カテゴリー「路木ダム通信」の2件の記事

2008年6月 6日 (金)

路木(ろぎ)ダム通信2

熊本から届きました。路木ダム通信第二弾です。

数日前にいただいていたんですが、転載が遅くなってしました。

そのまま、転載します!「rogi_20861.doc」をダウンロード

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みなさま、路木ダム通信②です。

今回から何回かに分けて「路木ダムってほんとに必要なの?」を掲載します。

これは路木ダム建設計画がある地元・天草市河浦町の方々に、

「路木ダムを考える河浦住民の会」が084月に送った新聞です。

(私は「河浦住民の会」の事務局です。)

路木ダムってほんとに必要なの?

その①

路木ダムを考える河浦住民の会代表 小川浩冶

                         若杉数太

羊角湾を守る漁民の会代表       木浦秀豊

 天草市の合併から2年、国保料をはじめ各種公共料金や税金等の値上げ、市職員の移動による本渡地区以外の地域のいっそうの過疎化など「合併していいことは一つもない」と言う声をあちこちで聞きます。

 さて、羊角湾に注ぐ路木川に、路木ダム建設が計画され20年近く経ちます。

 いったんは中止かと思われた路木ダム事業は、今、旧態依然として当初計画のまま、ダム本体建設へと動き出そうとしています。

 私たちは路木ダム建設による①水道料金の大幅値上げ、②路木川・羊角湾への重大な影響、③危機的な天草市財政へのさらなる圧迫、などを大変心配しています。

 そこで、路木ダムのさまざまな問題点を、地元である河浦地区の皆様にその実態をお知らせして、将来の牛深・河浦住民の生活を考えた場合、本当に必要な計画であるのか、を検証していただくために、勝手ながら新聞を送付させていただきます。

 天草市の合併のようにやってしまってからぼやく前に、はたして路木ダムが本当に必要なのかもう一度考えてみませんか?

1 路木ダム建設によって、水道料金の大幅値上げ!

 路木ダムの建設費は、平成4年度の計画時で90億円と試算されています。

それから16年間を経て、各地の例から考えて、最終的には100億円をはるかに超えるものと考えられます。(計画時と実際の建設費の比較 五和東部ダム:計画49.7億円、実際86.5億円⇒1.74倍 上津浦ダム:計画123億円、実際168億円⇒1.36倍)

 

 現在、水道料金は旧市町の料金で継続されていますが、一番高い地区は御所浦町で2,835円、河浦町は1,610円(いずれも10㎥当たり)ですが、これを天草市発足三年以内に一元化し、同一の料金にするとされています。(旧五和町の水道事業の債務7億円は棚上げのまま)

 また、国や熊本県の財政がひっ迫し、合併により誕生した天草市も約1,000億円の負債を抱えています。路木ダム建設費のうち約17%は天草市の負担となり、天草市の試算では、上水道20%、簡易水道10%ほどの負担増となる、としています。

 しかし、市の試算は16年も前に作られた計画のダム建設費と現在の水道料金収入が前提です。一方、市の予測でも平成1625年度の人口は牛深地区で18%、一町田簡水地区で14%も減少する、と見込んでいます。

 建設費が膨れ上がり、人口が減ると、さらなる負担増となって水道料金の大幅値上げは必至です!

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2008年5月15日 (木)

路木(ろぎ)ダム通信1

日々いろいろ相談が来ます。乗れない相談にはまったくのれませんが、今回来た相談には「自分で書いては?ポイと載せてあげますから」と。書くコツを言い始めたら「素人だからそんなぁ」というので「では、タイトルを『海に生きる男の不器用な路木ダム通信』にしよう。じゃ、そういうことで」と。するとアっと言う間に来まして、私が3日もホールドしてしまって面目ない!

そんなわけで、松本基督さんの『路木ダム通信』が新しいカテゴリーに加わりました。次回からは私のゴタクなしにささっと掲載します。

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松本基督さんの「路木ダム通信」①

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2008511日(日)

みなさん、はじめまして。

この度、この場を間借りして、「路木ダム通信」を始めさせていただくことになりました。私は熊本県天草市の「羊角湾」という所で真珠養殖を営むものです。

さて、熊本県のダムといえば川辺川ダムを思い起こす「ダム日記2」の読者の方々も多いことでしょう。

「路木ダム」は計画貯水容量229t、事業費90億円(1995年計画策定時)と規模も事業費も巨大な川辺川ダムに比べて小さなものです。税金のムダ使い公共事業である点では全く同じです。危機的な状態にある自治体の財政状態をさらに圧迫する、清流を破壊する、海の環境悪化を引き起こすという点でも、同様です。

ところで私の真珠漁場がある羊角湾には、やはり規模は小さいですが、諫早と同じような干拓事業計画がありました。しかし、この事業は、長い中断の後、国営干拓事業としては初めて中止されました。奇しくも諫早のギロチンが落ちた1997年でした。

ほとんど大規模な開発事業が行なわれてこなかったせいか、羊角湾の干潟には80種を超える絶滅危惧種の貝類、甲殻類、塩性湿地植物などが群生しています。日本で他に例を見ない貴重な干潟が残り、日本の南限のアマモ群生場は、魚介類の産卵と稚魚を育むゆりかごとして天草灘の沿岸漁業を支えています。

干拓事業中止後、「地域振興」という名目で、全く不必要な別の埋立て計画が持ち上がりましたが、それもつぶしました。

羊角湾の恵みを受けて生きてきた住民として「今さら事業目的が破綻したダムなんか造られてたまるか」という気持ちで建設阻止のための運動を展開しつつあります。

財政力指数が市として県下最低の天草市の市民としても「この事業はしてはならない」と考えます。

ブログの大家さんであるまさのさんからは『文章は分かりやすく、簡潔に、そしてメリハリをつけて』と言われましたが、海の仕事に携わり「物書き」ではない私にはなかなか難しいかも知れません。

九州の一過疎地・天草からの発信を目に留めていただければ幸いです。

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