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2011年6月21日 (火)

日本学術会議の大きな成果

日本学術会議の河川流出モデル・基本高水評価検討等分科会
最終回(第11回)へ行ってきた。
想定内のショック
想定外のショック
はあったものの、成果もあった。今日は一つだけ挙げておく。

そもそも2005年の審議会で、審議委員達が国交省のウソや矛盾を見抜けず、
根拠資料に当たることもなく(今回は都合よく紛失していたことになった)国交省の言われるままの河川整備基本方針を通したことが、今回の検証の発端だ。

しかし、住民へ開示してきた飽和雨量(48ミリ)とは違う、倍以上の数値を使っていたこと(インチキ)が国会審議で明らかになり、今回の検討過程でそれがさらにそれが無限大(∞)になった。

つまりこんな感じ。

利根川支流(八ツ場ダム予定地である吾妻川流域)で

飽和雨量48ミリ(八ツ場ダム裁判での開示資料)

100ミリを越えていた(2010年国会)

∞(2011年日本学術会議での説明)

これは一つの成果だ。「インチキが行われた」という表現では認めないものの、インチキが行われていたことを認めたことになる。

48ミリの雨が降ったら土壌が飽和して、あとは川へダダ漏れするという想定が、

実は国会では100ミリ以上吸い込みます!となり(河野太郎議員質問→馬淵国交大臣答弁)

検証しよう!となったら、吾妻川流域の地質での飽和雨量は無限大∞でした!となった。

つまり、八ツ場ダム予定地は、雨を吸い込み続ける、飽和しない地質であり、

川への流出を遅らせる。つまり、この流域そのものが、

ダムが果たす役割をすでにもとから持っていた、ということが明らかになったことだ。

日本学術会議の果たした役割とその成果は、裁判を起こした住民に対して48ミリであると国交省が言ってきた飽和雨量が、実は、無限大∞だったことを示す資料(原告や裁判所にウソをついてきた動かぬ証拠)を、その権威で出させたことだ。

考えてみるとなにげに凄いことだ!

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コメント

なるほど。これが、6月10日になされた、八ッ場ダム訴訟の埼玉原告による関東地方整備局を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で処罰を求める告発状の提出につながっているのですね。
http://yambasaitama.blog38.fc2.com/blog-entry-1033.html

投稿: | 2011年6月23日 (木) 03時35分

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