「八ッ場ダムー過去・現在・そして未来」
尊い本ができた。
まだ一章しか読み終えていない。
しかし、
「このダム計画が生み出してきた犠牲はあまりに大きく、取り返しのつかないことが多々ある。けれども、問題を先送りにすることは、犠牲をさらに積み上げることにつながる。八ツ場ダムに関する多くの情報を整理し、何が事実かを確認することから問題解決の糸口を探ってみたい」(第一章より)
この一節がこの本の性格をすべて物語っている。
言葉は尊い。
筆者が大切に出会い、その出会いを大切にし、
そこに暮らしてきた人々に耳を傾け、語られた言葉を
ひとつも無駄にすることなく紡いでいる本。
少なくとも、このブログを訪れたことのあるすべての人に読んで欲しい。
「八ッ場ダムー過去・現在・そして未来」
岩波書店 256ページ 1月26日発行
共著:嶋津暉之・清澤(渡辺)洋子
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