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2011年3月 3日 (木)

伊良原ダムも鉛筆なめ+白昼堂々「嘘」

3月1日の「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」に報告された伊良原ダムの福岡県による継続方針に対し、五ヶ山ダムについての指摘と同様、鈴木雅一東大教授が興味深い指摘をしていた。

「資料2の2-6に流域のみやこ町の人口推移がある。
平成17年までの絵が書いてある。平成17年以降はどうかということが気になる

まだその資料が国交省ウェブにアップされていないので
その部分だけスキャンしてみたのがこれだ。

確かに、昭和55年から平成17年までのグラフだ。

Photo

(3月3日、掲載された。ここから資料2 2-6へ↑)

これに対し、国交省職員(それともひょっとして福岡県?名乗らずに喋ったので不明)
口ごもり、躊躇しながら、
国勢調査の数値が確定していない」が「平成22年に増えている」と述べた。

いろいろな取材で自治体の人口を調べるが、未だかつて、
地方の基礎自治体の人口が増えるケースを私は見たことがない
そして、毎年の人口を把握していない自治体なんかない。
それぐらいのことを知らない公務員がいたらおかしい。
もうこの時点で嘘だろうねと、思ったが、調べたらやっぱりだった。
福岡県みやこ町統計データ
http://www.town.miyako.lg.jp/kikaku/syoukai/toukeidata.jsp ↓
人口・世帯数 国勢調査 (16k)
http://www.town.miyako.lg.jp/mpsdata/web/686/setaiH22.xls

平成11年から22年まで、ピカピカに新しい人口と世帯数と両方あったので、両方グラフを作ってみた。これだ。

Photo_3

Photo_4

もちろん、人口は増えていない。
平成11年以降、減る一方、
一方、世帯数は平成19年まで増え、その後、減ってきている。
もしかして高齢者単身世帯が増えて、
その高齢単身世帯すらも減り続けているということなのか?

それにしても
こんなにすぐにバレル嘘をダム検証の初舞台で堂々とつくとは・・・。
だから非公開にしたり、公開を仲良し記者クラブだけに限定したりするわけだ、
と妙に納得。こんなボロボロな嘘が必要なほどダムを作る根拠が消滅している。

根拠が喪失したら根拠をひねり出して嘘をつく。そうやって水を一滴も使わない徳山ダムみたいなダムもできたわけだ。

昨日の嘘には、証人が沢山いるし、議事録も出る。
だから、その前に国民に訂正および謝罪をして欲しい。

そして、あと79ダムの検証でこんな嘘がまかり通らないように大臣はこの職員を処分する必要があるのではないか。
鉛筆なめ禁止令。鉛筆なめがバレたら処分。嘘ついても処分というように。
嘘をつく職員に税金を注ぎ込むほど裕福じゃないよ、ニッポン。
それに、人口データはどの自治体でも持っているのでその最新データを使うべきだ。

昨日の教訓も加えれば、1日一人あたりの給水量もその地域の実績に合わせると。

伊良原ダムについての鈴木教授の指摘は他にもあった。

「資料2の2-27、伊良原ダムの供給開始予定の平成30年以後は、
それまで北九州から来ていた分水が終了するとあるが、
北九州市はこの水を返されてどうするのか
余るのであれば、このダムはいるのかという議論になる。
広域的な融通を利かせればいい。もう少し柔軟な発想というか、
事業者、流域ごとにキチキチ考えるのはどうか、
トータルとしてどうなのかではないか。」

この問いに対するまともな回答は聞くことができなかった。

こうなったら、ダムができることを前提にした暫定水利権や分水も禁止したらどうか。
水に名札をつけることはできない。1円も無駄にせずに、今あるダムを活用・融通し、水利権使用の実績を優先させることを見直し基準に加えてはどうか。。

ダムだけじゃない。空港も道路も橋も港湾も、鉛筆ナメで、過剰なインフラを整備して借金を作り続けてきたことは今や周知の事実。だからダムによる開発水量はもう一滴も要らないことを、利水の見直しの基準に加えてはどうか?
 

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