2009年10月18日 (日)

八ツ場ダム報道、記録、目撃

10月9日、滅多にやらない取材コーディネート&通訳の出張から成田着。
一週間ぶりの日本。喜ばしいニュースが携帯で入り、
荷物を持ったまま「ひゃっほ~~~」と小躍りしたら、
グキっと足首をひねり、捻挫。
全治2週間の松葉杖生活も終わりに近づいてきた。

明日(もう本日)は、
●八ッ場ダムのウソorホント? 徹底検証!緊急集会
http://yanbachiba.blog102.fc2.com/blog-entry-134.html 
日時 10月18日(日)13:30~16:00
会場 コア・いけぶくろ(豊島区民センター:池袋駅徒歩5分)5階音楽室(100人)
資料代 500円 http://www.toshima-mirai.jp/center/a_kumin/
八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会・八ツ場ダムを考える1都5県議会議員の会共催

八ツ場ダム報道の雪崩現象。遅いが記録のために書いておく。

●前原国交相にケンカを売った“都幹部”は建設資材会社の役員
http://yanbachiba.blog102.fc2.com/blog-entry-133.html
日刊ゲンダイ2009年10月9日 ↑記事のあらすじが読める。
●週刊新潮10月22日号(2009/10/15発売)
「八ッ場ダム」中止の陰に「金のなる木」を育てた世人
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/newest/
●SPA! [ 2009年10月20日号]
元祖「脱ダム」田中康夫責任編集~マスコミが報じない八ッ場ダムの意外な真実
http://spa.fusosha.co.jp/weekly/weekly00008949.php 
●八ッ場ダムをストップさせる東京の会の会報№19
http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/tokyo/news19_tokyo.pdf 
この中の岡田幹治さんの寄稿、「政権交代で何を変えるのか」にご注目。
●長野原町を応援しよう!(グリーンピース・ジャパン事務局長のページ)
http://www.greenpeace.or.jp/info/staff/jun.hoshikawa/daylist_html?year=2009&month=9&day=24
●フライデー10/30号(10/16発売)
「総事業費1位はどこ?」「予算オーバー断トツは?」
ふざけるな!「血税食い潰しダム」ワースト39
http://www.bitway.ne.jp/kodansha/friday/scoopengine/index.html 

それから、
●10月9日日テレ「大田総理・・・」に出演した大熊孝新潟大学名誉教授(大熊河川研究室&NPO新潟水辺の会)が、テレビ慣れしていないせいか、実力を発揮していなかったように思います。ここにレポートしていますので、この河川工学者の一面をご参考ください。
○博士論文が八ツ場ダム住民訴訟で物語った真実
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-3f75.html 

それから、以下は、だいぶ前に書いたものですが、問い合わせなどあったものに関連して。古いのであくまでご参考まで。
●最近よくTVに出てくる嶋津暉之さんってどんな人か?
嶋津暉之さん 2004年9月13日
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2004/09/post_7ddb.html
●脱ダムを考える-中止後の処理2005年03月06日
http://www.viva.ne.jp/blog/wonwonatsuko/archives/000657.html 

他にも、今はまだ表に出て「中止万歳!」と叫べない人々、戸惑いつつ変化に対応しようとしている人々、一都五県で身を粉にしてこの問題に日本中に気づいてもらおうと努力してきた無名の人々をきちんと目撃し、書き残せるときに書き残せる形(メディア)で記録し続けたいと思います。

●そんな意味で、10月15日、泣く泣く目撃しそこねたのは、内海ダム(香川県営)を作らないで欲しいと願っている90歳のご婦人が、小豆島から夜行バスに乗って、前原誠司大臣に大臣室で面会した場面。歴史が変わる瞬間が好き。以下は報道。

新内海ダム:反対派、取り消し陳情 前原国交相は「対応検討」 /香川(毎日新聞 2009年10月16日 地方版)
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20091016ddlk37010560000c.html 
新内海ダム 国交相「十分審査する」 反対住民の陳情に回答 「主体は県、範囲内で努力」(2009年10月16日読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20091015-OYT8T01188.htm

歩けるようになったことだし、
来週は、東京、静岡、群馬、秋田、ガシガシ「目撃」「取材」に出かけますよ~。

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2009年10月 3日 (土)

ニセとかヤラセとか

八ツ場ダムのことが簡単に分かる記事が読みたいというのを、八ツ場のことをよく知らない方が言うのを小耳に挟み、そうだよなと思い、先日こちらに「八ツ場ダムの7不思議」を書いたら、回りまわってこちらに紹介されました。

●八ツ場ダム問題、推進派のデータはニセ情報紛れ込む(夕刊フジ10月2日)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20091002/plt0910021202000-n1.htm 

それからついでに、
●八ッ場ダム建設 自称「住民」町議が 中止反対を煽っていた(週刊金曜日10月2日)
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=815 

ここをスクロールダウンしていただくと記事が出てきます。ご当地・群馬県長野原町議会のマスコミで報道されてこなかった対照的な二人の町議、および県議の紹介です。要約しますと、

1.町議会が採択した「八ッ場ダム建設事業の継続を求める意見書」に村八分覚悟で異議申し立てをした町議さん
2.テレビ報道に登場し、「町議」と名乗らずテロップも出ず、あくまで「住民」として「ダム完成は住民の悲願」とコメントし続けている町議さん
.「住民」発議のダム早期完成を求める署名を発案した県議さん

の話。この号では、
「サンルダム「談合の島」北海道で全長8キロの魚道計画」
という記事も載っていますので、大きな書店で、ご参照ください。
http://www.kinyobi.co.jp/consider/consider_newest.php 
この原稿では、官僚OB談合の凄さと学者の利権を暴露しています。
エグイ話です。

まさのあつこ

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2009年9月26日 (土)

八ツ場ダムの7不思議

八ツ場ダムは、半世紀経つ間に必要性を失った(以下2と7)のはもちろん、実は、かなり無理矢理な、自然の摂理に逆らったダムで、いろいろな意味で未来永劫、利子がついてまわる事業です。各自治体の政策決定者とそれを支える職員の方々には、冷静にこの事業の全体像を把握していただきたいと思います。

事業費(4600億円)の利子(国債、地方債の利子)を含めると9000億円に膨れ上がる。それだけに止まらず、以下の3、4、6にかかる事業費はまた別で、さらに他にも隠れたコストがあります。隠れたコストについてはまた書くことにして、今日は、八ツ場ダムの七不思議ということで、まとめてみました。転載歓迎です。

八ツ場ダムの七不思議

1.半世紀が過ぎてもまだできない:八ツ場ダムは特定多目的ダム法に基づく治水、利水を目的とした多目的ダムだが、1952年のダム計画浮上から57年が経過した。ゼロ歳だった人でも57歳になんなんとす。疲れ果てて反対運動の旗を住民が降ろしたのは1992年。それから17年が経ち、総事業予算の7割が消化されたが、事業完成度は2008年度末で付替国道6%、付替県道2%、付替鉄道75%、代替地造成10%など、完成までの道のりは遠い。3000億円強はどこへ消えたのか?

2.東京五輪の渇水に備える事業?!国内外から大勢の人々が集まるオリンピック渇水に備えるためのダム。といっても石原知事が招致を進める2016年五輪ではない。1964年のことだ。東京都の水需要は1975年から減少を始め、日量最大690万トンの供給力に対し、170万トンが余っている。

3.1日53トンの石灰が必要:上流の草津温泉から流れ出る湯は、ダムを作ってもコンクリートが溶けるほどの強酸性。ゆえに一端は計画が頓挫した。しかし、1963年に石灰を投入する「中和工場」を完成させ計画が復活。以来、1日約53トンの石灰が投入され、ダムを作る限りは未来永劫にそれを続ける必要がある。

4.石灰の沈殿物を貯めるダムと土捨て場が必要:石灰の投入でできる中和生成物を沈殿させるために1965年に品木ダムを建設。その沈殿物を浚渫し、捨てにいく新しい土捨て場も未来永劫に必要になる。

5.3人の首相と3人の世襲がガード:ダム予定地(長野原町)を抱える選挙区からは福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三と3首相が出てこの事業を推進。そんな選挙区は他にはない。世襲した福田康夫、中曽根弘文は隣の小選挙区・参議院と群馬県に陣取り、ご当地は小渕優子が後継(敬称略)。前政権を象徴する因果な事業である。

6.ダム湖周辺は浅間山噴火で崩れた山の残骸:1783年の天明の大噴火で泥流死者1538人を出した浅間山。当時、死体が東京湾まで押し流されたことが古文書に残る。その泥流が積もったグサグサの地質に地すべりの大敵である水を貯めることになるのが八ツ場ダム。22箇所の地すべり地が判明しているがコスト縮減のため、2箇所しか対策をしない。さらなる追加対策予算が必要になると反対団体は指摘する。

7.カスリーン台風への効果はゼロ:1947年のカスリーン台風被害が発端の計画だが、同台風が再来しても効果はゼロであることが国会で暴露された。

上記7については「本当か?」と信じがたいと思う人もいると思うので、国会議事録へのリンクと政府答弁を張り付けておきます。その下に、この官僚答弁の読み方解説★もつけておきます。

衆議院予算委員会第八分科会 平成17年02月25日
○国土交通省河川局長清治真人
八ツ場ダムにつきましては、吾妻川という支川に建設されるダムでございますが、その流域にたくさんの雨が降る場合とそうでない場合とがあるわけでございまして、カスリン台風のときのような雨の降り方においては、八ツ場ダムの効果というのは、八斗島地点について大きいものは期待できないというふうに計算結果も出ております。
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=28858&SAVED_RID=1&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=9&DOC_ID=778&DPAGE=1&DTOTAL=1&DPOS=1&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=28872
★実は「大きいものは期待できない」どころか、ゼロだったのが暴露されたのが以下。

○塩川鉄也議員の突っ込み
カスリン台風洪水に対応しての八ツ場ダムの洪水調節効果はゼロなんですよね
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=28858&SAVED_RID=1&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=9&DOC_ID=778&DPAGE=1&DTOTAL=1&DPOS=1&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=28872 

○反論できない国土交通省河川局長清治真人
今御指摘のありましたようなダムの効果でありますとか、それから、これからダムがどのくらい必要になるのか、こういうようなこともあわせて検討してまいる所存でございます。
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=28858&SAVED_RID=1&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=9&DOC_ID=778&DPAGE=1&DTOTAL=1&DPOS=1&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=28872 
★反論できないとき、官僚は認めずに、話をまるめて、逸らして、ゴックンと飲み込んで分からなくしてしまう。

まさのあつこ

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2009年9月24日 (木)

天に唾する群馬県の大沢知事

八ツ場ダムについては、石原知事に限らず、
不勉強で変なことを言う知事が続出する。

今日は、群馬県知事の八ツ場ダム発言にスポットを当てます。
先日、県議会でも発言し、本日、TVでも流れていた。
ここでも見ることが出来る。↓
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00163461.html 

大沢正明群馬県知事の発言。
「一方的に中止すると言われても、納得できない」というもの。

しかし、実は、群馬県こそは
水没予定地住民に約束をしてきた生活再建案を
一方的に変更・中止してきた張本人です。

それを忘れているのか、政権(知事)交代で、
これまでの知事や「自分」が何をやってきたのか大沢知事は知らないのか・・・。

長野原町(ながのはらまち)にとって、群馬県は、国や下流都県への窓口だった。
だから、実は、長野原町の人々は、下流都県の状況をきちんと知らされていない。
だから、「大渇水だから必要だ」という都知事の言葉 を鵜呑みにしていてこちらがビックリする。自分の生まれ育った土地が何を理由に沈むのかは、沈められるのは嫌だった人々にとっては、頭で理解をする道理はない。それでも公職についている方でもそうだと分かって先日ビックリした。

群馬県から水没住民達への最初の約束
昭和55年(1980年)、長野原町に対しては、群馬県と建設省(当時)が地域居住計画を作り、それに基づいて、生活再建案を示した。

その案の中には、下流都県から資金を出させて、「利根川・荒川水源地域対策基金」を作り、そのお金で「振興公社」を作るという案があった。「雇用」の場を創出することを目的として、それを県が運営し、維持管理をしていくという「約束」だったのだ。県が下流都県を代表して窓口として町に対し、そう「約束」したのだ。

群馬県の約束違反 その1
ところが、平成4年(1992年)、その約束は変わった。
下流都県では、時間も経って、現地の状況も、経済状況も変わってきたということを理由に、「振興公社」(が作るハコモノ)を作って維持管理する金は出すから、その運営は町がやって欲しいということになった。再建案を見直して、実状に合ったものにすることにしたと下流都県の考え方を群馬県が伝えた。最初の約束違反だ。

群馬県の約束違反 その2
約束違反はそれでは終わらなかった。2009年1月、政権交代の前である。時間も経って、現地の状況も、経済状況も、人口も変わってきたことを理由に、今度は、「振興公社」(が作るハコモノ)を作る金は出すが、維持管理の金はでない、人も出せない、町が自己責任でやってくれという話に変わった。

時間も経って、現地の状況も、経済状況も、人口も変わってきたことを理由に、雇用創出の場として、一都五県が約束してきたことを、県は、あたかも子どもの使いのように、無責任に、二度もその約束を破った。

それを棚に上げて、「時間も経って、現地の状況も、経済状況も、人口も変わってきた」ということにもう一つだけ「政権も変わった」という状況であることを、大沢群馬県知事はどう認識しているのだろうか?もの凄く不思議である。非見識なのか、確信犯なのか、不勉強で官僚任せの政治家の典型なのか。

群馬県が長野原町につげて「振興公社」を事実上、中止した張本人でありながら、その責任の重さを振り返ることも反省することもなく、さらには総選挙によって「政権も変わった」という、たった一つだけ加わった、しかし重要な意味を考えることもなく、「一方的に中止すると言われても、納得できない」と、群馬県知事が「どの口で言うのかね」とテレビにつぶやきたくなったのは私だけではないはずだ。

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2009年9月22日 (火)

石原知事の『7割できていて』と完成率のミスマッチ

私自身がここでミスリードしてしまっただろうが(申し訳ない)、
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/files/yamba_project.doc
国交省が見せている「事業進捗率」とは予算の話。

以下で石原知事が言うような「大体7割できていて」論は誤りだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
9月11日【石原東京都知事】
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/TEXT/2009/090911.htm 
もう、大体7割できてきて、あとダムそのものをつくるか、つくらないかって、全部疎開したわけでしょう。道路も鉄道も全部つけかえて、幾ら工費がかかったか、べらぼうなものでしょう。これは、私は、ちょっと中止するという案件にしちゃ、いささか問題があると思いますな。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「7割」には契約が済んだだけのもの、未完工部分を含んでいる。
つまり7割のカネの使い道は決まっているが、工事は進んでいない。
よく報道に使われる十字架のような橋脚。
あれだけ見ても7割完成ではない。

正確にはここをご参照ください。
http://yamba-net.org/modules/problem/index.php?content_id=22#02
八ツ場あしたの会の調べにより、完成率は
国道6%、付替県道2%、付替鉄道75%。

現在のところ工期は2015年、事業予算は4600億円。予算執行の観点から進捗はしていても、肝心の完成率がまだこの程度では、先は長いということを示しています。増額延長されることを考えれば、現時点での中止は、一都五県にとっても考慮すべき選択肢であるはずです。

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石原知事の『大渇水論』と八ツ場のミスマッチ

都官僚の説明を鵜呑みにしているらしい都知事発言について書いておきます。長野原町でダムが必要と言う方の根拠が「石原知事が大渇水に必要だと言うから」というのがありましたので。

石原東京都知事「日本だってですね、いつですな、どういう干ばつにさらされるかわからない」(2009年9月4日記者会見)http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/TEXT/2009/090904.htm

ところが事実は違う。

【その1】八ツ場ダムの計画の目標は石原知事がいう「いつどういうとき」の「干ばつ」でも耐えられるよう設計されているダムではない。東京都水道局のウェブサイトにも出ています。どの程度を想定しているかと言えば、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[水源開発における利水安全度について]
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/water/jigyo/step21/03.html
(建設省河川局開発課「主要地域が水道水源を依存している河川のダム等の現況利水安全度について」より抜粋)

我が国における水資源の確保は、基本的に10年に1回程度発生する規模の渇水時でも安定的に取水できることを計画目標として、将来の水需要の増加に対してダム等の整備を行ってきています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大渇水ではなく、目標自体が10年に1回。そして、

【その2】
では、10年でどれぐらいの渇水が起きているかと言えば東京都水道局の資料がここにある。
「頻発する渇水」というスポーツ新聞なみの小見出しで大袈裟に広報しているが、実際におきているのは「取水制限」。
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/water/jigyo/step21/data/step12.jpg
見てのとおり、取水制限が1日もない年が大半で断水はなし。
あるのは、自主節水(5%)~取水制限(30%)で、断水ではない。
5%から30%、大切に水を使うことでしのげている。
それでは取水制限は1年で何日だったのかと思いきや、
上記のグラフでは日数にわざわざ給水制限率をかけて、普通の人には分からない数に細工している。数字の操作で事実を分かりにくくしているとも言えます。

コンビニにいけば多用な種類のウォーターボトルが販売されているように、良くも悪くも飲料水が手にはいらずに死ぬという砂漠のど真ん中のような事態はない。逆に、水が少ない国々では、日本企業による優れた「膜」の技術で、汚水すら処理して飲める時代です。

上流のダムで貯めて、下流で取水する権利を買う、明治時代から持つ古い水利権(慣行水利権)を優先し、ダムを作らなければ新しい水の権利がひねり出せないという旧来の水利権行政を転換すればそれだけで確保できる水もある。東京都は1都5県の先頭に立って転換を突き上げていかなければならない自治体ではないでしょうか。

それにはまず、八ツ場ダムにおける東京都の受ける「恩恵」が、既存施設の能力に対してどれぐらいのものか、現実を自分の職員に腹を割らせて聞く必要があるのではないでしょうか。

ちなみに、八ツ場あしたの会の嶋津暉之さんの調べにより、八ツ場ダムで貯める利水分は、利根川全体の水の5%に過ぎません。
http://yamba-net.org/modules/problem/index.php?content_id=22#04

単純に考えても、50秒蛇口をひねるとしたら、全員が45秒で止めれば、捻り出せる計算です。

優秀な水行政官僚により、日本はすでに高度成長を乗り切って、これからの時代はまた違う局面を迎えています。

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水没予定地の生活再建

9月17日、長野原町議会の取材に行きました。
八ツ場ダム中止は、二つの大きな局面をかかえています。
ひとつは「ダム工事の中止」。ひとつは「生活再建」。

閉会後に個別取材を開始。
ある一人の議員に、生活再建について話が及んだとき

「ダム湖畔での生活再建が国の約束だった」と繰り返す町議さんに、思わず「でも、いままで散々、国に騙されてきたんじゃないんですか?」と聞いてしまった。「工期延長だって補償交渉だって、約束されてきたことを反故にされて、何度も悔しい思いをしたんじゃないんですか?」

本音を知りたいと質問を繰り返すうち、質問が反論になってしまった。申し訳なかった。

それから3~5分、「私たちの57年をどう考えるんだ」と言うのを含めて、怒りの言葉を浴び続けることになった。逆質問に答え、その答えを遮られながら、「そんな程度の言葉しか持たずに長野原に来るな~~~~」と怒鳴られた。

以前、一度だけ、八ツ場ダムのことではないけれども自民党国会議員に恫喝された経験を思い出し、「大きな声」にはたった一度で免疫ができ(本当は2回で今回は3回目だ)、心臓に毛の生えてしまった自分を申し訳なく思いながら、町議の怒りを受け止めた。

長年の抵抗の末に推進を受け入れ、諦めて気持ちを切り替えた後に、今度は政権交代によって中止。積極的推進派にせよ、諦めの末の推進派にせよ、内心の反対派にせよ、心の置き場が宙に浮いたことは間違いない。

国の方針の急変(政権交代による変化)への言葉や理屈ではない反応はもっとも。「そうですね。本当にそうですね」と胸に手をあてて気持ちを受け止めた。部屋の外にいた人が大声に気づいて近づいてきたが、助け船が要るのかいらないのか見定めるように、やりとりを黙って見ていてくれた。最後は「じゃぁまたいらっしゃい」と素に戻られた町議さんの背中を無言で一緒に見送った。

町役場の駐車場で、運転席に座ってドアを開けたまま取材メモを作っていたら、その町議さんが通り、「お疲れさまでした~」と声をかけたら、「またいらっしゃい」と再び、横顔でほほえみ、後ろ姿を見せながら手を振ってくれた。

またお邪魔します。
帰ってきて気づいた。冷静だったつもりが、写真を撮り忘れた。

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みんなの八ツ場パーフェクトガイド

9月17日に長野原議会(9月定例会の最終日)が開かれたので、歴史に残るであろうひとつのプロセスの目撃者となるべく、取材に行ってきました。

その前に、今日はここで、八ツ場ダムのことをよく知らない方が、「この問題ってどうなの?」と知りたい場合の情報のありかを提供します。それと、先日、国交省記者クラブで釈迦に説法してきたこと(つまり八ツ場ダム事業そのものを越えて、日本社会全体として八ツ場ダム事業をやめなければならない理由など)の報告。

●「八ッ場ダム問題のこれから」嶋津暉之 (「水源開発問題全国連絡会」代表)
http://www.iwanami.co.jp/sekai/岩波書店「世界」10月号
八ツ場ダムの発端から現在まで、八ツ場ダムのことが最も分かる
●八ッ場ダムについて流されている情報の誤りについて(八ツ場あしたの会)
http://yamba-net.org/modules/problem/index.php?content_id=22
「その報道、間違ってますよ」と情報を正すための情報
●「公約」と「口約」: きっこのブログ
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/09/post-e895.html
上記をしっかり読み込んで、きっこの口調で噛み砕いている。
●地元対話「真摯に聞く」2009年09月19日
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000580909190001
現在の前原誠二国土交通大臣のスタンスがわかる。
●09政権交代 八ッ場ダム中止を問う (2009年9月20日朝日新聞オピニオン欄)
公共事業見直すモデルに  大河原雅子さん 民主党参院議員
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=680
民主党の考え方がわかる。

●国交省記者クラブで釈迦に説法
「『ダムが中止されれば生活再建もなくなる』かのような不安と誤解を煽る報道が気になる。この問題を執筆してきた者として5分時間をいただいた。政権交代をした今の局面で、『報道』が『権力の一角』として報じるべきことは、これまでの公共事業のあり方の総括ではないか?釈迦に説法ですがペーパーを用意してきました」と、これ→「result_of_ldps_public_works.doc」をダウンロードを5分で解説した。

上記「八ッ場ダムについて流されている情報の誤りについて」を「八ツ場あしたの会」等が記者レクすると聞き、「5分下さい」とお願いをして時間をもらったもの。

中身は「未来世代にとって八ツ場ダムは必要か」(岩波書店世界2008年4月号)からの再掲データです。

ついでに、このままもし八ツ場ダムを作るとどうなるのかというのは、「ダムと地すべりに浪費される巨費」岩波書店 世界2008年12月号にまとめています。これは、「地震の牧尾ダムから八ツ場ダムへの警告」(週刊金曜日2004年6月25日号)や岩波ブックレット「八ッ場ダムは止まるか-首都圏最後の巨大ダム計画」(2005年2月)の第4章「浅間山の下流にダムを造るとどうなるか」などの取材を通して、各地のダム湖が地すべり等によってネバーエンディング工事に陥っていることや、地震でダム湖に大被害がおきて使い物にならなくなっている先例を凝縮してまとめたものです。その後も先例は積み重なりつつありますが。いつか、各地の様子を写真で紹介したいと思っています。

民主党の新国土交通大臣は公約通り、中止を明言したので、古いものをスクラップしながら、新しいあり方を模索していく方向に、私自身、転換していくつもりです。

●ちなみに

八ツ場ダムをストップさせる埼玉の会
http://yambasaitama.blog38.fc2.com/
八ツ場ダムをストップさせる千葉の会
http://yanbachiba.blog102.fc2.com/
にも多くの情報が満載です。

お、いつの間にこんなものが!? 千葉の会、凄い!早い!きれい!

●みんなの八ツ場パーフェクトガイド
http://yanbachiba.web.fc2.com/yambaexp090915.pdf

森田・千葉県知事にも読んで愚直に勉強していただき、下流県の知事として、長野原町の水没予定地の方の生活再建への協力へと頭を切り換えていただけるとよいのですが。

そんなわけで、タイトルでパクらせていただきました。

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2009年9月 9日 (水)

八ツ場ダム予定地から声が向けられている先

政権交代の象徴的な「絵」として
八ツ場ダム予定地である川原湯温泉の人々の声が拾い上げられ始めた。
  (予定地は川原湯温泉以外も含んでいるのだが)
 住民にとっては、進むも地獄、止めるも地獄。
 表だって声を出せない人々、声に出さざるを得ない人々、
 声に出したところですべてを語り尽くせない人々、
 もううんざりして当然の「異常な」57年が過ぎた。

取り上げている側は、さぁ、民主党、どうすると迫っているつもりなのだろうが
実は、とてもよい機会なので、
東京で報道している側も、1都5県の住民であれば、
受益者であり、納税者であり、これまで群馬県の山奥のこととして、
ひとごとであり、まったく「無関心」であり、
為政者に「お任せ」していたことにも、気持ちを向けて欲しいと思う。

八ツ場ダム予定地の人々の声は、
「ダム問題」は山奥の話、自分とは関係がないと思っていた全国の視聴者にも
こうして書いている私にも向けられている。

「お任せ」したために、私たちは、見ず知らずの人々を、
自分たちが払っている税金によって
吉田茂(麻生総理のお祖父さんですよ)内閣の元で着手された
高度成長も人口増加も終わり、必要性を失った事業で

57年もの間、苦しめることになってしまった。

前のコマで、
「過去の進捗、予算配分状況から判断すると、2015年までには終わらない」
と書きましたので、その根拠として、ダム事業は1年でどれぐらい進捗するものか、
国交省のデータを切り張りしました。「yamba_project.doc」をダウンロード

ダウンロードして見てください。↑
マスコミの方は、ぜひ、その中の出典にもあたってください。
(平成19年12月21日関東地整局事業評価監視委員会 資料P.12)
(平成21年2月24日関東地整局事業評価監視委員会 資料P.13)

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政権交代と石原都知事

政権交代10日目。
民主党の公約で中止が決定的となった川辺川ダムと八ツ場ダムのうち、
特に八ツ場ダムについて、
混乱したままの不正確で無責任な情報が、知事や市長、マスコミという
責任ある立場の人々から垂れ流され続けてきた。

これに対し、八ツ場あしたの会などが、これまでの地道な情報収集をもとに
冷静に対処している。たとえば、

●東京都知事発言から一人歩きする「返還金額」について(9月4日)
http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=874
●群馬県藤岡市長による「暫定水利権の消失」について(9月5日)
http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=876

気になって、石原都知事の9月4日の記者会見模様をチェック。
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/kako21.htm

記者が「国交省が八ツ場ダムの入札を延期すると発表したが」と質問
都知事は「大方、工事は進んで、ダムを築いて水を貯めるところまで来ている」と返事。

ところが、
地域は、半世紀をかけて見かけも人間関係もズタズタになっているが
ダムは、築くところにまでは到っていない。

2001年に工期延長、2004年に事業費倍増で4600億円に、
2008年に工期延長と繰り返し、現在、2015年完成予定となっているが、
地域再建も住民移転も川原湯温泉の移転もまだなのはもちろん
道路も鉄道も未完成で、土地買収も完了していない。

国土交通省自らが明らかにしているデータがそのことを明確に表している。

Yamba_2

(進捗率の図が私のテク不足で小さいので、抜き書きすると)
用地所得(456ha) --77%(349ha)
家屋移転(470世帯)--73%(345世帯)
代替地造成  --5地区で整備中
付替鉄道(10.4km)-- 83%(8.6km)
付替国道、付替県道(22.8km)-- 59%(13.5km)
データ本体及び関連工事 仮排水トンネル(H.19着手)
                基礎掘削→コンクリート打設→試験湛水(未着手)
http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/office2/jigyohyoka/pdf/h20/03siryo/siryo1-2.pdf
(平成21年2月24日関東地整局事業評価監視委員会 資料P.13)

都知事の言う「ダムを築いて水を貯める」までには、
用地取得、家屋移転、代替地造成、代替鉄道・国道・県道建設が
すべて完了している必要がある。
過去の進捗、予算配分状況から判断すると、ダムを築いて水を貯めるという状況ではなく、2015年までに終わらず、さらなる延期、増額を繰り返す可能性が高い。

重要な局面において、知事ともあろう人が
「中止なら返還」を求めると豪語する国直轄負担金が
どのように使われてきたのか、データを見ることもなく、
「水を貯めるところまで来ている」と言うのは、あまりにも無責任過ぎるのではないか。

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2009年8月16日 (日)

有権者による選挙運動(東京編)

政党別・茨城編千葉編群馬編埼玉編栃木編に続き、東京編です。

「八ッ場ダムをストップさせる東京の会」からも、「2009年衆議院議員選挙 東京小選挙区立候補予定者アンケート結果ご報告」が届いています。

東京小選挙区全25区の立候補予定者75名に送り、36名から得た回答で、ダム事業を建設するべき、としたのは自民党の1名のみ。「回答の有無も含め、投票の参考にしていただければ」とのこと。

<回答者氏名>(敬称略)
○共産党(25名中24名) 冨田なおき、中島つかね、沢田英次、渋谷要、宮本栄、佐藤なおき、太田のりおき、沢田俊史、山本としえ、とくとめ道信、池内さおり、 渡辺修次、伊藤文雄、吉田としお、かわい恭一、新井杉生、小泉たみじ、清水あきお、池田真理子、星あつまろ、吉岡正史、古橋よしやす、 長谷川あきら、鈴木おさむ
○民主党(22名中11名) 海江田万里、中山よしかつ、手塚よしお、初鹿明博、早川久美子、菅直人、長島昭久、山花郁夫、くしぶち万里、阿久津幸彦、末松義規 ○社民党(1名中1名) 保坂のぶと
○新党日本(1名中1名) 有田芳生
○自民党(24名中1名) 下村博文
○公明党(1名中ゼロ名)
○国民新党(1名中ゼロ名)

◆候補者ごとの回答はこの7~9頁めの表へ「tokyo_lower_house_yamba_questionnaire_result.pdf」をダウンロード

設問の前提(一部抜粋)
・総事業費約5846億円(起債利息を除く)のうち、東京都の負担分は約848億円。
・東京では水需要が減少の一途を辿り、水余りの状況が年々顕著。近い将来には人口も減少傾向に変わりますので、東京都の水行政のあり方を根本から見直す必要がある。
・100年に1度といわれる大不況が進行し、税収難が予測される状況で、不要な支出の削減は緊要の課題。

◆設問
1.(八ッ場ダムへの関心度について)《単一選択》
  あなたは八ッ場ダム建設事業に関心がありますか。
2.(八ッ場ダム建設事業への意見)《単一選択》
  進行中の八ッ場ダム建設事業へのあなたのご意見をお聞かせください。
3.(設問2でイ答えた建設反対の方へ)《複数選択可》
  八ッ場ダム建設反対の理由をお答えください。
4.(設問2でロと答えた建設賛成の方へ)《複数選択可》
  八ッ場ダム建設賛成の理由をお答えください。
5.(ダム中止後の地元再建について)《複数選択可》
  1952年(昭和27年)のダム調査開始以降、八ッ場ダム予定地の住民は、ダム問題に翻弄され、経済的にも精神的にも疲弊し、地域社会は崩壊の危機に立たされています。将来展望が無いために、川原湯温泉旅館は減り続け、地区外への転出が急速に進んでいます。住民はこうした状況の中で生活再建ができるのか不安に思っています。公共事業の是非を冷静に判断するためには、事業中止後の生活再建を支援する法律が必要です。ダムが中止されることになった場合、地元住民にとってどのような手当が必要でしょうか。
6.(東京都の地下水問題について)《複数選択》
  多摩地域では水道水源の3割を地下水に依存しています。地盤沈下は沈静化しており、水質が良好ですので、現状程度の地下水を水道水源として使い続けることは問題ありません。しかし、都は使用している地下水を地盤沈下と地下水汚染を理由に、水道水源として全面放棄しようとしています。身近にある安価でおいしい水を放棄し、八ッ場ダムによって遠くからコストの高い水を獲得しようとしています。このことについて、どのようにお考えでしょうか。

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有権者による選挙運動(栃木編)

政党別・茨城編千葉編群馬編 埼玉編に続き栃木編です。

すでに人口が減り始めている栃木県は、八ツ場ダムの他に、南摩ダム、湯西川ダムというダム事業を足下に抱え、首都圏の惰性に満ちた水政策のしわ寄せが最も大きく来ている県です。

そんなわけで、以下は、南摩ダム(思川開発)、湯西川ダム、八ッ場ダム事業の中止を求めて活動している市民団体として、「ムダなダムをストップさせる栃木の会」(事務局長 伊藤 武晴)が衆議院議員選挙立候補予定者へ対し行ったアンケート結果です。

設問の前提として、「ムダなダムをストップさせる栃木の会」がまとめた3ダムの問題点として

1.必要性への疑問
(1) 利水面: 栃木県水道の給水量は2000年代になってから確実な減少傾向になっています。節水機器の今後の普及と、将来人口の減少を考えれば、栃木県水道の給水量がこれからも減少していくことは必至です。
(2)治水面:南摩ダム、湯西川ダム、八ッ場ダムとも治水上の役割がわずかなものであることが明らかになっています。

2.三つのダムがもたらすもの
(1)三つのダムはいずれもかけがえのない自然に大きなダメージを与えます。
(2)八ッ場ダム予定地は地質が脆弱なので、貯水池の周辺で地すべりを起きることが予想されます。

3.県民の巨額の費用負担
三ダムの総事業費10,094億円のうち、栃木県全体の負担額は約496億円にも上り、起債の利息も含めると、県民の総負担額は約740億円にもなります。

が掲げられ、質問が述べられています。

設問の全容はこちらhttp://www.yamba.jpn.org/0908/tochigiq.pdf
ダイジェストは以下

Ⅰ 思川開発(南摩ダム)に関して
 1.(思川開発への関心度について)《単一選択》
   あなたは思川開発事業に関心がありますか。
 2.(思川開発事業への意見)《単一選択》
   進行中の思川開発事業へのあなたのご意見をお聞かせください。
 3.(設問2でイと答えた建設反対の方へ)《複数選択可》
    思川開発反対の理由をお答えください。
 4.(設問2でロと答えた建設賛成の方へ)《複数選択可》

Ⅱ 湯西川ダムに関して
 1.(油西川ダムへの関心度について)《単一選択》
  あなたは湯西川ダム建設事業に関心がありますか。
 2.(油西川ダム建設事業への意見)《単一選択》
  進行中の湯西川ダム建設事業へのあなたのご意見をお聞かせください。
 3.(設問2でイと答えた建設反対の方へ)《複数選択可》
  湯西川ダム建設反対の理由をお答えください。
 4.(設問2でロと答えた建設賛成の方へ)《複数選択可》
  湯西川ダム建設賛成の理由をお答えください。

Ⅲ 八ッ場ダムに関して
 1.(八ッ場ダムへの関心度について)《単一選択》
  あなたは八ッ場ダム建設事業に関心がありますか。
 2.(八ッ場ダム建設事業への意見)《単一選択》
  進行中の八ッ場ダム建設事業へのあなたのご意見をお聞かせください。
 3.(設問2でイと答えた建設反対の方へ)《複数選択可》
  八ッ場ダム建設反対の理由をお答えください。
 4.(設問2でロと答えた建設賛成の方へ)《複数選択可》
  八ッ場ダム建設賛成の理由をお答えください。
 5.(ダム中止後の地元再建について)《複数選択可》
  1952年(昭和27年)のダム調査開始以降、八ッ場ダム予定地の住民は、ダム問題に翻弄され、経済的にも精神的にも疲弊し、地域社会は崩壊の危機に立たされています。将来展望が無いために、川原湯温泉の旅館は減り続け、地区外への転出が急速に進んでいます。住民はこうした状況の中で生活再建ができるのか不安に思っています。公共事業の是非を冷静に判断するためには、事業中止後の生活再建を支援する法律が必要です。
ダムが中止されることになった場合、地元住民にとってどのような手当が必要でしょうか。

◆回答結果全体はこちら
http://www.yamba.jpn.org/0908/tochigi.pdf

〈まさの感想〉
この結果から、渡辺喜美氏が「無回答」というのは気になります。どうなんですか、渡辺さん。元大蔵大臣経験者のムスコとして。かつてオヤジがつけた予算でも見直しが当然でしょう?船田元が思川開発(南魔ダム)中止すべき、と回答したことも、そのために彼は今まで与党の中で何を実際にやってきたのかが、気になります。

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有権者による選挙運動(埼玉編)

政党別・茨城編千葉編群馬編に続き埼玉編です。

「八ツ場ダムをストップさせる埼玉の会」からも
http://yambasaitama.blog38.fc2.com/blog-entry-67.html 
「2009年衆議院議員選挙 埼玉立候補予定者アンケート結果ご報告」が届いています。
「回答をいただいた候補者は全員八ツ場ダムに反対の立場でした」とのこと。

◆民主党6名 
 枝野幸男 小宮山泰子 本多平直 細川律夫 中野譲 五十嵐文彦 小野塚勝俊
◆社民党2名 
 日森文尋 松沢悦子
◆共産党7名 
 伊藤岳 村岡正嗣 桜井晴子 長沼ちね 塩川鉄也 村主明子 綾部澄子

質問事項は以下の通り
1.八ツ場ダム建設事業に関心がありますか
2.ご意見はどれですか  
3.八ツ場ダム反対の理由は  
4.ダム中止後の地元再建について必要と思われることは

◆個々の候補者による回答はこちらにGO!
http://yambasaitama.web.fc2.com/pdf/200908/0830-3.pdf 

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有権者による選挙運動(群馬編)

政党別・茨城編千葉編に続き、群馬です。

八ッ場ダムをストップさせる群馬の会(代表:浦野稔さん、事務局:鈴木庸さん)よりのお知らせ。「政権選択がテーマになりますが、八ッ場ダム事業は無駄な公共事業の象徴として民主党、日本共産党、社会民主党などがマニフェストで「中止」を掲げており、群馬県においても重要な争点になる」「主権者の判断材料のひとつとなれば」とのスタンスで実施。

■アンケート実施(郵送):7月23日
■実施対象者:事務局にて立候補予定を確認できた方々18名
■アンケート回答者:9名
 民主党:宮崎岳志、石関たかし、柿沼正明、三宅雪子、中島政希 社民党:土屋富久
 日本共産党:酒井宏明  幸福実現党:蜂須豊、生方秀幸
■アンケート無回答者:9名
 自由民主党:尾身幸次、笹川尭、谷津義男、福田康夫、小渕優子 
 無所属:山田晶 幸福実現党:滝崎明彦、石見泰介、森田貴行

そのままを抜粋します。

設問:該当項目を選択し、○を記入し、ご返送ください。
《単一選択》では該当する1項目のみを、《複数選択可》ではいくつでも選択してください。

1.(八ッ場ダムへの関心度について)《単一選択》
あなたは八ッ場ダム建設事業に関心がありますか。

イ 関心をもっている    
ロ 関心がない   
ハ 事実を知らない
■回答:イ 全員

2.(八ッ場ダム建設事業への意見)《単一選択》
進行中の八ッ場ダム建設事業へのあなたのご意見をお聞かせください。

イ 八ッ場ダム事業は中止すべきだ  
ロ 八ッ場ダムは建設すべきだ  
ハ どちらか判断つかない
■回答:イ 民主党(5人)、社民党(1人)、共産党(1人) ロ 幸福実現党(2人) 

3.(設問2でイと答えた建設反対の方へ)《複数選択可》
八ッ場ダム建設反対の理由をお答えください。
イ 水需要が減っていく時代になったので、八ッ場ダムの水源は必要ない
ロ 八ッ場ダムは洪水を防ぐ役には立たない
ハ 脆弱な地盤にダムを建設すると災害の危険性がある
ニ 吾妻渓谷などの自然環境を破壊する
ホ ダム予定地の地域社会を崩壊させる
ヘ 税金の無駄づかい   
ト その他
■回答:宮崎岳志 イ、ロ、ニ、 石関たかし イ、へ、 柿沼正明 イ、ロ、ヘ、 
三宅雪子イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、  中島政希 イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、  
土屋富久 イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、  酒井宏明  イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、

4.(設問2でロと答えた建設賛成の方へ)《複数選択可》
八ッ場ダム建設賛成の理由をお答えください。

イ 水道水源確保のために八ッ場ダムが必要
ロ 治水(利根川の氾濫防止)のために八ッ場ダムが必要
ハ 地元住民の生活再建のために八ッ場ダム事業を中止すべきでない
ニ 景気対策のためには八ッ場ダム建設工事を続行すべき
ホ その他
■回答:蜂須豊 イ(人口3億人政策をとり、日本を世界NO.1の国にします。水資源の確保は必要です。ただし、もう一度再調査しないと計画通りの形で造っていいのかはわかりません)
生方秀幸  イ、ロ、ハ、ニ、

5.(ダム中止後の地元再建について)《複数選択可》
1952年(昭和27年)のダム調査開始以降、八ッ場ダム予定地の住民は、ダム問題に翻弄され、経済的にも精神的にも疲弊し、地域社会は崩壊の危機に立たされています。将来展望が無いために、川原湯温泉旅館は減り続け、地区外への転出が急速に進んでいます。住民はこうした状況の中で生活再建ができるのか不安に思っています。公共事業の是非を冷静に判断するためには、事業中止後の生活再建を支援する法律が必要です。ダムが中止されることになった場合、地元住民にとってどのような手当が必要でしょうか。

イ 地元住民を中心とした新たな地域再建計画
ロ 地域再建事業への国と6都県の費用負担
ハ 地元住民への生活再建支援金(個別補償)
ニ 地元住民への精神的補償
ホ その他
■回答: 宮崎岳志 イ、ロ、ハ、  石関たかし イ、  柿沼正明 イ、ロ、ハ、ニ、 
三宅雪子イ、ロ、ハ、ニ、  中島政希 イ、ハ、   土屋富久 イ、ロ、ハ、 
酒井宏明  イ、ロ、ハ、ニ、 蜂須豊ホ、(残念ながら失った時間を取り戻すことはできません。未来に希望のもてる対策と政策を考えます。)

<群馬の会の感想>
・自民党の候補者からは全員回答がありませんでした。以前は自民党として一括で回答をいただいたこともありますが、今回は無視してもいい事案ととらえられたのか、忙しすぎて対応ができなかったのでしょうか。
・お忙しいなかご回答いただいた候補者の方々に感謝申し上げます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

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有権者による選挙運動(千葉編)

有権者による選挙運動、前回は、八ツ場あしたの会による全政党と
「八ッ場ダムをストップさせる茨城の会」編でしたが、今度は千葉です。

「八ッ場ダムをストップさせる千葉の会」が
http://yanbachiba.blog102.fc2.com/
8月30日の衆院選挙立候補予定者、
千葉県選挙区の45名の方々に公開質問状を提出。
回答結果が送られてきました。

●アンケート内容と回答詳細(各候補者ごと)はこちら
http://blog-imgs-15-origin.fc2.com/y/a/n/yanbachiba/senkyo2009yanba.gif

「八ッ場ダム事業は、千葉県にとって不要であり、
危機的な県財政にとって見過ごすことの出来ない財政負担」とのスタンス
で行われたアンケートです。

●回答率
民主党は 13名中12名で 92.3%   
自民党は 13名中 8名で  61.5%   (6名が「回答しない」との回答)
共産党は  5名中 5名で 100 %  
社民党は  1名中 1名で 100 %
幸福実現党は13名中0名で 0 %

●アンケートを実施して(千葉の会の感想)
実質的な選挙運動に入っている期間にアンケートをさせていただいたが、回答率81%(幸福実現党を除く)の回答は、八ッ場建設事業に対する高い関心がうかがえ、私たちの運動がこの結果をもたらしたものと理解したい。
 政党による回答率の偏りが顕著にみられるが、幸福実現党の回答者ゼロは論外として、自民党の皆さんも有権者からのこのような問いかけの機会に積極的に対応されて、新しい政治を目指す姿勢を示していただきたいものである。

●質問1から5までのダイジェストがこちらに分かりやすくまとめられているので
GO!http://yanbachiba.blog102.fc2.com/blog-entry-110.html

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2009年8月11日 (火)

有権者による選挙運動(政党、茨城編)少々追加

(8月16日、茨城の★の部分、更新・追加しました)

衆院選を前に、各地で各種のアンケートをやっている。
八ツ場ダムも。以下、その紹介です。

●その1●2009年8月6日
八ッ場ダム事業に関するアンケート集計
八ッ場ダムをストップさせる茨城の会

【まさのの勝手な感想&勝手な解説】
アンケートを読んで改めて驚愕。
・茨城県は、現在でもすでに水道用水に換算して日量200万人の水を余らせている。
・茨城県の現在の人口は297万人だから、もう一県分を養える水を持っている。
・それなのに、さらにこれから、霞ヶ浦導水、八ッ場ダム、思川開発、湯西川ダムの水を得る計画。
・こんなものに、県民負担は、起債利息含めて1900億円。
・アンケートは3つあり、
1.このようなメチャクチャな茨城の水源開発に対し、撤退すべきかどうかをズバリ、衆院選候補者に聞いている。
それがこれ→「ibaraki_water_resource_development_questionnaire.doc」をダウンロード
2.このようなメチャクチャな茨城の水源開発に対し、衆院選と同日に行われる茨城県知事候補に聞いている
それがこれ→「ibaraki_governer_questionnaireresult.doc」をダウンロード
3.八ツ場ダム事業自体について衆院選候補者に聞いている。
それがこれ→更新しました★。「rev_ibaraki_lower_house_yamba_questionnaire_result.doc」をダウンロード

【3のリリースから勝手に抜粋】
■アンケートを省みて
 多忙を極める選挙運動の最中アンケートを求めることは甚だ迷惑なことと、心中詫びながら実施した。回答に手間を掛けぬように切手を貼った返信封筒を同封し、FAXでも受付ける形をとった。事実、候補予定者には多数のアンケートが舞込み大いに混乱した由、後日知ることとなった。マニフェスト選挙なるが故のものなのだろうか。いずれにしても回答くださった7人の候補予定者には感謝申し上げる。
 回答された日本共産党の田谷たけお、民主党の福島伸享、大島章宏、柳田和己、高野 守の各氏は、それぞれの党が「八ッ場ダム中止」をマニフェストに掲げるだけに、実態を把握された上での回答になった。幸福実現党の中村のぶたけ、野口航太の2氏は、現時点では八ッ場ダムへの関心に留まり、理解・判断はこれからのことだろう。
 無回答者は多忙なるが故に手が回らなかったと思いたいが、野党の民主党は7人中4人が回答しているのに比べ、自民党、公明党の与党は回答者ゼロであった。無所属の中村喜四郎氏を含め、これまでの八ッ場ダムへのスタンスから見れば、意図的に回答を拒否したと考えざるを得ないだろう。八ッ場ダムは推進すべきと考えるならば、堂々と自論を述べて欲しかった。残念である。
 茨城県は県債残高を1兆8000億円(一人あたりにすればあの大阪府よりも多い60万円)も抱え、それにも関わらず八ッ場ダムのほか、霞ヶ浦導水、湯西川ダム、思川開発に参画し、県民負担は1900億円にも上る。このアンケートが有権者の投票行動に僅かでも影響を及ぼすことを願ってやまない。

●その2●2009年8月9日
八ッ場ダムに関する政党アンケート結果のお知らせ
八ツ場あしたの会
http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=855

【上記から勝手に抜粋】
1. 八ッ場ダム事業についてのお考えをお聞かせ下さい。(複数回答可)
○治水・利水上必要な施設である
  自由民主党
○必要性に疑問がある
 民主党、日本共産党、社民党、新党日本
○ 地元住民に犠牲を強いてきた
  民主党、日本共産党、社民党、新党日本
○ ダム予定地域を破壊してきた
  民主党、日本共産党、新党日本
○ 災害の危険性がある
 日本共産党、社民党
○看過できない環境破壊である
 民主党、日本共産党、社民党、新党日本
○ その他
自由民主党― 地元住民の方々に苦渋の決断をして頂いた経緯が存在。
共産党― 国及び関係する都県に、巨額のむだな財政負担を強いている。
国民新党― 現時点において出来るだけ客観的な調査によって事業継続か中止を決める。

●いつもの通り、Up-to-dateな八ツ場ダム関係情報はこちら へ
 「治水のページを更新しました」とのこと↓
 http://www.yamba-net.org/modules/tinyd2/index.php?id=5

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2009年7月13日 (月)

やんばダム推進議連会長の都議も落選

「八ッ場ダム推進議連1都5県の会」会長まで落選、と聞いて、

東京都の選挙管理委員会のページで見ると
http://219.109.9.35/togisen/h21gik_kai.html

●葛飾区選挙区
公明 38460
民主 37084
民主 33782
自民 26301 ↑当選
ーーーーーーー
自民 24317 ↓落選(八ッ場ダム推進議連1都5県の会・会長)
共産 23574

あともう一人の自民党都議も、
あと2728票で共産党に負けていたほどの勢い。
一票は重いって本当だなぁ。

葛飾区の人々が、この候補が遠く離れた群馬県の八ツ場ダムを推進する会の会長だったと知っていたのかどうかは分からないが、そうだったのだと、今、知って欲しい。

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2009年7月 5日 (日)

192人都議選候補の八ツ場ダムアンケート結果

7月12日の都議会選挙の候補者192人に向けて
「八ツ場ダムをストップさせる東京の会」がアンケート調査を実施した結果が
ここに掲載されています。
●都議選立候補予定者アンケート結果ダウンロード 
http://www.yamba.jpn.org/shiryo/tokyo/togisen.pdf
http://www.yamba.jpn.org/ ↑
・八ツ場ダム建設事業への関心度、賛否、その理由、
・東京都が正規水源とは認めていない「地下水」の問題
(八ツ場ダムに参加すると、おいしい地下水を放棄してまずいダムの水を取水することになる)
・ 八ツ場ダム中止の場合の、地元再建のあり方

などについて回答者、無回答者、全議員について載っています。

●「八ツ場あしたの会」は政党と無所属向けにアンケートをやっています。
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-eb2b.html

両者とも、こうしたエネルギーはどこから来るのか。

「わたしの人生は わたしの書こうとした詩
 わたしは それを生きることも 口にすることもできなかった」と

ヘンリー・デイヴィッド・ソロー.は言ったそうですが、
彼は結局、書いたのだろうし、人々の強い思いというのは、
いつかは現実となっていくような気がする。

ときに報われない努力もあるが
形を変えてでも、その努力は必ずなんらかの形で実を結ぶ。

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2009年7月 1日 (水)

八ツ場ダム行政訴訟と裁判員制度

6月30日、茨城の水戸地方裁判所での八ツ場ダム判決も住民敗訴。
八ッ場ダム訴訟 群馬も住民敗訴2009年6月26日東京新聞夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009062602000219.html?ref=rank
改めて「行政訴訟への国民参加」が必要だな、と実感。

そこで、5月21日から始まっている裁判員制度を改めて調べてみることにした。
http://www.saibanin.courts.go.jp/
根拠法は・・・と調べて、ビックリ。

●まず「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」という法律名でビックリ。
迂闊だった。そもそも「刑事裁判」限定の制度か!と初めて気づいた。

●対象事件を見てビックリ。
http://www.saibanin.courts.go.jp/shiryo/pdf/01.pdf
原則
①死刑又は無期の懲役・禁錮にあたる罪に係る事件
②法定合議事件であって故意の犯罪行為により被害者を死亡させた罪に係わるもの
とある。
この書き方・・・最初から有罪が決まっているようにしか読めない。
法律にもそのままそう書いてある。
裁判制度を誤解させないだろうか。

「日本は起訴されると99.9%が有罪になるんでしょ?」と先日海外の方に聞かれ、
日本の裁判制度の異常さが国際社会にとどろいていることを知ったわけだが
そもそも裁判とは、犯してもいない罪で人が裁かれるようなことがないようという軸足が重要ではないのだろうか。犯してもいない罪で17年も自由を奪われた菅谷さんの足利事件は裁判所にこの上ない教訓を与えたと思うのだが。

●法律そのものを1条から読んでビックリ。
http://www.saibanin.courts.go.jp/shiryo/pdf/02.pdf
その目的に「公正な裁判」という言葉が一つもない。
そもそも「趣旨」としか書かれていない。

「国民の中から選任された裁判員が裁判官と共に刑事訴訟手続に関与することが司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上に資することにかんがみ」(第一条)とある。原告や被告のための公正な裁判のためにあるのではなく、「司法に対する国民の理解の増進」と「信頼の向上」にある。

これ問題じゃないだろうか?いかなる裁判もそれに関する制度も、原告(被害者)と被告のための「公正な裁判」にあるべきじゃないの?国民の参加なんて、一手段に過ぎない。決めつけを排除して何が真実かを見つけだすのが裁判では?

これでは司法に対する「理解の増進」も「信頼の向上」は無理では?

たとえば、「誰が見ても水が明らかに余っている。将来はもっと余る」のに茨城県の主張を「著しく不合理とは言えない」と認めてしまうような判決を行政訴訟で出し、「誰が考えても冤罪でしょ」と分かったはずの足利事件の有罪判決を何年も放置し、その体質を顧みることもなく?「死刑にあたる罪」と決めつけた書き方で臨む刑事裁判のあり方に参加しろというのは、司法に対する「誤解の増進」につながらないだろうか。

というわけで、「行政訴訟への国民参加」以前の問題に愕然とした。何か問題解決をしようと思うと、問題解決のはるか遙か手前に別の問題がはだかっていて気が遠くなる。社会問題のセーフティネットがない。

誰だ、こんな国にしたのは?と思うが、通常国会終盤のこの期に及んで、閣僚を今から選挙態勢強化のために拡充するとか言っている「問題外」の首相も変(選挙のために閣僚?閣僚は選挙のため?私物化?国会審議に使わなかったトッピングを今から飾りつけ?そのアイスクリーム、もう溶けているよ)、それを垂れ流し報道しているマスコミも変。

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2009年6月29日 (月)

八ツ場ダム住民訴訟の争点

八ッ場ダム住民訴訟は、東京、群馬に続き、
茨城判決(水戸地裁302法廷)が明日(6月30日(火)午後1時5分~30分)です

以下、プレスリリースが届いています。
許可をいただいたので、そのままファイルを載せます。

八ッ場ダム住民訴訟・主な主張と争点
●東京裁判(東京弁護団)2009年5月11日判決

「yamba_tokyo_case.doc」をダウンロード

●群馬裁判(群馬弁護団)2009年6月26日判決
「yamba_gunma_case.doc」をダウンロード

●茨城裁判(茨城弁護団)明日(2009年6月30日)判決

「yamba_ibaraki_case.doc」をダウンロード

上記ファイルの主な項目
第1 利水上のダムの不要性【原告】【被告】
第2 治水上のダムの不要性【原告】【被告】
第3 ダムサイト岩盤の危険性について【原告】【被告】
第4 ダム貯水池地すべりの危険性について【原告】【被告】
第5 自然環境への多大な影響と環境アセスの手続き違反について【原告】【被告】

★第1の「利水上のダムの不要性」については
それぞれ、どれだけ水需要予測と実績が乖離しているか
グラフによって一目瞭然です。

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都議選やんばダムアンケート結果

「八ツ場あしたの会」 が都議選に向けアンケートを行ったとのこと。

全文を転載させていただきます。

2009年6月28日都議選アンケート結果
http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=821

 都議会選挙を控え、八ッ場あしたの会では八ッ場ダム事業をめぐる政策を確認するため、都議会の各政党、および連絡先を把握できた無所属の候補者に公開アンケートを発送しました(6月12日付)。
 締め切りの6月25日までに、民主党、日本共産党、生活者ネットワーク、社民党、および5名の無所属候補者の方々(後藤雄一氏、小林ひろゆき氏、関口太一氏、福士敬子氏、米川大二郎氏)から回答がありました。自由民主党、公明党にもアンケートを送りましたが、現時点で回答はありません。なお、八ッ場あしたの会のサイトからアンケートをダウンロードした秋田一郎氏(自由民主党)より、個人名で回答をいただきましたので、上記の各政党、無所属候補者の回答と共に公表します。

 八ッ場ダムは国の事業ですが、関係都県、とりわけ首都、東京都の動向が事業に大きな影響を及ぼします。自由民主党、公明党からは回答がありませんでしたが、八ッ場ダム推進議員連盟(2009年4月10日設立)に両党議員が多数参加していることから、両党の政策は八ッ場ダム見直しの必要性はない、と考えていると判断できます。
 公開アンケートへの回答では、自由民主党の秋田氏以外のすべての回答が、「見直しが必要」となりました。このことから、東京都議会では八ッ場ダム事業の継続について、与野党で政策が大きく対立していることが明らかになりました。
 今回の都議選では、「新銀行東京」、「築地移転」について、与党がYES、野党がNOと、与野党の対立軸が鮮明になっていますが、八ッ場ダム事業についても同様のアンケート結果となりました。

 また、八ッ場ダムが中止となった場合、ダム事業によって破壊されてきた水没予定地域の生活再建事業・地域振興事業について、八ッ場ダムの見直しが必要と答えたすべての回答者が、「東京都は一定の負担をするべき」と回答しています。八ッ場ダムの予定地は東京から遠い場所にありますが、ダム計画により半世紀以上も東京と深い繋がりをもってきました。ダムを推進する政治・行政は地元を長年翻弄し、苦痛を強いてきました。このような悲劇が繰り返されないよう、地元民の人権が最大限に尊重されるよう、八ッ場ダム問題への真摯な取り組みを各政党、各候補者に希望します。

 回答は以下の通りです。(敬称略・アイウエオ順)

1.八ッ場ダム建設の主な目的は治水、利水とされています。東京都にとって八ッ場ダムは治水、利水上必要だとお考えですか?

〇必要
 秋田一郎(自由民主党)

〇必要ではない
 社民党、生活者ネットワーク、日本共産党
 後藤雄一、関口太一、福士敬子、米川大二郎

【意見】-米川大二郎
 水需要は年々減る傾向にあります。東京都水道局のホームページでも、水道需要は「長期にわたる景気の低迷等の影響を受け、横ばいもしくは減少傾向で推移しています。」とあり、工業用水道の需要は、「国の産業立地政策や各種公害規制の強化による工場の都外への転出、オイルショックを契機とした水使用の合理化の進行等によって年々減少の一途をたどり、施設に大幅な余剰を生じさせました。」とあります。つまり、東京都の水需要は十分に賄われています。もし足りないのなら、既存のダムに堆積した土砂を浚渫するなど、機能アップ工事を行えばよいと思います。
 次に洪水対策ですが、近年、下流域である東京やその近郊では、ゲリラ豪雨が多発して、住民生活に影響が出ています。ダム建設では、上流域での雨に対して効果はあるのでしょうが、多発するゲリラ豪雨には効果が少ないと思います。自然の状況も年々変わるのだから、今、必要としている対策に予算を投入する必要があると思います。

〇その他
 民主党
【意見】まず、一般論として、工学的に治水・利水面での効用を考えるのであれば、ダムは「ないよりは、あった方がよい」と言わざるを得ませんが、最終的には治水・利水両面でのリスクをどこまで見込むかどうか(安全度をどこまでみるかの工学的判断、エンジニアリング・ジャッジメント)の問題です。
 この点において、国や東京都は、私たちが十分に納得のいく説明を全くしていません。
 例えば、国による利根川の治水計画では、現在計画中のダムをすべて造っても洪水調節施設はまだ不足しているとする一方で、5年前に東京都が利水面で不要として撤退を表明した、利根川水系の戸倉ダム事業を国は中止しました。しかし、戸倉ダムも、洪水調節機能をあわせ持つ多目的ダムであり、洪水調節専用ダムに変更して事業を継続するという道もあったはずですが、このような矛盾する行為について説明が一切ありません。
 また、利水面では、都議会民主党の試算では、最新データを用いれば、現在の東京都の水需要予測量から大幅に下方修正されることが明らかであるにも関わらず、東京都は水需要予測の見直しを頑なに実施しようとしません。
 こうしたことから、八ッ場ダムについては、治水・利水の両面から必要性そのものに疑義があり、その必要性から再検証すべきと考えます。

 小林ひろゆき
【意見】必要か必要でないかは、今後調査研究する必要があるが、少なくとも数10年も滞っている今、見直しは必要ではないか。

2.計画発表から半世紀以上を経過している八ッ場ダム事業について、お考えをお示し下さい。

〇見直しが必要   
 社民党、生活者ネットワーク、日本共産党、民主党
 後藤雄一、小林ひろゆき、関口太一、福士敬子、米川大二郎

【意見】-日本共産党
八ッ場ダムは過大な水需給計画にもとづくもので、東京にとって必要ありません。また、自然破壊や住民の立ち退きなど、その影響も多大です。ただちに計画を中止すべきです。

〇このまま進めてよい 
 秋田一郎(自由民主党)

3.2で「このまま進めてよい」と回答された場合は、次の質問にお答え下さい。2001年、八ッ場ダムの工期は2000年度から2010年度に延長されました。2004年、八ッ場ダムの事業費は倍増し、全国のダム事業中トップの4600億円に増額することが決定しました。また、2008年には工期が2015年度に延長されました。国土交通省は今後の計画変更はないとしていますが、工事の進捗状況などから、工期の再々延長、事業費の再増額などの問題が浮上しています。このことについて、お考えをお示し下さい。

〇今後、工期延長、事業費増額などの可能性はない
 秋田一郎(自由民主党)

(注:他の選択肢は、「工期延長、事業費増額などがあった場合は、八ッ場ダム事業の見直しが必要」「その他」でした。他の回答者は、2で「見直しが必要」としているため、この問いへの回答はありません。)

4.ダム予定地では、ダム建設が中止されると、現在進められている生活再建・地域振興事業にもストップがかかり、下流都県は地元に対して一切協力しないのではないか、と心配する声が聞かれます。今後、国の政策により、八ッ場ダム事業の見直しが行われた場合、長年犠牲となってきた地元に対して、東京都はどうするべきだとお考えになりますか。

〇ダム建設が中止されれば、生活再建・地域振興事業に支出する必要はない
 なし

〇ダム建設が中止されても、生活再建・地域振興事業に一定の費用を負担するべき
 社民党、生活者ネットワーク、日本共産党、民主党
 後藤雄一、小林ひろゆき、関口太一、福士敬子、米川大二郎

【意見】-米川大二郎
 公共事業を中止した際は、関係する国、自治体が事業の負担割合に基づいて必要な補償を行う。

〇その他
 秋田一郎(自由民主党)
【意見】ダムは必要であり、引き続き進めていくべき。

5.わが国では、一旦始まった公共事業が中止となることは想定されておらず、そのための法整備も今まで行われてきませんでした。この点についてお尋ねします。

〇ダム事業見直し後の生活再建・地域振興を可能にする法整備が必要
 社民党、生活者ネットワーク、日本共産党、民主党
 後藤雄一、小林ひろゆき、関口太一、福士敬子、米川大二郎

〇法整備の必要はない
 なし

〇その他
 秋田一郎(自由民主党)
【意見】ダムは必要であり、引き続き進めていくべき。

その他、八ッ場ダム問題についてご意見がありましたら、お書き下さい。

【意見】
◇社民党―
 すでに、治水、利水の上から必要がなくなっている八ッ場ダム事業は速やかに中止すべきです。

◇生活者ネットワーク
  生活者ネットワークは大河原さん(現参議院議員)をはじめ、歴代八ッ場ダムには反対を貫いていますが、事業を止めることはできていません。政策にもダムや高速道路などのムダな公共事業を中止すると掲げました。これからも皆様と共に活動してまいりたいと思います。

◇小林ひろゆき
 数年前、現地を直接訪問し、見て来ました。あの豊かな自然と温泉はぜひ残していただきたい。そのためには見直しが必要だと思う。

◇福士敬子
 東京の給水可能な量は使用量をはるかに上回っている。洗濯機やトイレ等の節水対策が進み、かつて言われていた少人数家庭は水道量が割高になるという事実は覆された。今や家庭内人数の減少や、都内の人口増にもかかわらず、使用量は低下の一途をたどっている。また、多摩地域では、35万トン以上の地下水を利用しながら、水源量に組み込まれないなど、データ上の論理にも整合性がないまま、ダムの必要性のみが強調されるのは大いに問題だ。

◇米川大二郎
 私が東京都職員時代の平成7年、世界都市博覧会の中止に伴う補償を担当しました。一旦始まった公共事業が中止になった事例のひとつです。この時は、できるだけ早く対応するため、条例は作りませんでした。(※都市博中止に伴う補償基準と都市博中止に伴う補償基準実施要領を作成し、これをもとに作業を行いました。)

~~~

以上、転載でした。

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2009年6月28日 (日)

八ツ場ダム群馬の判決、各紙の反応

八ツ場ダム前橋(群馬)地裁判決について各紙の報道が
八ッ場あしたの会のホームページに整理されています。
http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=816

2009年6月27日 朝日新聞群馬版
ー八ッ場ダム前橋訴訟 住民側敗訴 地裁「県の裁量範囲」 原告側、控訴の方針ー
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000000906270002

2009年6月27日 東京新聞群馬版朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20090627/CK2009062702000122.html
ー八ッ場ダム訴訟 地元でも原告敗訴 「当然の結果」/「納得できぬ」 判決に複雑な反応
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20090627/CK2009062702000122.html

2009年6月27日 讀賣新聞群馬版
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20090626-OYT8T01158.htm
ーダムの必要性 認定 八ッ場ダム訴訟 原告敗訴 「東京判決の焼き直し」 控訴の方針 抗議声明を発表ー

2009年6月27日 毎日新聞群馬版朝刊
ー八ッ場ダム「水害防止、適法な事業」 地裁判決 支出差し止め認めず 「不当判決」原告ら抗議 推進派「地元生活再建図りたいー
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090627ddlk10040214000c.html

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2009年6月27日 (土)

海の日に向けて八ツ場(やんば)ダム

「八ツ場あしたの会」が6月23日に、群馬県庁記者クラブで記者会見し、大河原雅子参議院議員(民主党)が提出した「供用開始遅延ダムおよび八ッ場ダム等に関する質問主意書」とその答弁明らかになった主な問題点について解説したとのこと。

「八ッ場ダムの進捗状況を分析した結果、工期の再度の延長、事業費の再度の増額の可能性がきわめて高い」というもの。

●詳しくはこちら
http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=810
関係資料はそのままこちらからもリンクします。
○質問主意書↓
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/171/syuh/s171186.htm
○ 政府答弁書↓
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/171/touh/t171186.htm
「八ツ場あしたの会」配布資料
◆ 八ッ場ダム関連工事の進捗状況(別紙1)↓
http://www.yamba-net.org/doc/200906/chart1.pdf
◆八ッ場ダム建設事業の事業費執行状況(別紙2)↓
http://www.yamba-net.org/doc/200906/chart2.pdf

●2009年7月20日(祝・海の日)に群馬県で開催される「ダムに負けない村」第三弾シンポジウムのチラシはこちら↓
http://www.yamba-net.org/doc/090720_flyer.pdf
シンポジウム、懇親会ともにスペースに限りがあるので予約制とのこと。
申し込みはお早めに↓
http://www.yamba-net.org/modules/formmail/index.php?id_form=1

●情報盛りだくさんのイベント報告ページはこちら
http://www.yamba-net.org/modules/wordpress/

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八ツ場ダム住民訴訟(群馬)

八ツ場ダム住民訴訟(群馬)
前橋地裁 第24回 2009年6月26日
●前橋地裁判決(PDF 9324KB)
http://www.yamba.jpn.org/shiryo/gunma/gunma_maebashi_hanketsu.pdf
●前橋地裁判決(要旨) (PDF 471KB)
http://www.yamba.jpn.org/shiryo/gunma/gunma_maebashi_hanketsu_youshi.pdf
●前橋地裁判決への抗議声明 (PDF 129KB)
http://www.yamba.jpn.org/shiryo/gunma/gunma_maebashi_hanketsu_seimei.pdf

「東京地裁の判決はエリート司法官僚
前橋地裁の判決は普通のヒラメ裁判官が書いた」

と辛辣なコメントも聞いています。
原告の抗議声明を読むと、判決の内容と理由、
そして、その不思議さがよく分かります。

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2009年6月13日 (土)

ダム事業中止のための法案パブコメ

民主党が選挙に向けて、パブコメをやっている。
↓法案のパブコメについての民主党のお知らせ
http://www.dpj.or.jp/news/?num=15982
「ダム事業の廃止等に伴う特定地域の振興に関する特別措置法案(仮称)骨子案」
http://www.dpj.or.jp/news/files/090520public_comment.pdf

鳩山由紀夫代表が代表になる前に、
民主党が政権をとったら八ツ場ダムを中止すると公約し、
それとセットで「ダムが止まっても現地で翻弄され続けた人の生活が
今以上に困窮することがないように」と
1都5県で八ツ場ダム住民訴訟を提起中の住民団体から強く要望され続けていた。

法案に対する意見の募集期間は、2009年5月20日から2009年6月20日まで

見てみると、単に法案が張り付けてあるだけではなく、問いも書いてある。
たとえば、
~~~~~~~~~
(問) 法案骨子では、県が設置する協議会が地域再生の計画を策定することとしていますが、この点についてどのように考えますか。
~~~~~~~~~
そこで、こんなコメントをつけた。
●基本的によいが、少子高齢化、過疎化の進む地域が想定されるので、地域振興計画については、ハコモノに偏らず、教育・福祉・医療・I/Uターン促進策など、地域が必要とするソフトな計画も含めて、柔軟な地域振興計画となるようにする(第3関係)。
●その妨げにならないように主務大臣を国交大臣と農水大臣と固定しない方がいいのではないか。(都道府県が必要な所管庁の協力を得ることがでいるとするなど)(第8関係)
●後々、維持管理費で自治体負担が苦しむことにならないよう、自治体の財政計画との整合性を取らねばならないとするべき。

~~~~~~~~~~
(問)法案骨子では、計画の公告縦覧等広く意見を求める手続を定めていませんが、この点についてどのように考えますか。
~~~~~~~~~~~~~~
には、こんなコメントをつけた。
●公告縦覧や公聴会や住民集会といった、特定地域振興協議会と一線を画した場を設定するのではなく、特定地域振興協議会を、
1.公開で開催すること(議題によっては非公開にできるが、その場合は情報公開法の非開示事由に相当する場合等のみ)
2.特定地域の住民は公募により行うこと
3.公募に漏れた住民に対する公平性を担保するために住民/非住民にかかわらず、誰もが特定地域振興協議会を傍聴でき、特定地域振興計画を協議する際に、傍聴者も質問や発言ができるようにすること。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
などなど、問いのすべてとその他に、意見を付けて出した。

自民党が選挙で負けたら(参議院で負けて、その後も時間を引き延ばしてきただけのことで)、現、福田・中曽根・小渕議員の先代たちがはじめた事業が終わり、この法案に命が吹き込まれ、新しい時代へと一歩踏み出されるのか。

確かなことは、
国民の実力に応じた行政や司法や国会しか存在しないということだ。
最近になってイェーリングの「権利のための闘争」を読んだ。
 「世界中のすべての権利=法は闘い取られたものである」
 「権利=法は、単なる思想ではなく、生き生きした力なのである」

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2009年5月12日 (火)

八ツ場ダム住民訴訟 判決

八ツ場ダム住民訴訟の判決文(5月11日)は八ツ場ダム訴訟のHPで読めます。
こちらhttp://www.yamba.jpn.org/

判決
http://www.yamba.jpn.org/shiryo/tokyo/tokyo_hanketsu.pdf
判決要旨
http://www.yamba.jpn.org/shiryo/tokyo/tokyo_hanketsu_yoshi.pdf
原告の抗議声明
http://www.yamba.jpn.org/shiryo/tokyo/tokyo_g_seimei.pdf

正式には「平成16年(行ウ)第497号 公金支出差止等(住民訴訟)請求事件」というのですね。

判決要旨より抜粋
「東京都が八ツ場ダムによる利水上の利益及び治水場の利益をうけないことを認めるに足りる証拠はなく、上記支出及び支出命令が違法であるとは言えない。」
(東京地方裁判所民事第3部 裁判長裁判官 定塚誠ほか)

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八ツ場ダム判決 傍聴メモ

2009年5月11日午後2時判決言渡(103号法廷)を傍聴。

- 「裁判長、撮影を開始していいでしょうか?」「残り30秒です」「終了します」と、テレビカメラの撮影が冒頭1分。(国会だっていまどきライブでネットで傍聴できるんだから、裁判所だって、テレビカメラぐらい常時撮影をさせるべきではないかと思う。司法権力なんだから、しっかり機能しているのかどうか、国民が監視できるようにならなければならないのではないか?)

-2004年11月22日に提起された一都5県の八ツ場ダム住民訴訟で最初の判決となる東京地裁の判決とあって、傍聴席は満員。溢れていた。

- 原告側は裁判所に主旨を説明して欲しいと要求をしていたという。 しかし、裁判長は「却下」「棄却」という結果を述べて、判決はものの二,三分で終わった。
- 原告達が驚いいていたことに、裁判官が4月1日で全員変わっていた。
- 判決文を書いた裁判官はすでに異動し、裁判をまったくフォローしていなかった裁判官が、単にその判決文を読み上げたのだ。

判決は「棄却」と「却下」から成り立っていた。
弁護団の広田弁護士の解説を噛み砕いていうと以下のようになる。

-「却下」は実質審議に入ることなく門前払いの意味。
-「棄却」は、実体的に審理にはいったが訴えを認めない意味。
-最初に裁判官は「却下」すると3点述べ、「その余はすべて棄却」すると言った。
-門前払いの内容は3点。
・ダム使用権の設定を放棄すべきという訴えは却下。
・都知事、被告課長に支出命令をさせない権限はないから却下。
・支出されたお金について差し止めを求めても、いまさら意味がないでしょうと却下。
-その他はすべて棄却。原告の主張を認めるに足る証拠がないということだ。

つまり、原告が、治水、利水面で八ツ場ダムはなぜ不要かと論拠を積み上げ、1)ダムの使用権を設定し、2)支出命令を出し、3)支出することは違法だと訴えたのに対して、裁判所は門前払いをしたのだ。

東京都を相手取った原告を含め、他の県で原告となっている人々の感想を一部紹介する。

●原告団長(深沢洋子さん)
本当に残念な結果です。実質審理にははいったけれどもこちらが知力を尽くして、気力を尽くして立証したことをその論理性を認めなかった。被告、行政側の言っている主張をほぼ鵜呑みにした。行政が過大な予測、ごまかしをしても、それを裁判所は認めないということで、非常に司法権が機能しているとは思えない残念な結果だったと思います。今後も頑張ります。

●東京の原告(田中清子さん)
この4年間、八ツ場ダムはムダだという立証を積み上げてきた。治水上も利水上も必要はないということが明白になったはずなのにこういう結論は信じられない。公的な資金をつぎ込むなんて耐え難い。不当判決だ。

●千葉の原告(中村春子さん)
三権分立がなっていないんじゃないかなって。私たちが原告だからというのではなく客観的に見てもおかしい。

●茨城の原告(神原さん)
残念です。神も仏もないなぁ。江戸の敵は水戸で打ちます

●埼玉原告(河登さん)
これは司法という権力の一角の判断。神さま仏さまの前にもう一つの権力がある。政治を変えよう。

●群馬原告(角田さん)
相変わらずの訴訟制度。今日の判決を聞いても官僚裁判。住民が戦っていかないと変わらない。「却下する」だけ聞こえた。判決理由はまったく分からない。

●東京原告(標さん)
行政訴訟で一番問題なのは、行政の裁量権を大きく見ること。東京地裁の裁判官はエリート中の中。ほとんどの裁判官が出世コースを歩いている。行政に対してものを言えない。判決文を書いた裁判官は変わってしまったが出世コースの中でやっちゃったのではないか。

●東京原告(渡辺誠さん)
判決があれなら、メールで事足りるんじゃないか?初めて原告になったが裁判を通じて違和感を感じた。裁判長が来て皆が立ち上がるとか、(証人尋問で)東京都の水道局の人がタジタジになっていたのにあんな判決になるとか。オカミには逆らうなみたいな匂いが漂う。言い方は悪いけど腐臭がするというか。

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2009年4月20日 (月)

八ツ場ダム推進の政治家の発言と「公文書管理」の関係

引き続き、「公文書管理法案」の話の続きです。

たとえば、これは行政文書として残るか。

4月10日、「八ツ場(やんば)ダム推進議連1都5県の会の設立総会」の取材にいった。

267名の都県議員たちの会が八ツ場ダム推進のために会を設立。報道せねばと駆けつけたが、出席者の発言を聞いているうちにだんだん気持ちが萎えた。

こんな発言だ。

●石原・東京都知事
造りかけたものを今さら止めようというのは、暴論に近いと思うし、まず造っておいて結果をみるのが一番肝要だと思います。10年、20年先を見据えて、このダムを着実に造ってゆこうじゃありませんか。

●大沢・群馬県知事
 最近、全国各地でダム建設事業に関する議論がなされておりまして、八ッ場ダムを中止すべきだという意見もあるようですが、これは地元の声やこれまでダム事業の歴史を一切顧みないものであり、怒りすら覚えるところであります。

●森田・千葉県知事
知事選のその争点に八ッ場ダム、ありました。反対の大合唱でござました。でもね、皆さんね、これね、やっぱりたとえば千葉県だけで考えたとしても、治水利水の両面から考えて、やらなきゃダメですよ!皆さん!私はですね、それを基本的な姿勢として訴えてまいりました。

● 金子恭之・国交省副大臣
首都圏を貫流いたします利根川は、首都圏の貴重な水源である一方で、カスリーン台風に代表されるように、一度氾濫を起こしますと大災害を起こす暴れ川でございます。

●笹川尭衆院議員
今日は奇しくも天皇皇后両陛下ご成婚五十周年記念の式典を午後2時から開始をする、しかも地元の八ッ場ダムの推進に関して皆様方に長い間お待たせをし、あるいはまた水没する皆様方にも多大なご迷惑をかけながら、どうしてもこれは推進をしなければならない。

●小渕優子衆議院議員
八ッ場ダムの地元の国会議員であります小渕優子でございます。色々なところで、報道などで反対の声が挙がっているとのこと、そんな声を聞くたびに本当に不安な思い、心配な思いであるということであります。

●山本一太参院議員
どっかの政党が八ッ場ダムの中止をマニフェストに盛り込むようですから、次の選挙は絶対に負けられない、都議会選挙も国政選挙も絶対に勝たなければいけない。皆さんと力を合わせて八ッ場ダムを推進していきたい。

● 南波和憲県議・自民党群馬県連幹事長
昭和39年の東京オリンピックの年はたいへんな水不足の年であったと記憶しております。そして2016年の東京オリンピックでは八ツ場ダムができている。それで水は大丈夫という中で東京オリンピックを迎えたいというふうに思うわけでございます

次々と発される時代錯誤発言。

報道する気を失ってしまった。(根性なし→ワタシ)

・・・というわけで、国土交通省からは副大臣を頂点に、河川局長、関東地方整備局長、会場には随行者の席が設けられ、ぞろぞろと職員が座っていた。国土交通省職員もいただろう。私も取材メモを取ったが、彼らも「メモ」を取っただろう。

アメリカの公文書管理の制度では、職員が職務時間内に、職務に関連してとったメモは、たとえ何処にいようと、Public Records(公文書)。そのように「行政文書」が定義されているからだ。

一方で、日本の現在の情報公開法(および、現在、政府が提出している公文書管理法案)では、こうした「メモ」は、たとえ随行した職員が作っていたとしても、そしてそれを国民が開示請求したとしても、「個人メモ」としてかたづけられる可能性が高い。

疑問に思う人は、「4月10日に八ツ場ダム推進議連1都5県の会の設立総会の、国土交通省河川局職員による会議記録メモ」という開示請求を行ってみては?

ただし、与党議員と国交省職員がズラリと並んだ「接触した」会議だから、以下の法律が機能している場合は、出てくるかもしれない、とふと思う。

納税者が払う国家公務員の給料の職務時間に出席した会議だから、この法律が機能していれば、当然、開示されなければならない情報となるのではないか。どう思いますか?

== == ==
★国家公務員制度改革基本法 
(議院内閣制の下での国家公務員の役割等)
第5条  3項1
職員が国会議員と接触した場合における当該接触に関する記録の作成、保存その他の管理をし、及びその情報を適切に公開するために必要な措置を講ずるものとすること。この場合において、当該接触が個別の事務又は事業の決定又は執行に係るものであるときは、当該接触に関する記録の適正な管理及びその情報の公開の徹底に特に留意するものとすること。
== == ==

いずれにせよ、八ツ場ダムが完成したとしても必ず水はその分だけ余る。なぜなら、すでに保有水源は使用実績を上回っているから。推進根拠のなくなった八ツ場ダムを推進した「責任者」(政治家)の責任は明確に記録され、残されていかなければならない。余った水もタダではない。結局は「それを使わない1都5県の人々」が水道料金として払わされ、負担金も払わされ続ける。

その責任は、最低でもその負担を払わされる末期の代の人間が、あの政治家の責任だった、と言えるよう、こうした公的記録は残されるべきなのだ。

また、その政治判断を誤らせるだけの不的確な行政情報を与え続けた黒幕としての官僚の責任も問えるよう、過程の情報が開示されるよう、そのために保存管理されるよう、そのためにまず作成されるように制度設計をしなければ。

それが抑止力となって、的確な情報、的確な判断がやがて行われるようになるはず。これすらも理想論でしかないが、今提出されている公文書管理法案は、その理想論すら語れない惨めな制度設計になっている。

まさのあつこ

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八ツ場ダム判決5月11日

案内が来ました。

八ッ場(やんば)監査請求・住民訴訟にご協力下さった皆様へ

まばゆい初夏の季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私たちは東京地裁において4年間、総力を挙げて、八ッ場ダムの不要性、危険性を立証してきました。昨年11月末結審を迎えましたが、その判決がついに連休明けに出されることになりました。

期 日: 2009年5月11日(月)14時から
法 廷: 103法廷(大法廷、傍聴席90人)
      判決後、15時頃から説明会を開催します
              (会場:弁護士会館502AB)

1都5県で始まった八ツ場ダム裁判、その他5県の裁判スケジュールは以下で。
http://www.yamba.jpn.org/schedule.htm

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2009年4月 9日 (木)

八ッ場ダムによる吾妻渓谷の景観改善(事業評価の問題点)

 4月7日、八ッ場あしたの会が、八ッ場ダム計画の事業評価について異議あり、の記者会見を行ったとのこと。公表内容はすべてブログにある。

冒頭を抜粋すると
***
八ッ場ダム建設事業の費用便益比計算の問題点について(その1)
 2月24日の関東地方整備局事業監視評価監視委員会で八ッ場ダム建設事業の再評価が行われ、継続妥当という結論になりました。その根拠となったのは、八ッ場ダムの費用便益比の新計算値が3.4となり、1を大きく上回っているということでした。2007年12月の評価監視委員会〔注〕で示された費用便益比は2.9でしたから、0.5も上がりました。再評価の資料はこちらをご覧下さい。↓
http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/office2/jigyohyoka/pdf/h20/03siryo/siryo1-2.pdf
***

ということで、続きはこちらへ!
http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=738

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2009年4月 4日 (土)

やんばは明るい未来への折り返し地点

You Tubeが使えるようになったらいいなぁと、
日頃から思っていた。
いきなり「輝くビデオジャーナリスト!」は無理でも、
練習を兼ねて、ビデオを撮って流せたら、
下手な文書をウンウン唸ってひねっているより
当事者の声、顔、心で直に訴えてもらった方が、
より説得力があるのではないか。
風景や、風や、音や、香りは無理でも、楽じゃないか(コラコラ)?!
いや、下手な文書より下手な映像の方が(レベルの低い比較)。。。

それで、「マエキタミヤコさんのやんばワークショップ」で
You Tube使い方講座?があると目の片隅で捉えて、行ってきた。

詳しくは、他力本願で
八ツ場ダムをストップさせる埼玉の会のひさごんさんのレポートを見ていただくとして
http://yambasaitama.blog38.fc2.com/blog-entry-2.html 
チャーミング・アプローチ(上記ブログに張ってある)を聞いていて
だんだん落ち込んできた。
やっちゃいけないことばかり、やってきたじゃん→ワタシ
●責めない→国交省をすぐ責める
●目立つ→問題は目立たせたいが、可能な限り目立ちたくない
●説教臭くない→取材していて説教になってしまうことがある(^^;)
●押し付けがましくない→や、押し付けているな(^^;)。
●ダサくない→肝心なことは直球でダサイ(^^;)。

You Tubeはいきなり実践で各自実演(載せる術だけ知りたかったんだけど^^;ワガママも言えないので仕方なく)ということになっていたので、顔を隠して(別にやましくはないのだが、できるだけ面が割れたくないのだ)出ることに。。。。しかし、用意した秘策にNGが出て、「それを演技せよ」とマエキタさんに10秒でコーチングされ、「え~~、そんな~」と恥ずかしがる年でもないし、終了時間も迫るしでやってしまいました。Before/Afterを使ってもいいかと後で問いあわせがあり、いや、その演技が・・・とシノゴノいって・・・国交省に見られないで~~と懇願したりしたのだが、ま、そんなに自意識過剰にならなくていいか。。。てなわけで、あしたの会の皆々さま、どうかテキトウにご活用ください^^;。

それよりも、八ツ場ダム問題が、全世界に放映されました。
■アルジャジーラ・イングリッシュ放送(2009年3月3日)
http://www.yamba-net.org/ の下の方。

ということで、目指せ!10年後ぐらいか?!ビデオジャーナリスト?!
You Tubeの載せ方が分かっただけで何を言うか(と突っ込んで!)

やんばは明るい未来への折り返し地点
が何かは、ひさごんさんのレポートをみてね。

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2009年3月 2日 (月)

アルジャジーラも注目する八ツ場ダム

228日(土)午後、「八ツ場あしたの会」と「八ツ場ダムを考える1都5県議会議員の会」が開催したフォーラム「見直そう!八ツ場ダム つくろう!生活再建支援法」へと出かけた。

実は、ウチの近所で「P3施設」と言われる武田薬品の研究所の建設計画が進んでおり、その武田薬品との対話集会と重なってしまった。相棒に「行って!」と頼んで私は生活再建支援法の方へといった。身近な問題に取り組めず若干後ろめたい。

その後ろめたさは「この瞬間の目撃者になれて良かった」と思うことがフォーラムで起きて吹き飛んだ。

主催者「八ツ場あしたの会」からの現状レポート、民主党・大河原雅子議員、共産党・塩川鉄也議員、社民党・保坂展人議員から生活再建支援法制定への取り組みに続き、群馬県長野原町の町議さんが立ち上がって、住民移転問題、町財政、時間との闘い、地質の懸念――「岩盤を18m掘削してダム本体を作ると言っていたのが岩盤が丈夫だから3mだけ掘削することになった。ほとんどダムを置くだけではないか」との懸念を発言。

次にもう片方の主催者である「八ツ場ダムを考える1都5県議会議員の会」――65人の東京、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城の都県議員で構成されている八ツ場ダム見直しの超党派の議員の集まり――がズラッと並んで、各都県での取り組みを聞いて一種の隔世の感を覚えた。市民-基礎自治体-都県議-国会議員とつながったのだから。

次に現地から来た一人の住民が立ち上がって「かつて下流の運動は「ダムを中止せよ」だけだったが、「現地の生活再建支援を」という応援をいただけるようになったことは心強く・・・」と述べた瞬間、打ちのめされた。この場に居合わせたことに感謝した。

同じ情熱で同じ対象に向き合い続け支え合うことができる人々がこの日を迎え、また一つのターニングポイントを迎えたことを目撃できたことに感謝した。

ところで、アルジャジーラが八ツ場ダム問題を取材に来たそうだ!?

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2009年2月28日 (土)

八ツ場あしたの会の今日

本日のイベント情報を含め、八ツ場あしたの会サイトへのリンクです。

イベント情報

http://www.yamba-net.org/modules/news/index.php?storytopic=5

続々載っています。

『見直そう! 八ッ場ダム つくろう! 生活再建支援法』-2月28日

「川は流れる~ダムでなくてもいいんでないかい?」(札幌)3月14日

ライブ&トーク バカでもできるもん! 環境作戦会議3月15日

マエキタミヤコさんのやんばワークショップー3月22日

 

     ニュース(八ツ場あしたの会サイトから転載)

http://www.yamba-net.org/modules/news/index.php?storytopic=2

 2月25日、関東地方整備局の公共事業評価監視委員会で、八ッ場ダム事業の評価が行われ、改めて継続が妥当という結論が下されました。
 八ッ場ダム事業については、2007年12月21日にも同様の委員会で評価が行われています。通常は5年おきの再評価なのですが、八ッ場ダム事業は昨年度は基本計画の変更(工期延長)があるということで、今回は来年度に本体工事に着工するという理由で再評価が行われました。
 前回の再評価に関しては、費用便益計算のデタラメさが昨年の国会でも取り上げられています。

http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=579

 前回の再評価では便益/費用が2.9とされ、便益が過大だと槍玉に挙げられましたが、今回計算をやり直した結果、便益/費用は3.4と、さらに大きくなりました。

便益/費用の計算手順の概略は以下に掲載されています。
http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/office2/jigyohyoka/pdf/h20/03siryo/siryo1-2.pdf

前回の便益/費用の計算手順の概略はこちらです。
http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/office2/jigyohyoka/pdf/h19/03siryo/siryo1-2.pdf

 便益/費用の計算手順を見ると、現実離れした計算をしていることがわかります。他の公共事業においてもしばしば見られるように、「有識者」による委員会は、公共事業にお墨付きを与えるだけの存在になってしまっています。

~~~続きはこちらで↓~~~

http://www.yamba-net.org/modules/news/index.php?storytopic=2

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2009年2月14日 (土)

空手形ダム事業の圧縮

八ツ場ダム生活再建事業、178億円に大幅圧縮
http://www.jomo-news.co.jp/news/a/27/news01.htm
(上毛新聞1月27日)というニュースを読む。

当初案では249億円だった「利根川・荒川水源地域対策基金事業」総額が、178億円でどうかと提示があったというニュース

生活再建がハコモノで実現すると思っている人はいないと思うが、
ダム事業だけ進めて生活はほったらかしにする姿勢が現れている。

ダムさえできれば予定は未定とばかりに
空手形であることを許し続けてきた結果の一つがこれだ。

許してきたのは、日本国民全体。
そのしわ寄せを受けるのは現地の人々と未来世代。

こんなニュースも
徳山ダム道路建設協定訴訟:原告側が意見陳述 「旧交温められぬ」 /岐阜
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20090129ddlk21040017000c.html 
毎日新聞 2009年1月29日 地方版

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八ッ場ダムの見直しと法整備を求める集会

「八ッ場ダムを考える1都5県議員の会」と「八ッ場あしたの会」が、
2009年2月28日(土)午後2時~4時、日本教育会館901会議室(9F)で
フォーラム『見直そう! 八ッ場ダム つくろう! 生活再建支援法』を開催とのこと。

案内文より抜粋
「政治が大きく変わろうとしている今、八ッ場ダム計画の見直しは目前に近づいています。
八ッ場ダム事業を見直す第一歩が、長年ダム計画に翻弄されてきた水没予定地域住民の生活再建を支援する仕組みづくりです。 八ッ場ダム見直し、生活再建支援法整備への国会の真摯な取り組みを求めて、下記の集会を開催します。ふるってご参加ください」

フォーラム『見直そう! 八ッ場ダム つくろう! 生活再建支援法』
日程:2009年2月28日(土) 午後2時~4時
会場:日本教育会館901会議室(9F)
http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html
地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅徒歩3分

内容 各政党からの生活再建支援法案の提案を中心として

~~~

私もいくつもりです。

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調布市議会「八ッ場ダム見直し」意見書可決

東京調布市議会が「八ッ場ダム建設見直しを求める意見書」を賛成多数で可決、提出されたとのこと。ご提供いただきました。(改行等、私の方でいじっています。正式には議会へ原文をご確認ください。)

~~~~
内閣総理大臣、国土交通大臣宛

    八ッ場ダム建設見直しを求める意見書

 国は首都圏の水がめとして半世紀前以上も前の1952年、群馬県の長野原町に八ッ場ダム建設を計画し、東京都も利水・治水の恩恵を受けるとして、首都圏の5県とともにその事業に参画しています。建設予定地は、利根川の支流、あがつまがわ吾妻川の中流部にあり、名勝「吾妻渓谷」がダムによって大きく破壊されてしまいます。

 首都圏の「水がめ」として計画された八ッ場ダムですが、首都圏の都市用水の需要はここ10年減少傾向が続いています。これからは人口漸減とともに水需要も減っていきます。一方で水源開発が次々と行われたため、すでに水余りの時代に入っているのです。

 また、多摩地域では、良質な地下水を水源として利用してきており、現在でも、ここ調布市では水道水の約6割が地下水です。住民にとって貴重な財産である地下水を涵養しながら飲み続けていくことは調布市民の願いであり、東京都水道局は、水道事業一元化後も地下水を利用し続けていくことを調布市に約束していますが、一方で、八ッ場ダムが完成すると、この地下水を河川水に切り替える計画であると言われています。

 国土交通省は1986年に基本計画を発表し、完成を2000年としました。
ところが、2001年には2010年に延期し、さらに昨年12月13日には、工期を5年間延長し2015年とする計画変更を発表しました。

 この工期延長は、東京都にとって完成を待つ限度を超えています。2015年は、東京都でも人口がピークを迎える頃で、その後減少に転ずると予測されています。これまで水道局の努力によって漏水が減り、市民の節水意識の向上や民間事業者の技術開発などによって、人口が増加しているにもかかわらず、都内の水道使用量は減ってきています。

 水需要予測や治水計画などを検証することなく、ダムの必要性そのものを再検討しないまま事業費を増額しながら継続される「公共事業」のあり方は、深刻な財政難の中でとうてい納得できるものではありません。

 よって、調布市議会は、政府に対して、八ッ場ダム建設について抜本的見直しを行うよう求めるものです。

  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
             
         平成20年12月 調布市議会
~~~~~~~~~~~~~~~~

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八ッ場ダム事業の見直し・生活再建 国会請願

2009年2月2日、八ツ場あしたの会が、
「八ッ場ダム事業の見直し」と
「ダム中止後の生活再建についての法整備」を求めて、
51名の衆参議員を紹介議員
9011筆の署名国会請願の署名を提出

「八ッ場ダムで市民団体 中止後の法整備 国会議員に請願」
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000000902030001
2009年2月3日 朝日新聞群馬版

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2009年1月10日 (土)

逆算の逆算(八ツ場ダム工事入札)

上毛新聞の一面は八ツ場ダム本体工事の入札公告のニュースだそうだ。

ネットでも今なら読める。

 八ッ場ダム 予算案の審議入り前に本体工事の入札公告

 http://www.jomo-news.co.jp/news/a/10/news01.htm

 上毛新聞2009110() AM 07:11

国交省コメントで「二〇一五年度に完成させるために逆算すると、今、入札公告しなければ間に合わない」とあります。

勝手に「なぜ」逆算が必要か、「何に」間に合わないかと解説をつけます

●「間に合わない」の読み方

特定多目的ダム法に基づく基本計画で工期は2015年となっており、

2015年までに工事を終えなければ、再び工期延長の手続が必要となり

さすがに自治体議会はもたない。

国直轄事業負担金は淀川でもかなり問題になってきた。

全国的に自治体ももう黙ってはいられない。

総務省も黙ってみてはいまい。

こんな勧告http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/pdf/080807_2_3.pdfも出てしまった。

会計検査院だってある。国会もある。選挙も負けるだろう。

今、入札しておかなくてどうする。

せめて違約金をふんだくらせろという意味か?

ゼネコンももたない。

すると天下り先が減る。自分(官僚)たちの行く末があぶない。

●「間に合わない」の読み方(続き)

せめて入札公告だ。21年度予算も通っていないが、「平成21年度本予算が成立し、予算示達がなされることを条件とするものです」と入れておけばいいだろう。

官報によれば

http://kanpou.npb.go.jp/20090109/20090109c00002/20090109c000020096f.html

入札91812:00

開札92413:30

選挙のドサクサでとにかく入札して、既成事実化させて

引き返せなくさせる工夫ではないか。

 

●「間に合わない」の読み方(続き)

ただしこの「逆算」と「現実」の工事の手順にはギャップがある。

本体着工に到る前には以下のすべてが終わっていなければならない

1.付替国道、付替県道、付替鉄道の完成

2.代替地とそのインフラ整備の完成

3.住民移転の完了

4.旧国道、旧鉄道を廃止

(週刊金曜日081212731にも書きました)

1.2.3.4に取りかかれる進捗状況でないことは国交省が一番よく分かっているはずで、「逆算」が成り立たないことを分かっている国交省が「逆算」する意味を「逆算」すると、現地の人には申し訳ないが、「自分(官僚)たちの行く末(天下り先:ゼネコン、公益法人、コンサルタント企業)があぶない」という逆算から来る「逆算」だと思わざるをえません。

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2008年12月21日 (日)

幸せの総和

今読んでいる本に

正義:たとえ、幸せの総和が向上するにしても、

特定の人々のための幸せが

他の人々の幸せの犠牲の上に訪れてはならない

という意味のことが載っていました。

ダム問題が語られるとき、

常に半世紀近く放置された予定地住民の「幸せ」は

どこにあるのかということが大きな課題になります。

すでに失われた時間や機会、

お金であがなえるものとあがなえないもの。

  

幸せの総和はどこにあり

特定の人々とは誰で

犠牲になる幸せとは何か

この3つの問いに対する答えを

人々の声の中から聞き取れる能力のある人に

政策決定者であって欲しい。

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2008年11月22日 (土)

八ツ場ダム【東京】ニュース

必読:八ツ場ダムニュース東京です。http://www.yamba.jpn.org/shiryo/tokyo/news16_tokyo.pdf

【目次】

誰のための公共事業?

八ツ場ダム住民訴訟が結審 4年間の集大成が大法廷へ

 「環境」と「地盤の危険性」の証人尋問

 環境:花輪伸一氏証言

 ダムサイト岩盤の危険性:坂巻幸雄氏証言

 地すべりの危険性:奥西一夫氏証言

 各地の裁判日程

都議会で議論を!

 2003年の水需要予測は誤り!早急に見直しを!」

 民主党、自治市民、共産党

吾妻渓谷をつぶさないで-現地視察を目の当たりにしてー

イベントのお知らせ

総選挙に向けて

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山盛り八ツ場ダム情報

また忙殺により更新が滞ってしまいました。

★八ツ場ダムだけでも山盛りで、届いた順で転載します。

●八ッ場ダム住民訴訟の東京地裁「結審」を傍聴して下さい! 

    1125日(火)午後130分~230分 

    東京地裁1階103号法廷(霞ヶ関駅より徒歩3分)

    裁判後、弁護士会館ロビーで説明会を開く予定。

   問合せ先:八ッ場ダムをストップさせる東京の会

   深澤洋子 T/F 042-341-7524

●八ッ場ダム住民訴訟4周年報告集会

    1130日(日)13301630

    日本青年館中ホール(地階・300人)信濃町・千駄ヶ谷駅より10分

    新宿区霞ヶ丘町7-1(神宮外苑) TEL 03-3475-2455

    オープニング 松平晃さんトランペット演奏

    講演「脱ダム宣言」は、脱ムダ宣言。

    講師 田中康夫さん(新党日本代表/参議院議員/作家)

    報告・かく闘えり!弁護団・原告、各地からの報告、その他

    参加費 500

    主催 八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会、各都県の会

    問合せ先:八ッ場ダムをストップさせる東京の会

    深澤洋子 T/F 042-341-7524

●八ッ場あしたの会学習会

    ダムあり・ダムなし 八ッ場現地の行く末は

    ―ダム予定地の現状と長野原町の将来―

    1213日(土) ECOとしま(豊島区立生活産業プラザ)

    8階多目的ホール(池袋駅東口より7分)

   学習会 午後200分~4時半  資料代:500

   ゲスト:

   大和田 一紘(都留文科大学講師、地方自治、環境政策、地方財政が専門)

   牧山 明(長野原町議会議員、家業の酪農業に従事)

   問合せ先:あしたの会事務局 090-4612-7073

BS-TV 11チャンネル「にっぽんサイコウ」で、1122日(土)、

午後10時から30分間、八ッ場ダム弁護団事務局長の広田弁護士が出演します。

この番組は、田中康夫参議院議員がパーソナリテイーとなってゲストと対談する番組

(まさのメモ)放送後ここで見ることが出来るようです。

http://www.team-nippon.com/ どんなものか見てみたら、静岡空港の問題(U-Tube)をやっていました。昔あった「オールナイトニッポン」(トシがバレル?)見たいなノリで笑えます。

     朝日新聞群馬版一面トップ

【次期衆院選】民主・大河原雅子参院議員に聞く

http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000480811200001 

最後が手前ミソですが、

●現在出ている月刊「世界」12月号で

ルポ「ダムと地すべりに浪費される巨費」

http://www.iwanami.co.jp/sekai/2008/12/271.html 

浅川ダム計画と八ツ場ダム計画の知られざる共通点・・・。

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2008年9月 3日 (水)

八ッ場から地域の再生を考える

915日は東京大学へ!

転載歓迎~~~~~~~~~~~~~

ダムに負けない村第二弾- 八ッ場から地域の再生を考える

◆日時:2008915日(祝)午後1時~4時45分

 (12時30分開場)

◆会場:東京大学弥生講堂一条ホール

○コーディネーター:森まゆみ(作家、地域雑誌「谷根千」編集人)

○パネリスト:

阿武野 勝彦(東海テレビ放送ディレクター)

大和田 一紘(NPO法人多摩住民自治研究所副理事長)

佐藤 守正(新潟県湯沢町会議員)

神野 直彦(東京大学大学院経済学部教授)

関口 茂樹(群馬県議会議員)ほか (あいうえお順、敬称略)

 

◆プログラム

ビデオ上映―永六輔さん、澤地久枝さん、加藤登紀子さんの現地めぐり

基調講演 「ダム問題から検証する“地域の再生”」(仮題)  

     講師:神野直彦さん

第一部 「ダム計画が地元にもたらすもの」

•群馬県長野原町―八ッ場ダム予定地を抱える町の財政は?

•新潟県湯沢町― 清津川ダムが中止された地元では?

•熊本県五木村― 本体着工が凍結されている川辺川ダム予定地では?

•岐阜県旧徳山村―わが国最大の徳山ダムが建設された地域の人びとは?

 

第二部 「脱ダムと地域の再生― 八ッ場ダム問題を解決するために」

•代替地計画の実態

•ダムが止まった時― 地域再生への道筋と課題

•長年の地元の損失と、それに対する補償

•首都圏下流が水没予定地の再生を支援するには

 

詳細はhttp://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=601

参加費:1,000円

申し込み:予約をお願いします。下記メールフォームにて、お名前(フリガナ)、ご住所をお知らせ下さい。↓

http://www.yamba-net.org/modules/formmail/index.php?id_form=1 

懇親会:要予約。会費2500円を予定しています。

 

<会場への交通のご案内>

東京大学弥生講堂一条ホール(tel/03-5841-8205)

113-8657 東京都文京区弥生111 東京大学農学部内↓

http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/map.html

~~~転載おわり~~~

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2008年7月16日 (水)

ダムに負けない村 第二弾

~~~~転載歓迎だそうです~~~~~

『ダムに負けない村 第二弾ー八ッ場から地域の再生を考える』

http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=601 

日時:2008915日(月・祝)午後1時~4時45分(12時30分開場)

会場:東京大学弥生講堂一条ホール(tel/03-5841-8205)

113-8657 東京都文京区弥生111 東京大学農学部内↓

http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/map.html

コーディネーター:森まゆみ(作家、地域雑誌「谷根千」編集人)

パネリスト:

阿武野 勝彦(東海テレビ放送ディレクター)

大和田 一紘(NPO法人多摩住民自治研究所副理事長)

佐藤 守正(新潟県湯沢町会議員)

嶋津 暉之(水問題研究家)

神野 直彦(東京大学大学院経済学部教授)

関口 茂樹(群馬県議会議員)        

参加費:1,000円

申し込み:予約をお願いします。下記メールフォーム、電話、またはFAXにて、

お名前(フリガナ)、ご住所、電話番号をお知らせ下さい。↓

http://www.yamba-net.org/modules/formmail/index.php?id_form=1 

主催:八ッ場あしたの会 群馬事務局(渡辺) tel/fax027-253-6706

http://www.yamba-net.org/

懇親会:要予約。会費2500円を予定しています。

プログラム詳細はこちらへジャンプ!

http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=601 

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2008年7月 3日 (木)

最大配水量操作の「Xデー」告発

八ッ場ダム訴訟で元都職員が最大配水量操作の「Xデー」告発

http://www.kinyobi.co.jp/KTools/antena_pt?v=vol708#2

週刊金曜日 第708 20080627日へのリンクです。

傍聴席は満員のツメツメ。

興味深い裁判でした。

今後の日程などはこちら

http://www.yamba.jpn.org/

http://www.yamba.jpn.org/schedule.htm

●茨城、水戸地裁(証人尋問)の期日が近づいています。

715日(日)証人尋問予定

10時~12時・・・・・嶋津暉之氏

130分~5時・・・川崎和明氏(国交省関東地整元河川部長・

                             利根川河川整備基本方針策定責任者)

                  早乙女英男(茨城県土木課長・茨城県の治水政策責任者)

こりゃ、いかなきゃ・・・。

お誘いの茨城の「八ッ場ダム住民訴訟通信-40」転載します。

「ibaraki40.doc」をダウンロード

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2008年6月18日 (水)

山場を迎えた八ッ場ダム住民訴訟

八ツ場ダム住民訴訟原告からのお知らせ!

私も傍聴へ行きます。

~~~~~~~~~~~~~~~

山場を迎えた八ッ場ダム住民訴訟

6月20日(金)・7月30日(水)

東京地方裁判所103号法廷(定員90人)

1:30~4:30

『東京に八ッ場ダムは必要』の虚構を明らかにする証人尋問。ぜひ、傍聴に来て下さい!

※手荷物検査があるので10分前までに来廷してください

東京地方裁判所:千代田区霞が関一丁目14号 

裁判所合同庁舎

丸ノ内線・日比谷線・千代田線霞ケ関駅A1出口から徒歩約1

有楽町線桜田門駅5番出口から徒歩約3

★八ッ場ダム裁判とは?

200411月に八ッ場ダム関係6都県で一斉に八ッ場ダム事業への公金支出差し止めと水利権獲得放棄を求める住民訴訟を起こしてから、3年半が過ぎました。

法廷では、利水、治水、地すべり・ダムサイトの危険性、環境問題の各テーマで、ダム建設の欠陥を追及してきました。とりわけ、水余りで不要になった利水では、自治体が主体的に八ッ場ダム計画から降りることができることを指摘してきました。そしていよいよ、証人尋問のステージを迎えました。東京地方裁判所では2日間(620日と730日、合計6時間)、茨城でも2日間(715日と7月29日、合計11時間)の証人尋問が決定しました。残りの4地裁でも次々に決定することでしょう。

ここからは、原告と被告の間の書面のやり取りだけではなく、生身の人間が証人に立ち、専門分野の知見に基づいて「八ッ場ダム建設事業の違法性」を明らかにします。被告側証人(利水や治水の担当者)に対しても、事業に参加する根拠と費用対効果について明確な説明を求めていきます。

★ 証人尋問の見所

620日は、二人の元東京都職員が証人に立って東京都の水政策を斬ると同時に、東京都水道局の責任者に説明を求めます。原告側証人は、問題点をわかりやすく説明する予定です。

7月30日は、元新潟大学教授の大熊孝先生が治水の証人として登場されます。

利根川治水の第一人者であり、先日も現地調査で国交省の言い分を論破する重要な証拠を入手されました。

裁判に勝利するためには、傍聴席を満席にして、多くの人が裁判に関心を寄せていることを、裁判官に示すことが何より重要です。

無用で危険な八ッ場ダム事業をストップさせるために、裁判傍聴をお願いします!

●八ツ場ダムとは?

 利根川の洪水調節と都市用水の開発を目的として、群馬県長野原町の名勝吾妻渓谷に1952年に計画されたもののいまだ本体未着工。国交省が事業主体で茨城、群馬、埼玉、千葉、東京、栃木の各都県が参画。総貯水量約1億トン。総事業費はダム建設の他に周辺整備等の関連事業も含めると、約5000億円と予想され、日本一高額なダムとなる、

現在は社会状況が変わり全く不要なダム。川原湯温泉を始めとする水没予定地の住民を、半世紀以上もダムで翻弄し、疲弊させた国の責任は重い。

●なお、他県の証人尋問の日程は以下の通り。

水戸  7月15日(火)午前10時~午後5時 利水、治水

    7月29日(火)午前10時~午後5時 治水、利水 

前橋  9月5日(金)午後1時30分~ 環境、危険性

    10月3日(金)午後1時30分~ 利水

千葉  8月26日(火)午後1時30分~ 利水

お問合せ:深澤(042-341-7524)まで

~~

こちらも合わせてご覧あれhttp://www.yamba.jpn.org/

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2008年6月14日 (土)

ないわけがないが、ほんとうにない

発信しないといけないことがたくさんありすぎて、毎度追いついていませんが・・・

6月3日参議院財政金融委員会で、富岡由紀夫・参議院議員が、八ツ場ダム事業の再評価を行った委員会(昨年12月開催)で出された資料のおかしさを追及しました。

その模様を是非、以下の参議院のライブラリービデオでご覧ください。

以下をクリックして、富岡由紀夫議員の右側のアイコンをクリックすると再生できます。

(ビデオカウンターは18:00~ぐらいから)

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/reference.php?page=1&cd=2745&tx_mode=consider&sel_kaigi_code=0&dt_singi_date_s=2008-01-18&dt_singi_date_e=2008-06-13&tx_speaker=&sel_speaker_join=AND&tx_anken=&sel_anken_join=AND&absdate=2008-06-03&sel_pageline=10&dt_calendarpoint=2008-05-14&abskaigi=no 

昨年12月、費用便益分析(B/C)が2.9になることを根拠の一つに八ツ場ダム事業は「継続」とされたわけですが、この根拠資料が、「存在しない」ということが国会で明らかにされたわけです。

国土交通副大臣が「ないわけがないが、ほんとうにない」と言って笑っている。笑っている場合じゃないんですけど・・・。幽霊のような根拠のもとに、国も借金、1都5県も借金。利息も入れれば1兆円近い事業を継続ということになる。

文字で議事録を読みたい方は、こちらへ!

http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=579 

こちらも合わせてお読みください。

http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_daa6.html

こんなにヒャラヒャラと答弁しながら、その根拠データが存在しないというのです。

副大臣と一緒にご唱和するしかないんでしょうか?

「ないわけがないが、ほんとうにない?!」

それじゃすまないでしょう。やっぱり。

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2008年6月11日 (水)

八ツ場ダムを止めるか、首相を辞めるか

「カスリーン台風」備えるはずが八ッ場ダム効果なし

朝日新聞 社会面 2008年6月11日

という記事が出ました。

以下は、その記事のネタもとである質問主意書を掲載した

八ツ場あしたの会の渡辺洋子さん達からいただいた情報のコピペを中心に・・・

●石関議員の質問主意書、政府答弁書、八ッ場ダム研究会のコメント

http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=576 

●「八ッ場ダム議論再燃も」◆国の試算、見直し必要

http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000000806110002 

2008年6月11日 朝日新聞群馬版

●「初の本体関連工事 安全祈願祭 遅れに住民苦言」

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20080610-OYT8T00879.htm 

2008年6月11日 読売新聞群馬版

●群馬県議会の県土整備常任委員会の様子

関口茂樹県議がブログにアップされています。

http://sekiguchi.blogzine.jp/ 

 

●現在発売中の「週刊朝日」に

「『福田ダム』工事受注業者から首相に渡っていた”違法献金”」

オマケ Watch it !

田中優さんの「ダムはムダ」(ユーチューブ)↓

http://jp.youtube.com/watch?v=5F09Zg9oKGQ 

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2008年5月31日 (土)

見直しの都県議員の会に対抗

最近の八ツ場ダムニュースへのリンクです

八ッ場ダム推進議連発足へ 自民県連2008530  読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20080529-OYT8T00885.htm 

山内工業、不適切寄付自民第5支部にも(2008530  読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20080529-OYT8T00902.htm 

「八ッ場ダム準備工事へ」2008531日(朝日新聞群馬版)http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000000805310002 

「八ッ場バイパス工事現場 崩落土砂を半年間放置 地質調査てまどる 「安全性に問題」の声も」2008531日(毎日新聞群馬版 )http://mainichi.jp/area/gunma/news/20080531ddlk10040282000c.html 

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2008年5月20日 (火)

八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会

八ツ場ダムの予定地である群馬県議有志が呼びかけて、519日に 「八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会」が必要性の検証などを柱に結成された。

20080520日各紙が取り上げている。

「群馬・八ッ場ダム建設:自民・埼玉2県議も検証会に参加 見直し機運高まりも」

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080520ddm012040116000c.html 

毎日新聞東京朝刊

「八ッ場徹底検証決議1都5県議員の会 60人参加」

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20080519-OYT8T00876.htm

読売新聞群馬版

八ッ場ダム建設:「1都5県議の会」発足 要綱に「事業の監視」明記

http://mainichi.jp/area/gunma/news/20080520ddlk10010310000c.html 

毎日新聞群馬版

「八ッ場ダム 6都県議が会結成」

http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000000805200001 

朝日新聞群馬版

上記がリンク切れしたらこちら↓八ツ場あしたの会へ

http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=555

http://www.yamba-net.org/

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2008年5月17日 (土)

破堤、越水の想定と整備計画の関係は?

大河原雅子参議院議員提出

八ツ場ダムの洪水調節に係る便益の算定に関する質問主意書(平成二十年四月二十三日)

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/syuisyo/169/syuh/s169114.htm

政府答弁(平成二十年四月三十日)

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/syuisyo/169/touh/t169114.htm

をもとに、答弁ダイジェストを勝手に作りますと、以下のようになります。

     八ッ場ダムの洪水時に発生する被害を軽減する便益の算定に当たっては、利根川水系全体で、15の氾濫ブロックが設定されている

     これらの氾濫ブロックで、「破堤地点又は越水地点として想定した地点」は次の通り。

◎左岸では上流から順に同川河口から、

・二百五キロメートル付近の地点である群馬県前橋市敷島町地先、

・百五十一・五キロメートル付近の地点である群馬県邑楽郡明和町大輪地先、

・百三十二キロメートル付近の地点である茨城県古河市中田新田地先、

・八十二キロメートル付近の地点である茨城県取手市長兵衛新田地先、

・七十八・五キロメートル付近の地点である茨城県北相馬郡利根町押付新田地先

・三キロメートル付近から十八キロメートル付近までの区間である茨城県神栖市波崎地先から太田地先まで。

 
◎利根川の右岸側については、上流から順に、同川河口から、

     百九十六キロメートル付近の地点である群馬県高崎市萩原町地先、

     百三十六キロメートル付近の地点である埼玉県北埼玉郡大利根町弥兵衛地先

     四十五・五キロメートル付近の地点である千葉県香取市川尻地先であり、

     江戸川の左岸側については、上流から順に、同川河口から、

     五十八キロメートル付近の地点である千葉県野田市関宿江戸町地先、

     四十八・五キロメートル付近の地点である千葉県野田市岡田地先、

     三十七キロメートル付近の地点である千葉県野田市今上地先、

     三十三キロメートル付近の地点である千葉県流山市大字中野久木地先、

     二十六キロメートル付近の地点である千葉県流山市大字木地先

     十一・五キロメートル付近の地点である千葉県市川市大洲三丁目地先

 

     同「破堤地点又は越水地点として想定した地点」のうち

河川管理施設等構造令に基づけば、

堤防の高さ及び天端幅の基準を満たしていない堤防は、

国土交通省の測量結果により、以下の2地点

・群馬県邑楽郡明和町大輪地先

・茨城県古河市中田新田地先

     さて、関東地方整備局が、利根川水系の河川整備計画に関する有識者会議の開催の案内を発表した。5月23日(金)2:00~さいたま新都心だ。

http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/kisha/h20/05/0106.pdf

果たして“有識者”は、破堤や越水の想定(この想定は八ツ場ダム事業を継続する判断材料となった費用便益比の計算の根拠=八ツ場ダム必要性の根拠でもある)と、整備計画の関係をどう考えるだろう?  

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八ツ場ダム訴訟のニュース

八ツ場ダム訴訟いよいよ、「証人尋問」のクライマックスへと!

●ストップ!ザ八ッ場ダムニュース東京13号

http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/tokyo/news13_tokyo.pdf 

●茨城 八ツ場ダム住民訴訟通信 38号

http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/ibaraki/tsushin_38.pdf

●ストップ!ザ八ッ場ダムニュース群馬16号

http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/gunma/news_gunma_16.pdf

第20回裁判

東京 7月30日(金) 午後 1時30分 東京地裁(証人尋問)

第19回裁判

群馬 6月27日(金) 午後 1時30分 前橋地裁
東京 6月20日(金) 午後 1時30分 東京地裁(証人尋問)

第18回裁判

群馬 5月30日(金) 午後 1時30分 前橋地裁
宇都宮市 7月16日(水) 午後 4時45分 宇都宮地裁(結審)
東京 6月11日(水) 午前10時30分 東京地裁(弁論準備)
埼玉 6月11日(水) 午前11時00分 さいたま地裁

第17回裁判
栃木 7月 3日(木) 午前11時00分 宇都宮地裁

宇都宮市  5月14日(水) 午後 1時15分 宇都宮地裁
茨城 7月29日(日)午前10時00~12時00分 水戸地裁(治水)
               午後1時30分~ 5時00分

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青山貞一さんの舌鋒

環境総合研究所の青山貞一さんのメディアから転載!

●群馬県八ツ場ダム

◆青山貞一:<検証・八ツ場ダム④>「官僚社会主義」で財政破綻

 http://www.eritokyo.jp/independent/aoyama-col8090.htm

◆青山貞一:<検証・八ツ場ダム③>河川改修による自然・景観破壊

 http://www.eritokyo.jp/independent/aoyama-col8079.htm

◆青山貞一:<検証・八ツ場ダム②>橋梁工事による自然・景観破壊

 http://www.eritokyo.jp/independent/aoyama-col8078.htm

◆青山貞一:<検証・八ツ場ダム①>メディアの腐敗と堕落

http://www.eritokyo.jp/independent/aoyama-col8077.htm

 なお、現地視察にもとづく過去の八ツ場ダム関連論考は以下をご覧下さい。

「独立系メディア:公共事業」

 http://www.eritokyo.jp/independent/today-column-public-works1.htm

●長野県浅川ダム

 脱ダム宣言で全国区となりました長野県の浅川ダムですが、村井新知事が強引に脱「脱ダム」を挙行しました。これについては、青山及び梶山弁護士らが長野県公共事業評価監視委員会でこの一年がんばりました。

 http://www.eritokyo.jp/independent/today-column-shingikai1.htm

 毎回かかさず委員会を取材していた朝日新聞の伊藤景子さんが現在発売中の岩波書店の「世界」に詳細な論文を寄稿していますので、そちらもご覧下さい。

~~~

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2008年5月15日 (木)

県土整備部長席は国交省のシマ

千葉の吉川ひろし県議(無所属市民の会)さんが先日オープンメールで流されていたものについて、転載の許可をいただきました。「自治体の県土整備部長」=「国交省からの出向者」という状況。群馬県もそうだし、この記事(http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=550)で紹介されていた鳥取県でもそう、長野県もそうだったし。地方分権推進委員会では、自治体組織の主要ポジションを中央省庁の島みたいに使うことをやめる方向で議論すべきではないかと思います。

というわけで、吉川ひろし・千葉県議会議員のオープンメール

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

皆さまへ・・・(重複ご容赦)

昨日(52日・金)の朝日新聞の「あしたを考える」をご読みになった方も多いと思います。この記事中に出ている「国交省治水課長の青山俊行」は昨年(2007年)の3月まで、国からの出向で千葉県の県土整備部長でした。千葉県議会では「八ッ場ダム関連」の答弁の県側責任者でした。国の出向者が県で答弁して、国に戻ると担当課長?これって何なの?? ふざけんなよ~・・・・堂本知事さん・・・「千葉主権!」ってこういうこと???

吉川洋の過去の議会質問・議事録から、県土整備部長として青山俊行氏の答弁を拾いました。(この他にも数々やっていますが、その代表的なもの)

2004年(平成169月議会・本会議)

質問者:吉川洋

 八ッ場ダムは、事業費が2,110億円から4,600億円に膨れ上がりました。知事は了解を出してしまいましたが、完成年度が遅れれば、その分事業費が増大することになります。そこでお伺いいたしますが、2010年度に完成する見通しとその根拠をまず示していただきたいと思います。

 2番目に、この八ッ場ダム開発について、千葉県の金利を含めた負担金について一体幾らになるのか、それを示していただき、同時に「ちば県民だより」などで県民に問いかけていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 3つ目、利水や治水に役立たないということで、1都5県の5,000人以上の住民の方々が9月22日に一斉監査請求をいたしました。堂本知事が八ッ場ダムが必要であるという根拠は一体どこにあるのかお示しを願いたいと思います。

答弁者:青山俊行(県土整備部長・答弁)・・・(知事は答弁せずに、青山俊行氏が県土整備部長として答弁した。)

 まず、八ッ場ダムでございますが、2010年に完成する見通しとその根拠は何かとの御質問でございます。国におきましては、2010年度の完成を目標といたしました工事工程表を作成しておりまして、民間技術力の積極的な導入を図るなど効率的な施工に努めることにより達成が可能であるとの説明を受けているところでございます。なお、仮に工期が延長されたといたしましても、県の負担が増大しないよう、関東地方整備局及び関係都県等で構成いたします連絡協議会の場において強く意見を述べているところでございます。

 次に、千葉県の金利を含めた負担金について幾らになるのか。また、「ちば県民だより」などで県民に問うべきと思うが、どうかとの御質問ですが、八ッ場ダムに関する金利を含めた千葉県の負担金につきましては、財源等が不確定であることから算定は困難であります。

 なお、事業費に対する千葉県の負担金につきましては議会に説明し、新聞等でも報道されているところでございます。

 次に、八ッ場ダムが必要であるという根拠は何かとの御質問でございます。千葉県は利根川の最下流部に位置しまして、洪水による水害をこうむるようなことがあれば、その被害は極めて甚大なものとなり、県民の生命をも危険にさらしかねない状況にございます。また、本県は水資源に恵まれないため、水需要の3分の2を利根川水系に依存しております。したがいまして、上流ダムの建設により洪水を調節すること、県民生活や社会経済活動に必要不可欠な水を確保することが本県の治水、利水にとって重要と考えております。

===  ====   ====  ==== 

 ※その後、国交省は2010年完成を5年遅らせて2015年にするとの同意を2008年3月に千葉県から取り付けた。

 ※八ッ場ダムの負担は東京都、群馬県、埼玉県、栃木県、茨城県、千葉県で、総事業費は1兆円になると言われる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以上、転載でした。

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辰巳ダム、徳山ダム、淀川

あっと言う間に滞るブログ・・・・。

ここのところ、ダムに関する発信、報道が増えている。

先週のフライデーで肱川の山鳥坂ダム、今月の「世界」で浅川ダム・・・・

紹介しきれないので、ごく一部だけ。

●「巨大ダム住民翻弄 52年目の完成 徳山ダム 長期化の群馬・八ッ場と熊本・川辺川 」

http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=550

2008年5月9日 朝日新聞東海三県版より転載

●兼六園と辰巳用水を守り、ダム建設を阻止する会 (辰巳の会)

辰巳ダム事業認定取消訴訟へ

http://blog.goo.ne.jp/stoptatsumidam/e/d0c7de7f774ae947ff34eb8df83ec28b

●徳山ダム

5月5日運用開始 それでも徳山ダムは不要 近藤ゆり子氏に聞く

http://www.news.janjan.jp/area/0805/0805126875/1.php

●淀川流域委員会

近畿整備局「4ダムは必要」淀川流域委の意見書に反論

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008051300177&genre=A2&area=S00

京都新聞 2008513()

「ダムは最悪の選択」 識者、橋下知事に進言

http://www.asahi.com/politics/update/0513/OSK200805130029.html

朝日新聞 200805132329

「ダムが適切」と国側 淀川水系流域委に反論

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20080514/CK2008051402010977.html

中日新聞2008514

淀川4ダム、計画盛り込みへ=流域委の意見受け入れず-国交省

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2008051400002 

時事通信 2008/05/14-00:09

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2008年5月 7日 (水)

取材拒否事件解決(御礼)

え~、以下のようにお伝えしてきたお騒がせの「取材拒否」ですが

冬柴大臣に手紙を出したワケ

http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_ac83.html

冬柴大臣への手紙

http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_5201.html

最終的な引き金はどの記事ですか?

http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_9908.html

51日に解消しました。取材拒否の上、たらい回しとなって(情けないエリートたちhttp://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_0873.htmlをご参照ください)、「決着をつけるしかない」と思い、振り出しに戻って、428日、「情報公開開示室立てこもり」の意気込みで(当該課以外を巻き込む術)、対応を決めてもらうためにたっぷり待たされるだろうことを予測し(対応されないとなったら立てこもるという気迫で)、GW中にしあげる原稿のための資料を抱えて全部読みあげるつもりで国交省本省へ向かいました。

結論から言うと、「取材に対応するか、文書を特定するかどっちかに決めてください」と迫り、「5月1日に関東地方整備局から対応させる」という回答を、本省の河川局治水課から得て、その通り、5月1日に対応をしてもらい、3月に出した取材項目にそってお答えをいただけました。

応援してくださった方のために、もう少し詳しくご報告すると、始まりは3月。

 

①八ツ場ダムの費用対便益が疑問だらけだったために3月に国交省河川局「治水課」の八ツ場ダム担当者に取材したいないようを送り、その方は(今考えると)八ツ場ダム事業推進にとって差し障りのない点について対応をし、残りが関東地整局河川計画課に振られたところから始まりました。

 

②上記ブログの通りですが、その中で少々はしょったのは、一端、取材拒否の雰囲気が漂ってきたところで、八ツ場ダムに限らぬ一般論として「治水経済調査マニュアル(案)」について本省河川局河川計画課に取材を申し込んだら、はっきりと取材は受けられないと言われてしまい、大臣に手紙を書くというエキセントリックな手法にこちらも打ってでました。もともと、雑誌「世界」の取材から取材拒否がじょじょに始まってきたので、これらで解決をしないとどうしようもなかったのです。

③あとはおおよそブログの通りです。

その中で、八ツ場ダムの必要性に関わる重要な質問項目については、大河原雅子参議院議員が質問主意書でも正式な政府答弁を取ってくださいました。

http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_1c14.html 

どのような想定で八ツ場ダム事業が成り立っているのか。

その答弁で(そして私の取材でも)明らかになってきました。

GW中、ブログ更新を封印し、遅れに遅れた仕事を取り戻すためにシャカリキでしたが(近場の山で新緑を楽しみましたが)、まだまだ追いつかず、当分、更新が滞るかもしれませんがご容赦を!

それにしても、「申し訳ございませんでした」と一取材者に丁寧にご対応くださった関東地方整備局の河川計画課長、本省の情報公開室のご担当者、本省の治水課の皆様、最初にやり玉に挙げさせていただいた本省の河川計画課長(一番エライ人だからやり玉にさせていただきましたが)、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました

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八ツ場ダムの便益に関する質問主意書

質問主意書とは、国会議員から政府に対して文書で出す質問で、国会法にもどいて原則7日間で政府が答弁を出します。先日、参議院で八ツ場ダムに取り組んでいる大河原雅子議員が質問主意書を出されました。すでに答弁は出ていますが、参議院のウェブサイトには現時点ではまだ質問だけ掲載されています。時々、以下をクリックして答弁が出ていないか、確認していただけるとよいかと思います。

質問第一一四号
八ツ場ダムの洪水調節に係る便益の算定に関する質問主意書
右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/frameset/fset_c03_01.htm

平成二十年四月二十三日

大 河 原 雅子   

       参議院議長 江 田 五 月 殿

八ツ場ダムの洪水調節に係る便益の算定に関する質問主意書

 今年の一月二十三日の参議院本会議で、八ツ場ダム事業は当初計画から比べ、完成年度は十五年遅れで二〇一五年度、総建設事業費は倍増して四千六百億円に膨れ上がり、基金事業や起債の利息を含めると総額が八千八百億円にも達し、日本史上最高額のダムになることを私は指摘した。完成年度や事業費が当初の想定から大きくずれたことを鑑みれば、事業の妥当性を改めて厳正に検証する必要がある。

 
 昨年十二月、国土交通省関東地方整備局は、事業評価監視委員会で治水に関する費用便益費比の概要を明らかにし、治水に係る便益は八千五百二十五億円であるとした。そのうち、「洪水調節に係る便益の算定」として「ダムによる年平均被害軽減想定額として」八千二百七十六億円と計上した。この総定額は、治水経済調査マニュアル(案)(平成十七年四月)に基づいて算定されたことが分かっているが、その算定の前提は不明である。

 

 たとえば、治水経済調査マニュアル(案)は「被害防止便益の算定にあたっては、幾つかの想定が必要」であるとし、その一つ「破堤地点の想定」については、「堤防が機能しなくなる地点(破堤地点や越水地点)を想定する必要がある」とする。また、その地点は、「氾濫ブロック毎に被害額が最大となる地点を破堤地点として想定」することになっているが、具体的にそれがどこを指すのかは、事業評価監視委員会では明らかにされなかったため、必要性の判断のもととなるこれらの重要な想定についてはブラックボックスに入ったままである。
 利根川流域住民の安全確保や意識喚起、さらには納税者に対する河川管理者としての責務を果たすためには、これら想定について、誰もが分かる平易かつ明解な言葉で説明される必要がある。
 そこで、以下、質問する。

一 想定のもととなっている洪水の規模を明らかにされたい。

二 利根川水系ではいくつの氾濫ブロックが想定されているか。

三 その各ブロックにおいて、「被害額が最大となる地点を破堤地点として想定」した地点はどこか。地名とともに、下流から何キロメートル地点の右岸、または左岸などと、可能な限り分かりやすく示されたい。

四 今現在、これら「被害額が最大となる地点を破堤地点として想定」した地点の堤防の状況はどのようなものか。

五 国土交通省関東地方整備局では、平成十八年までに各水系で堤防詳細点検を行ったと聞くが、「被害額が最大となる地点を破堤地点として想定」は、利根川の堤防の点検で判明した結果を反映させたものかどうかを明らかにされたい。反映をしていないとすると、「被害額が最大となる地点を破堤地点として想定」する際、どのように想定したのかを分かりやすく示されたい。

六 八ツ場ダムが建設され、想定通りの降雨があった場合、想定した各氾濫ブロックで「被害額が最大となる地点」を流れる流量は、どの程度、軽減されるのか。流量および水位によって示されたい。

七 平成二十年度予算案の策定にあたり、財務省は八ツ場ダムの治水に関する費用便益費比は二・九であるという説明を受けたか。受けたとしたら一から六のような詳細についても説明があったかどうかを明らかにされたい。

  右質問する。

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2008年4月29日 (火)

議会と司法 八ツ場ダムも山場 

●群馬発、東京、千葉、埼玉、栃木、茨城 議会

519日、東京・永田町の星陵会館で「八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会」(仮称)が発足するという知らせをいただきました。2008425日の読売新聞群馬版でも報道されていますが、若干不正確な点もあるようです。以下はお知らせいただいたまま。

「八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会」(仮称)の呼びかけは、群馬県の有志の県会議員たちから下流都県の全都議・県議に行われる。

呼びかけ文で挙げられている八ッ場ダムの問題点(要約)は次の通り。

1. 治水上、利水上の必要性についての疑問

2. 巨額な税負担

3. 水没予定地住民の生活再建が困難

4. 事業費再増額の可能性

5. 地質の悪条件による災害の危険性

6. 名勝・吾妻渓谷の自然破壊

1都5県議会議員の会の活動目的(案)は次の通り。

1.八ッ場ダムの必要性の検証

2.ダム事業の実態調査

3.水没予定地域住民の真の生活再建を支援

そして一方、

●八ツ場ダムを巡る住民訴訟も山場へと向かっています

http://www.yamba.jpn.org/ 

傍聴スケジュールはこちら!

http://www.yamba.jpn.org/schedule.htm

訴訟資料も充実!

http://www.yamba.jpn.org/sosho_shiryo.htm

できることはなんでもやる。

そして市民は成長する。

そして、行政は?

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2008年4月26日 (土)

八ツ場あしたの会

「八ツ場ダムを考える会」が「八ツ場あしたの会」に発展改名し、新しい活動を始めている。

その一つは、国会請願の署名活動だそうだ。内容は

 1.八ッ場ダム事業の見直しを求めます。
 2.水没予定地域再生のための法整備を求めます。

トップページからスクロールするとhttp://www.yamba-net.org/ 

署名用紙に辿り着く。

それから八ツ場ダム問題
英語版
http://www.yamba-net.org/eng/
フランス語版http://linked222.free.fr/cp/links/japan/yamba.html

最近開催された「2008年 八ッ場ダムを考える会総会 記念講演」はこちら↓

http://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=528 

そして

未来バンク仕掛け人の田中優さんを招いての学習会が

 日時: 200868日(日)  開場1330  学習会14001615 
 場所: 慶応大学三田キャンパス 大学院校舎1F 311号室

資料代500円で開かれる。

詳しくはこちらhttp://www.yamba-net.org/modules/news/article.php?storyid=540 

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情けないエリートたち

だんだんだんだん腹が立ってきた。この国のエリートは本当に情けない。

23日、4時半過ぎに用事が済み、国土交通省の情報公開室に駆けつけた。

「八ツ場ダムによる年平均被害軽減期待額の算定のもととなった資料で、治水経済調査マニュアル(案)(平成174月)に基づいて作ったもの」の文書を特定したいと開示請求に臨んだ。実に私はお人好しである。

文書の特定は、情報公開室から担当課に問い合わせて行われる。国と交通省河川局河川計画課から人がわざわざ二人来て、これは関東地方整備局に請求してもらいたいと言う。それでいいでしょうかという。

そこですでに本省河川計画課に取材の形で問い合わせたところ、関東地方整備局が担当だというから問い合わせて待っているが1ヶ月近く経つが何の連絡もよこさない。こちらからも何度も問い合わせているが担当者は何度電話してもいない。電話に出ない。開示請求をするしかないから来たというと、「そんな対応になっているとは、申し訳ございません」と言って情報公開室の人が頭を下げる。

しかし、「これは関東地方整備局の方で把握しているということなので」と繰り返し、窓口に言っておきますのでというので、おとなしく関東地方整備局の情報公開窓口の担当者名と電話番号をもらって帰ることにした。バカだった。あそこで座り込みでもすれば良かった。いや、本当にそう思う。彼らのズル賢さに私は何度騙されるんだろう。

24日朝、出先から関東地整局窓口に電話。要件を伝える。今度も最初だけ調子がいい。午後、用事を終えて帰宅途中、携帯から電話をするが、まだ担当者と連絡が付かないという。帰宅し、また連絡をするがまだ担当者が戻っていないという。あり得ない。やはりサボタージュだ。そこでとにかく文書を特定したいからFAXを送るとして、次のようなFAXを送った。 

=================

文書特定のため、添付する「八ツ場ダム 様式―7」費用対便益 資料の

出典をお教えください。なんらかの検討業務資料から取られています。

この1枚は関東地整局さんが出されたものです。

=================

という紙をつけ、「八ツ場ダム 様式―7」費用対便益 資料をFAXした。

この資料だけでは何も分からないのだ。

 

開示請求のためにこれ以上に詳しい指定はありえない。

文書が特定されれば開示請求にいくからとにかくよろしく頼むという主旨を丁寧に伝えて、電話を切る。

(本当なら「いい加減にしやがれ、バカやろう」と言いたいが)

度は紹介された窓口の担当者でさえ電話に出なくなった。夕方、情報公開の窓口担当者は捕まるが、関東地整河川計画課の担当者はまだ戻っていないから分からないという。

25日朝、再び電話をする。

文書の特定が仕事のはずの情報公開窓口はまだ担当者に連絡がつかないという。

一度出している文書なんだから、その出典が特定できないわけがない、というと

「そうですね」と応じる。

 

「開示請求しろというならする。

それ以前に取材を受けるというならその方がいい。

どっちでもいいからとにかくどちらか対応するよう言ってくれ」

夕方、他の案件の取材中に関東地整局の情報公開窓口担当から電話がかかってくる。

「どうも今日は文書の特定はできそうもない。

開示請求をするならこの文書で十分だ」という。

そして、FAXで送ったことを、郵送でやってくれれば対応するという。

つまりサボタージュであり時間の引き延ばしだ。

取材中だったので細かいことを考えている間はなくテキトウに切る。

 

そして、だんだんムカムカと腹が立ってきた。

月曜日に国交省へ行くしかない。

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2008年4月21日 (月)

今日の八ツ場ダム情報

大臣への手紙ふりがなを間違えてしまいました。格好悪い(苦笑)

 

×鞠躬盡瘁(きっきょうじんすい) 

○鞠躬盡瘁(きっきゅうじんすい) 

ということで、直しました。訂正してお詫びします。

「努力を惜しまず職務を尽くす」という意味だそうです。

ついでに今日の八ツ場ダム情報です

4月18日 毎日新聞群馬版

「八ッ場ダム 膨らむ事業費 本体工事費わずか9%」

http://mainichi.jp/area/gunma/news/20080418ddlk10010024000c.html 

「英語の方が分かりやすい」というコメントをいただきました

http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_4201.html

中学生レベルの英語で分かりますので、中高生のお子さんと一緒にぜひどうぞ。

文法はTOEFL100%のお墨付き?をいただいているので大丈夫だと思います。

学校の教材としてもご利用ください?!

では今日も取材活動頑張ります!遅刻遅刻!

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2008年4月19日 (土)

最終的な引き金はどの記事ですか?

いろいろ書いている結果、いろいろ影響があることが国交省河川局河川計画課が私の取材を受けられない理由らしいが、一体このうちのどれが最終的な引き金になったのだろうか。福田総理への直訴状のつもりで書いた岩波書店の月刊「世界」20084月号に掲載された「未来世代にとって八ツ場ダムは必要か」ではないかと思っているのだが、さてどうだろう?

こうして一覧にしてみると、随分、書いてきたなぁと我ながら思います。

しかし、書いている意味はあるのだろうかと自問自答することの方が多かった。

  

今回のように私の書き物による「影響がある」と(それがどういう意味かはトント分からないが)、当の担当課にフィードバックをいただけて、初めて、あぁ、意味があったのかと思えた。

しかし、喜んでいる場合ではない。どうしたものかいろいろな妄想が膨らんだが、わざわざブログを読んでいると言ってくれているのだから、ブログで訴えることにした。このブログ、または、以下の記事の一体どれが理由で取材を受けないというのか、逃げも隠れもせずちゃんと答えて欲しい。

国土交通省河川局河川計画課が

まさのあつこの取材拒否をする理由らしい「いろいろ」一覧

 

●週刊金曜日 連載「脱!脱脱ダム」

「長野県 5ミリの「減災」にしかならない穴あきダムの正体」2007330日号

「滋賀県 ダムありきから、人が死なない治水政策へ」2007518

「熊本県・川辺川ついにはじまった推進派の内部崩壊」2007608 

「群馬県・八ッ場ダムこれで『最後』という前にすでに適地はなくなった」2007727

「淀川流域委員会仕掛け人の脱『官僚』」20071130

「愛媛県・山鳥坂ダム アセスの担当者は『環境の素人』だった?」200844

●月刊環境情報誌グローバルネット 連載「川、開発、ひと~日本の経験、アジアの経験」

「利根川で住民参加は実現するか」200611月号

「余った農業用水の再配分で八ツ場ダムは要らなくなる」20071月号

「ナムトゥン2ダムはラオスの貧困削減になるか」20072月号

「続・ラオスのダム開発~日本が問われるもの」20073月号

「河川事業に戦略的環境アセスメントはどう活かされるのか?」2007年4月号

「穴あきダムは本当に環境にやさしいか?」20075月号

「満身創痍で法令遵守すらされない川辺川ダム計画」2007年7月号

「サクラマスのベビーブーム周期を破壊した二風谷ダム」200712月号

「肱川の知恵を狂わせる山鳥坂ダム」20082月号 

「天塩川の絶滅危惧種を救えない河川法でよいか?」20084月号 

●月刊「世界」 「未来世代にとって八ツ場ダムは必要か」20084月号

 

「  都市問題(月刊)特集「河川は誰のものか」

「流域住民の参加こそ河川行政の基本」第98巻第6/200706月号

     週刊ダイヤモンド 

特集「天下り全データ 2万7882人」2007623日号

特別レポート「財政再建どこ吹く風の選挙対策 公共事業続々復活の呆れた実態」20071013日号

●週刊金曜日

「吉原稔さん 全国初の2つの判決で税金の無駄遣いを止める弁護士」2007316 

「茨城県議に水源開発の意識調査 回答は3人」20071116

     週刊朝日

「アイヌの里にダムは必要か 「聖地」と「生活」のはざまで」20071123日号

●働くものの月刊学習誌まなぶ

「またもタレント知事誕生!どうなるの大阪」20083月号 

(大戸川ダム、川上ダムの話)

 ダム日記2(2004年~) http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/

ダム日記資料室(1995年~)http://www.korogary.com/dam/ 

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冬柴大臣への手紙

以下は国土交通大臣に今日出した手紙です。

直接大臣に手紙を出すなんて青臭いことをするのは、とても久しぶりです

経緯は、先に書いておきました。

∞  ∞  ∞  ∞  ∞  ∞

国土交通大臣

冬柴鐵三様

                     2008419日 

                     ジャーナリスト まさのあつこ

前略 

鞠躬盡瘁(きっきゅうじんすい)を信条とされる大臣にお願いがあり、初めてお便りします。ジャーナリストのまさのあつこと申します。私自身も、大臣のご公務ぶりとは比較にならないかもしれませんが、日頃より、努力を惜しまず職務を尽くし、情報収集活動、分析、および発信に心血を注いでいるつもりです。

さて、この度、ある時点をきっかけに、なんだかよく分からない理由で、「取材を受けられない」と貴省河川局河川計画課に丸ごと取材を断られる、出先機関である関東地方整備局にも居留守を使われ続けるという対応を受けるようになりました。

よく分からない取材拒否の理由は、把握できている限り、次のようなものです。河川局河川計画課の課長をはじめ、職員の言葉どおり再現します。

・いろいろ書いていらっしゃるものをよく読んでいます。

・いろいろ影響があるから。

・まさのさんにはお考えがあるようだから。

しかし、これらは「取材を受けられない」とする理由にはなりえません。そこで次のように聞き返して得た答えは、次のようなものでした。

・いろいろとは?―――いろいろです。ブログも含めて。

・影響とはいったいどんな?―――いろいろです。整備にです。

・「お考えがある」のは当たり前ではないですか?―――とにかく電話も含めて取材はお受けすることができません。

まさしく、私が書いているのは別紙に示すように「いろいろ」です。しかし、「いろいろ」書いていることが取材を受けないことの理由になるのでしょうか? ダムのことを中心に書いていますので「整備に影響がある」とはダム建設のことを指すのでしょうか? もしそうだとしたら、一体どのような影響が何に対してあるのか、そして、一体それが何故、取材を受けないことの理由になるのでしょうか? 私には皆目分かりません。

冬柴大臣、全ての行政機関は、「国民の的確な理解と批判の下にある公正で民主的な行政の推進に資する」(情報公開法第一条)活動が求められているのではないでしょうか。この文言は単に行政文書に適用されるべき言葉ではなく、「政府の有するその諸活動」全てに当てはまる精神ではないでしょうか? なぜ、私の取材が受けられないのか、明確な説明をしてくださいますよう、部下である貴省河川局河川計画課長以下課員に対し、ご指導くださいますようお願い申し上げます。

草々

∞  ∞  ∞  ∞  ∞  ∞

冬柴国土交通大臣への手紙「letter_to_minister_of_mlit.doc」をダウンロード

別紙 国土交通省河川局河川計画課が取材拒否をする理由らしい「いろいろ」一覧

「attached_list_of_articles.doc」をダウンロード

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冬柴大臣に手紙を出したワケ

驚いたことに国土交通省河川局河川計画課は、課長を先頭に私の書いた「いろいろ」、そしてこのブログまでを読んでおり、そして「取材を受けられない」と言い出した。

仕方がない。部下の対応が悪い場合、その上司に改善を訴える。

そこで国土交通大臣に、手紙を出すことにした。

それなりに捨て身の覚悟だ。ジャーナリストにとって「取材」は命。

説明責任を果たすことは行政マンの責務。

私が聞きたいのは次のようなことだった。

福田総理のお膝元、群馬県の八ツ場ダム事業に関しては、昨年1221日に開催された関東地方整備局事業評価監視委員会で「費用便益費」が明らかにされた。

治水に係る便益は8525億円と算出されていた。これは「治水経済調査マニュアル(案)平成174月」に基づいて計算されたとされている。

しかし、八ツ場ダムの治水効果は、降雨の場所によってはゼロ(1947年カスリーン台風)、また想定した場所に想定雨量が降っても流量は想定流量の3分の1にとどまった(2007年台風9号)ことが判明している。

そこで、費用便益計算およびその手法の正当性に疑問があると考え、上記マニュアルに沿って八ツ場ダムの費用便益について質問項目を送り、詳細な取材を続行することにした。

たとえば、マニュアルによれば、便益は、破堤すれば被害額が最大となる地点を破堤地点と想定してその被害軽減額を算出することになっている。そこでその「想定破堤地点」や、その地点の「現状の堤防(左岸、右岸)の状態」を尋ねたところ、「取材を受けられない」もしくは居留守という対応を受けるようになり、当初は3月中に、最終的に47日にお答えをもらえるはずが、約1ヶ月が経過しようとしている。 

事業は粛々と進められている。この程度の説明ができずに事業が進んでいいか?いいわけがない。そこで、「なぜ、私の取材が受けられないのか、明確な説明をしてくださいますよう、部下である貴省河川局河川計画課長以下課員に対し、ご指導くださいますよう」に、大臣にお願いの手紙を今、送った。

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国交省河川局河川計画課がこのブログを読んでいるというので

Surprisingly enough, this blog is read by VIPs of the Japanese Ministry of Land, Infrastructure and Transport. Getting to know that, I decided to send an open letter to Tetsuzo Fuyusiba, the Minister of MLIT for a reason. I have to ask him why his men at the River Planning Section of the River Bureau do not receive my interview.

「letter_to_minister_of_mlit.doc」をダウンロード

 

They gave me no choice. The men in charge do not pick up a phone, they do not answer my questions, and they do not want to see me, because they say, “You have your own ideas”. Of course I have an idea or two or dozen or even thousands. That’s why I ask. That’s why I need to interview them and find out if my ideas are right or wrong or what they think. That is my job. Journalists DO HAVE ideas. That’s why we interview them, the bureaucrats, don’t we?

The letter is only in Japanese though. Sorry. But basically it is simply asking the Minister to order his men to receive my interview. And I attached a list of articles I wrote about dam projects, because they refused to receive my interview saying, “You have done various writing” and I do not understand which one they did not like and became their reasons to refuse my interview. 

「attached_list_of_articles.doc」をダウンロード

You might be asking yourself why this is English and the letter isn’t. Well, the letter is for my Minister and this is for me keep going. I am always better at being angry in English than in Japanese. My Japanese speaking personality is badly easy to give up the fight I am supposed to fight. I want to and need to fight to the end this time, I need my anger keep going.

So, the bottom line is I just want to interview them. I want them accountable for whatever they are doing by using our tax payer money. This is a fight to protect my freedom of speech. Let me interview YOU GUYS, the River Bureau.

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2008年3月15日 (土)

福田首相への直訴状のつもりで

現在発売中の月刊「世界」4月号で

「未来世代にとって八ツ場ダムは必要か」

http://www.iwanami.co.jp/sekai/index.html

を福田首相への直訴状のつもりで書きました。

以下は、「八ッ場ダムをストップさせる東京の会」の深澤洋子さんからいただいた八ッ場ダムの工期延長をめぐる1都5県の議会の動きを元にチェックした審議中継ライブラリーのリンク先です。★は見ながらの感想です。

●群馬県議会

○平成20227日(水)群馬県本会議での関口茂樹県議の質問

(1)八ッ場ダムの必要性について

(2)八ッ場ダム事業の再評価について 

○平成20307日(金)群馬県議会本会議での関口茂樹県議の

「八ッ場ダム基本計画の変更案」に対する反対討論  

●千葉県議会

○平成20年3月7日() 千葉県議会での吉川洋県議の質問

(ライブラリー再生の3:07頃から)

http://www.pref.chiba.jp/gikai/chukei/rokuga/index.html 

ボードを使っての冷静な問いかけ

2015年までの水供給量 予測と実績の乖離

2015年までの一人一日最大給水量 予測と実績の乖離

2015年までの工業用水 予測と実績の乖離

○平成20年3月13日(木)

http://www.pref.chiba.jp/gikai/chukei/rokuga/index.html

小松実県議(ライブラリ再生の17:25) 

5万トンの工業用水が余っているのに(100億円の無駄)、これから4万トンを八ツ場から受けるのか?

★知事は質問されても逃げているんですね

○平成20年3月13日(木)

http://www.pref.chiba.jp/gikai/chukei/rokuga/index.html

大野博美県議(ライブラリ再生の720~)

予算配分でダム事業が河川改修事業に比べ偏重と指摘

「千葉県がどれほどの治水効果を受けるのか」との質問に

担当課長が「千葉県の効果は計算されていない」

★びっくり!千葉県は効果も知らずに参加しているのか!

○次は317日(月)県土整備常任委員会

東京都議会

○平成20311日(火)予算特別委員会(総括質疑)

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/video2008-t1.htm 

山下太郎都議(再生ライブラリの4:51~)

○次は317日(月)都市整備委員会

     埼玉県議会

知事が、2/25()2:55~に「費用が大きく跳ね上がるは工期は延長されるは不愉快」と答弁http://dvlsv.skipcity.jp/sgikai/2.html 

しかし、「八ッ場ダム建設:工期延期に同意決定-県議会委」 毎日新聞埼玉版

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20080308ddlk11010273000c.html 

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2007年10月27日 (土)

ある茨城県民の怒りと悲しみ

「茨城県の水問題を考える市民連絡会」の神原禮二さんからいただいたアンケート結果とコメントです。

この話http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_79c5.htmlの続きです。私の余計な解説は不要なので、以下をそのまま読んでください。

茨城県の財政危機と水資源開発に関する

県議会議員アンケートを省みて

県民の問いかけを“黙殺”した58人の県議。

県議会議員へのアンケートは予想通りの結果に終わった。設問に回答を寄せた議員は3人。陸海空の大型開発を反対してきた日本共産党の大内久美子議員、山中たい子議員と、民主党でただ一人八ッ場ダムの反対を表明している川口浩議員だった。その他の議員はすべて無回答であった。真正面から私たちの問いかけに答えられた3人の議員に感謝申し上げたい。

「本件は係争中のものゆえ、回答を控えさせていただきたい」と、回答しない理由を送ってきた議員は、自由民主党所属の3人の議員だけであった。党としての無言の拘束が予想されるだけに、その誠実さに感謝したい。残る58人の県会議員は“黙殺”したつもりだろうと推察する。

私たちはアンケートの依頼にあたって、多忙中の依頼を詫び、その趣旨を説明し、切手を貼った返信用封筒を同封した。80円程度の通信費は、政務調査費で処理するのか、話題の事務所経費で処理するのかは不明にして知らないが、依頼した側の「礼儀」として負担した。しかるに返信すらできぬということは、茨城県議という職は、私たちの想像をこえて多忙ということなのだろう。

回答された3議員は「水源開発はすべて不要」で一致。

大内、山中、川口の3議員は所属会派の違いからか微妙に違いはあるものの、「水源開発はすべて不要」「開発事業費は撤退してゼロにすべき」など基本的な問いには、すべて一致した回答だった。

わずかに3人、という声が当然あるだろう。だが回答者の100%が「県の水行政」にNOを示した事実は重い。県議会が“行政府化”してしまったこの県にあっては、わずか3人だからこそ、その勇気と良心の持つ意味は大きい。

“黙殺”は県議の責任放棄でしかない。

アンケートを“黙殺”した県議たちは「これは極少数の特殊な人たちの声」と、核心をずらし、事態の矮小化をはかったことは推測するまでもない。だが、アンケートで問いかけた事柄は、県議という職を誠実に考えたなら、とても“肩透かし”できる問題ではないはずだ。水需要予測も、水源開発も、すべてが執行部の提案を議会が承認して施行されたものだからだ。県の財政危機はそのために惹き起こされたとも言える。

私たちはいま、政策成立時の責任を問うつもりはない。当時妥当と判断したものも、時がたち事態が変わることにより、誤りが明らかになることもあるだろう。それが長期にわたる計画や事業ならばなおのことだ。問われるのは行政をチェックする県議の職責を全うするか否かだ。明らかに誤りと分かった政策は、議会で執行部の責任を問い、正して欲しい。県民の声を矮小化せず真摯に受け止め、自らの見解を明らかにして欲しいのだ。

「係争中だから・・・」で済むのだろうか。

3人の県議の言われる係争中のものとは「八ッ場ダム住民訴訟」を指しているのだろう。だが今回のアンケートは八ッ場ダムについて問うてはいない。問いかけの主体は、アンケートの趣旨にあるように、①本年3月、県が発表した「いばらき水のマスタープラン改定」で結果的に県が水余りを認めたこと。②水余りの水量が現在開発中の水源開発の水量を上回ること。③その県民負担は2000億円に上るが、一方で県財政は未曾有の危機にあることだ。

これらは裁判に関係なく県が抱える重要な問題であり、解決は喫緊の課題であるはずだ。なおかつこれらの問題は県議会で承認されたものゆえ、議員には当事者責任が伴っている。「係争中・・・」などと言わず、当事者として見解を述べていただきたかった。

残念ながら無回答は“黙殺”同様、結果として行政を擁護するものでしかない。

都市用水の用途変更の黙認は、県議会の存在を自ら否定することだ。

 アンケートでは、都市用水の余剰を、環境用水と危機管理用水に用途変更した行政のあり方も問うている。県が水源開発に参加する際には、用途を定め議会の承認をもって為されてきたはずだ。しかるに行政は議会の存在を無視して勝手に変更してしまった。三権の一つの柱である議会は何故黙認するのだろうか。県議会の最大の役割は行政の監視ではないのだろうか。議会の権威と尊厳はどうしたのだろうか。県議会が行政という一方の権力にひれ伏してしまえば、民主主義は根底から覆ってしまう。もはや黙殺したり、第三者を決め込む事態ではない。議員ひとりひとりの見識を披露していただきたかった。

おわりに

 今回のアンケート結果は、見方によれば惨憺たるものとも言える。「それ見たことか」と喝采をあげた人も居るかもしれない。だが、私たちの目的は「茨城県民は今日の事態を危機感をもって見ている」ということを、県会議員ひとりひとりに理解してもらうことだった。その意味では実施できたことで成果あり、と思っている。

 何時からか政治は応援合戦になってしまった。茨城県の場合、県議会の与党は知事の応援団になっている。戦後、執行部提案の否決ゼロ。継続審議も稀なこと。という事実が何よりの証拠だ。悲しいことだが、茨城県の民主主義は一度も日の目を見ずに闇の中にある。いかに保守王国とはいえ異常としか言えないだろう。

 茨城県の民意はどこにあるのだろうか。県議会の与野党632は実態を表しているだろうか(現在は長谷川大紋氏が参院に転じたため与党は62)。先の知事選は自民、民主、公明推薦の橋本氏と共産党推薦の間宮氏の一騎打ちであった。その時の間宮氏の得票率は27.2%。県議会の議席に置き換えれば1718議席に相当する。茨城県の共産党アレルギーを考えれば驚くべき知事批判票といえる。仮に民主党が中央とのネジレを解消して3党の選挙であったならば、橋本氏が勝ったにしてもかなり拮抗した勝負になっていたはずだ。

 いずれにしても、現在の体制は選挙という民主的な手続きで選ばれたものゆえ、その責任はかかって県民の側にあるのだが、歪みは歪みとして認識してゆくべきだと思う。

 私たちはこれからも声を上げてゆく。それが民意を歪めてしまった茨城県民の責任だからだ。

茨城県の水問題を考える市民連絡会

事務局 神 原 禮 二

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アンケート結果「result.doc」をダウンロード 以上転載でした

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2007年9月30日 (日)

茨城県その2

茨城県のニュース、続きです。

神原さんたちは今、「茨城県の財政危機と水