな理由で
「行政文書」が入手できなかった方にとっては特に重要。
そうでない方にとっても実は重要。

●本家本元の内閣府の公文書管理委員会のウェブはこちら
http://www8.cao.go.jp/koubuniinkai/index.html

日本でこの問題を最も詳しく追っている人のブログはこちら
情報公開にまつわる日々の出来事-情報公開クリアリングハウス理事日誌
http://johokokai.exblog.jp/

● 「公文書管理委員会」でググる
と本家本元よりも先にヒットする歴史学者瀬畑源さんのブログはこちら
http://h-sebata.blog.so-net.ne.jp/ 
こちらには瀬畑さんと、ドタバタして言葉足らずの私のツイッターでの会話(?)
をまとめてくださっています。他にもあったかも
http://h-sebata.blog.so-net.ne.jp/2010-07-29

●で、私は、取材活動等を通して愕然としたことのある
合計3点にこだわって意見を出しました。
ご参考いただければ幸いです。↓

●公文書等の管理に関する法律施行令の検討素案
http://www8.cao.go.jp/koubuniinkai/oshirase/goiken1.html   

P.19最下段~
・公共事業の実施に関する事項に関わるさまざまな文書の保存期限が、「事業終
了後五年」となっている。しかし、その事業が妥当であったかどうかがようやく
判明するのは、五年を越えている場合が容易に想定できる。そこでで、「事業終
了後五十年」とすべきである。港湾、空港、道路、橋、水源開発施設等の事業で
需要予測がはずれ、財政赤字を地方・国ともに生んでいる。その一因には、政策
形成の過程や責任が文書として作成、保存、公開されて検証されるという緊張感
の欠如が考えられる。税の投入(政策)と効果を検証可能にするために、事業の
根拠となる計画、方針の終了後五〇年は、関係文書が保存されるべきである。そ
の施設が存在する限り保存してもよいのではないか。

●行政文書の管理に関するガイドラインの検討素案
http://www8.cao.go.jp/koubuniinkai/oshirase/goiken1/guideline.pdf  

P.9~10の<取得>について
「○ 委託事業に関し・・・・」を以下のように修正して欲しい。
○ 委託事業に関し、説明責務を果たすために必要な文書(例:報告書に記載され
た推計に使用されたデータ)については、委託元の行政機関において適切に取得
し、行政文書として適切に管理することが必要である。したがって、契約時の仕
様書に、委託事業の成果物については、その裏付けとなる文書(例:会議録音デー
タ等)とともに提出すること明記する。

●行政文書の管理に関するガイドラインの検討素案
http://www8.cao.go.jp/koubuniinkai/oshirase/goiken1/guideline.pdf  

P.7~<第3 作成>について 
「個人的な執務」という文言が「行政文書の管理に関するガイドラインの検討素
案 」全体で数カ所(注)出てくるが、大前提として、「第3 作成」に次のよう
に追加すべきである。

「「個人的な執務」として軽微であっても業務に関連して作成する文書は、「個
人メモ」ではなく、「行政文書」として所有され、共有されているものとする。」

前のコマまでしつこく書いたダム見直しのパブコメもよろしく!

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2010年8月10日 (火)

ダムの見直しパブコメ一歩手前(多くの人に出して欲しい)

これから様式に従ってまとめていく自分のパブコメの要点だけをまとめる。
老舗案 や今本博健・京都大学名誉教授の考え方を呼んだあと、以下を見て、詳しくは前のコマでみていただければ(ダラダラ長いですが)、幸い。

今後の治水対策のあり方中間取りまとめ(案)へのパブコメへの一歩手前(私の場合)

1.検証の対象とするダム事業を拡大すべき
2.検証の対象とした事業は、周辺工事を含めて凍結すべき。
3.治水対策を抜本的に転換すべき
4.100歩譲って治水対策のマイナーチェンジにとどめるなら、過大な洪水予測のもととなる流量計算など基本高水の元データの公開や批判的検証を行うべき(しかし本来は3でなければならない)
5.ダム事業に批判的な住民、市民団体を含めた直接参加による見直しが必要
6.国土交通省所管公共事業の再評価のやり方では不適切、不十分
7.ダムにたよらない治水を望む住民を含めた直接参加による見直しが必要
8.追認機関となりかねない事業評価監視委員会で同様の方法で意見を聴いても意味がない。
9.「水需給計画の点検・確認」は「需要予測の見直し」と明確化すべきである。
10.水利権の許可制度を変えなければ変わらない。
11.「河川維持流量」=「不特定容量」をダム建設の理由とすべきではない
12.事業の長期化、増大分、想定外を考慮しなければ、適正な評価とならない。
13.住民が求める情報を事業者が開示せず、住民の意見を聞き置くだけで、住民を検証・検討の場に主体的に参加させることができなければ、ダム建設を推進する法体系と構造が変わっていないので、大臣の理念と意思を明確に示したとしても、事業者が主体で検証・検討を行ったとしても、大臣の考え方に検証結果が反していると判断できたとしても、差し戻しは困難である。唯一、違う状況を作り出すことができるのは、ダムにたよらない治水を進めたいと考える住民が直接参加し、事業者と熟議ができる場が設定されることである。

今どき非公開で行われた会議が出してきたこんな案にパブコメなんか出さない、出したくないと考えている人もいる。私自身も本当はそうだ。こんなやり方フェアじゃない。民主党政権だから、自民党政権よりも100倍腹が立つ。しかし、諦めたら何も起きない

そういう庶民の気持ちに胡座をかく「権力」は許せないが、こんな意見をどれだけ言っても殺されない世界に生きていますからねぇ・・・。その程度にハードルを落としていうのも情けないが・・・。

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ダムの見直し(解読書兼意見書の参考例)

今後の治水対策のあり方中間取りまとめ(案)へのパブコメを書くにあたり、まずは6月から書いてきたことを以下にまとめてみた。現時点では雑感などが含まれている。

老舗案今本博健・京都大学名誉教授の考え方共に、(私のまとめは分かりにくいかもしれませんが)参考にしていただければ幸い。

対象事業 P.15、P63~66
1.検証の対象とするダム事業を拡大すべき

【有識者案】P.15、P63~66 検証の対象とするダム事業
【意見】検証の対象とするダム事業を拡大すべき。たとえば「天竜川ダム再編」は、国費で行うべきものなのかということすら問われる問題が含まれている。また、長野県浅川ダム、熊本県路木ダム、香川県内海ダム、石川県辰巳ダムなど、根拠が明確に挙げられた上で、反対の激しい事業が漏れており、今からでも見直しを行った方が賢明な事業が含まれている。一方で、これまで「生活貯水池」と呼び、「ダム事業」と称してこなかった小規模な事業が散見される。これら小規模なダム(生活貯水池)を中止し、見直しの印象を水増しする工夫を疑ってしまう。

2.検証の対象とした事業は、周辺工事を含めて凍結すべき。
【有識者案】触れている箇所がない。
【意見】検証の対象としたものは、周辺工事を含めて凍結すべき。検証を行っている間に、不可逆的な改変が行われては無駄が多い。事業を継続しようというインセンティブが働きかねない。
(その5)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-94e9.html 

治水P.4~14
3.治水対策を抜本的に転換すべき

【有識者案】5頁、7行~「河川整備の長期的な目標としては、河川整備基本方針において計画高水流量等が設定されている」「最終的に河川整備基本方針で目標とする安全度が確保される」
【意見】治水対策を抜本的に転換すべきだ。
・ 流域において、どこにリスクがあるのかを住民が共有し、予算配分の優先順序を決めていく、新たな治水対策へと抜本的に転換すべきだ。
・ そのためには、一定規模の洪水を想定して目標を達成する、という治水対策をやめ、流域全体で洪水リスクを低減させていくべきだ。
・ 河川整備基本方針を達成する考え方で治水計画を立てること自体が、ダムによる治水を前提とするものだから、この考え方をやめるべき。
・ 「河川整備計画を上回る洪水」を考えは、下回る水位では破堤しないことを前提にしていることだとも言えるが、下回っても破堤する可能性はあるので、
・ いかなる洪水であっても、破堤はしないことを目指すべきだ。たとえば、B/C計算のもととなる治水経済調査マニュアルが現実を反映しているものであれば、このマニュアルに応じて、堤防が切れたら最も洪水被害が多いとされる場所の堤防強化や高床式住宅への改築補助を充実させることを優先させるべきだ。
・ 治水経済調査マニュアルが現実を反映していないものであれば、これを破棄し、B/C計算の根拠に使うべきではない。

(その9)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-69d7.html
(その10)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-643f.html
(その11)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-f7f0.html
(その12)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-2b5b.html 
(休憩)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-ab19.html 

4.100歩譲って治水対策のマイナーチェンジにとどめるなら、過大な洪水予測のもととなる流量計算など基本高水の元データの公開や批判的検証を行うべき
【有識者案】5頁、7行~「河川整備の長期的な目標としては、河川整備基本方針において計画高水流量等が設定されている」「最終的に河川整備基本方針で目標とする安全度が確保される」
【意見】現河川法による治水のあり方を踏襲するなら、仮定の立て方がおかしいことが指摘されている以上、流量計算の仕方から見直しを行うことが先決だ。また、基本高水を求めるための他のデータについてもブラックボックスで公開されていない。どのような操作が行われたのかが分からないデータは治水計画に使うべきではない。

(その13)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/3-38d2.html
(参照新聞記事)http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=847

検証手法P.12~18、P,19~44
5.ダム事業に批判的な住民、市民団体を含めた直接参加による見直しが必要

【有識者案】14頁、6行~「現在事業中の個別のダム事業について検証し、事業の必要性や投資効果の妥当性を改めてさらに厳しいレベルで検討する」「科学的合理性、地域間の利害の衡平性、透明性の確保を図り、学識経験を有する者、関係住民、関係地方公共団体の長、関係利水者の意見を聴く」
【意見】「厳しい」検証のためには、ダム事業に批判的な住民を必ず検証、検討の場に含めることが重要である。住民を含め、批判的意見は聞きおくだけでは不十分で、事業者と双方向の討議、熟議が行える場を確保することが重要だ。また、議論の公正を期すため、事務局はダムを実施する事業者ではない第三者が務めるべきだ。

6.国土交通省所管公共事業の再評価のやり方では不適切、不十分
【有識者案】P.12~18、P,19~32の 16頁、3行~、 20頁~44頁「個別ダムの検証は、事業の再評価の枠組みを活用することとし『国土交通省所管公共事業の再評価実施要領』を適用する」「再評価実施要領細目を新たに定め、その細目において本中間とりまとめで示す手順や手法で実施することを規定するなど、所要の措置を講じる」
【意見】第一に、国土交通省所管公共事業の再評価で使われてきた『治水経済調査マニュアル』は、他のすべての代替案を比較しにダムが一番安い、という解を出すために使われてきたと言っても過言ではない。治水経済調査マニュアルが現実を反映しているものであれば、堤防が切れたら最も洪水被害が多いとされる場所の堤防強化や高床式住宅への改築補助を充実させることを優先させるべきだ。また、治水経済調査マニュアルが現実を反映していないものであれば、これを破棄し、B/C計算の根拠に使うべきではない。

第二に、この書き方は不十分である。治水は全国民に関係があることにもかかわらず、『国土交通省所管公共事業の再評価実施要領』やここには触れられてさえいない『治水経済調査マニュアル』を知らなければ、意見を持つこと、意見を言うことすらままならない。ここを一から勉強しなければ読み解けない。「依らしむべし。知らしむぺからず」の態度はまったく評価できない。

第三に、20頁から挙げられている様々な代替案については、これまでも存在はしていたが、それが選ばれない治水のあり方だったからで、選択肢が20頁~34頁のように明文化されても、その選択肢が選択されるための根拠(治水の考え方)が4頁~14頁に示されていないので、結論が変わる確証がない。むしろ、惰性でこれまでと同じ選択肢が選ばれても不思議はない。意見5、7で示すやり方に変えるべきだ。

(その29)青森の場合http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-157f.html
(その31)代替案http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-c816.html

7.ダムにたよらない治水を望む住民を含めた直接参加による見直しが必要
【有識者案】16頁、下から11行~「検討主体」、18頁、1行~「情報公開、意見聴取等の進め方」「「関係地方公共団体からなる検討の場」を設置し」
【意見】17頁のやり方は、これまでダム事業が必要であると推進していた(表向きの理由とは別に、雇用の場、地域振興などの政治的意図がある)「関係地方公共団体からなる検討の場」で、従来行われてきた国土交通省所管公共事業の再評価のやり方を行うことを意味する。つまり、コスト縮減案や代替案を含めた対応方針(案)を事業者が提出して、出席する者が事業者に疑問点を尋ね、意見を言い、対応方針(案)通りでよしと追認するやり方だ。これでは、これまでと変わらないダムありきの結論がそのまま通っても不思議はない。そこで、淀川水系流域委員会が行ったように、第三者に事務局を任せ、公募をした住民(ダムにたよらない治水に賛成の住民を必ず含む)を含め、「ダムにたよらない治水」を目標に熟議を行う場を確保するなど工夫が必要である。検討に必要名資料を河川管理者に出させながら検討できる場にすべきだ。
 18頁のやり方は、1996年から行われたダム等事業審議委員会のやり方、すなわち、住民意見をアリバイ的に聞き置いて終わったやり方の踏襲であり、熟議の主体、検討の主体に公募による住民が含まれるべきだ。また、公募に漏れた住民でも、傍聴者発言が認められる機会を確保すべきだ。

(その26)予測例:1都5県
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/15-b227.html 
(その30)14年間の繰り返し
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/14-b97b.html

8.追認機関となりかねない事業評価監視委員会で同様の方法で意見を聴いても意味がない。
【有識者案】18頁、7行~ 「検討主体は、検証の対象となるダム事業の対応方針の原案を作成し、事業評価監視委員会の意見を聴き、対応方針(案)を決定する」とある。
【意見】16頁、3行~に「個別ダムの検証は、事業の再評価の枠組みを活用することとし『国土交通省所管公共事業の再評価実施要領』を適用する」とある。事業評価監視委員会での見直しのあり方は、短時間ですべてのデータは事業者任せで、良心的な委員であれば従来もぼやいてきたように、事業者の対応方針通りを追認する機関でしかありえない。同様のやり方では、何度もやる意味がない。ダブルチェックを行うつもりであれば、ダム事業に批判的な関係住民を見直しの場に加えて時間をかけて行うべきだ。

利水P44~58
9.「水需給計画の点検・確認」は「需要予測の見直し」と明確化すべきである。

【有識者案】P45 「検討主体は、利水参画者に対し、ダム事業参画継続の意思があるか、開発量として何m3/s が必要か、また、必要に応じ、利水参画者において水需給計画の点検・確認を行うよう要請する」
【意見】これは、「水需給計画の点検・確認」とは「需要予測の見直し」を意味するものととらえるが、解釈によっては見直しをせずに「水受給計画は適正である」と結論づけるダム事業参画がいても不思議はない。そこで、「需要予測の見直しを行わなければならない」と明文化すべきである。

10.水利権の許可制度を変えなければ変わらない。
【有識者案】P44~58 
【意見】水利権の許可制度を握っているのは国土交通省であり、裁量で決めてきたその許可制度を変えなければならない。実質的に長期にわたって取水ができている受益者等が、必要最低限の投資で、水利用ができるよう水利権の許可制度を改めるべきである。
(その14)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-7264.html
(その15)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-58e6.html
(その16)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-82a2.html
(その17)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-cae4.html
(予告編)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-b58f.html
(その28)官僚の裁量、政治的行政からの脱却
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-9055.html

11.「河川維持流量」=「不特定容量」をダム建設の理由とすべきではない
【有識者案】54頁、4行~「環境への影響」では一切触れられていない。
【意見】ダムを作って自然の流れを堰き止めるために必要になる機能を「河川維持流量」と称し、「不特定容量」の名で満たすために、ダム建設の必要性が編み出されるという本末転倒なことがまかり通ってきた。それを是正すべきだ。守るべき生物の生息環境を守ることを理由に、ダム建設が正当化されるべきではない。

(その18)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-b58f-1.html
(その19)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-7089.html
(その20)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-f168.html 

コストP.59~60
12.事業の長期化、増大分、想定外を考慮しなければ、適正な評価とならない。

【有識者案】59頁、14行~「今回の検証が厳しい財政事情を背景としていることに鑑み、「コスト」を最も重視することが考えられる」下から6行~「時間的な観点から見た実現性を確認することが必要である」60頁、1行~「第7章に示す評価軸についてそれぞれ的確な評価を行った上で、財政的、時間的な観点を加味して次のような考え方で総合的に評価を行う」
【意見】事業者が自己申告する完成時期やコストは、例外がないほどに長期化、増大している。従って加味するのであれば、長期化、増大分を考慮しなければ、適正な評価とならない。また、地質の悪さによって起きる地すべりや災害など、想定外のコストは、地質の再調査、事業中止などによってリスクを回避できるものであることを評価軸に入れるべきである。
(その21)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-a132.html
(その22)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-39e7.html

国土交通大臣による判断、差し戻しP.61~、P.67
13.住民が求める情報を事業者が開示せず、住民の意見を聞き置くだけで、住民を検証・検討の場に主体的に参加させることができなければ、ダム建設を推進する法体系と構造が変わっていないので、大臣の理念と意思を明確に示したとしても、事業者が主体で検証・検討を行ったとしても、大臣の考え方に検証結果が反していると判断できたとしても、差し戻しは困難である。唯一、違う状況を作り出すことができるのは、ダムにたよらない治水を進めたいと考える住民が直接参加し、事業者と熟議ができる場が設定されることである。
【有識者案】
61頁、14行~「検討結果の報告に当たっては、別添資料2に示す報告書の構成例を参考に、書面によって報告する」
61頁、15行~「検討結果の報告を受けた後、国土交通大臣は、本中間とりまとめで示す個別ダム検証に当たっての共通的な考え方に沿って検討されたかどうかについて当有識者会議の意見を聴き、当該ダムについて、概算要求等の時期までに判断する。」「手順や手法から乖離した検討が行われたと判断される場合、国土交通大臣は、地方整備局等及び水機構に対しては、再検討を行うことを指示し、都道府県に対しては、補助金交付等に係る対応方針の決定に十分な情報がないとして、再検討を行うことを要請する」
67頁、「報告書の構成例」
【意見】
・ダム事業者とその考え方に組みしない関心ある市民の考え方の乖離は激しく、情報量の非対称も激しい。
・また、現役官僚、地方自治体への出向、公益法人やコンサル、建設分野の民間企業への天下り、受注発注と言った相互依存関係が、従来通りのままであれば、ダム開発を中止したくないというインセンティブが働いて当然である。
・この中で、現河川法に基づく考え方(河川整備基本計画をクリアすることは、その大本で過大であるとされる河川整備基本方針を適正であることを前提としており)に従って事業の見直しを行えば、代替案との比較検討を行っても、従来と大差ない答えが出てくることが予測される。
・67頁の「報告書の構成例」を見ても、最終的に、現行のダム事業計画と共に、基本高水と計画高水流量が書き込まれ、見直しを行った事実、評価軸、総合的評価が書き込まれるだけである。
・大臣は有識者の意見を聴いて、判断することになっているが、有識者会議もまた、過去にムダを生んだ治水・利水事業のムダの構図を、残念ながら総括できていないと考える。
・過去の失敗を十分に総括できていない人々の意見が、大臣が命じた新しい治水のあり方に沿ったものとなることは残念ながら考え難い。

・すなわち、全体的プロセスで考えた場合
1.「検証主体」(地整局や機構や自治体)が検証した対応方針案を
2.「検討の場」に自治体が参加し、住民には意見を聴くだけで決め、
3.その対応方針を事業監理委員会が検討し、
4.さらに有識者会議が意見を言ったものを、
5.大臣が見て、どう覆すことができるのか、
「大臣」と言っても、大臣本人が数十のダム事業の検証をできるわけがなく、
「大臣を補佐する所管の河川官僚」を意味し、
1~4が検証のプロセスを経たものを行政官である河川官僚が覆すことができるわけもなく(ということを言い訳に)、対応方針案に従うしかないことを大臣に報告するだけのことではないか。

大臣が命じた「できるだけダムによらない治水」という観点から見直しに参加するアクターは、この中間とりまとめ(案)には、ひとりだに存在しない。従って、批判的な住民でも参加し、熟議ができるプロセスが必要であり、見直しを事業者に委ねるべきではない。

(その23)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-39e7-1.html 
(その24)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-5e7f.html
(その25)http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-d7e6.html
(社説や河登一郎さんなど)
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-e448.html 
(その27)から見える国と地方の関係
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-053b.html 

それにしても、読みにくい取りまとめだ。
「対象→治水→検証方法→利水→コスト→大臣の判断」と、支離滅裂な順番で構成されている。そして最後の資料として、「対象事業」と「報告書の構成例」が付いている。
ほとんどの人が、読むこと自体、さじを投げてしまうのではないか。それが狙いで「依らしむべし。知らしむぺからず」の態度から出てきた案だとしか思えない。要約すらついていない。ポンチ絵すらついていない。理解を求めよう、分かってもらおうという意思すら見えない。不親切過ぎる。

とか言いながら、私自身、もっと分かりやすい解読書、意見書が書けるべきだが、脳みその限界です。書き殴り状態ですが、どうかお許しを。

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ダム見直しの失敗(その33)老舗の意見書案

有識者会議 のパブコメの締め切りが近づいてきた。8月15日(日)が締め切りだ。毎度お盆中のパブコメが多いのは閉口するが。様式はこちら

「今後の治水対策のあり方について 中間とりまとめ(案)」はこちら

日本全国のダム反対運動の老舗ネットワーク団体である「水源開発問題全国連絡会」がこんな問題がある、と以下に意見書案を公表している。↓大いに参考になるはずだ。http://www7b.biglobe.ne.jp/~yakkun/suigenrennnope-zi2/data/souko/yuusikishahenopabukome.pdf

私もそろそろまとめなければならない。

ちなみに、中間とりまとめ案は、国民全員にかかわることなのに、一握りの人にしか分からない言葉で長々と書いてある。それこそが国交省のテクニックであり、人々を危険にさらしてきた治水そのものとつながる。

政務三役がなんでこんなものでヨシとしてしまったのか、皆目さっぱり分からないのだが、
この読みにくいとりまとめ案を、要約→問題点指摘、要約→問題点指摘と繰り返して
丹念に読み解いた「ダム見直しに関する緊急提言」が、同団体から出されています。↓

こちらも合わせて読むとよいかと思います。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~yakkun/suigenrennnope-zi2/data/souko/damminaosikinkyu-teigen.pdf

それでも難しい。元が複雑に書いてあるからだ。
こんな河川行政問題だ。。。 

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2010年8月 8日 (日)

ダム見直しの失敗(その32)「知らなかった」石原知事

8月6日、東京都庁の会見へ行って来た。
フリー記者にもオープンだからだ。石原知事との質疑は以下の通り。

http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/kako22.htm
→2010/8/6 → 10分39秒目あたりから約6分間。

このやり取りを行ったのは、
「東京都水道局において、水道に関する水需要予測を速やかに実施していただきたい」との請願が、その公営企業委員会で採択されたにもかかわらず、その後の扱いが聞こえてこないことにこれを書いていて気づいたからだ。

質問は一問、「6月議会の公営企業委員会で『水需要予測の実施に関する請願』が採択されましたが、知事として、東京都水道局に見直しをいつどように指示されますか」というものだった。

ところが、上記の動画を見ていただければ分かるように、
そのこと自体を「知らなかった。申し訳ない」と石原知事が言うので、
「請願」の中身をかいつまんで説明しなければ質問が成り立たなくなった。

かいつまんだ説明(太線)に、もう少し言葉を足して言うと

水需要予測によって水道施設の整備が決まる
・そのため、社会情勢の変化に応じた不断の見直しが必要である。
・利根川では、平成20年度に第5次利根川荒川水系フルプランを改定した。
・このとき、埼玉県は、旧予測で一日最大配水量が平成27年度で312万立方メートルであったところを、新予測で平成37年度で275万立方メートルへと下方修正した。
・ところが、東京都は平成15年の予測を見直していない。それは、平成25年度で一日最大配水量が600万立方メートルとなるという予測だが、実績は平成20年度で492万立方メートルしかなく、100万立方メートルも乖離している。
埼玉が下方修正した40万立方メートルと比べれば、倍以上の100万立方メートル以上のかい離が生じている。

従って、過大な水道施設の整備を避けるため、都は水需要予測の見直しを行う必要があるという請願だ。

これを見直すことによって、ムダな水道事業、八ツ場ダムはその一つだが、見直しが可能になってきますが・・・」との質問に対し、約5分間、さまざまな質問を行って、重要な見解を得たが、本命の質問については、

知事「そりゃ、八ツ場の問題は当然関わってきますけれどね」
知事「(いつか)わかりません。当局に聞いてください」
知事「八ツ場を是とするか非とするか大事な要件になると思う。それはすみやかにやった方がいいと思う」
との回答を得ることができた。

上記で書いたさまざまな質問とは以下のようなもの(動画で見ていただければ幸い)。
・ 渇水時のビール工場とプールの話
・ 堤防の話
・ 中止になって負担金が返ってきた場合の話

ちなみに、この会見をもとに、記者クラブその他の人々はどのような記事を書いているのかと思って見ると、核兵器、京浜港指定、「姥捨て山」発言は書かれていても、「請願」の件を書いた記者はなし。

取材は好き、苦手なのは書くことと誌面の確保。フリーランスは厳しい。

負けないぞ~>自分

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2010年8月 4日 (水)

ダム見直しの失敗(その31)代替案

通し番号、ズレていると連絡くださった方、有難う^^;。意図的ではないです。直しました。仕上げないといけない原稿やら仕事やロンブンが終わらず、気もそぞろ、書き散らし状態です。嗚呼。

今後の治水対策のあり方に関する有識者会議 の「今後の治水対策のあり方について 中間とりまとめ(案)」 についてのパブコメが始まっているのは、先日書いた通りです。

また、先日、青森の例で示したように、過去には、代替案を出して比較しても、こちら(P.3)で示すように、
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kikaku/seisaku/files/kh_H20-24.pdf  
必ず「ダムが一番安い」という解が出てくるもので、
それは、一つ前のコマで書いたダム審議委員会の時からそうでした。

今回は「今後の治水対策のあり方について 中間とりまとめ(案)」 でどう書かれているかと言えば、

治水代替案としては、従来の河道掘削、引堤、遊水地に加えて、「流域を中心とした対策を含めて幅広い治水対策案」を検討することが重要だとして、(1)~(26)の選択肢をあげた。しかし、後半の選択肢には「課題」「欠点」が書き込まれている。

(1)ダム、(2)ダムの有効活用、(3)遊水地、(4)放水路、(5)河道の掘削、(6)引堤、(7)堤防のかさ上げ、(8)河道内の樹木の伐採、(9)決壊しない堤防、(10)決壊しづらい堤防、(11)高規格堤防、(12)排水機場、(13)雨水貯留施設、(14)雨水浸透施設、(15)遊水機能を有する土地の保全、(16)部分的に低い堤防の存置、(17)霞堤の存置、(18)輪中堤、(19)二線堤防、(20)樹林帯等、(21)宅地のかさ上げ、ピロティ建築等、(22)土地利用規制、(23)水田等の保全、(24)森林の保全、(25)洪水の予測、情報の提供等、(26)水害保険等、

P.38で、治水の「評価軸」はつまり、河川整備計画の目標と同程度の安全度を確保できるかどうかがカギだが、その遙かまえのP.5で、これは河川整備基本方針を達成できるまでの間となっており、これまでの河川法の考え方とまったく変わっていない。ダムが前提(つまり洪水の想定、流量の想定、ダムによる流量のカットという考え方)である以上は、いろいろ代替案をあげてみたものの、振り出しに戻っている。

利水代替案としては、多目的ダム、河口堰、湖沼開発、流況調査河川の代わりに、河道外貯留施設(貯水池)、利水単独ダム、ダム再開発(かさ上げ・掘削)、他用途ダム容量の買い上げ、水系間導水、地下水取水、ため池、海水淡水化、水源林の保全、ダム使用権等の振替、既得水利の合理化・転用、渇水調整の強化、節水対策、雨水・中水利用・・・とこちらも、さまざま代替案を上げている。

しかし、次に、これらの効果を定量的に見込むことが可能かどうかについて、評価が書かれ評価軸(どのような代替案を選ぶのかの判断基準)として、「持続可能性」や「河川使用者の同意の見通し」など、これまでに代替案を選ぶにあたってのハードルだった理由が並んでいる。

治水、利水、共に、新たな代替案をたくさん並べるが、その欠点(評価)を上げて、どのような代替案を選ぶのかの判断基準(評価軸)で、結局は落としどころはこれまでと同じ代替案に来るようになっているそして費用便益分析のやり方は変わっていない。

そうなると、最後に出てくる答えは、有識者会議の第一回の議論で、ダムを選択肢からはずすことはないという理解でよいですねと確認したところに戻ってくるのではないか、そう危惧する。まったく分かりやすく書けていないが、今日はこのまま載せてしまう。

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ダム見直しの失敗(その30)14年間の繰り返し

過去のダムの見直し(ダム事業等審議委員会)の失敗【歴史編】の続きを書こうと思って、考えてみると、当時、一番に情報を集め、リアルタイムで記録していた(しようと努力していた)一人は自分ではないか!と気づいた。このブログの前身である「ダム日記」に書いたはずだと思い、過去にちはるさんにまとめてもらったダム日記資料室へいって探してみた。要するに14年前の自分の日記だ。

ビックリした。宮本博司さんとの最初の遭遇が記録されていたからだ。
1996年のことだ。

∞∞審議委員会1(変わる建設省)∞∞
http://www.korogary.com/dam/txt/1996053021.htm
∞∞審議委員会2(密室性)∞∞
http://www.korogary.com/dam/txt/1996053022.htm 
∞∞審議委員会3(公開性)∞∞
http://www.korogary.com/dam/txt/1996060722.htm 

当時、建設省本省は変わろうという姿勢を示しながら、
地方整備局(当時の地方建設局)や県がイケイケゴーゴーで、見直しの兆しがなく、
地元住民がワーワーと頑張って、頑張ったところは少し成果が出て・・・と
飽くなき戦いが繰り広げられていたのをちょこちょこレポートしていた。

その後、マスコミの報じ方が足りない!
これなら自分でなっちゃった方が早いんじゃない?
1997年1月1日にジャーナリストになります宣言をしたんだった。
その後、永田町で働くことになるとも思っていなかった頃だ。
やればなんとかなる、人生イケイケゴーゴーだった。・・・トシをとった。

上記と比べると、その後、以下の淀川水系流域委員会という
全面公開の新境地を切り開いた↓↓宮本さんの『進化』ぶりと比較できて、個人的に感慨深い。↓↓
流域委員会の設置にあたって 
http://www.yodoriver.org/about/toha.html#setti

それに比べて、国交省本省は、進化していない。

余談だが、1996年の日記を読んでみると、
建設省記者クラブとの未知との遭遇ぶりも書かれていた。

こんなことがあったことさえ覚えておらず、笑えた。
http://www.korogary.com/dam/txt/1996022301.htm 

記者クラブと私の関係も、今とさほどは変わっていない・・・・。
フリーランス記者として、オブザーブはできるようになったが、質問権はない。
こんなことも、記者クラブ所属記者に相談の上、
知恵をもらってやるだけやってみたが、
自主開放させることはできなかった。↓
なにげに報告する。「mlit_press_club.doc」をダウンロード
世の中、文句を言っていても仕方がない。常に努力、常に前進。

望んでいる到達地点よりも途中までしか世の中が変わらずに命が尽きてもいい。

くたびれたら休む。
歴史なんか繰り返すばかりで人が死んでいくとしても。

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2010年8月 2日 (月)

ダム見直しの失敗(その29)青森の場合

青森でシブイ記事が出た。

●事業可否検証に4000万/県内2ダム
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100801090646.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
東奥日報2010年8月1日(日)

2年前に再評価をやったばかりの青森県が、国土交通大臣の要請に基づく見直しを行うために、少なくとも1年以上かかり、4000万円の予算を計上するが、事業を継続したいと考えていることを伝える記事だ。

なるほど、県がウェブサイトで公開している「再評価実施時期一覧表(河川・ダム事業追加・報告箇所)」で見ると(P.2~3)
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kikaku/seisaku/files/kh_h20-1-sankousiryou1.pdf
駒込ダム(昭和57年着工~平成30年予定、450億円)、
奥戸ダム(平成2年着工~平成28年予定、90億円)、
共に平成10年、15年、20年と3回の評価を行い、
3回とも「継続」の結論で続いてきた。

たとえば駒込ダムの方は
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kikaku/seisaku/files/kh_H20-24.pdf 
費用対効果(B/C)「治水経済調査マニュアル(案)(H17.4)」を使って分析している。(P.2)

先日、津川国土交通政務官に、この「『治水経済調査マニュアル』というのがあり、流域をブロックでわけて、そのブロックでこの堤防が切れたら最大限被害が出るというところが切れる想定、しかも同時にすべてのブロックで堤防が切れる想定、ありえない想定ですが、このあり得ない想定で被害が出たときの被害額の合計、それを軽減できる額がB(便益)に参入されてしまうものですが、これを変えない限りは、『ダムが一番安い』という同じ結果が出てくるだけではないでしょうか」と記者ブリーフィング後にぶら下がって質問をした。

見直しの考え方が違うから、そうはならないという答えだった。

しかし、実は違わない。そこまで食い下がることを躊躇してしまったが、
ダムの「代替案」という考え方は以前からもある。
ダムに対する批判が強かったから、
理論武装のために提示されるようになったようなものだ。ところが・・・

この駒込ダムがそのよい例で、比較した結果、
代替案(P.3)の比較の結果が次のように書かれている(太字、下線は私の加筆)
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kikaku/seisaku/files/kh_H20-24.pdf 
・ダム案最も経済的で効果的な治水対策である。なお、ダム建設にあたっては極力環境に与える影響を軽減するように配慮するものとする。
・河道改修案:駒込川と堤川合流点から下流の本川も拡幅する必要があり、市街地において大規模な家屋移転を必要とすることから現実的ではないことに加え、ダム案より費用が高い。
・遊水地案:広大な敷地を要し、ダム案より費用も高い。
・放水路案:建設用地の確保を要し、ダム案より費用も高い。

「治水経済調査マニュアル(案)(H17.4)」を変えず、
見直しの主体が同じ事業者である限り
結論は同じで「継続」という答えが出てしまうと危惧する方が常識的ではないだろうか。
この危惧が外れてくれればいいのだが・・・・。

以下、関連記事。
●「脱ダム」先行き不透明 見直し基準案に批判続出
http://kumanichi.com/feature/kawabegawa/kiji/20100802001.shtml
熊本日日新聞 2010年08月02日
●ダムより河川改修を 札幌で市民団体が検討会
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/244288.html
北海道新聞 2010年8月2日
●北海道脱ダムをめざす会:サンルと当別、治水面で不要 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20100802ddlk01040159000c.html
毎日新聞北海道版 2010年8月2日

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