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2010年9月19日 (日)

民主党政権に求められてきたもの

9月16日、PARC自由学校で

1.民主党政権に求められてきたものは何か?
2.公共事業とは何か?(総論、実態、問題点)
3.政権交代から現在までの民主党の公共事業政策に対する評価

についてまずは話題提供をと言われ、公共事業の視点から、注文通りに話をした。
タイムリーなので、冒頭部分を、当日のレジメから書き抜く。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1.民主党政権に求められてきたものは何か

権力を握ることとは行政権のコントロール
民主党に求められたことはその強化(=政治主導)

【行政】(内閣)しかできないこと
    予算、人事、法執行、閣法   
    (例:任命権、法執行権を駆使したか?)
【国会】しかできないこと
    予算審議、法案審議、行政監視(法執行管理)、議員立法
   (例:行政裁量、行政不作為を質したか?)
【司法】しかできないこと
    国民が1人でも権力に対して闘える場
     (例:関係法の改正を考えているか?)

★民主党に課せられる課題=政治主導
行政を内閣が統制し、
国会(合意形成/利害調整)の力を高め、
国民の力(司法による行政チェック機能)を強めることと 
+地方自治の強化=自治体行政裁量の強化ではなく、住民力の強化
         この1年:どれも芳しくない

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ダム事業についてもそうだった。

・多くの法律の主語は「大臣」であり、
・前原大臣は「大臣」として、「大臣」がやるべき、
 与党になったからこそできる「法執行」をやってこなかった
・八ツ場ダムで中止と言いながら多目的ダム法を執行しないから住民を生殺し
・県営で行うダムの補助金をつけるかどうかの判断も、
 それが適正かどうか「大臣」が判断できるのにもかかわらず補助金をつけた。
・法の執行を行うことこそが、政治主導。政治責任を伴う。
・だが、官僚の説明やマスコミのプレッシャーで、
 中止はするけど法手続をしないといったことをはじめ、やってこなかった。

何故それができなかったかという質問があり、
多くの議員たちは、法案審議でも法案を読んでいないのではないかと、
秘書経験、取材経験で感じてきた。
大臣になったからといってすべての所管法に詳しくなくてもいい。
しかし、自分と理念を共有し、法にも詳しい人を政治任用すべきだし、本来はできる。
河川に関しては、情報公開、住民参加で実績をあげた元河川官僚がいる。
その人を河川局長に任命していればよかった。
与党になることは人事、任命権を握ることでもあり、それが本来はできた。
当然できることをやってこなかったのが原因ではないかと思う
と答えました。

マニフェストの理念を語りっぱなしにするのが野党。
法を執行してそれを具現化していくのが与党。
試行錯誤の1年を経て、
新内閣が、旧内閣の延長線で行政運営をやれば何も変わらない。

それ以上に、
国民が国任せ、議員任せ、マスコミ任せでいれば何も変わらない。

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