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2011年10月20日 (木)

日経新聞の八ツ場ダム社説(3)

まずは転載

●群馬・八ッ場ダム建設:検証手法に異議 関与の専門家が質問状
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111019ddm001010006000c.html
毎日新聞 2011年10月19日 東京朝刊
●八ッ場ダム建設 「公開の場で再検証を」50人超の学者
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20111019/CK2011101902000069.html
東京新聞2011年10月19日

そして、日経社説を読んで、これこれを書いた続きです。

民主党政権の迷走はいつまで続くのか」は私も聞きたいところだが、「利根川水系の1都5県は八ツ場ダムの治水効果や水源としての必要性を強調している」と鵜呑みにしたままではマズイのではないかと・・・。

今日は、間隙を突き、長年の不思議であった栃木県とその議会に取材にいったので、分かったことの一部を共有させてもらいます。

栃木県は八ツ場ダム関係1都5県の中で唯一異なる存在です。唯一、八ッ場ダムから利水しない

そればかりか、実は、物理的に利根川に接してもいない。接しているのは同じ利根川水系であっても違う支流・渡良瀬川。

でも、この2年で2回、八ツ場ダム推進の意見書を議会が出している。何故、利水も治水も栃木県の利益にならない事業に10億円を負担するのか?県行政はともかく、なぜ、議会はそんな根拠薄弱な事業に予算を通すのか?
 
要点だけ言ってしまうと、西から昇ったお日様が東に沈~む天才バカボンのフレーズで♪)みたいな話で、答えは、なんと、何キロも下流の埼玉県(実際に利根川に接しているところ)で堤防が切れたら、栃木県藤岡町まで逆流していく(標高で比べると藤岡町は埼玉県の利根川堤防の計画高水水位より低いのだそうだ)と言うのだが、根掘り葉掘り、しつこくしつこく聞くと、結局は、国に参画してくれないかと昔、言われたからだ、ということになった。
  
議員さんの方はこれとはまた若干違う理解をしていた。
  
オマケに、帰りの電車の中できちんとした地図を広げてもう一度見ると、栃木県側(に近い埼玉県)で堤防が切れて逆流をしたとしても、栃木県藤岡町の住宅街までは、広大な渡良瀬遊水池を乗り越えないと、達さない
  
公表されているハザードマップにもそんなことは載っていない。ところが、国交省が作成した「想定氾濫図」には載っているのだという。ところが、それは国交省のものなので直ちには提供していただけないということで、国交省に聞いてくださることになった(県民、国民の安全安心にかかわる情報がまさか非公開になんてことはないだろうからいただけるものと思っているが。
   
というわけで、西から昇ったお日様が東に沈むみたいな話が前提で、栃木県は八ツ場ダムが必要だと言い、それを「検証」して八ツ場ダムが有利となったのだとするとこれは検証したといえるのかということになってくる。

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