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2011年8月27日 (土)

前原元大臣の初動の誤りを尻ぬぐいするのは誰か

八ッ場ダム「国交相継続なら中止した」と前原氏(2011年8月26日09時25分  読売新聞)を読んで、そりゃ、違うだろうと思った。

2009年9月、「八ツ場ダムは中止する」と言いながらマスコミバッシングを受けた途端、「関係者の理解を得るまでは中止の手続きはしない」と言った時点で、彼は河川官僚の手のひらに乗ったも同然だった。ダム事業の中止は、法律に書き込まれた大臣の「権限」を行使することに他ならない。それは選挙という最も民主的な手続を経て、その手続に裏打ちされた「権力者」だけが行使できる、最も民主的かつ不可逆的な政策転換の手法だった

少なくとも彼は当時、法律を運用するとはいかなることを知らなかった、と言わざるを得ない。政治主導ということも政治家の結果責任ということも、実態としてどういうことなのかを知らなかったと言わざるを得ない。既得権益を脅かすことであり、反発を受け、恨みを買いながら、意見調整をしていくことに他ならない。弱者がその変化の中で虐げられることがないよう配慮し、気遣いをし、そのための人事を行うこと、その誠意を尽くせる人員配置を行うことだった。前原元大臣は、2009年の政権交代時に、この政策変換にとって最も重要な法手続と人事を誤った。

丸一年前の2010年9月に、弁護士さんたちで構成されている日本環境法律家連盟のニュースレターに、このことを書いた。ブログでの再掲に了解を得たがまだ載せていなかったので、これを機に載せる。前原元大臣の失敗の尻ぬぐいを、馬淵前大臣が行う形で、その後、基本高水のインチキが明らかになってきたが、そもそも前原元大臣が、選挙を通じて政権交代を果たした初代大臣に与えられた権力そのものである「法執行」を迅速に行い、自民党政権時代に隠し通した情報の公開と、政権交代に相応しい適材適所の人事を行っていれば、今ごろ、水没予定地に暮らし翻弄された人々も新しい生活に向かうことができていただろうと思う。

その失敗を仕切直すことができるのかどうか。誰が首相になるのであれ、前原元国土交通大臣の初動の誤りを軌道修正する仕事は、2年前の政権交代後の政策変更よりもさらに難しく複雑になっている。前原さんには、首相になろうがなるまいが、ご自身が放置してきた失敗の尻ぬぐいをしてもらわなければ困る。それ以外の人がなった場合は、この問題の放置ではなく、尻ぬぐいをできる人でなければならない。

以下、2010年9月に日本環境法律家連盟向けに書いた原稿です。

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政権交代後のダム政策
本当に変わるか~永田町に新しい動きは期待できるか 
まさのあつこ ジャーナリスト

政権交代後、ダム政策は変わったか?一言で言えば「変わらない」。何故か?治水の理念が法律上は変わっていないからだ。率直に言えば、すでに事実上死んでいた事業を成仏させることは可能かもしれない。しかし、既得構造を維持するために必要な事業は、継ぎ接ぎだらけでも巧みに生き続ける。何故か?

前原誠司前国土交通大臣は、2つのダム政策変換の兆しを見せた。一つは大臣就任決定直後の「八ツ場ダム中止宣言」。一つは私的諮問機関である「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の開催。しかし、それらがダム政策の転換かと言えば、おそらく大臣本人が自信満々に見せているほどではない。内心、失敗したと後悔しているのであれば挽回が可能だが、そうでなければダム政策転換の千載一遇のチャンスを逃し、次の機会は何時かと首を長くする話になってしまう。

八ツ場ダム中止の決断はヨシ
「マニフェストに書いているので八ツ場ダムを中止する」との中止理由がいい加減だと批判を浴びたが、それ自体は悪いことではない。水需要を満たし、洪水を防ぐと言いながら、何もせずに約半世紀も過ぎた事業に合理性はなく、従来の推進理由の方がよほどいい加減だ。利水、治水面からだけでなく、前原大臣が挙げた「財政逼迫」「人口減少」「維持管理」などいかなる理由からも、中止する理由は十分ある。「要するに鉛筆なめであり、ダムはいかなる理由をつけてでも推進できる」と官僚や元官僚なら知っている。その逆で、いかなる理由でも止められる裁量の余地が、関係法律にはある。

重要なのは、治水上の理由などで本当に止めてはいけないものまでが「行政裁量」や「政治判断」と思われる理由で中止にならないようにすることだ。その意味で、前原大臣が八ッ場ダムに関し、本来、取るべき道は一つだった。特定多目的ダム法に基づく基本計画の廃止手続に則り、継続したい理由を関係都県知事(議会の議決を経た後)から聞けばよかった。「中止の理由を説明しろ」と批判をしている知事たちの主張を聞けば、実は「推進の理由」こそ妥当性に欠けている。

例えば、八ツ場ダム推進の姿勢を固持する石原都知事。8月6日の定例記者会で、議会が採択した請願通りに水需要予測を見直すべきではないかと筆者が問うた時のこと。途中から八ッ場ダムにかかわる質問だと気づいた知事は、やにわに八ッ場ダムが必要な理由を言い始めた。ビール工場の生産が止まり、プールで泳げなくなったというお決まりの渇水話である。そこで、取材をしてもそんなビール会社はなかった、プールで泳げなくても人命は失われないと反論したところ、知事は利水では形勢悪しと見て治水に話を移して次のように語った。

「埼玉(県知事)の上田(清司)君の話なんか聞いたらいいと思うけれども、堤防が非常に老朽化して、どうどうと浸水してきて、結局、それに対する対策というのは、堤防をつくり直すということで、べらぼうにお金がかかるから、その度に、地元の消防団が出て、ここはまずい、危ないということで土嚢を積んだりなんかしているらしいけれども、堤防の決壊もさることながら、前提となる浸水というのでしょうか、それが堤防の反対側に、わき上がってくるような状況というのはあるみたいだから

これを聞けば治水対策として優先すべきは、老朽化した堤防の強化だと誰でも判断ができる。しかし、知事はそう語ったあと、「これまた八ツ場について考える1つの条件じゃないでしょうか」と続けた。

このような説明でも、前政権下では事業を執行できたのである。だからこそ、前大臣は、特定多目的ダム法に基づき、議会の議決を経た知事意見を聞いた上で、最終的に国土交通大臣として合理的な判断を下して、八ツ場ダムの基本計画を廃止すればよかったのだ。知事が推進意見を出したとしても、事業主体として、それに勝る合理的な決断と説明を行い、その結果責任を政治家がとればいい政治主導には結果責任が伴うものであり、それが国民が望んだ政権交代の姿ではないか。無駄なものを作っても誰も責任を持たない官僚主導のダム政策からの脱却である

法執行を決断できなかったのは致命的
ところが、法の執行をせずに、生活再建事業だけは続けるという。前大臣が現実にとった選択は最悪だ。生活再建事業とはダムを前提とした道路や下水道などの附帯工事であり、それらはダムを止めにくくし、本来の生活再建が後回しにされる

一方で、中止宣言とともに法手続に移っていれば、「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」など開催しなくても、ダム政策は変わり、今頃は河川法の抜本改正に向けた議論が展開していただろう。

何故なら、基本計画を廃止すれば、次なる手続きへ進むことになるからだ。一つはダム事業で翻弄されてきた人々の真の生活再建。一つは水資源開発促進法に基づいて特定の7水系で策定されたうちの、利根川水系の水資源開発基本計画(フルプラン)から八ッ場ダムを削除することだ。

後者は、フルプランを後ろ盾してきた「水需要予測」がいい加減であったことを認めることにつながる。水需要予測が「鉛筆なめ」であることはそれをオーソライズする御用学者でさえ知っており、過去にはそれが審議される審議会で、水資源開発促進法の廃止自体が議論され、その議論が隠ぺいされたこともある。政権交代した今、高度成長が見込まれた7水系でダム建設をするために作られたスキームは役割を終えたと与党政府が認めれば、過去の判断ミスも認めた上で、今後のムダな事業も止められる。

利根川水系では八ッ場ダムをフルプランから外す際、同時に現在進行中の思川開発事業もフルプランから外せない理由を出させ、妥当性がなければ外せばいい。

木曽川水系でも、1滴の工業用水も使われていない長良川河口堰、その後にできた徳山ダムも不要だったことを現政権なら認めることができるだろう。どちらもフルプランに位置づけられた事業だった。そして徳山ダムを通過して流れる揖斐川から、長良川経由で木曽川へ渇水時に導水するというナンセンスな木曽川導水事業も「要らない」と主張している名古屋市長の言う通りに「要らない」事業であることが認識されるだろう。

淀川水系でもしかり。丹生ダムは、北斗の拳のケンシロウがいれば「お前はすでに死んでいる」と2回は言われている事業だ。その利水分はフルプランから外され、河川法に基づく淀川水系河川整備計画からも外された。それでもいまだに独立行政法人水資源機構事業として諸経費を浪費している。

こうしてこの政策の実行部隊である独立行政法人(旧特殊法人)のダム事業がゼロになり、維持管理だけとなれば、水資源開発促進法の廃止および実行部隊である独立行政法人水資源機構の解体にもつながる。

国の直轄事業であっても、八ッ場ダムの中止はドミノ的にそこまでの波及力を持つからこそ、河川官僚は身体を張って過剰防衛するはずなのである。

それだけではない。ひとたび、全7水系における水需要予測が「鉛筆なめ」で、それが既得権益構造を維持するキーストーンだったと明らかになれば、今度は、洪水想定もまた「鉛筆なめ」で、ダム事業の必要性を作り出すものであり、真の治水とは違うことも認めざるを得なくなることへとつながっていく。

そうやって初めて、合理的で確実性の高い治水、すなわち人命や財産を洪水から守るにはどうすべきなのかが出発点でゴールでもある治水のあり方へとつながっていったことだろう。そのチャンスを逃したという意味で、八ツ場ダム中止の手法は最悪の道筋を辿っている。

どこから見ても官僚主導
一方で、昨年11月に前原大臣が設置した「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」は、いまどき審議を公開しない審議会すらない中、ダムを推進してきた人と河川行政を専門としない学者だけを集めて非公開で行うという理解不能な会議となった。「できるだけダムにたよらない治水」へ政策転換するとの開催趣旨は間違っていないが、その方針に河川官僚が従わず、それが実現できない道へと官僚が誘導していることは、この会議が出してきた政策文書から明らかだ。

河川法に基づく法定の審議会がありながら、私的諮問機関として「治水対策のあり方」を議論しても、大臣や政権が変われば、本家本元の河川法も審議会も、それらがオーソライズしたダム事業も無傷で復活できる。有識者会議がまとめたことになっている河川官僚の作文であろう政策文書「中間とりまとめ(案)」では、「治水目標と河川整備の進め方」として、「河川整備の長期的な目標としては、河川整備基本方針において計画高水流量等が設定されているが、その長期的な目標が達成されるまでの具体的な事業に関しては、河川整備基本方針と整合性のとれた中期的な整備目標を持つ河川整備計画が定められ、その目標に対する治水安全度の確保と災害軽減を図るための事業が実施される」と、現状と変わらない考え方が明記されていることがその査証だ。この後に、いかなる「代替案」が示され検証されようとも、彼らのキーストーンはこの数行である。政策を変換する気はないのだ。

従って、ダム政策の転換、第一ラウンド目は、政治側の負けである。

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2011年8月26日 (金)

怒りを静めるときの前衛ロック(余談)

先日、メチャクチャ頭にきたが、瞬時に感情をコントロールするために、フィル・コリンズのいたジェネシスの、正式なタイトルは知らないが「Selling England by the Pound」(イングランドを量り売りします)という歌を歌いながら(サビのところしか歌詞知らないんだが・・・)霞ヶ関から新橋まで歩いて帰った。

日本も量り売りしたいぜっ、と思いながら。

仕事が一山、二山超えてやっと時間が出来たので、その件につき、再発防止を願って、今、「取材妨害に関する公開質問状」を書いて送った。返事が来るとは思わないが、再発防止は願いたい。

本日の一仕事が終わったら、先日のブログの続きも書く、書きたい、書かねば

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国土交通省水管理・国土保全局
河川計画課長

                    取材妨害に関する公開質問状

 8月23日、国土交通省11階会議室にて18時から開催された「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」では一部有意義な議論と残念な結論が提示されました。不特定容量の確保を目的としてダムが作られることへの、これまでにも指摘されてきた疑問が再度指摘され、地下水の利用も組み込めるのではないかとの指摘も飛び出しました。水利権許可行政の不具合が浮き彫りになってきたと思われます。

 ところが言いっ放しで結論には反映されず、2つのダム事業継続の結論が出ました。厚幌ダム事業には「関係住民等の理解が得られるよう努力を続けることが重要」との附帯意見はつきましたが、理解が得られない間は継続すべきではないということなのか、地元に判断を丸投げするものなのかは、審議を聞いている限りは不明です。委員たちの間でもこのことについてのなんらかの共通認識が持たれたわけではないと思われました。

 そのような審議の仕方でよいのか? 結論に到っていないのではないか? 以前にもお話しを伺ったことのある委員の一人がエレベーターホールで待つ時間を利用して、この件につきぶら下がり取材を始めたところ、質問を受けて穏やかに応じ始めてくださった委員と私の間に、私の側に背中を向けて立ちはだかり、質問と会話を妨害する大男がおられました。

 非常識な対応であると考え、私の名前を申し上げた上で、この大男のお名前を伺ったところ、「水管理・国土保全局の者です」と、2度、3度お尋ねしてようやくお名前を伺いました。河川計画課の河川経済調査官であられるようです。その場で、「非常識ではないか、失礼ではないか、邪魔することが職務として命ぜられているのか」と尋ねたところ、「いえいえいえ。委員がお急ぎなので、早く帰りたいと頼まれていた」とお答えになりました。「エレベータを待つ間に聞いているのに何故か」と聞いても「いえいえいえ」と意味をなさない回答しか得ることができませんでした。話をしている二人の間に無言で片方に背中を向けて突然立ちはだかるという人間として非常識かつ不快な行動に対し、再発防止のために公開質問状を送ります。

1.「山田」さんは、「取材妨害」をするよう職務として命ぜられていたのでしょうか?
2.何のために、取材者と委員の間に、取材者に背を向けて立ちはだかったのでしょうか?
3.「委員がご迷惑であれば委員にもお口は一つ付いている」と尋ねたところ「いえいえいえ」と言われましたがどういう意味でしょうか?

 以上につき、「山田」さんから誠実なお答えをいただけますよう、上司である河川計画課長から命じてくださいますよう宜しくお願い致します。

2011年8月26日
まさのあつこ(ジャーナリスト)住所電話ここでは省略
~質問状終わり~~~~~~~~~~~~~~~~~

ところで、批判を受けている原子力ムラの「原子力安全委員会」でさえ、取材者も傍聴者にも平等に公開し、会議の記者会見を必ず受けている。

ところが、上記会議は、「傍聴」すら認めていない。
そして、正式に登録した「取材者」でも上記のような扱いを受ける。

河川ムラは、なにが楽しくて、原子力ムラよりも閉鎖的なんでしょうか。

以下は河川ムラよりも「透明性の高い」原子力ムラに関する記事で、今日出ます。

 週刊金曜日 2011年8月26日 860号 特集放射能とコメ
  焼却灰から高濃度のセシウム検出
   処理後も、封じ込めさえできぬ放射性物質
http://www.kinyobi.co.jp/consider/consider_newest.php 

●その意味で、傍聴者でも発言ができる愛知県の長良川河口堰検証の試みは、淀川流域委員会の流れをくんだ新しい健全な一歩だと思います。
取材にいく時間がとれませんが、応援しています。
長良川河口堰検証アーカイブ by 環境テレビ・中部
http://www.ustream.tv/channel/%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93-%E4%B8%AD%E9%83%A8

再びSelling England by the Poundをうたって次の作業だっ。 

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2011年8月18日 (木)

土砂流出?地すべり?(3)

いろいろな作業を同時並行でやっているので、資料があちこちに散逸する可能性がある。
散逸するには重要過ぎる資料なので、こちらにひとまずアップロードしておく。

土砂流出?地すべり?(1) (2)でレポートした打越代替地の“土砂流出”に関する資料です。

八ツ場ダム工事事務所は8月10日のプレスリリースで、「大雨が原因と思われる道路等への土砂流出が発生」したとして、川原湯地区内に施工業者が設置している雨量計によれば、降水量は64㎜/30分(平成23年8月7日16:00~16:30の30分の観測値)だったと記した。

水没予定地周辺の5km区間は、もともと、連続雨量120mmが降ると国道145号線とJR吾妻線が通行止めになる、地盤の悪い地域です(以下は先日、行ったときの写真。クリックすると大きく見えます)。

17

しかし、“土砂流出”が起きた8月7日夕方は「確かに、国道145号線とJR吾妻線が通行止めになる程度の大雨ではあったけど、特段、それ以上のものではなかった」と地元の人が言っていたので、この発表はどうなんだろうか?と思った。そこで写真の看板を見て「群馬県」に電話して、この日とその前日の長野原の観測所で記録された雨量を尋ねた。8月11日に尋ねたら、12日にはすぐに送ってくださった(群馬県素晴らしい。)

それがこれだ。毎時0分のものと10分間隔のもの。
「Naganohara0min.pdf」をダウンロード  「Naganohara10min.pdf」をダウンロード
この中から、問題の重要なところ16:00~16:30周辺を抜粋すると、

8月7日 15:50 0
8月7日 16:00 11
8月7日 16:10 15
8月7日 16:20  2

8月7日 16:30  0
と、その前はまったくと言っていいほど降っていないし、そのあともチョボチョボで
30分間で64㎜降ったというのは本当なのだろうか? 大雨が「原因」で(きっかけであったにしても)“土砂流出”というのは本当なんだろうか?という疑問が沸いてきた。(続く)

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「脱ブラックボックス河川行政」判決確定

すでにニュースで流れたように、国は控訴をしなかった。
しかも控訴期限8月16日を待たず、15日の朝に次のように国交大臣が発表した。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2011年8月15日(月) 10:45 ~ 10:54
国土交通省会見室 大畠章宏 大臣

http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin1100815.html
利根川流域分割図等の情報公開請求訴訟判決への対応についてでございます。
8月2日に東京地方裁判所において、利根川流域分割図等の情報を開示しなさいという判決が言い渡されました。
これまで流域分割図等については、これを開示すると、地域住民を含めて不当に国民の間に混乱を生じさせ、あるいは特定の者に不当な利益を与えるおそれがあるとして、非開示としてまいりました。
しかしながら、今回の判決を受けて、改めて情報公開法の趣旨を踏まえ、関係行政機関ともいろいろと協議を重ねてまいりましたが、これらの図面を開示しても、必ずしも不当に国民の間に混乱を生じさせるおそれがあるとはいえないという判断をし、さらに官房長官及び法務大臣の御理解をいただいた上で、明日16日の控訴期限を待たずに、控訴をしないことといたしました。
これを踏まえて、国土交通省としては、判決に従い、速やかにこれらの図面を開示する所存でございます。
なお、私も図面を見ましたが、あの図面だけで、いろいろと利用して云々という可能性は非常に低いのではないかという感じを持ちましたので、以上のような判断に至ったところでございます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そんなわけで、ちゃぶ台をひっくり返しに行かずに済んだが、判決から3日後の国会では大臣は次のように答弁していた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2011年8月5日参議院決算委員会議事録より抜粋。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0116/main.html 

○大河原雅子君 
 (略)八月の二日に東京地方裁判所で、八ツ場ダムの治水上の必要性の有無を検証する上で欠かせない利根川流域分割図の情報公開請求訴訟、その判決がございました。国が直ちにこれを開示すべきだという原告の全面勝訴の判決であったわけですが、大畠大臣、このことについて、直ちに開示をしていただきたい、まして控訴などということはお考えになっていないと思いますが、御見解を伺います。
 
○国務大臣(大畠章宏君) 大河原議員の御質問にお答えを申し上げます。
 ただいまの件でございますが、御指摘のように、今回の裁判においては国の主張というものが裁判所の十分な理解を得られませんでした。今後の方針については、現在、関係機関と協議を進めているところでありまして、引き続き判決の内容等を十分検討し、今後のことについては決定をしたいと思います。
(略)
○国務大臣(大畠章宏君) この問題は、八ツ場ダムに限らずほかのダム等々とも連系しているわけでありまして、そういう観点から、例えば私も県会議員時代にどこを道路が通るんだろうかと、こういうことに非常に関心を持つ方々もおられるのも事実であります。そういうことを開示しますと様々な動きをする方もおられますので、なかなかここのところは全部を、計画関係を開示するというのが難しいということも是非現実問題として御理解をいただきたいと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

東京地裁判決(定塚誠裁判長)は「被告が懸念するような土地の先行買収騒ぎが生じるほどの確度で特定できるとは到底考えられない」と、その主張を覆すものだった。大臣は国会答弁の時点では、官僚が書いた答弁を棒読みし、自分の目で判決を読んでいなかったと思われる。

公共事業地を巡って、一部の人<権力者>だけが情報を事前に入手して、不当に富を築く話はどの地域にも転がっている。大畠大臣も県議時代にそんなケースに遭遇したことがあるのだろう。公共事業地の土地取引には、公正性と透明性が求められるべきだが、さまざまな屁理屈で、それ自体がブラックボックスに入れられてきた。

本題はここからだ。

今回も、国交省はその屁理屈を使って「基本高水」の計算根拠をブラックボックスにいれようとした。しかし、今回の図面は、幸いにも、「土地取引」による混乱など起きようもない図面であることを、裁判官達が見抜いた。見抜けていなければこの判決も、判決確定もなかった。(行政訴訟において、裁判官が、如何に易々と行政の主張を鵜呑みにするかは、私自身、原告として経験済みなので、当たり前の「見抜き」でも感動する)

それにより、「基本高水」計算の根拠は、白日のもとに第三者によって検証されるべき行政文書であることが確定したと言える。

国民のための河川行政にとって、大きな一歩だ。基本高水の計算根拠がいかにいい加減なものかは4回行った「カワシフ」検証によっても明らかになってきた。基本高水を乗り越えて、「基本高水」によるダム事業のための河川行政から、命を守るための治水事業へとシフトする大きな一歩になったように思う。

この黒塗り取消訴訟を提起した高橋利明弁護士と、判決を書いた定塚誠裁判長。この二人は八ツ場ダムを巡る「因縁」ともいうべき関係を持っている。そのことは別の機会に書くとして、とにかく、基本高水のブラックブラックボックスをこじ開けたことで、「基本高水」によるダム事業のための河川行政から、命を守るための治水事業へとシフトする大きな一歩になったこと。その一歩をこの二人が生み出したことを、ここでは感謝を込めて記録しておきたいと思います。おめでとうございます。

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2011年8月13日 (土)

控訴期限は8月16日(火曜日)

祝・勝訴 八ツ場ダム根拠資料「黒塗り」裁判 その後です。

8月2日、行政訴訟における住民全面勝訴

平成22年(行ウ)第516号 行政文書一部不開示決定取消等請求事件
原告 高橋利明
被告 関東地方整備局長
◆判決文  http://bit.ly/oLATV6  
◆勝訴判決への原告・弁護団のコメント http://bit.ly/plGLbD

8月5日、控訴せずに直ちに全面開示すべきではないかと尋ねた民主党大河原雅子議員の質問とそれに対する国土交通大臣の答弁

参議院(の中継TVは衆議院TVと比べて、使い勝手が激しく悪い・・・)
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php  
↓ 
「決算委員会」「2011年8月5日」「大河原雅子」と入れて「検索」ボタン
(今何故か見られないけれど、今朝まで見ることができたのだが)

8月12日、超党派「公共事業チェック議員の会」と民主党の「八ッ場ダム等の地元住民の生活再建を考える議員連盟」が、国土交通大臣と法務大臣に控訴断念と開示を要請。

8月16日、控訴期限を迎える。

この裁判は「利根川水系河川整備基本方針の基本高水流量22,000m3/秒(八斗島地点)を算出した調査報告書の全て(利根川上流域の算出計算モデルを含む。)」の開示請求に対して、「流域分割図」と「流出モデル図」を黒塗りにした国交省の判断を不服として、その取消と開示命令を高橋利明弁護士自らが原告となり求めた裁判だった。

重要なのは治水事業のベストな選択に、流域住民が関心を持って、意思決定に参加できること。ところが、意思決定への参加どころか、その決定に関わる文書を黒塗りにして、判断の是非をブラックボックスに入れたまま、押し付けてきたのが、これまでの河川行政だった。

そのあり方に判所がNGを出した初めての大きな意味のある判決です。

判決いわく「行政機関の意思決定前の情報だからといって、情報を全て不開示にすることになれば、政府がその諸活動を国民に説明する責務を全うするという情報公開法の理念に相反する

国がこの判決を昇華し、対等な情報をもとに流域住民が主体の治水へとシフトされる方向へ向かいますように。よもや民主党政権が控訴するとは思えないが、控訴したら・・・、まずは大畠章宏国交大臣がご飯を食べているところに行って、そのちゃぶ台をひっくり返してから、次の行動を考えたいものです(比喩ですよ。念のため^^;)。

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2011年8月11日 (木)

土砂流出?地すべり?(2)

炎天下の中、到着したのは元々の山が残る木陰。

S84 S85

道路が地山(造成していないもとの山)と造成したところの境で落ちている。手前の路上にヒビがはいっているのを見ると、どこから道路が引きちぎられるかは、崩落していく土の固まり次第であることが見て取れる。
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地山の斜面を見ると、これは流出してきた土砂で削りとられらのではなく、自重で”崩落”したのだと分かる。この箇所だけを見れば、余所からきた土砂流出の通り道には見えない。引き金になった可能性があるにしても、この急斜面の下から崩壊してそれに伴って落ちた斜面に見える。土砂崩れや流出というより、一種の地すべりではないでしょうか?

さらに、道路側を注意深く見ると、シートと土嚢で隠れていますが、山側には段差ができているように見えます。
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小さな土嚢に隠されているところをチラっとめくってみると
側溝と道路の境がパクっと開いていています。(左側が谷側)
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以下の写真(上記と逆で右側が谷)でいうと、一番山側(左側)に、土砂が流れ下った痕と思われる草の生えていない地面があり、土砂が流れ下った痕は、下にいく道路に沿って続いていました。ちょっと不思議です。シートがなければもっとよく、何が起きたか分かりやすいと思います。ここは急斜面であり、この上に代替地が乗っているので、慎重な検証が必要ではないかと思います。
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八ツ場ダム工事事務所は、これらを一つの現象と捉えているのか、
排水用暗渠管の呑み口付近に沢筋からの土砂が堆積、雨水が流路工から溢水」したと”土砂流出”の状況推測しているのですが、
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000042804.pdf 

その推測には少々首を傾げます。

流路工”と国交省が呼ぶ排水路は「作っている最中だった」(作業員さん曰く)から溢れたのであろうことは、見た目にも分かるのですが、その他にも、排水路の外を削りながら土砂が流れ下った痕があるし、
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土砂や水が排水路の穴↓の外まで流れ下った痕跡が残っている。 144

↑排水したあともなお、作業員さん曰く「1.5メートルぐらい」が今も土砂で埋まっている。

しかし、それを上から見ると、
この穴を通った土砂は、排水路の入り口の半分ぐらいだったのではないかと思えるような痕しかみることができません。
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この途中までしかできていない排水路の出口側で、雨水と土砂の行き場として用意されていたのが、直径30センチの暗渠管。その容量を超える土砂がここには流れ込んで使い物にならなかったというわけです。(作業員さんの足もと脇に転がっている黒いヤツ↓)

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上記写真に映っている重機は、その役に立たなかった埋めてあった「管を取り出したときに掘り出した土を埋め戻しているところ」だそうだ。

一箇所に集められた大量の水や土砂の行き場が途中で終わっていれば、当然、重力でそれが人間のコントロールできない自然の法則で下へ落ちていく。

八ツ場ダム工事事務所は、山からの土砂が、30センチの管に収まってくれると思っていたのか・・・。そんな声が現地では聞かれました。排水路は上からではなく、せめて下から仕上げるべきだったのではないか・・・。完成すれば土砂と雨水は排水路に収まると思っているのか・・・。元々あった自然の谷を潰して人間がかわりに作った人為の谷がどのようなものかを考えさせられます。

他の箇所も見て回りました。直径30センチの暗渠管で排水を考えていたのは、ここだけではなかった。打越代替地と、上湯原代替地の間の谷では、30センチの管がはずれて土砂が路上に吹き出したところがありました。

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ただし、砂防堰堤の終着点はこの道路であり、泥は道路の向こう側まで達していた痕がある。道路崩壊はなし。30センチ管に収まらなければ、砂防堰堤でわざわざ集めた土砂が、大雨のたびにいちいち道路に被害を及ぼすのでしょうか・・・。
172

同じように30センチ管を使いながら、破れることなく、外れることなく、何事もなかったところが一箇所あった。隣の上湯原代替地。ここはわざわざ削って人工的に谷を作ったように見えます。
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下から山側を眺めてみました。30センチ管が破けていればこの下流でも土砂流出したのでしょうか。なぜここだけ大丈夫だったんでしょう?もともとの谷ではなかったからなのか?

こうして幾つかの現象を見て回って考えるのは、

1.排水路が未完成の上に、30センチ管が機能せず雨水や土砂を噴出させたこと
2.その土砂が流れ下って下の駅舎や道路などに流出したこと
3.道路を突端に、その境で地山が崩壊していること

この3つは違う現象として見ておく必要があるのではないかと思いました。

なぜなら、1だけが起きたところと、1と3の組み合わせが起きたところがあり、1も3も他の箇所でも別々に起きる可能性があると考えるべきではないでしょうか。地すべりが懸念されてきた地域だけになおさらです。

後ろにそびえる山を見てドイツの森林管理官の言葉を思い出しました。
「水は集めてはいけない。分散させなければならない」

背景にある山々や谷の深さに比べ、人間は小さい。技術の過信だけは止めたいものだと、海や川や山と接するたびに思います。

代替地にお住まいの方にとっては不愉快なレポートになったのではないかと思います。末筆ですが、改めてお詫びします。

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土砂流出?地すべり?(1)

昨日、八ツ場ダム予定地の”土砂流出”(←国交省の発表)現場に行ってきました。
人命被害がなくてまずは何よりでした。それでも、代替地にお住まいの方にとっては、今から書くことは、不愉快なものかもしれません。あらかじめ、お詫びします。

前のコマの訂正を兼ねて、報告しておきます。
まずは対岸の川原畑代替地から写真を撮りました。
代替地は切土盛土、つまり山を切って、谷を埋める形でできています。

● 打越代替地全景

Photo

前のコマでご紹介したのは上の写真の右側の法面(のりめん)ですが、上部がボコッと欠けていましたが↓、全般的に無事で、場所の見当違いでした。訂正してお詫びします。

打越代替地の右(上流側)半分拡大↓

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”土砂流出”が起きたのは左側の法面でした↓。
中腹に整備された道路が上端で、土砂は、写真のど真ん中の林左端から、林の中を通って、緑屋根の建物の脇(駐車場)を通り、道路と駅舎周辺に流入していました。

打越代替地の左(下流側)半分拡大↓ 

29建物部分拡大↓

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セッセと復旧作業が行われ、駐車場に積もっていた土砂は
電信柱にその面影を残すだけとなっていました。

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打越代替地に上がって、”土砂流出”の現場へ降りていく途中、
小さく崩壊しているところや、地面が細かく割れているところなどが見受けられます。
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炎天下の中、崩壊道路の上端に到着しました(続く)。

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2011年8月 9日 (火)

打越代替地(八ツ場ダム予定地)の土砂崩れ

鈴木郁子さんから
川原湯温泉駅、7日、土砂に埋まるのお知らせ
を受け取り、以下も読み、

●JR川原湯温泉駅や国道冠水(2011年8月8日  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110808-OYT8T00095.htm 
●堤排水管詰まり土砂流入か(2011年8月9日  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110809-OYT8T00164.htm 

これらから判断すると、崩れたのは、
つい先日、7月1日夕方~2日に八ツ場ダムの予定地を訪れたときに
私が写真を撮った以下のところが麓にあたる。

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代替地をつくっておいて、しかも地盤の悪いところだと分かっているのに、
(水を貯めたら地すべりすると指摘され続けているところ)
一番下の支えを、その後もこんな造作で放置していたとすると人災に他ならない。

この土に何かシートをかけただけのむき出しの支え部分を見たときに、「危ないなぁ、これ」と思って1枚だけ写真で記録しておいたのだが、この部分が駅に流れ込んでいったのだろうか?そうだとすると(今日は動かせない取材を午後にいれてしまったばかりで確かめには行けないが)、そのときに、工事事務所に対して指摘をすべきだった。申し訳ない。

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2011年8月 3日 (水)

祝・勝訴 八ツ場ダム根拠資料「黒塗り」裁判

「主文!」と裁判長が読み始めたとき、「ん?原告側の主張を読んでいる?」と勘違いしたほどのクリーンヒット!傍聴席からは拍手が上がった。写真は会見模様。

Winners

ここから先は紙媒体で書くことにして、各紙報道でご覧ください↓

●八ッ場ダム訴訟:流量予測データ不開示は違法 東京地裁
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110803k0000m040082000c.html
毎日新聞 2011年8月2日 20時22分
●八ツ場ダムの建設根拠図面、国に開示命令 東京地裁判決
http://www.asahi.com/national/update/0802/TKY201108020465.html 
朝日新聞2011年8月2日
●八ツ場ダムの資料図開示を命令 東京地裁
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110802/trl11080221370004-n1.htm
2011.8.2 21:36 産経新聞
●八ツ場ダム資料、国に開示命令 東京地裁判決 
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E2E0E2E09B8DE2E0E2EAE0E2E3E39180EAE2E2E2 
2011/8/2 22:27 日経新聞
●八ツ場ダム資料、国に公開命令=利根川上流の流域図-東京地裁 
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011080200734 
2011/08/02-18:16 時事通信

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2011年8月 2日 (火)

再掲 「検証」から考える治水のあり方シフト

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  日本学術会議河川流出モデル・基本高水
   評価等検討分科会による「検証」を検証する

「検証」から考える治水のあり方シフト
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日時:  2011年8月2日(火)18:00~19:00(*)
場所:  参議院議員会館 地下1階B104会議室

ユーストリーム中継の予定です(http://t.co/1JeYVdJ
お手伝いしてくれる方がいてちょっと頼もしい。

基本高水の問題点を整理し、あるべき治水対策を考える
               嶋津暉之 水源開発問題全国連絡会
▼ミニ報告:そのまちづくりは自然の流れに逆らっていないか?
               まさのあつこ ジャーナリスト
2005年資料での飽和雨量、2011年作成氾濫想定図が捏造であることへの反論
               国交省水管理・国土保全局河川計画課(交渉中)
検証をどう見るか
               塩川鉄也 衆議院議員 他

日本学術会議分科会は、利根川の基本高水検証において、これまでと同様の流量を容認しました。しかし、計算に使われた「定数」であるはずの飽和雨量はコロコロと変化してきました。
 
2005年社会資本整備審議会では、国土交通省は、その数値を開示することなくグラフ言葉で再現性のある一律の数値であると委員達に思わせました。

2008年八ツ場ダム住民訴訟(一審)には一律48ミリだったと提出しました。

2010年国会では31.77mm(1958年)、65mm(1959年)、115mm(1982年)、125mm(1998年)だったとの答弁がありました。

2011年学術会議の検証の場には流域毎に違うとされ、八ツ場ダム予定地である利根川の支流・吾妻川流域では無限大であるとされました。

「定数」は何のためにコロコロ変わったのでしょうか。第4回セミナーは、学術会議の「検証」では明らかにされなかった基本高水が抱える問題をもう一度整理します。

また、国土交通省が考えている八ツ場ダム事業による治水計画とはどのようなものか、これに対し、基本高水に代表される計算や想定による治水計画を脱し、本来の治水のあり方とは何か考えます。

*17:40~18:00 1階ロビーで入館証をお渡します。
主催: 治水のあり方シフト研究会 
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なお、第1~3回の開催については、http://www.yamba-net.org/ で
八ツ場あしたの会がYouTubeを公開してくださっていますので、ご覧下さい。
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