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2011年7月26日 (火)

半世紀して判明してきた八ツ場ダム治水のウソ

7月19日に開催した「利根川の基本高水の検証で日本学術会議は何を明らかにしたか?」http://www.ustream.tv/recorded/16102382 で

日本学術会議の「回答骨子」の説明に何を求めるか 
  (45:00~ 茨城県より神原禮二さん)
  (1:01:20~ 埼玉県より河登一郎さん)

で、日本学術会議に出す予定にしている質問状のサワリを発表してくださった方々が
7月21日にそのフルバージョンを完成させ、2通、提出されました。
八ツ場あしたの会がすでに掲載しているのでリンクを張らせていただきます。
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=1293 

ここまで「検証」を検証する3回のセミナーを行って、改めて、八ツ場ダムとは結局どういう治水計画だったのか?ということがクッキリと見えてきた。

2万2千トンの水が八斗島(群馬県伊勢崎市)に流れてくるという洪水想定が大前提。

ところが、タマネギの皮をむくみたいに情報をむき続けると、
「2万2千トンの洪水」というのは、堤防ができていれば流れる
と国交省が主張している水の量のことで、仮の話だった。

実際にはそんな洪水は堤防を乗り越えるほどの大洪水であり、
2万2千トンもの洪水を八斗島まで川の中に閉じこめて流す堤防そのものがない。
もしもそんな雨が降れば、その洪水が八斗島に達するまでに、上流で溢れてしまう。

第一に、そもそもがコロコロと増大してきたどうにでもなる「前提」だったが、

Bigger_and_bigger

第二に、その前提が2万2千トンという数字になってからも、
「定数」(飽和雨量)は、裁判所に出した数字と国会に出した数字では
まったく食い違っていた。

だから検証が命ぜられたのに、分科会ではまた違う「定数」が出てきた。

Rsa_lie
しかし、違う「定数」が入ったのに結論(ダムありき)は同じだった
同じ自然の状態(飽和雨量)を数値で示す定数が変わったのでは、ちっとも定数じゃない。必要なのは結論だけだったことになる。

裁判がなければ、この数字が明らかになることはなく、国会での質問もなく、学術会議での検証も起きず、その数字がこんなにもデタラメであることは明らかにならなかった。

こんなものを半世紀にわたり下流自治体に必要だと思わせ、税金から負担させていた。
なんども工期を延長させ、事業総額を増大させ、なによりも、半世紀に渡って、川原湯温泉を含む、長野原町の水没予定地住民の地域や家庭を切り裂いてきた。

半世紀・・・。半世紀たたなければ明るみにならなかった事実。国交省の罪は重すぎる。
「八ツ場ダム」とは治水計画ではなく、単なる「ダム事業」だった。
今、緊急セミナー第4回を計画中です。

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