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2011年12月25日 (日)

各地の報告ダイジェストとリンク

5年の総括の前提の取材メモを一旦横へ置き、総括の前提の一つ「各地のダムレポート」のリンク(作成途上)を作る。

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全国のダム反対運動が連絡を取り合っている水源開発問題全国連絡会という、一般ウケはしない(反原発デモが大新聞の一面に取り上げられないのと同じ理由である)市民団体の総会に行ったときの各地からの報告ダイジェストを書いた(あとで、その他のリンクと写真を貼らせていただく。左は長崎県営石木ダムに反対する住民の団結小屋、以下は付替道路予定地に立てられた看板)。

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これを読めば、国民に選ばれた民主党大臣に「ダムにたよらない治水」を諮問されて、本来は単なる手足でしかない国交省職員たちがそれを単なる矮小化した「ダム検証」にすり替えていったこと(記者会見に乗り込んでいってどれだけ警告しても騙され続けた政務三役たちが政治家だったので仕方がないのか?)のバカバカしい仕事の結果の一部が分かる。↓クリックしてご覧下さい↓

20111022日(長崎)水源開発問題全国連絡会総会ダイジェストより

当別ダム、サンルダム(北海道)安藤さん/宗像さん
Photo_2 ○サンルダムは検証の対象となった。手塩川流域自治体の首長は推進派のみ。検証の場に事業に異論を唱える団体は入っていない。見直しを訴える意見書を出したが反映されない。北海道脱ダムの会としては独自に検証が必要と判断し、治水は今本博健さん、利水は嶋津暉之さんの支援を得て、検証作業を行い、国と有識者会議に送付した。治水のあり方有識者会議の「中間とりまとめ」はダムに頼らないためのものでもない。公開もせず、意見交換の場も持たず。解散すべきである
○当別ダムはほぼ完成してしまい、来年3月に湛水試験が始まるがなんとか止めたい。北海道脱ダムを目指す会として活動している。

リンク サンル川を守る会他、「今後の治水のあり方に関する有識者会議」の改組を求める要望書(http://nc-hokkaido.or.jp/katudou/2011/2011-11-30.doc

成瀬ダム(秋田県)奥州さん

Photo_4○ダム検証は第二回が2月23日まで開催され震災があり遅れていたが、第3回で原石山が変わった。環境影響評価をする必要があるのではないか。事業費は1530億円だったが、点検で1528億円となったと。政権交代前に秋田県に対する差し止め請求をして2年が経った。利水に加わっている横手市にも監査請求をして提訴している。
○東北のダム組織と連携を始めている。鳥海ダム、最上小国川ダムの皆さん達と緩やかな活動が始まろうとしている。(左の写真は石木ダム水没予定地「百姓だから気になる」と田圃を歩く)

リンク 成瀬ダムをストップさせる会 、2八ッ場ダム本体工事の予算案計上に強く抗議する

八ッ場ダム(茨城県)神原さん

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住民移転する代替地で集中豪雨による土砂崩れがあった
○日本学術会議が結論を出したが2.2万トンの基本高水を他の方法で一致させてしせる見事な茶番劇だった。カスリン台風が1.7万トンということは認めた、22,100トンとの差があり、学術会議へ質問し、抵抗を試みている。

リンク 八ツ場あしたの会訴訟(さいたま)、(NPJ)、(千葉)、(代替案)、(訴訟資料)、(熱烈勝手に応援「王湯」)、(迷惑承知で勝手に応援「川原湯温泉協会」)、(所長も報道担当者も捕まらないが、今後ともお邪魔するので宜しく)、(応援)、10(基本高水のインチキを追及する衆議院議員)、11(公約違反に筋を通した衆議院議員)、12(鹿沼から)、1314・・・キリがないのでまた後日に追加。

設楽ダム(愛知県)伊奈さん
Photo_7 ○愛知県を相手に裁判中(一審敗訴で高裁中)。行政裁量権が広い。
○再検証はどこも皆一緒だと思うが手前ミソなことをやって、とんでもない代替案を作っている。木曽川から引っ張ってくる。誰が考えるかこんなこと?
○水没地の方が山を寄付してくれて、立木トラストに3千人が参加している。地質問題に取り組んでいる。昔から地盤が弱い。安全だと言われてきたが、深層崩壊が懸念される。
○愛知県が検討している長良川河口堰の開門調査について岐阜県と三重県は反対しているが、大村知事に大変期待をしている。

リンク 設楽ダムの建設中止を求める会 

木曽川水系導水路/内ヶ谷ダム(岐阜県)近藤さん

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木曽川水系導水路は徳山ダムの水を使うために計画なのに、代替案は矢作川ダムから水をひっぱってくるという訳の分からない検討。え?徳山ダムの水はどうするの?と。事務職員はいて凍結といいながら、3億5千万円を支出。事務処理、人件費に2億強使っており住民訴訟をやっている。
○内ヶ谷ダムは寝た子を起こす検証だった。情報公開で開示させたが資料がない。岐阜県は待ったなしの治水といいながら、平成39年度完成と言う。ダムを造るより他のことをやるべきだと言いたい。
○大村知事と名古屋市長が共同マニフェストに長良川河口堰の開門調査をあげた。検証プロジェクトチームが立ち上がり、専門委員会の共同座長の一人が今本先生だ。事務局ではなく委員が書いたものがパブコメにかけられた。ガチンコ勝負の検証だった。人選で開門調査に傾いているという意見もあるが、開門調査をしたいから開いた委員会だから当たり前。できてしまったものに対する検証は大きな意味がある。今までの公共事業のあり方を変えることができる。しかし水資源機構と国が管理しているので簡単には開門調査には至らない。共同マニフェストが出たのは生物多様性のコップ10があったから。「よみがえれ長良川、よみがえれ伊勢湾」というシンポジウムが開催される。

リンク 徳山ダム建設中止を求める会事務局長ブログ長良川市民学習会  

苫田ダム(岡山県)橋本さん

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○第一回の水源連総会をやったのが苫田ダム1994年だった。私たちの場合、力及ばず。

  

   

平瀬ダム(山口県)吉村さん
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○錦川に転流工と付け替え道路を造っている段階。県に検証をいつやるのかと問い合わせていたが、7月から始まった。ラフティングガイドで暮らしている。とても忙しい時期で川を守る皆は知らないまま、第一回目の検証が行われ、新聞報道で知った。県が事務局として、推進側とダムのことを知らない流域住民を市民の代表者として集めて、最初からダムが最適であるという評価を載せて資料を配った。土建会社の社長や自民党の市議会議員がはいっていた。代替案は最後4つになったがめちゃくちゃ高い。コストを優先するとダムの方がやすくなる。
○山口県に申し入れを2回やって新聞報道があったので、ダム反対という人たちが出てきた。地元婦人会や錦帯橋の伝統建築を守る組合長も、錦川の洪水と共存する中でできたと、無関心だった人も反対する。

内海ダム(香川県)佐伯さん

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○地震で古いダムで危ないから、日量1000トン足りないから、という理由で吉田ダムができて、保有水源が2.5倍増えたから内海ダムはもう不要。洪水対策が必要と言うが過去、洪水で死者は一人も出ていない、土石被害だった。内海ダムはまったく役に立たない。真鍋知事には資料を添えて提出し、週二回六年間催促し続けたが説明しない。知事退任までとうとう説明せず、強制収用をかけた。新内海ダムで小豆島は沈没だ。毎月、六年間県庁前でアピールしている。一番大事なのは地域住民の人に知ってもらうこと。7つの裁判を争っている。

路木ダム・立野ダム(熊本県)笠井さん、緒方さん

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○路木ダムは完成予定2013年、90億円。水道料金は大幅な値上げとなる。天草は全国でもトップレベルの高さ。熊本と比較すると倍。天草市は市町財政規律を見ても全国で最下位。建設根拠は破綻している。大雨で100戸以上が浸水被害にあったとスタートしたが、実は洪水が起きていない明治以来、最大70戸しか存在していない別の川が路木川の氾濫した写真になっている。補助金詐欺だ。天草市の羊角湾には80種を越える絶滅危惧種がいてラムサールの候補に選定されている。天草市長は反対派と一切合わないと明言している。

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○立野ダムは世界一のカルデラ阿蘇山から一ヵ所やぶれて流れ出る白川に計画。一級河川でダムのない希な川穴あきダム計画で取り付け道路ができている段階。10年ぐらい前に見に行ったが何もできていない。検証の対象になって何もしない。熊本市長に抗議をした。何もしなければできてしまう。

リンク 「立野ダムと白川流域の自然を考える県民の会」(仮称)

川辺川ダム(熊本県)中島さん

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○今行われているのは、ダムなし治水計画。県と国交省で行われている。いいことだが、問題は予算の裏付けなしに、特定多目的ダム法にのっとっていること。これをやめさせて、生活再建措置法を成立させることにより水没予定地の救済を全国初でできる。
○五木ダム、立野ダム、路木ダムが出てきている。ダムの善し悪しの検討し過ぎで、「不必要なものは作るな」という問題に徹底しなければならなかったのではないかと。カネがないと言っている県の尻を叩いていきたい。

リンク 子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会 、くまにち考川辺川ニュース 

諫早干拓(長崎県)時津さんお名前に勘違いがありました。訂正してお詫びします)

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○防災に支障がないときに限り、3年以内に北部と南部の水門を開放しなさいという判決文が出て、菅直人首相(当時)が上告断念。開門調査事業の環境アセスの準備書が掲載された。弁護団と原告団は判決で水門を全部上げると思ったが、事業者は制限開門をしようという腹づもり。これに対し、長崎県は開門してはいけないと強行な対応をしている

石木ダム(長崎県)岩下さん

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○40年前、1972年に「調査だけでも」ということで始まった。3年間、調査した後、私たちに知らせずに国から予算が取れたと報告があった反対同盟を作った。機動隊が導入されたが、1週間、400人で座り込みを行った。切り崩し、軋轢、飲ませ喰わせ色々ある。昨年3月から4ヶ月間、付け替え道路の入り口に座り込みを行って、7月以来、中断している。長崎県は現在、土地収用法に基づく事業認定を行っているが検証、検討をしなさいということで、昨年12月から開いている。長崎県、佐世保市、川棚町で、住民は入れずにやっている。
○そのかわり、私たちの話を聞くということで、私たちは公開討論会として、県は地元の意見を聞く会として、3時間の予定が6時間になったが、県は必要性を主張するだけで、自分たちの言い分しか言わない事業監視委員会が開かれたが継続と国に報告した。私たちは「事業認定」と言えば強制収用が前提だと思うが、県は話し合いのためだと言う。土地を取り上げるための話し合いなのか。県に白紙撤回を求めていきたい。(下写真は石木ダム水没予定地)

リンク 石木川まもり隊、他 

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関連サイト・オススメサイト(構築中)

きとうむらhttp://www.kitomura.jp/(細川内ダムを撤回させた徳島県旧木頭村(きとうそん:現那賀町)が始めたダムにたよらない地域振興)
浦 壮一郎 http://bit.ly/sAVwBM
村山嘉和http://www.river-stones.com/
リバーポリシーネットワーク http://www.mm289.com/RPN/1192/RPN05.html
日本自然保護協会 http://www.nacsj.or.jp/
メコン・ウォッチ http://mekongwatch.org/
FoEJapan http://www.foejapan.org/
WWF http://www.wwf.or.jp/
グリーンピース http://www.greenpeace.org/japan/ja/

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