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2011年7月29日 (金)

児玉龍彦・東京大学アイソトープ総合センター長

「7万人がさまよっているときに
国会は一体何をやっているんですか!」
と、

2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り - 児玉龍彦
http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo(おっと削除されたので、本家本元の衆議院へリンク↓)

http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=41163&media_type=wb&lang=j&spkid=21080&time=01:07:01.4

衆議院厚生労働委員会 「放射線の健康への影響」参考人 

児玉龍彦・東京大学先端科学技術研究センター教授
東京大学アイソトープ総合センター長
 の映像↑を見ていただきたい。

先週号の週刊金曜日
http://www.kinyobi.co.jp/news/wp-content/uploads/2011/07/110722-003trim.pdf
で、「疎開が進まないわけ」を取材しながら、連続カワシフその他の間隙を狙い、政府東電会見に行っては(時間を工面しても週1回いける程度ですが)、質問(を越えて対応を迫っているときがある)してきました。得た答えの情けなさで涙が出たこともあり、専門家としての怒りがどれほど深いものかは想像を絶します。

今、福島第一原発「爆発」事故以来、第二の危機が日本を覆っていると感じています。
毎時10億ベクレル(東電試算)の放射線物質が福一から放出されています。そのことを知る人が限られているので、そうはさせまいと思っています。

カワシフは今後100年の河川行政に関わると思ってムリをして進めていますが、福島第一原発は、たとえばプルトニウム239の半減期だけをとっても2万4000年、そのまた半分で5万、そのまたたった半分の半分で10万年。事実認識だけは共有したいものです。

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2011年7月28日 (木)

「検証」から考える治水のあり方シフト

場所ですが、D104ではなく「B104」でした。(お詫びして訂正2011.7.29)

日本学術会議分科会による公開説明会http://bit.ly/pwz8dV )に備えた
緊急連続セミナーのご案内です。

8月2日(火)の午後1時25分~は、霞ヶ関の東京地裁522号法廷で、
八ツ場ダムの必要性(または不必要性)を証明する資料の「黒塗り」裁判の判決
もあります。以下は、同じ日の夕刻に開催です。

    ▼転載・転送 熱烈歓迎▼

   ▼緊急検証セミナー▼第4回▼ 
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  日本学術会議河川流出モデル・基本高水
   評価等検討分科会による「検証」を検証する

「検証」から考える治水のあり方シフト
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日時:  2011年8月2日(火)18:00~19:00(*)
場所:  参議院議員会館 地下1階B104会議室

基本高水の問題点を整理し、あるべき治水対策を考える
               嶋津暉之 水源開発問題全国連絡会
▼ミニ報告:そのまちづくりは自然の流れに逆らっていないか?
               まさのあつこ ジャーナリスト
2005年資料での飽和雨量、2011年作成氾濫想定図が捏造であることへの反論
               国交省水管理・国土保全局河川計画課(交渉中)
検証をどう見るか
               塩川鉄也 衆議院議員 他

日本学術会議分科会は、利根川の基本高水検証において、これまでと同様の流量を容認しました。しかし、計算に使われた「定数」であるはずの飽和雨量はコロコロと変化してきました。
 
2005年社会資本整備審議会では、国土交通省は、その数値を開示することなくグラフ言葉で再現性のある一律の数値であると委員達に思わせました。

2008年八ツ場ダム住民訴訟(一審)には一律48ミリだったと提出しました。

2010年国会では31.77mm(1958年)、65mm(1959年)、115mm(1982年)、125mm(1998年)だったとの答弁がありました。

2011年学術会議の検証の場には流域毎に違うとされ、八ツ場ダム予定地である利根川の支流・吾妻川流域では無限大であるとされました。

「定数」は何のためにコロコロ変わったのでしょうか。第4回セミナーは、学術会議の「検証」では明らかにされなかった基本高水が抱える問題をもう一度整理します。

また、国土交通省が考えている八ツ場ダム事業による治水計画とはどのようなものか、これに対し、基本高水に代表される計算や想定による治水計画を脱し、本来の治水のあり方とは何か考えます。

*17:40~18:00 1階ロビーで入館証をお渡します。
主催: 治水のあり方シフト研究会 
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なお、第1~3回の開催については、http://www.yamba-net.org/ で
八ツ場あしたの会がYouTubeを公開してくださっていますので、ご覧下さい。
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2011年7月27日 (水)

八ッ場ダムに関する国会請願

7月26日、八ツ場あしたの会らが開催した
八ッ場ダムに関する国会請願署名提出集会」に行けなかったので
報道にリンクを張らせていただきます。

公正な検証求めて衆参両院に請願書
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581107270001 
朝日新聞群馬版 2011年07月27日
八ッ場ダム・流転の行方:検証求める請願、今国会に提出へ /群馬
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20110727ddlk10010213000c.html 
毎日新聞群馬版 2011年07月27日
-ダム再検証「公正に」国会請願署名を提出 八ッ場あしたの会ー
 2011年7月27日 読売新聞群馬版
-生活再建の法整備 公正な検証求める 八ッ場ダム建設見直し派の団体-
 2011年7月27日 上毛新聞

請願の要点は次の通り
1.八ッ場ダム事業について客観的・科学的で公正な検証を求めます。
2.ダム予定地再生のための法整備を求めます

詳細やオンライン署名に寄せられたメッセージはこちらで。↓
http://yamba-net.org/modules/page/index.php?content_id=7 

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2011年7月26日 (火)

半世紀して判明してきた八ツ場ダム治水のウソ

7月19日に開催した「利根川の基本高水の検証で日本学術会議は何を明らかにしたか?」http://www.ustream.tv/recorded/16102382 で

日本学術会議の「回答骨子」の説明に何を求めるか 
  (45:00~ 茨城県より神原禮二さん)
  (1:01:20~ 埼玉県より河登一郎さん)

で、日本学術会議に出す予定にしている質問状のサワリを発表してくださった方々が
7月21日にそのフルバージョンを完成させ、2通、提出されました。
八ツ場あしたの会がすでに掲載しているのでリンクを張らせていただきます。
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=1293 

ここまで「検証」を検証する3回のセミナーを行って、改めて、八ツ場ダムとは結局どういう治水計画だったのか?ということがクッキリと見えてきた。

2万2千トンの水が八斗島(群馬県伊勢崎市)に流れてくるという洪水想定が大前提。

ところが、タマネギの皮をむくみたいに情報をむき続けると、
「2万2千トンの洪水」というのは、堤防ができていれば流れる
と国交省が主張している水の量のことで、仮の話だった。

実際にはそんな洪水は堤防を乗り越えるほどの大洪水であり、
2万2千トンもの洪水を八斗島まで川の中に閉じこめて流す堤防そのものがない。
もしもそんな雨が降れば、その洪水が八斗島に達するまでに、上流で溢れてしまう。

第一に、そもそもがコロコロと増大してきたどうにでもなる「前提」だったが、

Bigger_and_bigger

第二に、その前提が2万2千トンという数字になってからも、
「定数」(飽和雨量)は、裁判所に出した数字と国会に出した数字では
まったく食い違っていた。

だから検証が命ぜられたのに、分科会ではまた違う「定数」が出てきた。

Rsa_lie
しかし、違う「定数」が入ったのに結論(ダムありき)は同じだった
同じ自然の状態(飽和雨量)を数値で示す定数が変わったのでは、ちっとも定数じゃない。必要なのは結論だけだったことになる。

裁判がなければ、この数字が明らかになることはなく、国会での質問もなく、学術会議での検証も起きず、その数字がこんなにもデタラメであることは明らかにならなかった。

こんなものを半世紀にわたり下流自治体に必要だと思わせ、税金から負担させていた。
なんども工期を延長させ、事業総額を増大させ、なによりも、半世紀に渡って、川原湯温泉を含む、長野原町の水没予定地住民の地域や家庭を切り裂いてきた。

半世紀・・・。半世紀たたなければ明るみにならなかった事実。国交省の罪は重すぎる。
「八ツ場ダム」とは治水計画ではなく、単なる「ダム事業」だった。
今、緊急セミナー第4回を計画中です。

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2011年7月25日 (月)

東京新聞のこちら特報部

おっと)@。@(! こちらで紹介するのを忘れていました! 
24日(日曜日)の東京新聞のこちら特報部が、
一連の緊急セミナーをご紹介してくださいました。
検証の検証を検証してくださっています!
日本学術会議分科会の検証を
検証した「治水のあり方シフト研究会」の検証を
さらに現場に足を運んで裏付けてくださったんです。
是非、読んでください!

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2011年7月22日 (金)

画像:日本学術会議は何を明らかにしたか?

7月19日に開催した「利根川の基本高水の検証で日本学術会議は何を明らかにしたか?」ですが、山形から駆けつけてくださった草島進一県議(「エネルギーシフトが『エネシフ』だから『カワシフ』だ!」との名付け親です)がユーストリーム中継をしてくださいました。http://www.ustream.tv/recorded/16102382 

日本学術会議は何を明らかにしたのか 何も出来なかったのではないか
 高橋利明弁護士 3:00~
 (ハイライトはここ!
  15:20 基本高水計算の前提となる堤防そのものがない
     (20:00  だから本当は最大でも2.2トンではなく1.675トン)
  21:10 基本高水前提となる堤防計画そのものも実はない
  29:00 市民が検証させない「流域分割図」不開示
      8月2日に東京地裁で開示請求訴訟の判決予定
  35:00 国交省の3つのウソ 2つのだんまり
  36:24 学術会議はこうした国交省のウソや疑惑を質したか?
  38:00 回答骨子の説明
  42:00 「この通りやらないでね」と言っている
 (43:00 今日の開催趣旨)
日本学術会議の「回答骨子」の説明に何を求めるか 流域住民
  45:00 茨城県より神原禮二さん
       (52:00 このウソに触れないのはどういうことなのか?)
◎ 55:20 裁判所にウソをついたか国会にウソをついたか
      国交省河川計画課はドタキャン
◎ 58:00 この国はどうなっているのか? 大河原雅子参議院議員コメント 
日本学術会議の「回答骨子」の説明に何を求めるか 流域住民
  1:01:20 埼玉県より河登一郎さん
       国土交通官僚を公文書偽装で告発~質問状
サプライズ緊急報告 竹本弘幸氏
  1:12:30 氾濫している図(by 国交省)のうち、安中駅、上信電鉄等は氾濫していない。

次回もどうぞご参加ください。

ところで上記で張った回答骨子へのリンクは、学術会議傍聴でもらってきた資料のスキャンデータです。日本学術会議分科会の第11回に載るべきデータですが、未だに掲載されていません。遅いですね。

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2011年7月14日 (木)

カワシフ第3回セミナー 日本学術会議は何を明らかにしたか?

8月2日(変更するようです)に行われる日本学術会議分科会による
説明会に備えての緊急連続セミナーです。
ご提案、ご意見、ご批判など歓迎です。

      ▼転載・転送 熱烈歓迎▼

   ▼緊急検証セミナー▼第3回▼ 
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   日本学術会議河川流出モデル・基本高水
   評価等検討分科会による「検証」を検証する

         根川の基本高水の検証で
  日本学術会議は何を明らかにしたか?

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日時:  2011年7月19日(火)午後18:00~19:00(*)
場所:  参議院議員会館 地下1階B107会議

日本学術会議は何を明らかにしたのか 何も出来なかったのではないか
           高橋利明 弁護士
日本学術会議の「回答骨子」の説明に何を求めるか 利根川流域住民
2005年資料での飽和雨量、2011年作成氾濫想定図が捏造であることへの反論
           国交省水管理・国土保全局河川計画課(交渉中)
検証をどう見るか? 大河原雅子 参議院議員 他

「日本学術会議河川流出モデル・基本高水評価等検討分科会」では、八ツ場ダム
計画の根拠である利根川の治水計画の根幹を成す基本高水流量について複数のモ
デル(新モデル、東大モデル、京大モデル)で「検証」が行われ、「回答骨子
が示されました。

第一回のセミナーでは、その「検証」で、2005年の基本高水計算では、実際と
は違う飽和雨量が入力されていたこと<捏造資料との指摘>がウヤムヤにされ、
その飽和雨量が時の経過につれ増加し、新モデルではまったく違う数値が入力さ
れたことについての合理的な説明がないことが明らかになりました。

第二回のセミナーでは、その「検証」に、氾濫するはずのない場所が浸水する
想定図が提出されていた<捏造資料である>ことに日本学術会議が気づかれずに
検証を終えたこと、達成不可能な治水計画では意味をなさないとの疑問が解消さ
れないままで<当日出席した河川計画課による反論もない>ことが示されました。

第三回では、検証のきっかけとなった辻褄合わせや、以前から疑問が指摘され
てきた利根川水系の「基本高水」の検証にあたり、日本学術会議が「回答骨子」
等で何を明らかにしたのか、疑問点を整理していきます。

*17:40~18:00 1階ロビーで入館証をお渡します。
主催: 治水のあり方シフト研究会(連絡先:090-6489-0362) 
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セミナー第一回、第二回についてはYouTubeを
↓八ツ場あしたの会が公開してくださっています。
http://www.yamba-net.org/

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2011年7月13日 (水)

カワシフ第3回は19日(火曜日)曜日訂正

曜日訂正!明日朝までにこちらで詳細をお知らせできる予定です。

 ▼緊急検証セミナー▼第3回▼最終調整中です。 
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   日本学術会議河川流出モデル・基本高水
   評価等検討分科会による「検証」を検証する
         利根川の基本高水の前提 
    河道整備計画は現実的か?(仮題)
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日時:  2011年7月19日(火)午後18:00~19:00
場所:  参議院議員会館 (本日中に決定)
内容: 本日中に詳細お知らせ 
主催: 治水のあり方シフト研究会

関連情報ですが
以下の集会案内も来ています。

日程:2011年7月20日(水)  
会場:衆議院第2議員会館地下1階第7会議室
13:00~「ダム事業検証検討の実態」報告会
14:40~「不要・不急な公共事業2011年度予算を震災復興へ
水源開発問題全国連絡会事務局長 遠藤保男(yakkun◎mvd.biglobe.ne.jp) ◎=@

<勝手に解説>
そのうちの()は上記のカワシフが検証している「検証」とほぼ同時並行で、
しかし日本学術会議ではなく、国交大臣の私的諮問機関である「今後の治水対策
のあり方に関する有識者会議
」が行っている全国のダム事業の検証に関するもの
です。

つまり、河川局改め「水管理・国土保全局」は二つの「検証」を内外で
同時並行に行っています。どちらがどちらの陽動作戦なのか?という言い方をす
れば、この二つの「検証」の性質を少しはお伝えできるでしょうか?

日本学術会議による検証も
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/bunya/doboku/giji-kihontakamizu.html
・国交大臣の私的諮問機関「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」も
http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/tisuinoarikata/index.html

どちらも「治水のあり方」をシフトさせるものではなく、
現状維持にならざるをえない構造を抱えているように思います。
(原子力ムラならぬ河川村)

前者(日本学術会議)は結果として基本高水をほとんど是正できない方向へ、
後者(今後の治水対策のあり方に関する有識者会議)はダムか否かという旧態依
然の検証を行っており、
「治水」とは何か?どのようにすれば人の命を守れるかという本質的な問い
問うことができない集まりになっています。

人のふり見て我が振り直せで、
カワシフでは本質的な問いの問い直しを行っていきたいと思います。

急きょ立ち上げた「カワシフ」で、現在は走りながら、日本学術会議による説明会(8月2日と言われていましたが変更するようです)を目指して「検証」の検証を行っていますが、カワシフの考え方をさまざまな方面の方々と議論していければと考えています。

このブログの本来の出発点(終着点)へ辿り着こうとしています。

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2011年7月 9日 (土)

世界脱原発事情(ボツったけど)

日本学術会議「検証」の検証YouTube報告 を月曜日までトップに置いておきたいところだが、6月19日に(前日の海江田大臣と19日の菅直人首相コメントを聞いて大慌てで)、運がよければ直ちに掲載してもらえるオルタナ誌(ネット版)に送ってボツった記事を載せる。

突如、ストレステストで話題が沸騰しており、
首相が週明けに政府見解を出すと言っている現状では多少は人々の役に立つだろうと思うので。(こんなことなら、紙媒体でも間に合った(ため息)。)

~~~ボツ原稿の掲載~~~~

「今そこにある危機」は、第二第三の福島原発の方だ!
まさのあつこ(ジャーナリスト)

6月18日、海江田万里経済産業大臣は、定例会見の翌日である休日(土曜日)を選んで「原子力は、化石エネルギー、再生エネルギー、省エネルギーと並んで我が国の未来のエネルギーを担う重要な4つの柱の一つである」と始まる談話を発表した。

こともあろうか、談話の最後は、「我が国経済の今後の発展のためにも、原子力発電所の再起動を是非お願いしたい」との文言で締めくくられている。資源エネルギー庁と原子力安全・保安院は、談話と共に「産業空洞化は今そこにある危機」(P.3)であるとペーパーで訴えた。

しかし、実際の「今そこにある危機」とは、福島をはじめとする広範な周辺県民を不安に陥れ、高濃度汚染水を「低レベル」と称して海洋放出し、総放出量37万テラベクレルを3ヶ月過ぎて77万テラベクレルだったと上方修正し、「11万トン」と称する高濃度の染水浄化施設を稼働させた途端に5時間で停止した、放射能と収束の見通しのなさにまみれた福島第一原発の方だ。

現状への不信と不満と不安は、世論調査にも現れた。日本世論調査会が6月11、12日に実施した世論調査で、「直ちに全て廃炉にする」(9.4%)「定期検査に入ったものから廃炉にする」(18.7%)「電力需給に応じて廃炉を進める」(53.7%)の合計が82%となった。その国民感覚とは、まったくずれている。

この談話は、6月7日に原子力災害対策本部が過酷事故の防止策と対応策を整理して、各電気事業者に原子力安全・保安院による「シビアアクシデントへの対応に関する措置の確認に係る審査基準」 を示し、6月14日にその報告が上がってきたことを受け、「適切に実施されている」と評価して出したものだ。

しかし、その基準とはお粗末で小手先の基準である。(1)全交流電源喪失が発生しても、中央制御室で事故対応ができるよう、電源車や非常用発電機が確保されていること、(2)緊急時の通信手段が確保できていること 、(3)高線量に対応できる防護服や個人線量計を確保する、(4)メルトダウンにより生じる水素爆発による施設の破壊を防止するための措置を講じること、(5)がれき撤去用の重機を配備することの5点である。汚染水処理など福島第一原発で進行中の問題は網羅されていない。最低限以下の基準である。

6月19日、東京電力広報部は、筆者の問いに対し、「この談話は国民の皆様へ向けられたものであると受け止めており、柏崎刈羽原発については原子力安全・保安院から指示のあった点検を7月中旬まで行って、地元の了解を得た上で検討したい」と述べている。福島県での原発再稼働はあり得ず、新潟県の泉田裕彦知事は「論評に値しない」と猛反発しているが、当然である。

福島第一原発の事故は、世界のエネルギー政策を塗り替えた下表)。米国では、大手NRGエナジー社が東芝と合弁でテキサス州で進めていた原発建設事業から撤退した。欧州では、EU(27カ国)と欧州原子力安全規制局が、6月1日から域内143基に対して始める「リスク・安全再評価」は、「Fukushima」を踏まえた天災と人災を含めた包括的なものだ。天災には、地震、洪水、極寒、極熱、竜巻、豪雨などを含み、人災には飛行機事故や付近の爆発事故やテロ攻撃も含んでいる。これが先進諸国として当然の反応である。現在、産業を空洞化させているのは福島第一原発事故であり、今そこにある危機とは、第二、第三の福島原発となり得るその他の原発が抱えるリスクの方である

Photo

参照(6月19日時点のだからリンク切れしていたら失礼!) 
・WWFジャパン 
http://www.wwf.or.jp/activities/climate/cat1277/100/ 
・「ボリビア:原発のない南米に」, 開発と権利のための行動センター, 2011/04/26

http://cade.cocolog-nifty.com/ao/2011/04/post-71f3.html 
・“Asselborn demands critical analysis of French nuclear plant”, NEWS35, 22/03/2011 
http://hello.news352.lu/index.php?p=edito&id=111495 
・”After Fukushima: EU Stress tests start on 1 June” 25/05/2011

http://ec.europa.eu/avservices/player/streaming.cfm?type=ebsvod&sid=180698 
・”Lithuania says official, decisive “no” to Belarusian Nuclear Power Plant”, 26/05/2011,

http://www.lithuaniatribune.com/2011/05/26/lithuania-not-happy-about-minsk%E2%80%99s-answer-about-belarusian-n-plant/

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日本学術会議「検証」の検証YouTube報告

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   日本学術会議河川流出モデル・基本高水
   評価等検討分科会による「検証」を検証する
           八ツ場ダム計画根拠
   「基本高水」は達成可能か?
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 2011年7月7日(木) YouTube報告です。
  (川原理子さん有難うございました!)

●日本学術会議検証セミナー2回目「基本高水」は達成可能か?その1
http://www.youtube.com/watch?v=XQ99cTwZChc 
昭和22年9月洪水の氾濫量はどう推定されたのか?
大熊 孝(新潟大学名誉教授)
               
●日本学術会議検証セミナー2回目「基本高水」は達成可能か?その2
http://www.youtube.com/watch?v=N6L8kUv5Z10 
<国交省が日本学術会議に提出した氾濫推定図は捏造か?>
緊急現地検証 2011.7.1 まさのあつこ(ジャーナリスト)

●日本学術会議検証セミナー2回目「基本高水」は達成可能か?その3
http://www.youtube.com/watch?v=3rBzR672koI 
基本高水とは何か? 今回の国交省新モデルはどのような意義を持つのか?
舟橋弥生/里村晋吾 課長補佐
国交省「河川局→水管理・国土保全局に改名」河川計画課  

●日本学術会議検証セミナー2回目「基本高水」は達成可能か?その4
http://www.youtube.com/watch?v=hs0YFM4KJ2o 
集会への批判紹介氾濫<捏造>地図*について河川計画課の弁明
路木ダムと同じ構図>松野信夫参議院議員 
日本学術会議まで巻き込んで>大河原雅子参議院議員

*主催者お詫びと訂正:「玉度町」原典誤植→国交省記載につき、
「玉度町」と誤植されている、と言うべきところ「玉度村」と述べてしまいました。

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2011年7月 8日 (金)

気を取り直し報告

ユーストリームにアクセスしてくださった皆々様(と関係MLなどへ送った件)

毎度、大変、申し訳ありません。生放映失敗しました。

昨日は、国土交通省が日本学術会議に実際にはありえない洪水想定図を提出していた緊急報告も加えさせていただきました。

大熊孝先生の指摘と疑問(昔作成されたカスリーン台風の氾濫図では氾濫してい
ない場所が、日本学術会議に国交省が提出した資料では氾濫したことになって、
基本高水の計算に利用されている)に基づいて、

7月1日に群馬在住の協力者に車を運転していただき、現地を確認してきたのです
が、実際に指摘通りでした。(その中身はYouTubeでご確認いただくことにして)

これで、
社会資本整備審議会へのインチキ資料提出(関良基准教授の指摘)
日本学術会議のインチキ資料提出(大熊孝教授の指摘に基づく現地確認)

と、基本高水を巡るインチキが分かっただけでも2件となりました。

原発立地で、存在する断層の線が消されて安全審査を通ったことと通じます
行政はインチキをするわけです。

昨日は国交省から2名がスピーカーとして参加しました。

参加していた松野信夫参議院議員が、2名に、「現地も確認せずに資料を作成した
のか、反論できるならするように」と促しましたが、「資料に基づいて作成した」
と繰り返し、反論できない(=現地確認をしていない=氾濫していないところまで氾濫し
たことにして基本高水を過大に机上で計算した ことに対して反論できない)ことが明
らかになりました。

画像に是非、ご期待ください。

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生映像は失敗 YouTubeにて!

カワシフ生放映にご期待くださった皆々様

毎度、大変、申し訳ありません。
前回は会場に来て下った方がご協力くださり、上手くつながり、生放映も途中までは上手くつながったものの、機器(PC、モバイルギア、ウェブカメラ)のヒートアップで、中断し、録画・アーカイブ化に失敗。

今回は、原始的に保冷剤を用意したのでPCソフトへの録画は成功したが失敗。
YouTubeの若者こと、川原さん(って書いてしまっていい?と昨日やっと聞いた)が、YouTube用の映像を撮られていたし、私のPCも録画は成功していたので、違った角度でこちらもやってみます。少々お待ち下さい。

宮崎タケシ議員と関良基准教授(番外YouTube)

の5番目の画像が長すぎて削除されていますが、こちらも少々お待ちを!
 
 

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2011年7月 7日 (木)

宮崎タケシ議員と関良基准教授(番外YouTube)

カワシフセミナー第2回(本日)前の第1.5回とも言うべきYouTubeをアップしました。

●日本学術会議の河川流出モデル・基本高水評価検討等分科会
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/bunya/doboku/giji-kihontakamizu.html
による回答骨子がまだ掲載されないので、
気になる方は、スキャンデータをこちらに載せたのでご覧いただければと思います。

● 第一回 2011年6月28日(火)「基本高水」って何?
You Tubeはこちらから↓ご覧になれます。
http://yambasaitama.blog38.fc2.com/blog-date-201106.html
http://www.yamba-net.org/

●以下は、その緊急番外編 です。
第一回、セミナー後、「少し分かりにくかった」という率直な感想を下さった宮崎タケシ衆議院議員の執務室を7月5日に訪れ、突っ込みを入れていただきながら関良基拓殖大学準教授(森林政策)にセミナーの内容を再解説していただきました。

治水のあり方シフト研究会(カワシフ)
宮崎タケシ議員と関良基准教授 1/5(2011.7.5)
http://www.youtube.com/watch?v=xoGcWWru3GE  
宮崎タケシ議員と関良基准教授 2/5(2011.7.5)
http://www.youtube.com/watch?v=fb1apc_JPSA 
宮崎タケシ議員と関良基准教授 3/5(2011.7.5) 
http://www.youtube.com/watch?v=Ue0yEaDbHCo 
宮崎タケシ議員と関良基准教授4/5(2011.7.5)
http://www.youtube.com/watch?v=36wrGBE-yQ8 
宮崎タケシ議員と関良基准教授 5/5(2011.7.5.)
http://www.youtube.com/watch?v=kMp_9IviTNA 
宮崎タケシ議員と関良基准教授5の2/5(2011.7.5.)
http://www.youtube.com/watch?v=eUJQXu4Znaw

↑5/5が長すぎて削除されているご連絡を下さった皆様、ありがとうございました。大変遅くなりましたが、分割しました(2011.7.10)。 

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2011年7月 4日 (月)

検証の検証 「基本高水」は達成可能か?

ユーストリーム準備できました!http://bit.ly/pHj4lW
国交省「河川局」あらため「水管理・国土保全局」河川計画も登場決定!

机上の計算による治水から、住民が自助・共助・公助で身を守る治水へのシフト
を目指し、セミナー第二回を開催します。ご参加ください。

      ▼転載・転送 熱烈歓迎▼
    ▼緊急検証セミナー▼第2回▼ 
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   日本学術会議河川流出モデル・基本高水
   評価等検討分科会による「検証」を検証する
           八ツ場ダム計画根拠
    「基本高水」は達成可能か?

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日時:  2011年7月7日(木)午後18:45~19:45(*)
場所:  参議院議員会館 B-106会議室(地下1階) 定員35人+ 

昭和22年9月洪水の氾濫量はどう推定されたのか
  大熊 孝 (新潟大学名誉教授)
基本高水とは何か? 今回の国交省新モデルはどのような意義を持つのか?
  国土交通省河川局河川計画課(交渉予定)
検証をどう見るか? 
  大河原雅子(参議院議員) 他

「日本学術会議河川流出モデル・基本高水評価等検討分科会」では、八ツ場ダム計画の根拠であり、利根川の治水計画の根幹を成す基本高水流量(200年に1度確率の降雨で治水基準点・伊勢崎市八斗島で毎秒2万2000立方メートル)に疑問が投げかけられました。3月29日の第4回分科会で、外部専門家からのヒアリングが行われ、河川工学者である大熊孝・新潟大学名誉教授が、主に以下三つの根本的な疑問点を呈しました。

1.利根川の基本高水はカスリーン台風が再来したときの推定流量をもとに計算されているが、実績流量と推計には乖離があり、推計はダム計画に伴って変動してきたのではないか。
2.実績と推計が乖離しているのは、八斗島の上流で氾濫するはずのない場所で氾濫したことになっているからではないか。
3.既存ダムの洪水調整流量と比べると、基本高水に応じて立てられた治水目標は達成不可能なほどに過大であり、治水計画として意味をなさないのではないか。

すなわち、これら疑問点のどれもが、基本高水がダム計画を必要とする根拠として、過大に設定され、利用されてきたのではないかとの問いに通じています。これに対して国交省が分科会に提出した「昭和22年9月洪水の氾濫量の推定」は、それらの疑問点を解消したのでしょうか、分科会はこうした疑問点と国交省の推定をどのように検証し、「回答骨子」に反映させたのか、「検証」を検証したいと思います。

*18:25~18:45参議院議員会館ロビーで入館証を渡します。
主催: 治水のあり方シフト研究会(連絡先:090-6489-0362) 
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なお、
第1回緊急検証セミナー「基本高水って何?」では、

河野太郎議員が国会質問の結果、「利根川の基準点(上流)で48mmだと言っていた飽和雨量が、実は毎回変わっていたということをはっきり大臣が答弁した。国交省が色々言っていたのは全部ウソでしたということになる。109水系あるほとんどのところで、ひょっとするとそういう改ざんが行われてきたのではないか」との疑問を呈しました。

関良基・拓殖大学准教授は、「市民に理解不能な流出計算モデルで人々を煙にまきながら密室で基本高水を決めるのは止めるべき。官僚の都合でいくらでも高くできる。例えば既往最大×1.1といったゴマカシのないシンプルな計算式で治水目標を定めるのが合理的である」との提言を行いました。
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第一回についてはYouTube録画してくださった方の協力により
八ツ場あしたの会 および八ツ場ダムをストップさせる埼玉の会で掲載してくださっています。(ユーストリーム生中継は後半、機材のヒートアップによりとぎれてあえなくアー
カイブ化に失敗をしました。大変申し訳ありません)

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