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2010年10月12日 (火)

②前置き(操作・捏造)

これから説明することの前置きを言うと次の通り。

○ 「基本高水」は机上の計算に他ならない、係数の設定の仕方でダムの必要性をいかようにでもひねり出せる、過大である、と言われてきた。

○ ところが、過大であるかどうかを外部の人間が立証しようとしてもできなかった。なぜか?情報を握っている国交省が、基本的なデータを出さないからだ。

○ ダム反対運動の一つの類型は、それでもこの数値「基本高水」がインチキもしくは過大であることを立証し、その数値を下げて適正化したいというもの。

○ 最近の(そして最終であろう)類型は、河川法改正以後に生まれたもの(淀川水系生まれ)。基本高水は所詮、人間が決めた想定に過ぎない。災害はその人智を超えるから起きるのであり、ダムが災害を防げるのは、想定内の規模で、想定通りの場所に、想定通りの雨の降り方をしたときだけだ。

○ 真の治水は、どこにどのようなリスクがあるかを住民自身が知り、その上でそのリスクを軽減する最善の策、たとえば破堤の危険性が予見される堤防の強化などを、環境負荷もコストに入れながら考えていこうというもの。ダムか否かではなくて、どうやったら人が死なずに済むかである。

○ とは言っても、国交省が金科玉条にしてきた「河川整備基本方針」(100年の方針)で打ち出さす「基本高水」を手放すはずはない。河川官僚の一種のヘゲモニーだ。だから、それは神棚の上に置いて時々、拝むことにして、「河川整備計画」(20~30年の計画)でしっかり住民参加して勝負しよう。

それがここ約20年で起きてきたことだ、と思う。
(何か付け足すこと、余分なことがあったら、コメントください。)

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