2009年12月12日 (土)

足もとからの脱ダム

物理的にも電子データ的にも、頭の中も、
情報と資料がグチャグチャになってきたので
各地の情報と頭を整理しておきたい。今日中に終わるとも思えないが・・・。

●陳情内容を精査/民主県連「地域戦略会議」
「大門ダム」など却下に (朝日新聞 奈良版 2009年12月07日)
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000320912070001   
理由の抜粋「ダム池の堤防は800年の歴史に耐えており、今あえて耐久年数100年のコンクリートダムを建設する必要がない」(民主党奈良県連藤野良次幹事長)

●大和沢ダム建設中止に 知事表明 方針、国へ伝達済み
(読売新聞 青森版 2009年12月9日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20091208-OYT8T01362.htm 
理由の抜粋「下水道の整備で水質改善の役割が薄れ、県は8日、知事の定例記者会見で建設中止の方針を明かした。洪水対策については、県河川砂防課は「堤防の整備などの対策を検討する」とした。」

●湯西川ダム見直し 波紋広がる
(読売新聞 栃木版 2009年12月10日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20091209-OYT8T01544.htm 
理由の抜粋「「ダム湖よりも自然の渓流を残してほしいという切実な思いがある。温泉街(湯西川上地区)の繁栄なしに湯西川の将来はない。合理性の高い考え方だ」(福田昭夫衆院議員)

●ダムに頼らぬ治水対策紹介 北大で河川フォーラム(北海道新聞11月29日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/202634.html

というわけで、足もとからの治水見直しは着実に始まっている。

これは明日(12月13日)の緊急集会の案内
●「八ッ場のこれからを考える-ダムなし生活再建への道」
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=728
◆日程: 2009年12月13日(日)13:30~16:50 (開場:13時)
◆会場: 高崎シティギャラリー コアホール

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2009年10月27日 (火)

強制収用の手続中、大臣とは話がしたいらしい香川県知事

10月26日、香川県の小豆島に暮らす「寒霞渓の自然を守る連合会」の山西克明代表(おいしいお醤油を作っている会社の社長)からいつものようにFAXが届きました。重要な部分だけを抜粋します。

∞∞∞∞∞
(略)去る10月15日、前原国土交通大臣にお会いして、1)内海ダム再開血の再検討、2)そのための現地調査、3)金子前大臣が出した「事業認定」の取消をお願いしました。

これに対して前原大臣は「鳩山総理から聞き承知しています。寒霞渓には昨年後援会の旅行で行き、素晴らしい景色であることはよく知っています。大臣の権限内でできる範囲で努力します」とありがたい回答をいただきました。(略)
∞∞∞∞∞

山西さんのFAXによれば、「新内海ダム事業の見直しを求める会」が10月25日、寒霞渓の展望台で景観アンケート「新内海ダムが出来ると景観は?(「よくなる」「悪くなる」)を観光客にお願いしたところ、118人のうち全員が「悪くなる」と回答。同時に行った「見直しを求める署名」に148人が賛同したそうです。

一方で、今日は、こんなニュースが入ってきています。
●内海ダム再開発で知事、国交相に面会申し入れ
2009/10/27 09:43(四国新聞社)
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20091027000104 

しかし、県知事は、昔からの経緯を知る地権者の声を直接聴こうともしていなかった。その県知事が、彼らの土地を強制収用しようとしている最中に(法的手続を粛々と続けていればダムはできる権力を自分自身が持っているのに)、大臣に先に物を言うのは、どういう了見なのか。大臣に声を聞いて欲しいという知事としての思いと、県知事に声を聞いて欲しいという地権者の思いを比べて見てはどうか。

●小豆島の風景を掻き乱す内海ダム
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_daea.html
月刊環境情報誌グローバルネットに書いたものです。↑
http://www.gef.or.jp/activity/publication/globalnet/2008/200806.html 
2008年8月に書いたものですが、どんな事業かは分かるので、
ぜひ、読んでください。まさのあつこ

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2009年8月16日 (日)

有権者による選挙運動(秋田編)

そういえば、八ツ場ダムだけではなく
秋田県で国土交通省が進める「成瀬ダム」についても
「成瀬ダムをストップさせる会」http://www.stop-narusedam.jp/
からアンケート結果が来ていました。
秋田県1,2,3区全立候補者に郵送して得た回答とのこと。

●「成瀬ダムに関わる公開質問状」設問と回答詳細はこちら
http://www.stop-narusedam.jp/pdf/kaitou09_08_10.pdf 

● 質問の主旨
http://www.stop-narusedam.jp/pdf/shugiinshitsumonjo09_08_01.pdfからの抜粋)

東成瀬村に建設が進められている成瀬ダムは、平成13年5月29日の国土交通省告示第887号により正式に建設が認可されました。総事業費は1530億円、秋田県の負担は260億円といわれています。

現在は、付替道路の建設などが進められ、本体工事は数年後の開始となる見通しです。

私たちは、ダムの計画当初からこのダムの必要性は低く貴重な自然を破壊するものであるとして問題にしてきましたが、ダムの本体工事に先立つ関連の事業を見るにつけ、あるいは情勢の変化を考慮するにつけ、この成瀬ダム事業が一刻も早く停止させられるべきものとの観点から運動をしています。

おりしも、経済情勢が極めて厳しいもとで、次の衆議院議員を決める選挙が近づいてきました。私たちは、この成瀬ダム事業の今後について、秋田県民みんなが考えていかなければならない問題だと思っています。どうぞ、真摯なご回答をしていただき、衆議院選挙に当たり、県民にひとつの判断材料を提供していただきますようお願いいたします。

ちなみに

● 成瀬ダムについては、7月10日秋田地裁において、「成瀬ダム住民訴訟」も始まっている。陳述書がこちらに載っています。
http://www.stop-narusedam.jp/pdf/chinjutsu2009_07_10.pdf 

〈ご参考まで〉
環境情報専門誌「グローバルネット」2009年5月(222号)で書いた記事はこちらに
「5cmの水位低減のために秋田県雄物川の源流を沈める成瀬ダム」
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/5cm-af5d.html

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2009年7月 7日 (火)

知事の顔入り「愛知県広報」と設楽ダム

ダム事業に対しては、今、どこも世論の逆風が吹き荒れているが、
これに対して事業者からの反撃も激しい。

7月5日(日)、全国紙の愛知県版を開くと、
愛知県がド~ンと半ページを費やして国土交通省が進める「設楽ダム」
の宣伝を広報していたそうだ。

「すぐ涸れ、すぐ溢れる東三河流域の問題を解消するために、
ずっと必要とされてきたダムがあります。」って。
平成32年完成を目指してと・・・。(愛知県の広報紙No.936)

見つけました(7.8加筆)↓

http://www.pref.aichi.jp/koho/paper/pdf/kohoshi936.pdf

一方・・・

●Actio2009年8月号は
http://www.actio.gr.jp/2009/07/01155056.html
特集「ダムに負けない村」(八ッ場ダム・渡辺洋子/設楽ダム・市野和夫/川辺川ダム・土森武友/元国交省職員・宮本博司)だそうだし、

「設楽ダムの建設中止を求める会」のサイトを見たら、なんと「ネコギギのうた」ができていて、ダウンロードできるようになっていて、聞いてみたらなんとも可愛らしい歌だし。(ネコギギはヒゲの生えた魚で天然記念物なのだ)

●新しいリーフレットもできていて
http://no-dam.net/leaflet_uso_shitara_dam_light_090316.pdf
「1 水道用水需要が1.3 倍にも増える?」わけないじゃん。
「2 工業用水需要は2.3 倍にも増える?」わけないじゃん
「3 農業用水が不足する?」わけないじゃん・・・
と、このダムの不要性がすぐに分かるようになっている。

●これからの時代に、県民負担を増やすだけのダムが必要だという一方的な情報を、広報の左肩に自らの顔を載せて脳天気に流すことより(まるで国交省の下請けみたいだ)、知事は本当に必要なダムかどうか、慎重に議論できる場を作ることが先決ではないか。他県民でさえそう思う。

●「設楽ダムの建設中止を求める会」の代表、市野和夫さんが、今回の全国紙の愛知県版に推進広報を打ったことに対し、次のように考えるのもさもありなんです。転載許可をいただいたので、張り付けます。

===「設楽ダムの建設中止を求める会」の代表、市野和夫さん曰く===

こんな広報を載せる、マスコミ各社も問題ではないかとおもいます。
設楽ダムに関しては県民の意見は大きく割れています。
お上の意見広告によって、一方的な情報を垂れ流す・・・広報費用について
違法な公金の支出として、住民監査請求する方向で検討してみます。

反論の主な内容

1)豊川は、不連続堤・遊水地が生きている川であること・・・堤防の不連続部分から溢れることによって破壊的な水害を防いでいること、それによって、ほとんど水害は発生していないこと、道路の冠水などは道路を盛り土してかさ上げすればすむことである、(細かいことでは、愛知県は遊水地への溢水がおきることを洪水と呼んでいるようであるが、このことは豊川の正常な営みであって、水害には直結しない)

2)豊川総合用水事業が完成し、完全運用されるようになった平成15年度以降の6年度のうち、17年度を除いて節水はゼロであり、平成17年は観測史上最少雨量を記録した例外的な年であったこと、さらにこの年も断水などの被害はゼロであったこと、需要を大幅に上回る水供給施設が完成していること、

3)環境と調和するダムなど真っ赤なうそであること・・・「寒狭川頭首工・導水路建設と併せて国土交通省が実施した流況改善事業によって、寒狭川の下流は、アユも住めない川になってしまった」こと、愛知県内に最後に残された自然豊かな寒狭川上流部が設楽ダムによって、酷い環境破壊を受けることは明らかであること、三河湾まで影響は及ぶ可能性が高いこと
==============
転載終わり。

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2009年7月 5日 (日)

オオサンショウウオその後

こちらでも何度か書いてきた水資源機構の川上ダム(三重県)のオオサンショウウオのその後です。

扇千景さんが国土交通大臣の時、「着手済みのダム以外は、新規の開発事業は行いません」(衆議院特殊法人等改革に関する特別委員会2002年11月14日)と宣言をしたので、いわば、水資源機構は、着工してあったダムを、これ幸いと惰性で進めているというのが本当のところだ。

●こんな姿を露呈しながらですね。
 水資源機構 天下り2社、参加の入札9割受注
 http://www.asahi.com/national/update/0704/TKY200907030615.html

あの時、本来であれば、政治決断によって、「着工したものを含め、水余りに鑑みて、水利権を整理統合することのよりすべて中止する」と言ってもよかったところだ。そうすれば、今ごろ、現地は、世界に冠たるオオサンショウウオ研究(なんせシーボルトによって初めて世界に認知されたのは日本のオオサンショウオだったそうだ)の場になっていたのかもしれない。

5月30日に、「Foreverオオサンショウウオ」シンポジウムにいったとき、主催者から「水資源機構も呼んだのに断られた」と聞いた。
断りの理由は、なんでも川上ダムに批判的なシンポジウムになりそうだからとかなんとか。
だったら余計に必要性を訴えに来ればいいのに。
ケツの穴が小さい、と思った。

それで今日になって、自分たちが主催者として、こんなことをやっている。

●川上ダム建設事業における環境保全報告会
(1)川上ダム建設事業における環境保全の取組について
(2)講演「川上ダム予定地周辺の環境について
~オオサンショウウオを中心として」
講師:京都大学大学院 人間・環境学研究科 教授 松井正文 氏
日時:7月5日(日)13:30~16:00
場所:青山ホール(伊賀市阿保1411-1 TEL0595-52-1109)
問い合わせ:(独)水資源機構 川上ダム建設所 TEL0595-52-1661

●6月16日には、参議院環境委員会で問題提起されている。以下、議事録から抜粋。議事録では答弁者の肩書きがよく分からないので、議事情報から加えさせてもらう。

参議院環境委員会 平成21年06月16日

○川田龍平君 
・・・・次に、ちょっとオオサンショウウオについて質問させていただきます。(資料提示)実はこういうパネルで、オオサンショウウオのこれが写真ですけれども、このオオサンショウウオが実は千匹近く生息していると言われている川上ダムというのが、三重県に建設を予定されているところの、こういう非常に護岸もコンクリートで埋め立てられていなくてまだ自然のままの川が残っている状態で、ここに、こういった状況のところにオオサンショウウオが多数生息しているということなんですけれども、このオオサンショウウオが、これは国の天然記念物、また特別天然記念物というものに指定されていますが、この特別天然記念物というのはどのような意味を持ちますでしょうか。

○文化庁文化財部長 高杉重夫君 文化財保護法におきまして、我が国にとって学術的価値の高い動物等を天然記念物として指定しております。その中でも特に重要なものについて特別天然記念物に指定することができるということになっておりまして、このオオサンショウウオにつきましては、日本固有の動物でございまして、全長が一メートル以上に成長をする、現存する世界で最大級の両生類であるということから、学術上貴重で特に価値が高いということで、文化財保護法に基づきまして昭和二十七年に特別記念物に指定をしているものでございます。

○川田龍平君 ありがとうございます。そして、これは国の宝として私は保護すべきと考えますが、環境庁が絶滅危惧種Ⅱ類に指定して、また三重県伊賀市でもレッドデータブックで指定をしています。このオオサンショウウオの生息を脅かしている主な要因としては何がありますでしょうか、環境省、お願いします。

○環境省 自然環境局長 黒田大三郎君 オオサンショウウオでございますが、かつては食用として捕獲をされていたということもございます。また、ダムあるいは堰の建設それから護岸などの河川工事、さらには土砂崩れなどの災害などによって生息環境が影響を受けてきたと、このように承知しています。

○川田龍平君 ありがとうございます。実は、先ほどのダムの建設によってこういった生息環境が破壊されたことによってやっぱり生きにくくなっているというオオサンショウウオの多数生息している川上ダムの問題で、実は奈良県と兵庫県の西宮市がこのダムの利水を予定していたんですけれども、今は撤退をしていて、実はこの川上ダムによる利水を今求めているのは三重県の伊賀市だけであります。
 それなら、水が余っている大阪府であるとか大阪市が同じ三重県の青蓮寺ダムというところに持っている利水権を譲ってもらえれば実は事足りるわけですけれども、これは国土交通省の方で流域委員会も言っています。この流域委員会は、昨年二月に宮本博司前流域委員長が伊賀市と大阪市に出向いてこの提案をしていますが、実は、元の国土交通省の官僚の方が出向いてやってきたことが今の現職の官僚ではできないというところには実は所管の壁がこの省庁の中にあるからだと思うんですが、その壁を越えることができるのがやっぱり政務官のお仕事だと思うんですが、国土交通政務官、実はこの水利権の転用について、伊賀市と大阪市、大阪府が協議を行うように是非英断を振るっていただけないかと考えますが、いかがですか。

○国土交通大臣政務官 谷口和史君 今御指摘のありました件でありますけれども、まず一般論として、ダム等のこの水源施設というのは、それぞれの利水者が費用負担をして確保したということで、そういう利水者の財産でありますので、水源の保有については、将来の需要量とかそれから利水の安全度を見極めて、まずは利水者が決めるべき、検討すべきだというふうに考えております。
 そういう中で、御指摘のありました淀川水系の青蓮寺ダムに関してでありますけれども、今お話ありましたように、大阪市は引き続き保有をしたいということでありますので、前段で申し上げましたように、まずは利水者が検討すべきでありますので、ここは今のところは水利権の譲渡の協議の場を考える、設けるということは今考えておりません。
 ただ、国交省としては、この利水者の水の需要等について適切な機会をとらまえて、適宜見直しを検討して、そして精査をして、そして適切に水利権の許可を行うなど、適切にしっかりと河川行政を行ってまいりたいというふうに思っております。
~~~~~~~~~~~~
以下、勝手に省略(続きが読みたい方はこちらからhttp://kokkai.ndl.go.jp/)。
なぜなら、水利権の転用について質問されているのに、国土交通省の河川局次長が、オオサンショウウオの保全対策を実施しますと答えたから。

「この利水者の水の需要等について適切な機会をとらまえて、適宜見直し」と答えた政治家を抑え込んで(情けないことだ)、オオサンショウウオの問題にすり替えた。

淀川流域委員会による水利権の転用の提案は、大阪市と伊賀市がWinWinとなる提案だった。その考えを支持しないのは、国交省と水資源機構にとっては「負け」になるからだとしか思えない。本当の「価値」は納税者からの支持のハズなのだが。彼らは視野狭窄に陥り、あるべき未来像から目をそらしている。

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2009年6月20日 (土)

どうにもこうにも水余りな日々

注目記事、資料、いろいろ紹介です。

【注目記事】
●畑用ダム取水率26%だけ 8千億円「無駄遣い」批判も
http://www.asahi.com/national/update/0614/OSK200906130180.html
朝日新聞(2009年6月14日)

この記事に注目した上で、記者、研究者、政策決定者の皆さんたちに
改めてきちんと読んでもらいたい資料は以下2つ。

一つは
●「水需要管理の実現に向けて」(2007年1月30日淀川流域委員会)
http://www.yodoriver.org/ikensho/ikensho_h18/pdf/mizujyuyou_kanri.pdf
たとえば、大阪府、大阪市でどれだけ水が余っているか、
そこだけ、ここに抜き出す。「yodo_river_water_demand_management.doc」をダウンロード 使うときは上記原典を確認してくださいね。

週刊金曜日12月12日第731号の「オオサンショウウオも泣いている」
http://www.kinyobi.co.jp/news/wp-content/uploads/2008/12/081212-003trim.pdf 
でその一部を紹介したけれど。
記事の中で引用させてもらった淀川流域委員会前委員の荻野芳彦荻野芳彦・大阪府立大学名誉教授は淀川流域委員会が生んだニッポンの宝の一人。

一つは
●国土審議会水資源開発分科会調査企画部会「総合水資源管理について(中間とりまとめ)」
http://www.mlit.go.jp/common/000040468.pdf
これがなぜまだ中間とりまとめなのかには深い理由があると思う。
かつて水資源開発公団は、水資源機構となり、新規ダムはもうつくらないことになった。
法律もそのように改正された。
「開発」から「メインテナンス」へである。
そのさらなる元である水資源開発促進法は廃止すべき時代にある。

そして、さらに注目 木曽川導水路事業→徳山ダム導水路

●『総工費3500億円の徳山ダム工事に、さらに120億円要求されて激怒ッ!』
河村たかし「ぼったくりバー」には払わん「フライデー7月3日(今出ている)号」
の横田一さんの記事

この件に関連して【注目記事や注目ブログ】
●徳山ダム導水路巡り7月にも公開討論会 名古屋市が表明
http://www.nikkei.co.jp/chubu/news/arc3197.html
●徳山ダム導水路の賛否を検討 愛知民主PT発足へ
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2009061402000154.html

●徳山ダム建設中止を求める会事務局長ブログ
http://tokuyamad.exblog.jp/11291507/ や
http://tokuyamad.exblog.jp/d2009-06-04 

●岐阜・徳山ダム建設:導水路計画 名古屋市長、中部地整局長と意見交換 /愛知
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20090611ddlk23040264000c.html

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路木ダム、荒瀬ダム、鮎、青ノリ

熊本は相変わらず、住民が元気。
先日、熊本から上京した人々と高橋ユリカさんと、月島でもんじゃ焼きをつついた。
熊本県営「路木(ろぎ)ダム」がいかにバカバカしいかを聞かされ
お腹がよじれるかと思うほど笑った。
県の洪水の想定が正しければ、川が山を越え、山向こうの集落に氾濫することになっている。
県が過去に洪水被害が出たという戸数があるのだが、
どう数えても実際の集落の戸数より多い・・・。
そんないい加減な計画にお金を使うなら、
同じそのお金で荒瀬ダムを撤去した方がいいのにと。

そして、球磨川の鮎トラスト
http://ww71.tiki.ne.jp/~ayutra/
今年も始まった。そして、青のりも
http://ww71.tiki.ne.jp/~ayutra/aonori.pdf
実は、北海道でつる祥子さんにお会いしたときにいただいてしまい、
悔しいけれど、今まで食べた青のりの中で一番おいしかった!
食通の方は試すべし。

つるさんについてはぜひこちらを
●川を守ることが暮らし守る (熊本日々新聞)
http://kumanichi.com/feature/kawabegawa/shiten/shiten_20090618.html

【というわけで、上記を含む注目の連載】
熊本日々新聞
http://kumanichi.com/feature/kawabegawa/index.shtml

●未来への視点 連続インタビュー
2009年6月12日~連載中
(1)蒲島郁夫氏 熊本県知事
(2)青山俊行氏 国交省治水課長
(3)和田拓也氏 五木村長
(4)田中信孝氏 人吉市長
(5)柳詰恒雄氏 ダム建設促進協議会長
(6)※(つる)詳子さん ダム反対住民運動メンバー
(7)近藤徹氏 元河川整備基本方針検討小委委員長
(8)元長野県知事、参院議員 田中康夫氏

●民意のうねり 知事決断への道程
2009年6月3日~6月10日
(1)住民討論集会(上) 「推進」堅持から「中立」へ
(2)住民討論集会(下) 大義揺らぎ「反対」の流れに
(3)新利水計画「事前協議」 議論実らず事業休止
(4)ダム事業審議委 反対運動に火付け
(5)住民投票 高まる機運議会は否決
(6)有識者会議 基本高水論議から解き放つ
(7)世論の把握 人吉市長の表明決め手に
(8)熊本方式 合意形成へ実験続く 

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2009年6月13日 (土)

オオサンショウウオをシャウトしてみた

昨年、週刊金曜日12月12日第731号で
川上ダムのことを書こうとしていたときに
http://www.kinyobi.co.jp/news/wp-content/uploads/2008/12/081212-003trim.pdf 
どうにもこうにも理不尽なダム計画に、泣けて泣けて原稿が書けなくなり
気持ちのままに唄でシャウトしてみた。

●オオサンショウウオの唄

飛べもしない、自動車にも乗れない、モノも言えない。
世界最大の両生類で、日本にしかいない。
形態が3千万年前からほとんど変化もしていない。

そんな子が暮らすところに川上ダム計画があるってどういうこと?

「日本固有の動物で著名なもののうち、学術上貴重で、
わが国の自然を記念するもの」として昭和26年に天然記念物に、
翌年「世界的にまた国家的に価値が高い」と特別天然記念物になった。

そんな子が暮らすところに川上ダム計画があるってどういうこと?

平成12年の環境庁が絶滅危惧種IIに指定、
三重県も伊賀市もそれぞれレッドデータブックで指定。
川上ダムの水没予定区域に188匹、上流に729匹
合わせて1000匹近くいる。

そんな子が暮らすところに川上ダム計画があるってどういうこと?

「河川生態系の食物連鎖の頂点に位置する動物であり
生態系保全の象徴としても重要な種である」
(平成14年3月三重県教育委員会)

そんな子が暮らすところに川上ダム計画があるってどういうこと?

同じ姿で3千万年も生きてきた不器用なオオサンショウウオの旅を
飛ぶことも、自動車にも乗ることも、
モノを言うこともできる人間が、終わらせますか?

参照:
○特別天然記念物オオサンショウウオ保護管理指針(2002年3月三重県教育委員会)
http://www.pref.mie.jp/BUNKAZAI/HP/pdfs/oosannshouuo.pdf  
○オオサンショウウオ(日本のレッドデータ検索システム)
http://www.jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=03010020022  
○  淀川水系流域委員会第71回委員会(2008年1月29日)審議資料2-5「川上ダム
建設事業について」http://www.yodoriver.org/kaigi/iin/71th/pdf/iin71th_s02-5.pdf 
~~~~~~~~~~~~~~~
現地に暮らしていた人はもう追い出された後で
部外者である人間がメソメソしているのでは申し訳なく恥ずかしいので、
この唄は特定のMLにだけ流した。

「オオサンショウウオも泣いている」という週刊金曜日のタイトルは
私を育ててくれたとも言える編集者(か、そのデスク)が付けてくれたタイトルだが、
泣きながら書いていたことがバレていたのだろうかと苦笑いした(^^;)。

こちらでは
■「Foreverオオサンショウウオ」シンポ
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/forever-2764.html  
■5月30日は三重県にGO!
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/go-fac4.html 
とだけ流させてもらった。

ここにも横田一さんが駆けつけてくれて先週5日発売のフライデーで
「三重発 伊賀を流れる清流は日本有数のオオサンショウウオのすみかだった!
橋下知事認可の川上ダムが『天然記念物900匹を殺す』」
を書いてくれた。やっと昨日読んだ。さすがに面白かった。
ちょっと宣伝がおそくなって申し訳ないが読むべし。

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2009年5月10日 (日)

5月30日は三重県にGO!

関西方面の方、特に三重県、そして、大阪府ことに大阪市にお住まいの方、
そして両生類研究者の方々へ以下、転載大歓迎です。

淀川水系の川上ダム(三重県)は、水資源機構のダム計画です。

ここは現実的かつ皆がハッピーになれる「代替案」が淀川流域委員会から
提案されていました。

この「代替案」の方が、大阪市財政、大阪府財政のサイフに明らかに優しいからです。

ところが、なぜか、ここは大戸川ダムとは違い、
知事たちは「要らない」とは言いませんでした。

淀川流域委員会が足を運んで提案し、具体的かつ容易に達成可能な代替案が、
行政サイドに真剣に吸い上げられないまま、何が起きるかというと、
絶滅危惧種であり、特別天然記念物になっている
「オオサンショウウオ」の多くが存亡の危機にさらされます。

・・・代替案がまったく無いならともかくも、あるのに、真剣に検討されること
もなく「止まらない公共事業」よろしく進められるのは何故か?

・・・3000万年前からこの地に生き続けていた「主(ぬし)」である
オオサンショウウオを安易に追い出したり、沈めたりしていいのか?

週刊金曜日にこのダムについて、記事を書いて以来、そう思っていたところ、
「Foreverオオサンショウウオ」が開かれると聞き、ミステリアスでグロテスク
なこの生き物について、行ってもっと勉強してこようと思います。
次のコマでご案内の転載、ご紹介をします。
チラシはこちら→「chirashi0905530.doc」をダウンロード

(オオサンショウウオの絵が妙に可愛い)

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2009年5月 5日 (火)

日本国民全員必読

西日本新聞の「小石原川ダム」特集
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/feature/article1/
これは読まなければならない。

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