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2010年8月19日 (木)

石原知事会見録(八ツ場ダム関係抜粋)

石原知事が「知らなかった」話の続きです。
映像だけでなく、会見録が公表されました。↓
該当箇所だけ、転載をさせていただいます。(太字はワタシ加筆)

http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/TEXT/2010/100806.htm  
石原知事定例記者会見録
平成22(2010)年8月6日(金) 15時09分~15時38分

【記者】6月の議会で、公営企業委員会の方で、水需要予測の実施に関する請願ということで、水需要予測の見直しを実施していただきたいということが東京都水道局に求められていますけれども、知事としては、これはどのように、いつ、水需要予測の見直しをするように、指示を出されますでしょうか。
【知事】僕、知らない、その話。初めて聞いた。申しわけない。

【記者】つまり、水需要予測に基づいて水道施設をつくるようにということになっておりますので、例えば、埼玉県は40万立方メートル下方修正をして予測をし直しました。東京都は、まだ、これまで見直しを行っていませんで、実績と予測の乖離が100万立方、埼玉の約2倍以上あるんです。これをやってくださいということを公営企業委員会のほうで、6月の委員会で多数で採択をされています。これをやることによって、例えば、無駄な水道事業、八ツ場ダムはその1つになりますけれども、そういった見直しが可能になってくると思うのですが。
【知事】それは八ツ場の問題に当然関係あることですから。
 ただ、数年前に東京では、二百十何日ですか、取水制限したんです。それ1回のことで、それで済んで、当分ないだろうという予測で済むのか済まないのか。あの時は、学校のプールも使えなくなったし、東京のビール会社も生産を停止した。もし八ツ場が仮にあったとしたなら、17日で済んだ取水制限が、117日、続いたんです。こういうものも、1つの公の水路に対する大事な前提条件じゃないかと私は思いますけれども。
 あなたはどういう立場なの。

【記者】ダム問題をずっと報道しているダムジャーナリストですが、いつもビールの工場が停止されたということをおっしゃるのですけれども、確認しましたところ、知事がおっしゃっていたその時期に、ビールで生産ができなくなったというところは、ほとんど見つからなかったということ……。
【知事】そう。僕は東京で2つの会社が、製造を停止じゃないけれども、生産量を従来よりも低めたという話は聞きましたけれど。

【記者】はい。あと、プールにしても、それで人命が失われるというようなことではなかった……。
【知事】もちろんそうです。

【記者】飲み水、あるいは生きていくための最低限のものという、ナショナルミニマム(最低限度の生活水準)、あるいはローカルミニマム(極小値)というものは、見直し……。
【知事】ただ、八ツ場の場合、行ってみて分かるでしょうけれど、あそこまで事業が進んでいるわけです。しかも、利水の問題だけじゃない。治水の問題もあって、埼玉(県知事)の上田(清司)君の話なんか聞いたらいいと思うけれども、堤防が非常に老朽化して、どうどうと浸水してきて、結局、それに対する対策というのは、堤防をつくり直すということで、べらぼうにお金がかかるから、その度に、地元の消防団が出て、ここはまずい、危ないということで土嚢を積んだりなんかしているらしいけれども、堤防の決壊もさることながら、前提となる浸水というのでしょうか、それが堤防の反対側に、わき上がってくるような状況というのはあるみたいだから、これまた八ツ場について考える1つの条件じゃないでしょうか。

【記者】その堤防についてはボーリング調査で、どこが危ないかということが、おおよそ分かっている部分もありますので、そういった部分を、人命を、防災をするという意味で優先させるということは必要だと思うのですけれども。きょうお伺いしたのは、治水という観点も議論はたくさんあると思うのですが、利水について絞って、ぜひ伺いたかったのですが。
【知事】その話、初めて聞きましたんでね。

【記者】ぜひ、予測を見直すというような、議会からの要請ですので、釈迦に説法ですが、三権分立ということでいえば、議会からの要請というのは、やはり行政として受けとめて。
【知事】それはそうですね。

【記者】それを行うということは必要な……。
【知事】ええ。当然だと思います。

【記者】はい。何時ぐらいに……。
【知事】それは分かりません。当局に聞いてください。

【記者】これから国の方が見直しを要請されてくると思うのですけれども、その場合に、そういった見直しがきちんと行われたかどうかということも、おそらく国としては見るのじゃないかと思うのです。
【知事】八ツ場についての論争がかまびすしいけれど、八ツ場の問題、是とするか非とするかということも1つ大事な要件になると思いますから。それは、速やかにやったらいいと思います。まずは、専門家とお会いして。

【記者】知事としては、八ツ場ありきということではなく、粛々と予測を見直すところは見直すというお考え……。
【知事】八ツ場について、あそこまで形が進んでしまったものを、東京都は色々な負担しているわけだ。前提は、あそこにダムができて、東京の利水にもおかげがあるということで、ほかの県は治水の問題もあるでしょうけれども。だから、とにかく政府は検証するすると言っているので、一向に何をどういうふうにするか、さっぱり分からないけれども、そのための前提条件として必要なら、速やかに事を進め、やるかやらないか。やらないんだったら、東京、金返してもらいますから。今まで出したものを。その為にも、さっさとした作業で、検証のための条件というのを整備するということは結構だと思います。

【記者】先の話ですが、もしお金が返ってきた場合に、水没する予定で、苦しい生活をしてきた方々のために、その返ってきたお金を使うとか。
【知事】そんなのは出来ないね。

【記者】堤防、あるいは東京関係の堤防を強化するほうに回すとか、そういったこともお考えでしょうか。
【知事】その用途については、ここでみだりに言えませんけれど。その現地の人たちのために、私たちが、そのお金を用立てるということは、それは行政の中であり得ないことです。それは国の責任でしょう。そんなものは。

~~~~
以上、該当箇所のみ。

<自意識過剰なコメント>
石原知事が、「埼玉の上田君の話なんか聞いたらいいと思うけれども」というので、思わず、「ご紹介いただけます?」と聞き返したかったですが、心の中にとどめ、会見にでかけていかなければと思ったら、8月18日埼玉新聞記事「目玉事業を集中広報」で定例記者会見の模様と八ツ場ダムについての見解が書かれており・・・。最後のところに「知事会見は週に1回、県政記者会見の主催で行われ、幹事社を中心に加盟社記者が質問するものです」と釘が刺されていた、と感じた。う~む。埼玉新聞って県の広報誌?

<自意識過剰な弁解>
まったく本質と関係ない、重要ではない、自意識過剰な弁解ですが
「ダム問題をずっと報道しているダムジャーナリストですが」について^^;。
「あなた誰?」と聞かれるかなと思ってはいたのですが、
あなたはどういう立場なの?」と聞かれたので、咄嗟に
「ダム問題をずっと報道している・・・」と言いかけ、
拙い言い方になってしまったと焦って言い直そうと思って
「ダム」と言いかけ、いや、そんな説明要らないや、
「ジャーナリストです」と次の質問に入ったつもりが
一瞬の判断なので、確かに聞くと「ダムジャーナリストです」
と答えたように聞こえる。あ~、はずかしい。

燃費が悪いだけで、他のことも書いています~。
たとえば、調査捕鯨のことも以前に一度だけ書いたので、こんなところにも、
うわ~、写真は勘弁して(;0;)~、と思いながら
往生際が悪いのもよくないので使われてしまうことをヨシとしました。
9月3日「ニュースの深層・番外編」上杉隆さんの話も、きっと面白いです。

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