カテゴリー「その他のダム」の33件の記事

2011年11月 7日 (月)

川原(こうばる)のさらなる紹介など

おっと「ごうばる」→「こうばる」の間違え。申し訳ございません m_ _m

読みにくいし覚えてもらいたいから連呼したのに、間違えるなんて(涙汗)、ごめんなさい。

日刊SPA!!で書いたことがこちらで紹介された。
http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011
●「石木川まもり隊」の以下の報告もお勧めです。
石木ダムはいらない!全国集会 に寄せられた暖かいメッセージ
http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/e/56f7bedc8930e3e8447257f114c90a61 
力の入った「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」の報告
http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/e/8cf52f8661aad7013256d1235c9c251a 
そのアンケート結果
http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/e/fe771b3f5192f9a095a92ff9b226c407 

● 徳山ダム建設中止を求める会事務局長ブログでも、
川原(こうばる)の紹介満載
http://tokuyamad.exblog.jp/16736674/
人々 http://tokuyamad.exblog.jp/16736734/ 
現地http://tokuyamad.exblog.jp/16739019/ 
集会http://tokuyamad.exblog.jp/16739061/ 
県庁http://tokuyamad.exblog.jp/16739081/

毎年5月の最終土曜日にホタル祭りをするので
誰でも大歓迎だと川原(こうばる)の女性たちが言っていた。行ってみたいと思う方はその時期を狙っては?

写真は「こうばる」ですよ~と慌てふためき、メールをくださった石木川まもり隊の松本さん撮影。こうばる名物(?)のユニークな立て看板の一枚「売って泣くより笑って団結 WE LOVE KOBARU ダム反対」です↓(クリックすると大きくなります)

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2011年10月11日 (火)

22億円の経済効果をもたらす最上小国川のアユ

八ツ場ダム問題が佳境に入っている中ではありますが・・・。

●山形県の最上小国川ダムについて草島進一さんにインタビューしました。
ユーチューブでご覧下さい。(アユが地域に年間約22億円の経済効果をもたらしていることを話されている箇所の録音が上手く行かず、たいへん申し訳ないことにカットさせていただいています。これについては以下のメモで補足させていただきます)

http://www.youtube.com/watch?v=1WBTPmzr8a0

山形県には多くの日本人に知られていない歴史があります。スキー場、ゴルフ場と高度成長期に都会からさまざまな娯楽施設を押し付けられながら(原発と同じですね)、旧特殊法人森林開発公団により建設中だった大規模林道も含めて、地域に根ざす自然保護団体の力で多くの開発事業を中止させてきたことです。

今現在まで残っている最大の未解決問題は、最上川の支流「最上小国川」(もがみおぐにがわ)に予定された「穴あきダム」最上小国川ダムだと言うのです。

この問題を9月30日に山形県議会で質問した草島進一県議に伺いました。草島県議は、近畿大学の有路昌彦准教授の研究チームが行ったアンケート方式による試算で、アユ釣り客が地域に及ぼす経済効果が年間21億8千万円であるとの結果を取り上げ、ダム建設で「流域の経済に損失が発生したら責任を誰が取るのか」と、県土整備部長に尋ねました。

(議事録は草島氏のブログ(http://kusajima.exblog.jp/13763703/) でどうぞ)

自然資源から得られる経済効果の損失リスクを犯してまで山形県が進めようとする最上小国川ダムとはどのような計画でしょうか?これに対して草島県議が提唱する「まちづくり治水」とはどのようなものでしょうか。

イギリスの旅行家イザベラ・バードが「アジアのアルカディア(桃源郷)」と呼んだ川西町において「山形県自然保護団体協議会」が開催したシンポジウム「東日本大震災後の日本の自然保護を考える」でご一緒した草島氏に終了後、懇親会後のロビーにてお疲れのところ、お話を伺いました。

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2011年3月12日 (土)

安全性と老朽化と地震

福島・須賀川でダム決壊 2人の遺体発見、他にも不明者
http://www.asahi.com/national/update/0312/TKY201103120338.html?ref=rss 
2011年3月12日12時3分 朝日新聞

ダム決壊 8人が行方不明 須賀川・藤沼ルポ
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110312t63012.htm
2011年03月12日 河北新報

ダム決壊 5棟流出 福島・須賀川
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110313t63033.htm
河北新報 2011年03月13日日曜日

ダム撤去が進んでいる国々では撤去理由が4つに集約されつつある。
安全性、生態系、政策、経済(得られるべき便益よりコストが上回った)です。

安全性は老朽化や地震と関連しており
藤沼ダムは竣工/1949 (←(財)日本ダム協会のダム便覧)となっています。
米国では老朽化した小さなダムから撤去が始まりました。

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2010年9月 2日 (木)

本『ダムが国を滅ぼす』

いかーん!昨日締め切りの原稿を忘れていた!

人の本を宣伝している場合ではないが
現在のダム問題、丸わかり本、献本をいただいたのでご紹介!

『ダムが国を滅ぼす』
今本 博健 (著), 「週刊SPA!」ダム取材班 (著)  ¥ 1,470 
扶桑社 (2010/8/18)

▼目次 
第一章 日本にもうダムは要らない
第二章 “世界最悪のダム”北海道・二風谷ダム
第三章 マスコミが報じない八ッ場ダムの意外な真実
第四章 全国各地の“ムダなダム”を歩く
第五章 民主党は“ムダなダム”を止められるか
第六章 対談「今こそ“官治”から“民治”への転換を!」 田中康夫×今本博健
第七章 狭い日本は“ムダなダム”だらけ

第七章にある「現在進行中の“ワースト河川事業”」は
これからダム問題を取材しよう!という記者さんたちのネタ本としても
使えるのでオススメです。
足もとにダム問題があるのを知らないアナタにも!

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2010年5月 2日 (日)

「独立行政法人・水資源機構」の事業仕分け

4月28日、『独立行政法人・水資源機構』の事業仕分け!
雨宮隆児さんによるまとめをそのままコピペさせていただきますが、
その前に二つだけコメントさせてください。

●ゲっと驚いたのは、
水資源機構の仕分けは11月にすでに一度やった、という認識になっていたこと。
それウソです。
事前ヒアリングはあったけれど、本番は、直轄ダムの維持管理だけ。
水資源機構については1分たりとも行われなかった。
そんなところからだまくらかされていたのか!と愕然。
というわけで、中身へのツッコミは、別メディアで行います。

● 政府から公認されて事業仕分けの中継を行っていたもののうち、
私は今回、いろいろなコマをニコニコ動画で見たのですが、
メチャクチャ面白かったです。
「廃止!」「廃止じゃないのか~~」というリアクションの速さ。

ダムのゲート等のボタンを押すのを自治体や国では委託することもあるのを
水資源機構の場合は、職員に限っていると機構側が答えたときには
「ボタン押す人の給料いくら?」「100万円でいい」「1千万円!」とか出て
「僕もボタン押すだけの仕事したい!」とか、
思わずコメント参加したくなるというか。

水資源機構の時ではないけれど、
後ろに「美人」がちょっとでも映ると、即刻「美人」というコメントが出たり
美人かどうかのカテゴリーにはいるかどうか微妙な方だと
そういうコメントが出なかったり、
また、後ろで寝ほうけている説明員(官僚?独法職員?)がいると、
「椅子から転げ落ちるアクションが欲しい」とか
「国会と同じだな」と感想が上がったり
う~ん、事業仕分けとニコニコ動画の組み合わせ、最高です。

前置きが長くなりましたが、雨宮さん、毎度、コピペさせていただきます!

(項目名)ダム用水路等の管理業務
(法人名)水資源機構

【結果概要】
利害調整など本来行うべき業務のみを機構が行い、
それ以外は他に任せる(機構の業務としない)
契約については大至急見直し

【とりまとめコメント】
 全体的な議論を通して、また、コメントとしても、利害調整という部分については確かに誰かがやらなければならず機構の業務として認めるという意見が多くあったが、それ以外の業務については、徹底的に厳密に調査し、機構でしかできないわけではない部分については、民間などに任せていくという方向にしていくべき。
 契約関係の問題点についても説明・議論いただいたが、特定法人との契約関係などを含め、即、見直しができる部分が相当あると考えられ、その点について精査を大至急して見直していただきたい。契約方法についても、大至急競争性のあるものに変えていただきたい。組織についてどれだけ人数を抱えているべきかといった指摘・議論も一方であったが、事業としての仕分けを行ったものであるので、機構が本来行うべき利害調整などの業務を残して、それ以外の業務は他に任せるべきということを結論とする。

【評価者のコメント】
●3年以内に自治体等に管理の権限を移す。どうしても機構でないとできないものが妥当かどうか、公の場で検証する。
●天下り法人への発注を止める。独立行政法人に残る部分を国に戻して、独立行政法人は役割を終えること。
●河口堰や水路を含めて考えても、独立行政法人という組織形態でなければ管理が出来ない理由が説明されていない。また配水の利害調整とハードウェアとしてのダム等施設の管理とが一体でなければならない理由も説明されていない。
<以下省略~下記評価結果参照>
◇配付資料
http://www.shiwake.go.jp/data/shiwake/handout/A-20.pdf 
◇評価結果
http://www.shiwake.go.jp/data/shiwake/result/A-20.pdf 
◇組織図・役員名簿・報酬等
http://www.water.go.jp/honsya/honsya/jyohokokai/document/disclosure.html#A01-1 

以下は新聞記事から
◆水資源機構のダム・用水路管理「縮減」判定 事業仕分け第2弾(日経新聞2010/4/29)
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381949EE0EAE2E7978DE0EAE2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;at=ALL 
◆独法仕分け最終日(朝日新聞2010年4月28日13時23分)
http://www.asahi.com/politics/update/0428/TKY201004280168.html 
◆ダム管理は原則民間に-仕分け4日目(時事通信2010/04/28-13:39)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010042800259 
◆仕分け4日目 水資源機構 管理業務『縮減』に(東京新聞2010年4月28日夕刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010042802000191.html 
◆水資源機構 委託業務の7割が「1社応札」(産経新聞2010.4.28)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100428/plc1004282020011-n1.htm 
◆群馬用水、民間・自治体移管も(2010年4月29日読売新聞ぐんま版)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100428-OYT8T01228.htm 

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2010年2月14日 (日)

槇尾川(まきおがわ)ダム論争

ここしばらく更新する余裕がなく、失礼しました。

さて、大阪府で興味深い論争が行われている。

場所は「槇尾川ダム建設事業」等に関する有識者会議。

●論者の1人は河川工学者・今本博健氏
「治水あるいは利水の効果が、自然環境に及ぼす負の影響にもまして、人間生存に不可欠と認められる場合にはじめてダムの建設が容認される」という主張を持つ。

●そして論者のもう片方は、元大阪府副知事・金盛弥氏。
この方は、大阪府土木部都市河川課長→同・土木部長→副知事→元大阪府都市開発株式会社社長という経歴を持つ。ダム推進派である。淀川水系の河川整備基本方針を決めた社会資本整備審議会河川分科会河川整備基本方針検討小委員会の委員も務めた。

この二人の間で、槇尾川ダムを巡る大バトルが続行している。

その第二回会議に
http://www.pref.osaka.jp/kasenseibi/keikaku/makio_yushiki02.html 
その論争の後を辿ることができる資料が掲載されている。
http://www.pref.osaka.jp/attach/4127/00042174/maki02yuu_yuusiryo.pdf 

●再び槇尾川上流部の治水対策について(平成22年2月5日)
P.1~今本博健氏による再々々反論と、
P.4~バトルの元となったオリジナル意見書(1月5日)

●今本博健氏への金盛弥氏の反論(1月7日)P.10~
この辺からこちらで抜粋してまとめると・・・
第一に、今本論を「机上論」だとしながら、その反論は何かと言えば、「すでに本体工事が発注済みである」こと。この段階でダム中止となれば、「ダムに協力してきてその完成を待っている地元の期待を裏切る」・・・・ということのみ。
第二に、「目指す治水目標は定かでなく」として、この点には「洪水規模を明示し一連区間においてこれを安全に処理する計画を示すべき」「100年確率を地域によって下げるべきではなく」と、槇尾川ダムによる具体的な治水効果を示しての反論ではなく今本氏の主張を否定しているだけ。

●今本博健氏の反論(1月11日)P.11~
前半はダムに関する考え方、後半は槇尾川ダムによる治水の限界について論じている。
やはり抜粋する。

「ダムの治水効果は極めて限定的」「ダムが本当に訳に立つのは河道の流下能力以上で活想定以下というきわめて限られた洪水に対してだけ」「これでは「『いかなる洪水に対しても住民の声明と財産を守る』という治水の使命が果たせません」

「ダムはいつか土砂で埋まります。これを回避するには膨大な経費が必要です。いまある3000基近くのダムも数百年後にはほとんどすべてが土砂に埋まり、無用の長物になってしまいます」

「わが国にはダムの適地が少なく、これ以上ダムをつくることができません。」「高度成長期時代に計画された効果の小さなダムを駆け込み的につくるのは歴史的な愚行」

金盛氏の「100年確率を地域によって下げるべきではなく」に対する反論として、「これがこれまでの治水方式であり、ここにこれまでの治水の欠点が集約されています」「10年確率の50ミリ対策ですら15~20年の年月と3581億円の経費が必要です。100年確率の80ミリ対策ともなれば40~50年と1兆400億円が必要」「実施不可能です」

そして避難途中での犠牲が目立つとして、「避難計画の内容の再検討」
壊滅的被害の多くは破堤によってもたらされるため、「堤防補強を最優先で実施」「鋼矢板を堤体内に設置するハイブリッド堤防な土提原則に反するとして採用されていませんが、中国の長江ではすべに標準工法」。槇尾川の場合、1000億円程度で数年程度で実現可能と、改めて代替案を示しています。

さらに槇尾川ダムの治水効果が想定される上流部で、ダムがない場合の想定被害は50ミリ降雨で18戸とされていたが、昨年12月と今年1月の2度、現地を調査してみると、被害想定箇所としてきた場所に、浸水の可能性がある住家は6棟でそのうち1棟は納屋。わずか5戸の浸水を回避するためのダムだと分かった。

中止をすれば58億円の多くはムダになるが、残事業の70億円は使わずに済む。また、危険にさらされている箇所については詳細な検討が必要ではあるが小規模で数億円の工法で実現が十分に可能だとする。

槇尾川上流では流域住民のほどんどは洪水氾濫の危険性のないところに住んでいる。この古来からの治水技術を活用しない手はない、と念を押している。

●今本氏への金盛氏からの再々反論(平成22年2月1日)P.10~
「堤防補強は当然」だが、ビールを飲むジョッキに例えれば「ガラス製のジョッキは壊れる可能性があるから錫製か銅製など頑強なものにしようという」話であり、「洪水目標は第ジョッキか中ジョッキかという容量とかスケールの選択」・・・と。

◆まさの感想
――現地へ具体的に足を運び、槇尾川ダムが想定する洪水対策は何で、治水の必要な家屋が何世帯あるのかを見に行った上で、必要な治水とは何かを真剣に提案している今本氏に対して、金盛氏の最後の再々反論は、一部、今本論の補強になってしまっている。例えば、ジョッキの喩えは、小さい洪水でも破堤する可能性はあるので、小ジョッキでいいから壊れないのがいいよねと思わせてしまう。

――また、いかなる洪水に対してもと、いわば、これまでの想定内の洪水だけでなく、想定外の洪水が来たとしても死者を出さない治水をおこなおうという今本氏の考え方に対し、

――金盛氏は、従来の治水、つまり目標を定めて想定内の洪水に対応しようとする治水計画(=実は、想定外には対応できないこと)や、永遠に完成しない非現実的な過大な治水計画があちこちで立てられていることによるあり方で見られる欠陥に対しての反論はできていない。河川法は河川整備基本方針と河川整備計画を定めて行うよう規定していると法律で反論することに精一杯。また、ダムに依存しない治水の考え方、目標を定めないことについては、端的に解釈すれば、これまでの考え方とは「違う」から「おかしい」と言っているに過ぎない。

経歴を別としても・・・と言いたいところだが、この場合、経歴を別にしては語れない。
大阪府土木部都市河川課長→同土木部長と歴任してきた人物は、いわば、このダム事業の責任者であり、この人自身が当事者であるために、「有識者会議」の一員としてそもそもふさわしかったのかということも、問わざるを得ない。

元担当者として、かつての経緯を証言する人物として活用することはできても、有識者として意見を述べるべき立場の人間ではないのではないか?

まさのあつこ

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2010年1月17日 (日)

これも補助ダム(小豆島)

先日補助ダムの行方をご紹介しましたが、書ききれなかった内海ダム(香川県)の話題。

小豆島出身で徳島県在住の山口陽子さんからヘルプ!メールです。

瀬戸内の美しい島が今、ピンチ!
「この島の1番の自慢は、
日本3大渓谷美といわれる寒霞渓(かんかけい)です」と。

●I LOVE 小豆島! STOP 新内海ダム!
http://kankakei.web.fc2.com/

●「瀬戸内海国立公園指折りの景勝地、寒霞渓の景観を壊す巨大堰堤の新内海ダム事業の見直しを求める署名」もオンラインでできます。
http://www.shomei.tv/project-1415.html
「島のじいちゃんばあちゃん達が頑張っています。
ぜひ応援よろしくお願いいたします」

そのダム「新内海(しんうちのみ)ダム」と言いますが、
●経緯が簡単にわかるページはこちらです。
http://kankakei.web.fc2.com/page009.html

●オマケ●
1月20日は新宿Naked Loftへ!
”ダムは水よりカネを貯める”-Naked Loft 2010年環境問題プロジェクト
http://www.loft-prj.co.jp/naked/
http://www.loft-prj.co.jp/naked/map.html
田中優さんのブログ
http://tanakayu.blogspot.com/2010/01/2010.html

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2010年1月12日 (火)

補助ダムの行方

前のコマと関係がありますが、使い道が固定された「ひもつき補助金」メニューの一つが、ダム事業で言えば「補助ダム」。長野県議会の北山早苗さんが、この補助ダムについて、分かりやすい報告を書かれています。

●北山早苗・長野県議の
「浅川ダムと同じく、疑問だらけの県営ダム、石木ダムと路木ダム現地調査」
http://sanae.ao-zora.org/archives/1748

もう一つ紹介。
●1962年から今日に至るまで反対運動が続いている驚異的な住民運動
それを応援する「石木川まもり隊」のページ。
http://www1.bbiq.jp/ishikigawa/index.html

以下は先月書いた短信です。
●ダム建設補助金の凍結を住民や自治体議員ら国交省に申し入れ
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=942
金曜アンテナ(2009/12/25)

 九州から北海道まで一三の道府県にあるダム建設に反対する住民や地方自治体の議員らが一六日、補助金など国の予算凍結を求め関係大臣への要請を国交省の三日月大造政務官室にて行なった。
 新政権はダム事業見直しに着手し、前原誠司国交相は一二日には香川県にある内海ダムを視察。来夏に示す新基準にそった補助ダムの再検証を真鍋武紀知事に求めた。また、一五日には同趣旨の書簡を三七府県知事へ送付。しかし現状は「駆け込みで本体工事入札や強制収用手続が行なわれている」(北山早苗長野県議)。「香川県議会では一五日に内海ダムの本体工事の契約議案が、四会派の反対討論にもかかわらず可決した。このまま駆け込み得にしないために国の強力な指導が必要だ」(渡辺智子香川県議)という。
 要望書は、前原大臣が進めるように継続ダムもしくは要検証ダムに分けて来夏に見直すやり方ではなく、全補助ダムをいったん凍結し、地域住民や市民団体を含めた機関での検証を求めている。
 要請後には憲政記念館で「総事業費の七割も国が税金投入して建設される道府県営の補助ダム!?『人よりもコンクリート』の予算づけ凍結を政権与党に求める緊急集会」が開催。
 路木ダム(熊本県)を抱える中島隆利衆院議員(社民)、仁比聡平参院議員(共産)、浅川ダム(長野県)を知事時代に止めた田中康夫衆院議員(新党日本)、最上小国川ダム(山形県)を抱える吉泉秀男衆院議員(社民)らも参加し、新政権の事業見直しの手法に憂慮を示した。 (まさのあつこ・ジャーナリスト)

●オマケ●
1月20日は新宿Naked Loftへ!
”ダムは水よりカネを貯める”-Naked Loft 2010年環境問題プロジェクト
http://www.loft-prj.co.jp/naked/
http://www.loft-prj.co.jp/naked/map.html

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2009年12月12日 (土)

足もとからの脱ダム

物理的にも電子データ的にも、頭の中も、
情報と資料がグチャグチャになってきたので
各地の情報と頭を整理しておきたい。今日中に終わるとも思えないが・・・。

●陳情内容を精査/民主県連「地域戦略会議」
「大門ダム」など却下に (朝日新聞 奈良版 2009年12月07日)
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000320912070001   
理由の抜粋「ダム池の堤防は800年の歴史に耐えており、今あえて耐久年数100年のコンクリートダムを建設する必要がない」(民主党奈良県連藤野良次幹事長)

●大和沢ダム建設中止に 知事表明 方針、国へ伝達済み
(読売新聞 青森版 2009年12月9日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20091208-OYT8T01362.htm 
理由の抜粋「下水道の整備で水質改善の役割が薄れ、県は8日、知事の定例記者会見で建設中止の方針を明かした。洪水対策については、県河川砂防課は「堤防の整備などの対策を検討する」とした。」

●湯西川ダム見直し 波紋広がる
(読売新聞 栃木版 2009年12月10日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20091209-OYT8T01544.htm 
理由の抜粋「「ダム湖よりも自然の渓流を残してほしいという切実な思いがある。温泉街(湯西川上地区)の繁栄なしに湯西川の将来はない。合理性の高い考え方だ」(福田昭夫衆院議員)

●ダムに頼らぬ治水対策紹介 北大で河川フォーラム(北海道新聞11月29日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/202634.html

というわけで、足もとからの治水見直しは着実に始まっている。

これは明日(12月13日)の緊急集会の案内
●「八ッ場のこれからを考える-ダムなし生活再建への道」
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=728
◆日程: 2009年12月13日(日)13:30~16:50 (開場:13時)
◆会場: 高崎シティギャラリー コアホール

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2009年10月27日 (火)

強制収用の手続中、大臣とは話がしたいらしい香川県知事

10月26日、香川県の小豆島に暮らす「寒霞渓の自然を守る連合会」の山西克明代表(おいしいお醤油を作っている会社の社長)からいつものようにFAXが届きました。重要な部分だけを抜粋します。

∞∞∞∞∞
(略)去る10月15日、前原国土交通大臣にお会いして、1)内海ダム再開血の再検討、2)そのための現地調査、3)金子前大臣が出した「事業認定」の取消をお願いしました。

これに対して前原大臣は「鳩山総理から聞き承知しています。寒霞渓には昨年後援会の旅行で行き、素晴らしい景色であることはよく知っています。大臣の権限内でできる範囲で努力します」とありがたい回答をいただきました。(略)
∞∞∞∞∞

山西さんのFAXによれば、「新内海ダム事業の見直しを求める会」が10月25日、寒霞渓の展望台で景観アンケート「新内海ダムが出来ると景観は?(「よくなる」「悪くなる」)を観光客にお願いしたところ、118人のうち全員が「悪くなる」と回答。同時に行った「見直しを求める署名」に148人が賛同したそうです。

一方で、今日は、こんなニュースが入ってきています。
●内海ダム再開発で知事、国交相に面会申し入れ
2009/10/27 09:43(四国新聞社)
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20091027000104 

しかし、県知事は、昔からの経緯を知る地権者の声を直接聴こうともしていなかった。その県知事が、彼らの土地を強制収用しようとしている最中に(法的手続を粛々と続けていればダムはできる権力を自分自身が持っているのに)、大臣に先に物を言うのは、どういう了見なのか。大臣に声を聞いて欲しいという知事としての思いと、県知事に声を聞いて欲しいという地権者の思いを比べて見てはどうか。

●小豆島の風景を掻き乱す内海ダム
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_daea.html
月刊環境情報誌グローバルネットに書いたものです。↑
http://www.gef.or.jp/activity/publication/globalnet/2008/200806.html 
2008年8月に書いたものですが、どんな事業かは分かるので、
ぜひ、読んでください。まさのあつこ

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