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2010年8月 8日 (日)

ダム見直しの失敗(その32)「知らなかった」石原知事

8月6日、東京都庁の会見へ行って来た。
フリー記者にもオープンだからだ。石原知事との質疑は以下の通り。

http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/kako22.htm
→2010/8/6 → 10分39秒目あたりから約6分間。

このやり取りを行ったのは、
「東京都水道局において、水道に関する水需要予測を速やかに実施していただきたい」との請願が、その公営企業委員会で採択されたにもかかわらず、その後の扱いが聞こえてこないことにこれを書いていて気づいたからだ。

質問は一問、「6月議会の公営企業委員会で『水需要予測の実施に関する請願』が採択されましたが、知事として、東京都水道局に見直しをいつどように指示されますか」というものだった。

ところが、上記の動画を見ていただければ分かるように、
そのこと自体を「知らなかった。申し訳ない」と石原知事が言うので、
「請願」の中身をかいつまんで説明しなければ質問が成り立たなくなった。

かいつまんだ説明(太線)に、もう少し言葉を足して言うと

水需要予測によって水道施設の整備が決まる
・そのため、社会情勢の変化に応じた不断の見直しが必要である。
・利根川では、平成20年度に第5次利根川荒川水系フルプランを改定した。
・このとき、埼玉県は、旧予測で一日最大配水量が平成27年度で312万立方メートルであったところを、新予測で平成37年度で275万立方メートルへと下方修正した。
・ところが、東京都は平成15年の予測を見直していない。それは、平成25年度で一日最大配水量が600万立方メートルとなるという予測だが、実績は平成20年度で492万立方メートルしかなく、100万立方メートルも乖離している。
埼玉が下方修正した40万立方メートルと比べれば、倍以上の100万立方メートル以上のかい離が生じている。

従って、過大な水道施設の整備を避けるため、都は水需要予測の見直しを行う必要があるという請願だ。

これを見直すことによって、ムダな水道事業、八ツ場ダムはその一つだが、見直しが可能になってきますが・・・」との質問に対し、約5分間、さまざまな質問を行って、重要な見解を得たが、本命の質問については、

知事「そりゃ、八ツ場の問題は当然関わってきますけれどね」
知事「(いつか)わかりません。当局に聞いてください」
知事「八ツ場を是とするか非とするか大事な要件になると思う。それはすみやかにやった方がいいと思う」
との回答を得ることができた。

上記で書いたさまざまな質問とは以下のようなもの(動画で見ていただければ幸い)。
・ 渇水時のビール工場とプールの話
・ 堤防の話
・ 中止になって負担金が返ってきた場合の話

ちなみに、この会見をもとに、記者クラブその他の人々はどのような記事を書いているのかと思って見ると、核兵器、京浜港指定、「姥捨て山」発言は書かれていても、「請願」の件を書いた記者はなし。

取材は好き、苦手なのは書くことと誌面の確保。フリーランスは厳しい。

負けないぞ~>自分

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