暴かれた国交省のウソ
今日の東京新聞1面
「八ツ場ダム流量予測過大か 専門家指摘 国、建設根拠揺らぐ」は必読
続行する八ツ場ダム裁判に提出された鑑定意見書で明らかになった話。
簡単に言うと、
基本高水(*)をはじき出す係数を実態に合わせてみたら、
国交省の洪水予測は過大だったことが分かったというもの。
雨水をためる土壌の力(飽和雨量)を
国交省は、戦後すぐの、はげ山に相当する低い数値で計算してきた。
ところが、もはや流域ははげ山なんかではない。
そこで、実態に近い数値で計算をしてみると
国交省が使った係数で計算したときの予測よりも15~25%低い予測が出てきた。
どうだ!と突きつけられた国交省は
この矛盾を詳細に裏付けるための情報を隠したまま
反論もできずにいることを暴いた記事。必読、永久保存版です。
●ちなみに、その話題の意見書はこちら↓
http://yambasaitama.blog38.fc2.com/blog-entry-596.html
最近の八ツ場ダム関係ニュース
●ー八ッ場ダム 中止宣言から一年<上> 是非論の停滞 国と流域都県 平行線ー
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100911/CK2010091102000068.html
2010年9月11日東京新聞群馬版
●ー現場監督ら書類送検 八ツ場の鉄パイプ落下 群馬ー
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/100910/gnm1009100220000-n1.htm
2010年9月10日 産経新聞
●その他もろもろは
八ツ場あしたの会http://www.yamba-net.org/
自民党政権時代から変わっていない==;八ツ場ダムの必要性を訴える工事事務所のウェブhttp://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/
(*)基本高水が机上の「想定」でしかないことは以前に
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-643f.html
書きましたが、今回の鑑定書とその記事は、机上の計算に使う係数すらも
実態とズレていたことを明らかにしたもの。
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