何をやっているのか?
八ツ場ダム検証開始は10月1日 国交省方針
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092201000973.html
2010/09/22 20:16 共同通信
八ツ場ダム必要性の根拠である
利根川水系での洪水予測データの捏造が明らかになったにも関わらず、
それを放置したままダムを検証?
木村厚労省元局長の証拠資料改ざんを上回る公文書偽造事件だが、
それを明らかにしないままなし崩しで、まさか葬り去るのか?
ダムにたよらない治水の理念は基本高水に依拠しない。
しかし、厳然として現在の河川法も有識者会議の中間とりまとめ(案)も
基本高水に依拠している。
そうである以上は、いくらダムにたよらない治水と言っても実現しない。
この期に及んで、
社会資本整備審議会河川分科会河川整備基本方針検討小委員会に提出した
検討資料に「偽造」が見つかり、洪水予測における流量の予測が
インチキだったことが分かったのに、
そのあまりのウソの大きさに気づかないとでも言うのか
(偽造を見抜いた人にしっかり聞けばすぐに分かるウソであるが
聞かなければおそらく大半の人が分からない)
地元住民の生活再建策は最優先されるべきで、
そのために検証結果は早く出さなければならないのは当然だが
捏造データに基づいたままでダム自体の検証を進めれば、
利根川だけでなく、109水系の一級河川その他の
100年の方針を誤ることになる。
だいたい、中間とりまとめ(案)の(案)は取れていない。
パブリックコメントの結果の反映すらしていない。
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