« 原発「安全神話」溶融 | トップページ | 一人ひとりもマスコミもシフトするとき »

2011年5月15日 (日)

新緑の八ッ場ダム予定地見学会(今日)

今日は八ツ場あしたの会の「新緑の八ッ場ダム予定地見学会」
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=1213 
の当日。しばらく現場へ行けていない。本当はこの機会にお邪魔したかったが。

原発事故が収束しないこんなときに(こんな時だからか)
グチャグチャになっている自分の人生の整理を始める。

手始めに、2006年に作った「不妊の人々のための温泉合宿 <ご案内>」という
タイトルのブログを(放置していたが)、閉じることにする。
2003年に大好きだった(記憶のある)政策秘書の仕事を辞めて
フニン治療に入り、2004年に諦めて、
その間に書いていたメルマガ「ニンシンと日本人」が
ご縁の賜物で「日本で不妊治療を受けるということ」という本になった。
この本がご縁となってお知り合いになった人々と
カンカンネット(患者と看護でカンカン)を始めて
いやな思いも生々しかった短期のフニンライフを昇華させた。
その活動はとても楽しく、その一環で多くの方の力添えがあって
「あなたらしい不妊治療のために」という本(少し紆余曲折があったけれど)になった。

ジャーナリスト(第三次)になることを決めてフニン治療を終えたわけでもない。
ヨッコイショと立ち上がって社会復帰しようと思ったときに、
たまたま八ツ場ダムを取材して欲しいと言われ、あまりさしたる覚悟もなく
そのままなんとなく「ジャーナリスト」になってしまった。
(第一次と第二次のときとは違って)

一方で、フニンの問題は当時、
当事者の視点を明らかにした上で発信する人はさほどいななかった。
だから私が書かなきゃ、となんとなく、
「ダム」と「フニン」というかけ離れたテーマを書くことで社会復帰が始まった。

ただ、先が見えないトンネルの中にいるような状況
(自分の人生でありながら自分の努力ではどうしようもない状況)は、
フニンとダムの現地の状況とでは似ているところがあると思っていた。

カンカンの活動の一つとして合宿がしたいね、となったときに
八ツ場ダム予定地の川原湯温泉を提案して、そうなった。
フニン問題もダム問題も、当時は、
まったくと言っていいほど人々に見向きもされないテーマだった。
ダム問題はヤッシーの脱ダム宣言以降、解決済みと思われていたフシがあった。
八ツ場ダムは世の中からは半世紀、忘れ去られていた。
ダム問題に関心がある人とフニンに悩む人と、
私自身が媒介者となって双方に少しづつ理解が深まればいいかなと漠然と考えていた。
また、誰かが温泉合宿の後に妊娠したら、
話題を呼び、口コミで川原湯温泉が繁盛しないかとか、
個人的には取らぬ狸の皮算用もひそかにしていた・・・。
(そうはならなかったが、本作りに協力してくれた人々の中には
 自然妊娠・出産を果たした人が複数現れた。私は本を産んだだけで終わったが^^;)

同時期に野田聖子さんの治療本も出て、
世間であまり語られなかった不妊の話は、
少なくとも都市部ではオープンに語られるようになり、
TVドラマのモチーフにもよく登場するようになった。
今、この瞬間にも、私がかかわるよりもはるか前から
未妊の人にとってより生きやすい社会を築こうとしている人がいて、
未妊で悩む人に寄り添おうとしてくれている不妊看護師やカウンセラーが
その持ち場で以前にも増して活動している。

私はと言えば、フニンについては、体験した者だからこそ、
末永く改善の流れの一助になりたいと思っていたが
のど元を過ぎて、今は一助になる時間もエネルギーもやる気も注げていない。

一方で、八ツ場ダムは民主党政権になった途端に注目を浴び、そして今また、
忘れ去られた存在になろうとしている。そうはさせてはならないが。

私はこの間、自分の人生再建もやらねばならなかったのだが
どうにでもなるさ、と甘く見ていたことも祟って、未だに立て直っていない。
周囲からいただくチャンスを有難く受けて、その都度当面こなすことで精一杯で
自分の人生をだんだんコントロールできなくなった。
あぁ、この人を支援したいという苦境の人々と出会い、一助となりたいのに空回りして、まったく一助となれない日々が続いてきた。

だから、自分の人生をコントロールするための基本にようやく立ち返ることにする。

主体的に生きる。

誰かに頼まれたとかではなく、誰かが機会を与えてくれたからとかではなく。
実はこのブログも2004年に友人、後藤隆が「やらないか?」と
場を設けてくれたことから、社会復帰の自分なりの足がかりというか宣言として始まった。

今、福島県周辺では、私よりも数万倍、数兆倍
苛酷な人生選択や生活再建を迫られている人がいる。
彼らに取材者として対峙するときに恥ずかしくないよう
コントロールを始める。

以下、手始めにこれから閉じるブログ「不妊の人々のための温泉合宿 <ご案内>」
の最後のページを記録させていただきます。
見ると、はからずも、ちょうど5年前だ

@@@@@@@@@@@@@@@@
終了しました。参加者の皆さん、関係者の皆さん
ほんとうにお世話になりました!ありがとうございます!

未妊・不妊の人々のための温泉合宿
~情報・意見交換、交流、新緑のお散歩~
日時: 2006年5月13日15時~14日12時(土日)
場所: 群馬県川原湯温泉 山木館(TEL:0279-83-2221)
参加費: 1万2千円(一泊二食+資料代) 
主催: カンカンネット
詳細: http://go-kankan.cocolog-nifty.com/blog/
申込締め切り: 30名まで5月1日頃まで
申込・問合せ: 080-5012-2102(カンカン)atsukom@mrj.biglobe.ne.jp
(注1)参加者の個人情報は合宿の目的以外に使用いたしません。
(注2)取材を目的とした参加はご遠慮ください。
看(カン)と患(カン)からのお誘い
~聖路加看護大学 森 明子・ジャーナリスト まさのあつこ~
 カンカンネットは、不妊や不妊看護について、当事者、ナース・助産師(不妊カウンセラー)、大学院生、メディア関係者などが集まって始まった会です。
 このたび、子どもを授かることを願って通院中の方、休憩中、今後を考えたい方、癒しや仲間が欲しい方などを対象に、情報や意見を交し合い、温泉でからだもこころも温める合宿を企画してみました。  
 新緑の季節のひと時を共に過ごし、体系化の途上にある「不妊看護」のあり方も含め、今後のより望ましい医療の可能性や希望、これからのケアやサポートについて、一緒に考えませんか?皆さまのご参加をお待ちしております。
プログラム
5月13日
話題提供 15時~18時
 「治療中の女性のこころとからだのQOL(生活の質)」
   森明子さん(聖路加看護大学教授/日本不妊看護学会理事長)
 「会の15年の活動から」
   フィンレージの会スタッフ
 「Fineの考えるセルフサポート」
   Fine (石井慶子さん・Fineカウンセリング協会)
 その他
情報・意見交換「不妊カップルのQOLを上げるために何が必要か」
懇親会&夕食 18時~
温泉、夜なべ談義 20時~
5月14日
朝食 7時半~
意見交換続き 9時~11時
新緑のお散歩 11時~
解散 12時
★交通手段:川原湯温泉駅までは各自ご手配ください
13日集合 <川原湯温泉駅前(小さな駅です)から宿までバスで迎>
【バスの場合】
JRバス 上州ゆめぐり号 13:40着 JR川原湯温泉駅前に集合 
(例:新宿駅新南口10:00発 練馬駅10:30発 片道2,600円) 
  予約:JRバス関東03-3516-1950など詳細は↓をご参考に
  http://www.jrbuskanto.co.jp/mn/cjj0010331_1.html
【電車の場合】
草津5号14:23着 JR川原湯温泉駅前に集合
(例:上野12:00発:片道5,130円)
http://www.wind.ne.jp/naganohara/machi.htm 
14日解散 <宿もしくはハイキング先から送>
【バスの場合】
上州ゆめぐり号 12:05発 川原湯温泉駅前
(練馬駅着15:45 新宿駅新南口着15:45)
【電車の場合】
もう一風呂浴びて川原湯温泉14:54発上野行き草津6号など
以上です。お気軽にご参加、お問い合わせください!

@@@@@@2006年の記録、以上@@@@@@@

なお、当時、温泉合宿でご協力いただいた方々の関連ウェブは以下の通り。
http://www5c.biglobe.ne.jp/~finrrage/ 
http://www.kango-net.jp/event/onsen/index.html
http://j-fine.jp/
http://plaza.rakuten.co.jp/kodakara5151/diary/200602220001/
現在進行形で、妊活中(“妊活”という言葉の発案は大阪にいる方)
の皆さん、くたびれた皆さん

治療(失敗の後)から脱して私は7年が経ちますが、それなりですよ。
社会復帰へと駆け出し
しかし、コントロールを失って滅茶苦茶な状態の頂点に達し、
これからようやく改めて、人生の整理整頓を始めるところです。
7年も経ってしまった、とため息も出るし、
本当にコントロールできる自信も皆目ありませんが、
「主体的に」を意識してこの先も生きてみることにしましたヨ。

|

« 原発「安全神話」溶融 | トップページ | 一人ひとりもマスコミもシフトするとき »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/82688/39994780

この記事へのトラックバック一覧です: 新緑の八ッ場ダム予定地見学会(今日):

« 原発「安全神話」溶融 | トップページ | 一人ひとりもマスコミもシフトするとき »