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2011年3月26日 (土)

投資家さんへのベターな判断材料

原発事故のあおりで、水力発電が脚光を浴びそうなので↓
(ダムに強いハザマ新高値、水資源に恵まれた水力発電へ見直しも
http://www.asahi.com/business/stock/kabuto/TKZ201103250002.html
朝日新聞2011年3月25日)
釘を刺しておきます。

水力発電ダムの増強は考えない方が賢明です。

1.すでに新たな適地はない。
1996年に国交省河川局が河川審議会ですでに認めています。

2.ダムはしばらくすると迷惑なバケモノへと変わって行きます。
このページの写真を見て、少し冷静に考えていただければと思います。
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-39e7.html 
このページの下の方を辿っていくと、
愛知県設樂町の伊奈さんがコメントをつけてくださっています。
私が現地で見聞きした話とも重なりますので、以下、それを抜粋します。

愛知県設樂町の伊奈さんのコメント
「ところで、小生20年ぐらい以前に佐久間ダム湖畔の富山中学校に教頭として3年間勤務した経験があります。毎日佐久間ダム湖を見つめて暮しました。今回の写真のように渇水になると舞い上がる砂が並大抵でなく、洗濯ものは外に干せません。学校は運動場が温室のようにガラス張りのドームで覆われているのですが、砂が噛んで天井の開閉がほとんどできません。たまった水は臭く、汚くアオコといわれるプランクトンが繁殖し、生物がすめる環境に思えませんでした。

とりわけひどかったのは、ダム湖に溜まったヘドロの処理でした。ダムサイト近くに粒子の細かいもの(ヘドロ)がたまるのですが、これを電源開発から依頼された船(蒲郡の業者)が吸い出し、・・・・これをどうするのかと思いきや、上流に持って行ってまた捨ててくる。永久運動ですね。 一方、川砂をとっている業者(設楽町の兼松採石、会社は我が家の隣、設樂ダムでは原石山の持ち主)があり、これはできるだけダム湖の上流の砂(上流ほど砂粒が大きい)をバキュームでくみ上げ、水と砂を分けて集めている。兼松採石は独占企業で富山村が事業に参入しようとした時、猛烈に反対し、実現しなかった。

一方、佐久間ダム湖は自殺のメッカ。私が勤めた期間だけでも何人もの自殺者があり、ときどき川砂あつめのバキュームが死体を吸い上げる。
この汚く、臭い水が、導水路で宇連川の支流、亀淵川に入るようになっている。東三河の渇水時対策で、いざという時だけしか使わないが、この水が豊川用水に入り、都市用水に使われると思うとゾッとする。

砂に埋もれた佐久間ダムを今後どうするつもりか?佐久間ダムだけの問題ではないと私は考えます。多くの人に現実を知っていただきたいですね。」

3.経営リスク
そんなにグズグズしているなら
もう川辺川ダムでは発電しません!と
電源開発株式会社が九州地方整備局長に断った
最後通告
はこちら→「index5.pdf」をダウンロード  
関係記事はこちら↓
●電源開発が川辺川事業ダムから撤退、国交省に通知
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20080707-3239816/news/20080713-OYS1T00369.htm  2007年6月16日  読売新聞
満身創痍で法令遵守が危うい川辺川ダム計画
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_99a3.html
2007年8月31日 (金) ↑(グローバルネットからのまさのあつこの記事転載)

4.地域分散型エネルギー
これから、投資するなら、小水力発電でしょう。
(全国小水力利用推進協議会さんウェブ→http://j-water.jp/

投資家は、経済のみならず環境に対しても社会的な責任を有しているはず。人間にとって居住可能な、生物にとって生息可能な自然環境を守っていくことが何よりも重要であることを、私たちは今回の原発事故からも改めて学んだのではないでしょうか。

まさのあつこ

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